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さあ、自由な人生の始まりです。
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声のした方へ視線を向ければ、五人の冒険者が、こちらを見ていた。
「ひ、ひとまず……生きてます……。」
そう言うと、前衛の黒髪の男は剣を払って周囲を確認する。
「ここは魔物の高危険地帯なんだ。なんで女性が一人で?」
「てか普通に死ぬよ?ここ。今、ゴブリンが大量発生している中心地だし?」
胸元が大きくはだけ、全身黒っぽい服に身を包んだ女性が声を掛けてきた。
魔術師がよく持つという杖を携え、口元のほくろが魅力的な、妖艶な人だ。
「そうだよ、ここ、すっごく危ない場所なんだよ。助けられて良かったよ!それにしても、お嬢さん、美人だね!」
クセっ毛のショートカットの女性が、心配そうに私の顔をのぞき込む。
「うん、私も思った。惚れ惚れしちゃう~。」
いえ。
魔術師のお姉様のその妖艶な姿には敵いませんが……。
「お嬢さんは、なんでこんなところにお一人で?」
大柄で大きくて重そうな盾を持っている温厚そうな男性に尋ねられた。
え?
何でと言われましても……。
まさか、先祖の遺品のせいでとか言えないし……。
混乱しつつも、必死につじつま合わせの理由を考えていたのだが。
「何も言わなくていい。怖かっただろう、もう大丈夫だ。」
急に、最初に声を掛けてきた男性が、ふとあさっての方向を向いてそういった。
何やら向こうで勝手に納得したらしく、それ以上は言わなくてもいいことになった。
正直、ありがたい。
「とりあえず、どこか痛むところはないかい?」
聖職者のような服装をした男性にそう聞かれて、初めて気付く。
「あれ? 痛くない……どころか、なんか体が軽い……?」
普通なら、魔物の殺気に晒されただけで体がこわばり、腰を抜かすほどのはずなのに。
そのとき――胸の奥が、ふっと温かくなった。
「……ん?」
気のせいかと思い、首をかしげる。
私は彼らと一緒に、行動を共にすることになった。
彼らは、シールズーの冒険者で『フリーダム』というB級冒険者パーティーだという。
最初に私に声を掛けてきた剣士の人が、リーダーのドモンさん、20歳。
次に声を掛けてきた妖艶な美女の魔術師さんは、メリンダさん、22歳。
そしてショートカットがかわいい斥候の女性は、ククルさん、18歳。
大きな盾を持つ、守り役の要である男性は、フリンクスさん、20歳。
僧侶のような格好をしたヒーラーの男性は、ケイオスさん、23歳。
「え? ユーリちゃんってまだ15歳なの?」
「すっごく綺麗だから、大人びて見えるのかしら?」
「昔から、よく老けて見られるんですよねえ……。」
名前は、『ユーリ』と名乗った。
前から考えていた設定だ。
ちなみに、髪も肩の辺りでバッサリと切った。
念のために、髪色と瞳の色は、茶色にして目立たないようにしている。
他の国でも、銀髪と紫の瞳は珍しいんですもの。
正直、目立ちたくはない。
あれ?
それなら見た目が老けているのをいいことに、実年齢にしなければ良かったのでは?
そんなことを考えながらも彼らについていくと、開けた場所に出た。
そこでは、たくさんの怪我をした冒険者の人たちが寝転がっていて、苦しそうにしている。
「俺たちが付く前に、こいつらが戦っていたんだが、変異種と、魔法属性個体がいてな………。」
ヒーラーのケイオスさんが、いつの間にか治療に当たっていた。
メリンダさんは魔術師だが、回復魔法は使えないらしい。
「私、初級のヒールなら使えます。」
私も、治療に参加することにしたのだが……。
(これだけいるのなら、前に読んだことある、アレを試してみようかしら?)
もし発動しなくても、いつも通りのヒールで対応すればいいしね?
と、半ば軽い気持ちでつぶやいてみた。
「エクストラヒール……なんてね?」
小さな声でそうつぶやいただけなのに……。
「な、なにこれ……」
急に広範囲の地面に、ここにいる人間全員をまるっと包み込むほどの広範囲な文様が現れたかと思うと、白く淡い光が放たれた。
「あれ?傷が……。」
「あんなに苦しかったのに……。」
「あれ? 傷がない……。」
その場にいた人たち全員が、不思議そうに自分の怪我の跡を眺め、確かめている。
「ちょ、ユーリちゃん?」
突然、『フリーダム』のメンバーに取り囲まれた。
「これ、どういうこと?」
「大勢の人を一瞬で治療するとか……」
ケイオスさんが、目を見開いて私を見ている。
「私も、その……分からなくて……」
パニックになっていると。
「ひとまず、落ち着きましょう。」
メリンダさんが、水を飲ませてくれたので、少し落ち着く。
「多分、大人になったから……とか?」
考え込んでいたケイオスさんが、そんなことを言った。
え?
それって、アレのことですか?
思わず身構えていると。
「ほら、15歳って成人になる年齢だろう? だから突然、能力が開花したんじゃないかな?この年齢ではよくあることだよ?」
ね、年齢の事ね……。
「でも、開花したばかりみたいだから、しばらくは無理をしない方がいい。このことは僕らだけの秘密にしておいた方がいいと思うよ?」
というケイオスさんの提案に乗っかって、秘密にしてもらうことにした。
本当に、いい人達に出会えて幸先がいい。
元気になった皆さんに、その場にあった食材でスープを作って渡したら、とても美味しいと喜ばれた。
小さい頃から、家事全般を叩き込まれていて、本当に良かった。
これできっと、皆私のことを元侯爵令嬢だなんて思わないだろう。
貴族は普通、料理なんてしないしね?
シールズーに向かう途中で、『フリーダム』のメンバーとはずいぶん仲良くなった。
都市について入場料を支払い、中へと進む。
思っていたよりもずっと、異種族の人たちであふれかえってて。
とても活気のある、良い都市だと思った。
『フリーダム』の皆さんに連れられて、冒険者ギルドに行った。
仕事の相談をしたら、鑑定持ちはすっごく重要らしくて、即、職が決定した。
彼らには、安全な宿も紹介してもらい、本当に、感謝しかない。
彼らとはとにかく気が合い、よくご飯をご馳走になり、依頼の出張鑑定にも同行した。
毎日が楽しくて、あっという間に過ぎていく。
そんな中で、一つだけ不安があった。
『なんだか、神聖力も鑑定力も、最近段違いに跳ね上がっているような?』
そんな違和感は、日増しに強くなっていった。
けれど、忙しさのせいでそんな思いはすぐにかき消されたのであった。
「ひ、ひとまず……生きてます……。」
そう言うと、前衛の黒髪の男は剣を払って周囲を確認する。
「ここは魔物の高危険地帯なんだ。なんで女性が一人で?」
「てか普通に死ぬよ?ここ。今、ゴブリンが大量発生している中心地だし?」
胸元が大きくはだけ、全身黒っぽい服に身を包んだ女性が声を掛けてきた。
魔術師がよく持つという杖を携え、口元のほくろが魅力的な、妖艶な人だ。
「そうだよ、ここ、すっごく危ない場所なんだよ。助けられて良かったよ!それにしても、お嬢さん、美人だね!」
クセっ毛のショートカットの女性が、心配そうに私の顔をのぞき込む。
「うん、私も思った。惚れ惚れしちゃう~。」
いえ。
魔術師のお姉様のその妖艶な姿には敵いませんが……。
「お嬢さんは、なんでこんなところにお一人で?」
大柄で大きくて重そうな盾を持っている温厚そうな男性に尋ねられた。
え?
何でと言われましても……。
まさか、先祖の遺品のせいでとか言えないし……。
混乱しつつも、必死につじつま合わせの理由を考えていたのだが。
「何も言わなくていい。怖かっただろう、もう大丈夫だ。」
急に、最初に声を掛けてきた男性が、ふとあさっての方向を向いてそういった。
何やら向こうで勝手に納得したらしく、それ以上は言わなくてもいいことになった。
正直、ありがたい。
「とりあえず、どこか痛むところはないかい?」
聖職者のような服装をした男性にそう聞かれて、初めて気付く。
「あれ? 痛くない……どころか、なんか体が軽い……?」
普通なら、魔物の殺気に晒されただけで体がこわばり、腰を抜かすほどのはずなのに。
そのとき――胸の奥が、ふっと温かくなった。
「……ん?」
気のせいかと思い、首をかしげる。
私は彼らと一緒に、行動を共にすることになった。
彼らは、シールズーの冒険者で『フリーダム』というB級冒険者パーティーだという。
最初に私に声を掛けてきた剣士の人が、リーダーのドモンさん、20歳。
次に声を掛けてきた妖艶な美女の魔術師さんは、メリンダさん、22歳。
そしてショートカットがかわいい斥候の女性は、ククルさん、18歳。
大きな盾を持つ、守り役の要である男性は、フリンクスさん、20歳。
僧侶のような格好をしたヒーラーの男性は、ケイオスさん、23歳。
「え? ユーリちゃんってまだ15歳なの?」
「すっごく綺麗だから、大人びて見えるのかしら?」
「昔から、よく老けて見られるんですよねえ……。」
名前は、『ユーリ』と名乗った。
前から考えていた設定だ。
ちなみに、髪も肩の辺りでバッサリと切った。
念のために、髪色と瞳の色は、茶色にして目立たないようにしている。
他の国でも、銀髪と紫の瞳は珍しいんですもの。
正直、目立ちたくはない。
あれ?
それなら見た目が老けているのをいいことに、実年齢にしなければ良かったのでは?
そんなことを考えながらも彼らについていくと、開けた場所に出た。
そこでは、たくさんの怪我をした冒険者の人たちが寝転がっていて、苦しそうにしている。
「俺たちが付く前に、こいつらが戦っていたんだが、変異種と、魔法属性個体がいてな………。」
ヒーラーのケイオスさんが、いつの間にか治療に当たっていた。
メリンダさんは魔術師だが、回復魔法は使えないらしい。
「私、初級のヒールなら使えます。」
私も、治療に参加することにしたのだが……。
(これだけいるのなら、前に読んだことある、アレを試してみようかしら?)
もし発動しなくても、いつも通りのヒールで対応すればいいしね?
と、半ば軽い気持ちでつぶやいてみた。
「エクストラヒール……なんてね?」
小さな声でそうつぶやいただけなのに……。
「な、なにこれ……」
急に広範囲の地面に、ここにいる人間全員をまるっと包み込むほどの広範囲な文様が現れたかと思うと、白く淡い光が放たれた。
「あれ?傷が……。」
「あんなに苦しかったのに……。」
「あれ? 傷がない……。」
その場にいた人たち全員が、不思議そうに自分の怪我の跡を眺め、確かめている。
「ちょ、ユーリちゃん?」
突然、『フリーダム』のメンバーに取り囲まれた。
「これ、どういうこと?」
「大勢の人を一瞬で治療するとか……」
ケイオスさんが、目を見開いて私を見ている。
「私も、その……分からなくて……」
パニックになっていると。
「ひとまず、落ち着きましょう。」
メリンダさんが、水を飲ませてくれたので、少し落ち着く。
「多分、大人になったから……とか?」
考え込んでいたケイオスさんが、そんなことを言った。
え?
それって、アレのことですか?
思わず身構えていると。
「ほら、15歳って成人になる年齢だろう? だから突然、能力が開花したんじゃないかな?この年齢ではよくあることだよ?」
ね、年齢の事ね……。
「でも、開花したばかりみたいだから、しばらくは無理をしない方がいい。このことは僕らだけの秘密にしておいた方がいいと思うよ?」
というケイオスさんの提案に乗っかって、秘密にしてもらうことにした。
本当に、いい人達に出会えて幸先がいい。
元気になった皆さんに、その場にあった食材でスープを作って渡したら、とても美味しいと喜ばれた。
小さい頃から、家事全般を叩き込まれていて、本当に良かった。
これできっと、皆私のことを元侯爵令嬢だなんて思わないだろう。
貴族は普通、料理なんてしないしね?
シールズーに向かう途中で、『フリーダム』のメンバーとはずいぶん仲良くなった。
都市について入場料を支払い、中へと進む。
思っていたよりもずっと、異種族の人たちであふれかえってて。
とても活気のある、良い都市だと思った。
『フリーダム』の皆さんに連れられて、冒険者ギルドに行った。
仕事の相談をしたら、鑑定持ちはすっごく重要らしくて、即、職が決定した。
彼らには、安全な宿も紹介してもらい、本当に、感謝しかない。
彼らとはとにかく気が合い、よくご飯をご馳走になり、依頼の出張鑑定にも同行した。
毎日が楽しくて、あっという間に過ぎていく。
そんな中で、一つだけ不安があった。
『なんだか、神聖力も鑑定力も、最近段違いに跳ね上がっているような?』
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