21 / 23
アリア教会――それぞれの思惑。
しおりを挟む
アリア教会が公爵を欲した理由は、ただ一つ。
――彼らには、すでに“足りなかった”。
表向き「聖女」と称されるカトリーナ嬢に至っては、神聖力はほぼ皆無だった。
だが、それが世に知られれば、教会の威厳は地に落ちる。
ただでさえ、この世界の大半は『ヨナス教会』なのだ。
ゆえに、彼らは“補充”という道を選んだ。
信者の中から神聖力を持つ子供を選び出す。
特に、貧しい者や孤児たちは率先して引き取った。
女の子は聖女候補として囲い、男の子は神官見習いとして保護する――そう称して。
半ば強引に信者を増やしてきた教会なのである。
実際には、彼らは育てられてなどいなかった。
聖女や枢機卿が身につけるブローチには、神聖力を溜め込む魔石が仕込まれている。
奇跡は“人”から生まれるのではない。
蓄え、使われるものだった。
対外的に行われる治癒や祝福は、その魔石を通じて演出されていたに過ぎない。
そして――神聖力を失った子供たちは、不要となる。
教会は彼らを「役目を終えた」と判断し、密かに外へ流した。
奴隷として売られ、その金は教会の運営資金へと姿を変える。
信仰を盾に、神の名を掲げながら。
その裏で行われていたのは、徹底した搾取と切り捨てだった。
だからこそ――公爵という地位を持ち、薬草を作り出すほどの神聖力まで宿す可能性を持つ、コンラッド・ウィン・ヴァーミリオン公爵は、喉から手が出るほど欲しかった。
彼一人いれば、魔石も、子供たちも、もはや必要なくなる。
教会は再び“奇跡を起こせる存在”として、君臨できるのだから。
そして。
公爵と結婚し、子をもうければ、神聖力を持つ子供を得られるかもしれない。
たとえ自分に神聖力がないことが露見しても、「子に受け継がせた」と言い張れば、体面は保たれる。
そのうえ、あれほど見目麗しい男を夫にできる。
一度は、「皇族の呪い」のせいで諦めた公爵様を――。
カトリーナは、「皇族の呪い」が解かれた後、公爵の妻になるべく、しつこく情報収集をしていた令嬢の一人だった。
「これで完璧じゃない!だって私は、アリア女神の代行者=聖女なんですもの……」
彼女の目の前には、ブローチの魔石へ限界まで神聖力を注がされ、倒れた少女たちが折り重なっていた。
カトリーナは浅く荒い息を吐き、天井を見上げるだけの彼女たちを、つまらなさそうに見下ろす。
涙の筋を、冷めた目で追った。
「惨めね……」
神聖力があっても、権力も後ろ盾も、何もないなんて……。
「なのに、唯一持っていない神聖力のせいで、私は……」
自分が、“空”だとバレる。
聖女ではないと。
ただの――器だと。
「何故、選ばれた私が、こんなにも苦しい思いをしなくてはならないの? おかしいでしょう? ねえ?」
神聖力を使い果たし、その場にただ寝転がるだけの少女の一人を足で蹴り上げながら、問いかける。
「私は、選ばれたのよ!」
だから。
「公爵様もきっと、自分の過ちに気がつくわ。そして私のところへ、当然のように戻ってくるはず!アリア女神よ、貴方の化身であるこの美しい私が、こんなにも苦しんでおります。早く、早く公爵様の目を覚まして差し上げなさい……」
彼女は胸の前で両手を絡め、神に祈るというよりも、命令するように天を仰いだ。
都合のいい未来を勝手に描き、カトリーナの想いはよりいっそう大きく膨らんでいく。
しかし。
実際には、公爵自身に、教会が期待するほどの神聖力はなかった。
本人もそれを理解しており、何度も説明を試みたが、聞き入れられることはなかった。
第一、公爵自身に神聖力があると言われても、何をどうしたら使えるのか、さっぱり理解していない。
今まではただ、自分の剣術と経験値、そして鍛えた体で全てを制圧してきた。
今さら新たな力と言われても――という程度で、彼自身、さほど興味もなかった。
要するに、ただ力を“保持しているだけ”。
宝の持ち腐れとはこういうことを言うのである。
それよりも。
(もし、ユリアーナに本当に神聖力があったとしたら……)
教会に利用される。
いや、それだけではない。
――あの、しつこい女に、殺される可能性すらある。
そう考えた瞬間、カトリーナに向けられる感情は、もはや嫌悪でも恐怖でもなかった。
(なんとしてもユリアーナを探し出し、私が守らなければ!)
公爵は、焦っていた。
◇ ◇ ◇
一方、教会では――
一日の祈祷が終わり、夕刻の光がステンドグラスを赤く染める頃。
アリア教会の奥深く、外部の者が立ち入ることを許されない会議室では、数名の高位聖職者が顔を揃えていた。
重厚な長机の中央には、金と白銀で飾られた聖印。
その周囲に、枢機卿たちが静かに座している。
「……数が、足りません。」
最初に口を開いたのは、白髪混じりの神官だった。
彼の声は低く、淡々としている。
「今期、供給できる神聖力は、前期の七割ほど。魔石の消耗が、想定を上回っています。」
空気が、わずかに重くなった。
「聖女は?」
別の枢機卿が問う。
「……カトリーナ嬢は、依然として。」
言葉を濁した瞬間、誰もが察した。
神聖力は、ほぼゼロ。
いや、最初から、ほとんどなかった。
「問題ない。」
机の奥から、落ち着いた声が響く。
イーリアス枢機卿。
この教会において、実質的な最高権力者だった。
「奇跡は“見せるもの”だ。“起きていると信じさせる”ことができれば、それでいい。」
枢機卿の指が、胸元のブローチに触れる。
そこには、淡く光る魔石が嵌め込まれていた。
「……だが、消耗が激しすぎます。」
「神聖力を持つ子供の確保が、まったく追いついておりません。」
若い神官が、焦りを滲ませる。
「信者の数も減っています。“奇跡”を疑う声が、少しずつ増えてきております。」
「だからこそだ。」
イーリアスは、遮るように言った。
「公爵が必要なのだ。」
一瞬、誰も口を開かなかった。
「呪われているはずの彼から、神聖力が検出されたと聞いた。だからこそ、“奇跡”になる。」
枢機卿は、穏やかな笑みを浮かべる。
「彼一人いれば、魔石は長く保つ。無理に子供を囲う必要も、そのうちなくなるであろう。」
「……ですが、公爵は頑なです。」
「妻がいると、そして愛しているのだと……」
その言葉に、イーリアスは小さく鼻で笑った。
「“愛していない”と、かつて自ら口にしたではないか。」
その一言で、小さくも静かな笑いがあちこちで零れる。
「言葉は、使いようだ。教会が“正義”である限り、世はそれを信じる。」
「皇帝が、離婚は絶対に許さないと……」
「問題ない。」
即答だった。
「あのような契約事、教会の力でどうにでもなる。最終的には、これで思いのまま操ればよい。」
枢機卿の手には、くすんだ銀色の首輪があった。
彼はそれにちらりと視線を向け、ゆっくりと立ち上がる。
「公爵は問題ない。それよりも、今後もカトリーナを前に出せ!」
「……聖女として? でしょうか?」
「“次代を担う器”としてだ。」
誰も反論しなかった。
彼らにとって重要なのは、真実ではない。
神の意志を“どう見せるか”だった。
「子供たちは?」
最後に、誰かが問う。
「……力を失った者は、これまで通りで。」
淡々とした返答。
「役目を終えた者に、居場所はない。それが、神の慈悲だ。」
会議は、それで終わった。
外では、夕暮れの鐘が鳴り響いている。
信者たちは、その音に祈りを捧げるだろう。
その裏で、何が決められたかも知らずに。
神の名の下で行われる取引は、今日もまた、信仰深く静かに進んでいた。
――彼らには、すでに“足りなかった”。
表向き「聖女」と称されるカトリーナ嬢に至っては、神聖力はほぼ皆無だった。
だが、それが世に知られれば、教会の威厳は地に落ちる。
ただでさえ、この世界の大半は『ヨナス教会』なのだ。
ゆえに、彼らは“補充”という道を選んだ。
信者の中から神聖力を持つ子供を選び出す。
特に、貧しい者や孤児たちは率先して引き取った。
女の子は聖女候補として囲い、男の子は神官見習いとして保護する――そう称して。
半ば強引に信者を増やしてきた教会なのである。
実際には、彼らは育てられてなどいなかった。
聖女や枢機卿が身につけるブローチには、神聖力を溜め込む魔石が仕込まれている。
奇跡は“人”から生まれるのではない。
蓄え、使われるものだった。
対外的に行われる治癒や祝福は、その魔石を通じて演出されていたに過ぎない。
そして――神聖力を失った子供たちは、不要となる。
教会は彼らを「役目を終えた」と判断し、密かに外へ流した。
奴隷として売られ、その金は教会の運営資金へと姿を変える。
信仰を盾に、神の名を掲げながら。
その裏で行われていたのは、徹底した搾取と切り捨てだった。
だからこそ――公爵という地位を持ち、薬草を作り出すほどの神聖力まで宿す可能性を持つ、コンラッド・ウィン・ヴァーミリオン公爵は、喉から手が出るほど欲しかった。
彼一人いれば、魔石も、子供たちも、もはや必要なくなる。
教会は再び“奇跡を起こせる存在”として、君臨できるのだから。
そして。
公爵と結婚し、子をもうければ、神聖力を持つ子供を得られるかもしれない。
たとえ自分に神聖力がないことが露見しても、「子に受け継がせた」と言い張れば、体面は保たれる。
そのうえ、あれほど見目麗しい男を夫にできる。
一度は、「皇族の呪い」のせいで諦めた公爵様を――。
カトリーナは、「皇族の呪い」が解かれた後、公爵の妻になるべく、しつこく情報収集をしていた令嬢の一人だった。
「これで完璧じゃない!だって私は、アリア女神の代行者=聖女なんですもの……」
彼女の目の前には、ブローチの魔石へ限界まで神聖力を注がされ、倒れた少女たちが折り重なっていた。
カトリーナは浅く荒い息を吐き、天井を見上げるだけの彼女たちを、つまらなさそうに見下ろす。
涙の筋を、冷めた目で追った。
「惨めね……」
神聖力があっても、権力も後ろ盾も、何もないなんて……。
「なのに、唯一持っていない神聖力のせいで、私は……」
自分が、“空”だとバレる。
聖女ではないと。
ただの――器だと。
「何故、選ばれた私が、こんなにも苦しい思いをしなくてはならないの? おかしいでしょう? ねえ?」
神聖力を使い果たし、その場にただ寝転がるだけの少女の一人を足で蹴り上げながら、問いかける。
「私は、選ばれたのよ!」
だから。
「公爵様もきっと、自分の過ちに気がつくわ。そして私のところへ、当然のように戻ってくるはず!アリア女神よ、貴方の化身であるこの美しい私が、こんなにも苦しんでおります。早く、早く公爵様の目を覚まして差し上げなさい……」
彼女は胸の前で両手を絡め、神に祈るというよりも、命令するように天を仰いだ。
都合のいい未来を勝手に描き、カトリーナの想いはよりいっそう大きく膨らんでいく。
しかし。
実際には、公爵自身に、教会が期待するほどの神聖力はなかった。
本人もそれを理解しており、何度も説明を試みたが、聞き入れられることはなかった。
第一、公爵自身に神聖力があると言われても、何をどうしたら使えるのか、さっぱり理解していない。
今まではただ、自分の剣術と経験値、そして鍛えた体で全てを制圧してきた。
今さら新たな力と言われても――という程度で、彼自身、さほど興味もなかった。
要するに、ただ力を“保持しているだけ”。
宝の持ち腐れとはこういうことを言うのである。
それよりも。
(もし、ユリアーナに本当に神聖力があったとしたら……)
教会に利用される。
いや、それだけではない。
――あの、しつこい女に、殺される可能性すらある。
そう考えた瞬間、カトリーナに向けられる感情は、もはや嫌悪でも恐怖でもなかった。
(なんとしてもユリアーナを探し出し、私が守らなければ!)
公爵は、焦っていた。
◇ ◇ ◇
一方、教会では――
一日の祈祷が終わり、夕刻の光がステンドグラスを赤く染める頃。
アリア教会の奥深く、外部の者が立ち入ることを許されない会議室では、数名の高位聖職者が顔を揃えていた。
重厚な長机の中央には、金と白銀で飾られた聖印。
その周囲に、枢機卿たちが静かに座している。
「……数が、足りません。」
最初に口を開いたのは、白髪混じりの神官だった。
彼の声は低く、淡々としている。
「今期、供給できる神聖力は、前期の七割ほど。魔石の消耗が、想定を上回っています。」
空気が、わずかに重くなった。
「聖女は?」
別の枢機卿が問う。
「……カトリーナ嬢は、依然として。」
言葉を濁した瞬間、誰もが察した。
神聖力は、ほぼゼロ。
いや、最初から、ほとんどなかった。
「問題ない。」
机の奥から、落ち着いた声が響く。
イーリアス枢機卿。
この教会において、実質的な最高権力者だった。
「奇跡は“見せるもの”だ。“起きていると信じさせる”ことができれば、それでいい。」
枢機卿の指が、胸元のブローチに触れる。
そこには、淡く光る魔石が嵌め込まれていた。
「……だが、消耗が激しすぎます。」
「神聖力を持つ子供の確保が、まったく追いついておりません。」
若い神官が、焦りを滲ませる。
「信者の数も減っています。“奇跡”を疑う声が、少しずつ増えてきております。」
「だからこそだ。」
イーリアスは、遮るように言った。
「公爵が必要なのだ。」
一瞬、誰も口を開かなかった。
「呪われているはずの彼から、神聖力が検出されたと聞いた。だからこそ、“奇跡”になる。」
枢機卿は、穏やかな笑みを浮かべる。
「彼一人いれば、魔石は長く保つ。無理に子供を囲う必要も、そのうちなくなるであろう。」
「……ですが、公爵は頑なです。」
「妻がいると、そして愛しているのだと……」
その言葉に、イーリアスは小さく鼻で笑った。
「“愛していない”と、かつて自ら口にしたではないか。」
その一言で、小さくも静かな笑いがあちこちで零れる。
「言葉は、使いようだ。教会が“正義”である限り、世はそれを信じる。」
「皇帝が、離婚は絶対に許さないと……」
「問題ない。」
即答だった。
「あのような契約事、教会の力でどうにでもなる。最終的には、これで思いのまま操ればよい。」
枢機卿の手には、くすんだ銀色の首輪があった。
彼はそれにちらりと視線を向け、ゆっくりと立ち上がる。
「公爵は問題ない。それよりも、今後もカトリーナを前に出せ!」
「……聖女として? でしょうか?」
「“次代を担う器”としてだ。」
誰も反論しなかった。
彼らにとって重要なのは、真実ではない。
神の意志を“どう見せるか”だった。
「子供たちは?」
最後に、誰かが問う。
「……力を失った者は、これまで通りで。」
淡々とした返答。
「役目を終えた者に、居場所はない。それが、神の慈悲だ。」
会議は、それで終わった。
外では、夕暮れの鐘が鳴り響いている。
信者たちは、その音に祈りを捧げるだろう。
その裏で、何が決められたかも知らずに。
神の名の下で行われる取引は、今日もまた、信仰深く静かに進んでいた。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
【完結】新婚生活初日から、旦那の幼馴染も同居するってどういうことですか?
よどら文鳥
恋愛
デザイナーのシェリル=アルブライデと、婚約相手のガルカ=デーギスの結婚式が無事に終わった。
予め購入していた新居に向かうと、そこにはガルカの幼馴染レムが待っていた。
「シェリル、レムと仲良くしてやってくれ。今日からこの家に一緒に住むんだから」
「え!? どういうことです!? 使用人としてレムさんを雇うということですか?」
シェリルは何も事情を聞かされていなかった。
「いや、特にそう堅苦しく縛らなくても良いだろう。自主的な行動ができるし俺の幼馴染だし」
どちらにしても、新居に使用人を雇う予定でいた。シェリルは旦那の知り合いなら仕方ないかと諦めるしかなかった。
「……わかりました。よろしくお願いしますね、レムさん」
「はーい」
同居生活が始まって割とすぐに、ガルカとレムの関係はただの幼馴染というわけではないことに気がつく。
シェリルは離婚も視野に入れたいが、できない理由があった。
だが、周りの協力があって状況が大きく変わっていくのだった。
あなたの愛が正しいわ
来須みかん
恋愛
旧題:あなたの愛が正しいわ~夫が私の悪口を言っていたので理想の妻になってあげたのに、どうしてそんな顔をするの?~
夫と一緒に訪れた夜会で、夫が男友達に私の悪口を言っているのを聞いてしまった。そのことをきっかけに、私は夫の理想の妻になることを決める。それまで夫を心の底から愛して尽くしていたけど、それがうっとうしかったそうだ。夫に付きまとうのをやめた私は、生まれ変わったように清々しい気分になっていた。
一方、夫は妻の変化に戸惑い、誤解があったことに気がつき、自分の今までの酷い態度を謝ったが、妻は美しい笑みを浮かべてこういった。
「いいえ、間違っていたのは私のほう。あなたの愛が正しいわ」
悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。
三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。
何度も断罪を回避しようとしたのに!
では、こんな国など出ていきます!
「お姉様の味方なんて誰もいないのよ」とよく言われますが、どうやらそうでもなさそうです
越智屋ノマ
恋愛
王太子ダンテに盛大な誕生日の席で婚約破棄を宣言された侯爵令嬢イヴ。
彼の隣には、妹ラーラの姿――。
幼い頃から家族に疎まれながらも、王太子妃となるべく努力してきたイヴにとって、それは想定外の屈辱だった。
だがその瞬間、国王クラディウスが立ち上がる。
「ならば仕方あるまい。婚約破棄を認めよう。そして――」
その一声が、ダンテのすべてをひっくり返す。
※ふんわり設定。ハッピーエンドです。
【完結】結婚式前~婚約者の王太子に「最愛の女が別にいるので、お前を愛することはない」と言われました~
黒塔真実
恋愛
挙式が迫るなか婚約者の王太子に「結婚しても俺の最愛の女は別にいる。お前を愛することはない」とはっきり言い切られた公爵令嬢アデル。しかしどんなに婚約者としてないがしろにされても女性としての誇りを傷つけられても彼女は平気だった。なぜなら大切な「心の拠り所」があるから……。しかし、王立学園の卒業ダンスパーティーの夜、アデルはかつてない、世にも酷い仕打ちを受けるのだった―― ※神視点。■なろうにも別タイトルで重複投稿←【ジャンル日間4位】。
相手不在で進んでいく婚約解消物語
キムラましゅろう
恋愛
自分の目で確かめるなんて言わなければよかった。
噂が真実かなんて、そんなこと他の誰かに確認して貰えばよかった。
今、わたしの目の前にある光景が、それが単なる噂では無かったと物語る……。
王都で近衛騎士として働く婚約者に恋人が出来たという噂を確かめるべく単身王都へ乗り込んだリリーが見たものは、婚約者のグレインが恋人と噂される女性の肩を抱いて歩く姿だった……。
噂が真実と確信したリリーは領地に戻り、居候先の家族を巻き込んで婚約解消へと向けて動き出す。
婚約者は遠く離れている為に不在だけど……☆
これは婚約者の心変わりを知った直後から、幸せになれる道を模索して突き進むリリーの数日間の物語である。
果たしてリリーは幸せになれるのか。
5〜7話くらいで完結を予定しているど短編です。
完全ご都合主義、完全ノーリアリティでラストまで作者も突き進みます。
作中に現代的な言葉が出て来ても気にしてはいけません。
全て大らかな心で受け止めて下さい。
小説家になろうサンでも投稿します。
R15は念のため……。
(完結)元お義姉様に麗しの王太子殿下を取られたけれど・・・・・・(5話完結)
青空一夏
恋愛
私(エメリーン・リトラー侯爵令嬢)は義理のお姉様、マルガレータ様が大好きだった。彼女は4歳年上でお兄様とは同じ歳。二人はとても仲のいい夫婦だった。
けれどお兄様が病気であっけなく他界し、結婚期間わずか半年で子供もいなかったマルガレータ様は、実家ノット公爵家に戻られる。
マルガレータ様は実家に帰られる際、
「エメリーン、あなたを本当の妹のように思っているわ。この思いはずっと変わらない。あなたの幸せをずっと願っていましょう」と、おっしゃった。
信頼していたし、とても可愛がってくれた。私はマルガレータが本当に大好きだったの!!
でも、それは見事に裏切られて・・・・・・
ヒロインは、マルガレータ。シリアス。ざまぁはないかも。バッドエンド。バッドエンドはもやっとくる結末です。異世界ヨーロッパ風。現代的表現。ゆるふわ設定ご都合主義。時代考証ほとんどありません。
エメリーンの回も書いてダブルヒロインのはずでしたが、別作品として書いていきます。申し訳ありません。
元お姉様に麗しの王太子殿下を取られたけれどーエメリーン編に続きます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる