女殺し油煙の地獄(二十五周年カップ参加作品のハードコア版)

中井春一郎

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第十三章

SEXアンドロイド ~宇宙船遊郭と回転レストラン~

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 「あっ、あ、ちょっとお待ちください。提案があります」

 「何だね?」

 「緑子と麗華を深夜に研究室で転がし回していたときに思いついたのですが」

 「ふむ」

 「AIアンドロイドに宇宙遊泳をさせてみたらどうかと」

 「面白そうだが具体的には?」

 「長期的展望ということになりますが、社長が構想されている未来型の遊郭を

宇宙船にしてみたらどうですか?」

 「・・・・・宇宙遊泳・・・無重力状態の宇宙船遊郭ということか?」

 「ええ、キャビンアテンダントはK‐POPダンサーでどうでしょう?」

 「ふ~む。無重力だ。ミニスカートがフアフア浮くな」

 「そうです、そうです。地上では絶対に御披露できないセクシーダンスです」

 「それは見てみたな・・・・ミニの下は蝶々結びのパンティにしろ」

 「????あっ!そうですね。お客さまが蝶々に手を伸ばすと」

 「赤い蝶々や黄色い蝶々・・・七色パンティが宇宙船内で舞い踊ることに」

 「ええ、その虹色の世界の向こうに青い地球が見えたりして」

 「う~む。極楽浄土と言えなくもないな」

 「チーフパーサーは北条冴子が適任です。K‐POPダンサーは最重要業務の

腕はさほどとは思えません。乗船客への公開指導で、冴子が宇宙遊泳セックスを

仕込み上げるのも刺激的なショーになると思いますが・・・」

 「・・・・AIアンドロイドはオシッコもウンコもしないから、宇宙船遊郭の

衛生管理にも都合がいいな。食料の積み込みも少なくて済む。その分、お色直し

ショーを御覧いただくストリップ舞台を広く取れるぞ」

 「社長が望むSEX革命も起こりますよ」

 「うん?これは耳を傾ける必要があるな」

 「無重力のSEXだから大江戸四十八手も昔話になりますよ。フワフワと浮き

上がって、地上では不可能な体位で繋がることが出来ますからね」

 「・・・・女子体操の選手やフィギアスケートの選手とやるようなものだな」

 「いえ、それ以上の妙技ということになります。無重力だからいろんな方向に

回転しながらやれます。いちばん困難な秘技が正常位になるのでは?」

 「押さえにくいからな。腰使いを誤るとアンドロイドが宙に浮いたりするか。

しかし、フワフワ浮いたアンドロイドの尻を追いかけるのも楽しみだ」

 「宇宙技術者を巻き込んで構想をまとめましょうか?」

 「却下する」

 「はあ?」

 「僕が目指すのは、あくまで地上の楽園である」

 「はあ・・・・・」

 「月や火星の侵略・・・宇宙開発などという欺瞞的な言辞を弄する輩もいるが

それは人類滅亡への道である」

 「そんなことはないと思いますが・・・」

 「月は空気が無い。水は微小あるようだが南極の何億倍もの人類の不適地だ」

 「それはそうですが・・・・」

 「月に千人程度の植民地を作ると仮定してみろ。どれだけの経費が必要か君の

脳味噌のコンピュータで計算してみろ」

 「あ、あ・・・えっと・・・・日本の国家予算の千年分かと・・・・」

 「文明の進化などという妄想を描き続けると百年もしないうち地球はボロボロ

・・・・いや、月から見ると美しい青い星に見えるままだ。いや、邪魔な人類が

滅亡することで、より綺麗に輝くことだろう。まあ、千人ほどの馬鹿者が人民を

蹴とばしてノアの箱舟に乗り、カサカサの地で惨めな命を繋ぐかもしれないが」

 「・・・・・お説の通りもしれません・・・」

 「人間の分をわきまえろ。君と僕が目指す楽園を実現出来るのは地上だけだ」

 「承知しました。愚案は撤回いたします」

 「うむ。もっと地に足の着いた企画を考える必要があるぞ・・・仮想空間での

回転AI美女レストランの開店などはどうかね?」

 「どんな店ですか?」

 「回転寿司の皿の上にAI美女が斜め座りしていると思えばいい」

 「なるほど。歴代のミスワールドや人気美少女アイドルが、丸裸でお皿の上に

チョコンと坐って、グルグル回転している訳ですね。そして食べたいお皿に手を

伸ばすと、その美女との仮想セックスが始まると・・・・」

 「最初から丸裸では趣に欠ける。ミスワールドなら水着姿、美少女アイドルの

場合はセーラー服姿でどうだ?」

 「そうですね。グルグル回っている美女は生成AIですから学習能力は充分。

客の反応を見ながらミスワールドが乳房をポロンと出すとか、美少女アイドルが

セーラー服のスカートを捲って奥を披露すると、未成年のくせエッチなパンティ

穿いているとか・・・・」

 「美女・美少女の味を満喫する前に、眼の保養も出来る方がいいだろう」

 「そうですね」

 「皿の上の美女の品揃えも工夫する必用がある。料金は倍でもマリアテレサと

マリーアントワネットの親子丼ぶりも人気アイテムになるかもしてない」

 『楊貴妃やクレオパトラの様なレアなネタは高額になりますが?」

 「いや、寿司でいえば本マグロの大トロや炙りのノドグロのようなものだから

手を伸ばす客も少なくないだろう」

 「そうですね。でも来店客は男だけということになりますが」

 「うむ。男食べたい男もいれば女を食べたい女もいるだろう。入店は自由だが

基本的には男性向けの店、女性向けの店ということになるな」

 「女性向けの回転AI美男は、どんな品揃えがいいでしょうかね?」

 「女性向けの場合は見た目よりも、アノ能力を重視する方がいいだろう」

 「僕なんかは失格ですね」

 「まあ、そうだな。とても皿には乗せられないぞ。ネロやカリギュラのような

暴君を中心とするローマ皇帝や、美女三千人を相手に腕を磨いた中国皇帝などは

人気アイテムになるだろう」

 「ボクシングのヘビー級チャンピオンを満喫するというよりはノックアウトを

されるために来店する女性客もいるでしょうね」

 「大谷翔平に場外まで撃ち飛ばされて失神したい女も少なくないだろう」

 「美久みたな女でも、そんなことを夢想するかもしれません」

 「いやか?」

 「いえ。僕だって仮想の中では『淫』とも『乱』ともやりたいし、北条冴子は

もっとやりたいですからね」

 「仮想ではなく、実際にやってみたらどうだ?」

 「いえ、それは・・・・」

 「まあ、それについては深追いしないことに今はしよう。先ずはビジネス展開

についてだ」

 「はい。客がどの皿の美女や美男に手を伸ばしたか瞬時に集計できますから、

どのAIセックスアンドロイドをどれだけ生産するかの貴重な資料になります」

 「うん。それは重要なポイントだ。需要調査をするためにも、回転AI美女・

美男の配置にも工夫する必用があるな」

 「ライバル企業や米中の追随を許さないために回転AI美女・美男システムの

特許出願は早くした方がいいですね」

 「それは社長としての僕の仕事ということになるな。急ぐとしようか。それは

それとして、現在の進捗状況を見たことで重要な検案事項が浮かび上がった。

 「何でしょう?」

 「更に研究を推進するために、緑子と麗華のオメコの詳細データを得ることが

必用ということになるな?」

 「はい。でも僕の口から二人にそれを要求するのは・・・・」

 「うむ。それも社長のやるべき仕事だ。緑子と麗華は責任をもって説得する。

可及的速やかに、その段階に進もう。では・・・・





 



 
  


 

 
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