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補遺
ナチスとリベラルはお友達
しおりを挟むまず押さえておく必要があるのは
リベラリズムの元祖たちはデモクラシーを嫌悪していたこと。
特に普通選挙による議会政治には反対していた。
政治を行うのは知性と教養に富み、何者にも暮らしを左右されない
一定の資産を持つに限る必要があると考えた。
トランプが大統領になったり、自由民主義を標榜する国でポピュリズムが
横行していることを考えれば
リベラリズムの元祖たちを一概に否定することはできないだろう。
しかし、より重要なのは
リベラリズムの元祖たちはダーウィン進化論の信奉者であったこと。
(ダーウィン自身は必ずしも進化論者では無いことは別途述べる)
彼らはダーウィンが生物に関して述べたことを人間社会に適用した。
これを社会進化論という。
こうした中で大きな役割を果たしたのがドイツの大哲学者・ヘーゲル。
ヘーゲルは世界四大文明の中で最も古いのは中国文明だと考えた。
そして文明が西へ西へと広がる中で進歩したと言うのだ。
こうして最高度の文明に達したのが
ヘーゲルの祖国・ドイツなど。
キリスト教の中でもプロテスタントの国という訳だ。
こうした考えの行き先にナチズムが出現したとも言えるだろう。
共産主義者・マルクスはヘーゲルの弟子筋。
彼は師匠の考えを引っ繰り返したともいわれるが、
要は精神文化では無くて、物質文明の変遷に眼目を変えただけで
師匠と同根だといえるだろう。
これを史的唯物論という。
原始共産制・アジア的社会・・・・資本主義と発展していき
それが矛盾の頂点に達すると、共産社会に発展するという考え。
まとめて言えば
民主主義も全体主義も共産主義も
人間社会は進歩・進化・発展するし、すべきだという点では
社会進化論という同じ根からはえた、お友達だということ。
ほんの数百年前まで、東洋でも西洋でも
人間も社会も進化・進歩・発展すると思ってはいなかった。
釈迦も孔子もイエスも、そんなことは一言も教えていない。
産業革命で物質的には豊かになったことが人間を狂わせたのだ。
持続的成長などという世迷言を誰もが疑わない
嘆かわしい世になってしまった。
さて最後に。
ヒトラーとリベラリストは仲間だという厳然たる事実について。
リベラリストは人間がもっと進化・進歩・発展するためには
精神障碍者・知能の低い人・悪い病気を持つ人は
淘汰しなければいけないと考えた。
実行もした。
日本も含め世界中で、そういう人々を断種したのだ。
ナチスのやったことは
リベラリストのやったことを大々的にしたに過ぎないと言えば
言い過ぎになるではあろうが・・・・
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