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第五章
お兄ちゃん、早くう~! ~渋谷円山性交旅宿街~
しおりを挟むお兄ちゃんと離れ離れになった美久は、日に日に女らしくなっていた。
もう中学生。胸も膨らんできている。
養父母は美久を自宅に招くことは控えていたが、剛が休日に養護院を訪れることは
快く認めていた。
懐かしそうに本棚を整理するだけでなく、幼い後輩たちの遊び相手にもなる剛の、
成長振りに養護院の院長先生も目を細める。
もちろん、お兄ちゃんの横には、いつも美久がくっ付いている。おめかしをして。
お小遣いはほとんどないので、ほんの安物の髪飾りだが。
剛が童貞を失い、美久も処女ではなくなったのは、剛十八歳、美久十四歳の五月。
理数系は天才的でも、得意な学科に偏りのある剛には東大合格は難しかった。
しかし、最難関私大には楽々合格し、養護院でささやかなお祝いが催された。
「ねえ、お兄ちゃん、美久は『渋谷109』にいちど行ってみたいけど」
「いいよ」
五月晴れの日曜日、二人は渋谷駅のハチ公前で待ち合わせた。
美久は覚悟を決めていた。財布には三千円が入っていた。
支援者からのお年玉を残していたのだ。
美久はラブホホテル代が幾らか知らないけど、お兄ちゃんと割り勘にすればきっと
足りると思って、お財布を握り締めていた。
「ああ楽しかった。欲しくなる髪飾りや洋服がいっぱいね。高校を卒業して美久が
働くようになったら、きっと買えるね」
「そうだね」
「お兄ちゃんも大学を卒業してるし、美久にプレゼントしてくれるかもね」
「そうだね」
「エッチなパンティやブラジャーだらけのお店の前では、頭がクラクラしたわ」
「そうだね」
「あんなのも、お兄ちゃんにプレゼントされるのかしらね?」
「あ、あ・・・・それはどうかなあ?」
「そうね、男の人が女性の下着の店に入るのは恥かしいものね。自分で買う」
「・・・・」
「美久がエッチなパンティ、穿いた姿を見てみたい?」
「・・・・」
「見てみたい?」
「・・・・ちょっとね」
「見せてあげるわ・・・・いつか・・・」
おしゃまな美久は、109の裏手はラブホテル街だということを知っていた。
本当は109よりも、ラブホテルにお兄ちゃんに連れて行って欲しかったのだ。
あっ、石段!駆けっこしない?」
スカートを跳ね上げながら、美久は勢いよく石段を駆け上がる。
「お兄ちゃん、早くう~!」
石段の上で待ち受け、ノロマなお兄ちゃんの手を握る。
十五歳と十一歳で、泣きながら離れていった手は、もう離れなかった。
十八歳と十四歳が、手を繋いで歩く道はまるで迷路のようだが、右も、
左も、ときどき振り向く後ろも全てラブホテル。
どのホテルでもいいから早く入りたいのに、お兄ちゃんは黙ったまま。
鈍感な剛も、美久がSEXを求めていることは判る。剛もしたくて堪らない。
「あれ?また石段の上に戻ったね・・・・・美久はアソコがいい」
いちばん近いホテルを指さす。
「・・・・・そうだね」
顔を真っ赤にして大粒の涙を浮かべた十四歳の顔が、花のようにほころぶ。
お兄ちゃんが、いもうとを、そっと抱き寄せてホテルに入った。
部屋はタッチパネルで選ぶようになっていた。
「美久たちみたいなカップルがいっぱいなのね。三つしか空いてないわ。ええっと
いちばん安いお部屋でも五千円・・・美久、三千円しか持ってないの」
「大丈夫だよ」
「じゃあ、お兄ちゃんが三千円で、美久は二千円でいい?結ばれて最初のコーヒー
は妻が払うから・・・・」
「大丈夫だよ。僕が払うから。でも、コーヒーは美久の御馳走になろうかな」
エレベーターが開いた。
閉じると、十八歳と十四歳が、まだ誰ともしていなかったキスをする。
初めてのキスなのに、舌と舌も絡み合う。
閉じたエレベーターが開いたが、剛と美久の唇は重なったまま。
・・・・トン、トン・・・トン、トン!・・トン!トン!!・・トッ、トン!!!
高校生くらいの女の子を連れたお爺さんが、怒って、床を杖で突いたのだ。
「・・・さっきはビックリしたわ。もっとキスして、お兄ちゃん」
十八歳と十四歳が抱き合って唇を吸い付け合ったまま、ベッドに転がり落ちる。
発情した若い牡と牝とが、サカリついたと言えば、それまでだが・・・。
熟し切っていない美久の乳房は、三十歳の頃の養母の聖良の乳房とは異なるけど、
恥毛は同じくらい濃く生えていた。
中学生の美久の方が大学生になったお兄ちゃんより、よほど落ち着いている。
オナニーしながら、お兄ちゃんとのSEXの予行演習を何度もしていたから。
お兄ちゃんのチンボを初めて見たからドキドキしているけど。
枕元にあったコンドームを美久が手にする。
「これを被せないとね」
「そうだね」
「お兄ちゃんの赤ちゃんが産まれたら嬉しいけど、お兄ちゃんが困るものね。お嫁
さんになったら、これをしないで、してね」
「・・・・そうだね」
「じゃあ、被せて・・・・」
「うん・・・・あれ?・・・被せらない・・・・あれ?あれ?」
「・・・・もしかして、反対じゃないかしら?美久がしてみる・・・・」
「恥ずかしいよ・・・・こんなに勃起しているのを触られたら・・・・」
「でも、触りたい・・・・・あっ、ほら、やっぱり反対だったわ」
「あっ、あ・・・・・そんなにすると・・・出してしまいそうだ・・・」
「ほんと!ピク、ピクしてる・・・被せ始めたときより固くなって来た」
「もういいよ。もういいよ。すっかり被せてくれたから」
「うん。早く入れて、お兄ちゃん・・・・少し、怖くなってきたけど・・・」
童貞と処女である。すぐにはうまくチンボとオメコを繋げられない。
「・・・・あっ、違う・・そこじゃない・・・あっ、違う・・・」
「うん・・・・・こうかな?」
「あっ!駄目・・・・美久に握らせてみて・・・あっ、そこよ、きっと・・・」
「うん!入る・・・少し入った・・・」
「ええ、入っているわ・・・うっ・・・」
「痛いの?」
「・・・少し」
「はあ、はあ・・・我慢できる?」
「できるわ・・・できるわ・・・だって・・・して欲しかったもの」
「うん」
「あっ、痛い!」
「あっ、あっ・・・・・ああ!もう出た・・・・・」
「お兄ちゃん、お兄ちゃん・・・出してくれたの?」
思い描いていたような快感はオメコに無かったが、美久は嬉しくて堪らない。
「・・・美久、美久・・・・できるだけ痛くないよう、ゆっくり抜くからね」
「ううん、抜かないで・・・・・入れたままにして・・・」
「・・・・痛いのに?」
「ううん、ううん、もう痛く無い」
十八歳のチンボは、まだしっかり勃起している。
美久はうっとり、お兄ちゃんに抱き付く。ときどき、キスする。
でも、次第に美久の中に入っていたものが萎え、膣から抜けていく。
出血はひどくなかったが、シーツにはオメコから出た赤い血が付いていた。
剛は、その鮮血の染みをじっと見つめた。
美久は大好きだし、幼い頃から自分を慕っている。
美久が悲しまないよう、必ず責任を持たなければと糞真面目に思う。
手を繋いで一緒にお風呂に入る。
十八歳と十四歳である。一回のオメコで終わる訳がない。
二回目は剛も少し落ち着いた。美久もさっきより気持ちいい。
もう一度、オメコしたいけど、コンドームはもう無い。
お兄ちゃんと、いもうとは、仲良く手を繋いでラブホテルを出た。
10
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