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第五章
お兄ちゃん、早くう~! ~裸で公園には行けないわ~
しおりを挟む剛の養母、聖良はタケシだけではなく、美久も注意深く見守っていた。
養護院の女子入浴時間に幼児を風呂に入れる手伝いも続けていたのだ。
美久に恥毛が生え始めた時期も知っている。
十五、十六、十七歳。
お風呂で一緒になるたび美久のカラダは見違えるほど女らしくなっていった。
美久は高校生になると、後輩の幼稚園児を連れてお風呂にやってくる。
「・・・ふふ、ママのオッパイが欲しいの?飲ませてあげるね」
幼い子を片手で抱くと、もう一方の手で、形も整ってきた乳房を持ち上げ、授乳の
まねごとをする女子高生。
「お乳の出の良さそうなオッパイね。美久はいいママになるわよ。きっと」
乳房だけでなく、腰肉の張り具合も美久はすっかり成熟した娘になっていた。
「さ、この子の世話は私がするから、美久はゆっくりカラダを洗いなさい」
「ありがとう。お兄ちゃんのママ」
美久が立ち上がると陰毛が筆先のようになり、オメコから雫がポトポト垂れる。
その十七歳の茂みの奥に、剛はもう数え切れないほど挿し込んでいることは、まだ
聖良の知る由も無かったが・・・・。
<まさかとは思うけど、美久と剛は、もしかしてもう・・・・・>
女の第六感かもしれないが、もういつでも赤ちゃんを産むことが出来る美久の裸を
眼で追うと、暗い嫉妬心も浮んでくる、剛の養母、聖良であった・・・・。
そんな美久に、飛び上がるほど嬉しいことがあった。
「ヘアデザイナーに憧れていたね。美容の専門学校に進学したらどうだい?」
高校卒業後の進路の決断が迫ったときに、院長先生に呼ばれたのだ。
「・・・学費は高いし、養護院を出るからアパート代だって・・・」
「週末や夏休みにはコンビニでアルバイトをして、もう百三十万円も貯金している
ことも知っているよ」
「はい。でも、それだけではとても・・・」
「そうだね。それでタケシの御両親に相談したところね・・・・・」
院長先生から聞いたお話は美久から涙が溢れるほど、有難いものであった。
建太郎は、流石は公認会計士である。単に学資の援助をするということでは無く、
返済に無理のないローンも組ませ、美久がどう自立していくかの綿密な生活プランを
立ててくれたのだ。美久がしっかり学べば専科に進ませ、一流のヘアデザイナーへの
道も切り開いてやりたいと、いうものであった。勿論、少ない額では無い学資支援を
することになるが・・・・。
美久も養女にし、剛といずれ結婚させたいとも考えていると、美久には内密にする
ことを条件に、夫妻は院長に話していたのだ。
「・・・・あ、最後に。保母達の話では、美久はタケシと、もう男と女の関係だと
いうことだが、本当かい?」
「・・・・はい・・・・お兄ちゃんが十八歳で、美久が十四歳のときから・・・」
「何!怪しからん。そんな不良少年と少女だったとわね」
「でも、相思相愛だから・・・・」
「・・・まあ『覆水盆に返らず』ということだな。ただ、当院では周知の事実でも
タケシの御両親は夢にもそんなこととは思っていないだろう。慎ましくするのだよ」
「はい」
「では今日の話をタケシにも早く伝えなさい。どうせ、ラブホテルだろうが・・・
避妊はちゃんとしてるだろうね?美久とタケシの赤ちゃんを見たいものだが、それは
まだまだ先の話だからね」
三日後、十七歳の美久は、二十一歳のお兄ちゃんと鶯谷のラブホテルにいた。
休日だが、美久はセーラー服姿。髪はひときわ丁寧にブラッシングしていた。
「あれ?日曜なのに、学校行事でもあったの?」
「ううん。今日は大事なお話があるからなのよ」
「何だい?」
「もうすぐ卒業だから、セーラー服は見納めかもしれないでしょ」
「そうだね」
「セーラー服の美久を目に焼き付けてから脱がせてね。お話はそれからよ」
「う、う~ん・・・・・・」
「・・・も~!もうスカートのホックを外すなんて!涙ぐんでセーラー服の美久を
抱きしめてから、生まれたままの姿にしてもらう予定だったのに。ノロマといわれて
いるのに、女には手の早いお兄ちゃんね・・・・」
美久が言い終わらない内に、スカートがストンと落ちる。
「・・・・これ、穿いてきてくれたの?」
美久が一枚しか持っていないTバックパンティである。お兄ちゃんにプレゼントを
してもらったものだ。
「可愛らしい少女がセーラー服の下に淫らなカラダを秘めているというのが今日の
コンセプトなの。エッチに見える?」
「見える」
「も~、セクシーだよとか、大人になったねとか、言ってほしかったのに」
すっかり色気づいたとも言えるし、まだ幼いとも言える美久は、薄紫色のTバック
一枚の姿になった。その薄布の下の端から、白い糸のようなものが覗いている。
「で、話しって何だい?」
黙って聞き終えた剛は、オイオイ泣きながら、涙をこぼした。
『美久にとっても神様みたいな御両親ね。春には養護院を出なくてはいけないから
専門学校に通学するためのアパートの手配もしてくださるの」
剛も感謝の気持ちは同じだが、義母の聖良に肉欲をしてしまう剛には、悔悟の涙も
混じっている。美久には、それがわかるはずは無いが・・・・。
「それでね、こんな嬉しいお話が出来た日なのに、申し訳ないけど入れないでね」
「????」
「生理が始まったの。院長先生のお話を聞いて、カラダもビックリしたのかも」
「そうかもしれないね・・・今日は我慢しないとね」
「御免ね。今日はいちばん出血が多いと思うわ。美久は汚れた女なの」
「汚れてなんかいないよ・・・いい天気だから近くの上野公園を散歩しようか?」
「嫌!」
「じゃあ、美久の大好きなロマンチックな映画でも見る?」
「どっちも、嫌!」
「じゃあ、少し早いけど食事にしようか?」
「もっと、嫌!」
「困ったなあ、どうしてそんなに駄々をこねるの?」
「だって、公園や映画館やレストランには、裸ではいけないもの」
「・・・・そうだねえ・・・」
「・・・・お兄ちゃん、フェラチオだけで、我慢してくれる?」
「我慢しないよ」
「・・・・・・」
「我慢じゃないよ。美久にフェラチオしてもらうの、大好きだから」
「も~!お兄ちゃん、好き、好き、大好き!!」
春には十八歳の美容学院生と、二十二歳の大学院生、若い二人の前途は、満開の桜
のようであったが・・・・・・。
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