召喚魔法使いの旅

ゴロヒロ

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第105話

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 冒険者育成第三校に通い始めてから三ヶ月経ち、七月になった。もうそろそろ下級ダンジョンの攻略に行こうと思ったアルだったが、午前の授業の前に教室に集まりルーカス先生から知らせることがあるそうだ

 「九月に王都でクリスタル王国のすべての冒険者育成校、魔法学園、騎士学園、貴族学院で行なうトーナメントがある。このトーナメントは一学年、三人まで選手を選ぶ。トーナメントに出たい生徒は、今日から一週間の間に受け付けしてくれ。一週間が経ったら出場選手を決める模擬戦が行われる。これに勝ち抜いた生徒が選手に選ばれる。話は以上だ」

 ルーカス先生から知らされたのは、この前から生徒会で準備を始めたトーナメントに関してのことだった

 アルは既に生徒会から、この出場選手を決めるトーナメントに出る為の受け付けは終わらせている

 この知らせに知っているクラスメイトたちは、いつも通りだが知らなかったのだろうクラスメイトは、驚きと共にトーナメントに出ると騒いでいた

 「アルもトーナメントに出るだろう!」

 「出るぞ。生徒会メンバーは原則的に出るみたいでさ。受け付け事態もう終わってるよ」

 トーナメントがあることを知らなかったアランが話しかけてきたので、アルも少しの間話して授業が始まるからと分かれてそれぞれの授業がある教室や訓練所に向かった

 そうして午後の授業まで終わると、ハルトは生徒会室に向かった

 生徒会室では既に生徒会長のアスランと会計のヘクターが、既に今回の選手を決める為のトーナメントの為の仕事をしていた

 「アスラン会長、ヘクター先輩。こんにちは。仕事、どれをすればいいですか?」

 「アル、この仕事を頼む」

 「分かりました」

 アスラン生徒会長に書類を渡されるとアルも仕事を始める

 アルが仕事を始めてから少しして副会長のエミリーと書記のフィリスが生徒会室に入ってきて仕事を始めた

 一週間以上前から準備をして来ていることもあり、それほどの時間も掛けずに仕事が終わった

 「ふぅ、やっと終わった……」

 「ここから忙しくなるぞ。一週間後には選抜トーナメントをが始まるからな」

 ようやく仕事が終わり背筋を伸ばしていたアルに、まだ残って仕事をしている副会長のエミリーがそう言う

 「そうだな。俺たちも選抜トーナメントに出ないといけないし生徒会の仕事もある。頑張らないといけないぞ」

 「そうなんですか?」

 それから話を聞いていくと、初日から三日目までが一年生、四日目から六日目までが二年生、七日目から九日目まで三年生が選抜トーナメントを行ない、最後の十日目に決勝戦と三位決定戦を、それぞれの学年が午前に三位決定戦を、午後に決勝戦を行うそうだ

 アルが忙しくなるだろうと言われたのは、初日から三日目と、選抜トーナメントが終わってからの数日までが忙しいようだ

 「選抜トーナメントが終われば九月のクリスタル王国学生トーナメントがあるまでほとんど仕事がなくなるぞ」

 「まぁ、その後は忙しくなるんですけどね。新しい生徒会役員を選んだりと」

 生徒会に入ってのメリットも多いけどやっぱり大変だなと、先輩方の話を聞き終わると先輩たちも仕事が終わったようで今日のところは解散することになった

 夕食を食べる時間帯になると食堂で夕食を召喚獣と共に食べると、寮に戻り召喚獣たちと過ごす

 「あとニ週間後には選抜トーナメントか」

 『アルは勝てる自身があるのです?』

 「勝つ自信はあるぞ。冒険者育成校に入ってから更に強くなっているからな。お前たちも四月と比べたら強くなっているだろう?」

 冒険者育成校に入学してからと比べると、闘気や魔力の扱いや魔力量も増えて、入学前と今のアルたちが自身と戦えば余裕ではないだろうが勝てるだろう

 『確かに今のあるじ様なら勝てそうですね』

 「そうだろう。さっ、お風呂にも入ったし明日も朝から訓練所を借りて選抜トーナメントに備えて今日は寝るぞ」

 明日の朝も早起きをする為にアルたちは早い時間帯に眠りに着いた
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