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第116話
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イリーシャは再度三日月状の闘気の斬撃をしかも複数放ってきた。だがそれは、先ほど放った物よりも三日月の大きさは小さく、威力が低いのが込められた闘気量で分かる
(流石に放った闘気を操るのは出来ないか……)
向かって来る闘気の斬撃を躱して回避すると、アルもイリーシャと同じように魔力で小さな三日月を複数放った
イリーシャと違って、アルが放った魔力の斬撃は、一つ一つの威力は先ほど放った斬撃よりも落ちているが、斬撃を構成されている魔力密度は高く、威力の減少はそれほど少ない
イリーシャはアルから放たれた三日月状の闘気の斬撃を回避するのではなく迎え打った。槍に闘気を纏わせ振るって、魔力の斬撃に攻撃を当てる
「ぅうううりゃあーー!!!!」
一度目の迎撃は少しの拮抗の後に魔力の斬撃を破壊して槍を振り抜く。まだ向かってくる魔力の斬撃を槍を返して振り、迎撃するが拮抗する時間が掛かるが破壊するが、まだあと三つの魔力の斬撃はイリーシャに向かって来ている
イリーシャはこのままではすべて破壊することは出来ないと回避行動に移した。だが回避するには少しだけ遅く時間差で襲う魔力の斬撃はイリーシャを攻撃する
「……ッ!」
闘気を纏った槍で受けて受け流すが、威力が高くて、イリーシャは上手く受け流さない。上手く受け流せていればその後の試合は変わっただろう
その後すぐに四発目の魔力の斬撃が襲ってきた、受け流した勢いを使って、槍の穂先で魔力の斬撃を攻撃しながら五発目を回避しようとする
「うぅ……あっ!」
すぐに四発目を破壊することは出来ない。そんな状態で五発目の回避をしようとしたせいで、四発目を破壊したと同時に五発目は槍の穂先に近い柄で受けることになった
槍の柄は幾ら闘気を纏っていても、威力が高い魔力の斬撃を防ぐことは出来なくて、柄と穂先の間で切り裂かれてしまうが、魔力の斬撃をイリーシャは回避することが出来た
「あーー!槍が切れちゃった!」
(最初から回避行動すれば槍を壊すことはなかっただろうに……でもこれでイリーシャの戦力は減ったな)
「むぅ、仕方ない!これで戦うぞ!」
槍から棒に変わった物を見てイリーシャは声を上げる。そして柄だけになった槍を片手に闘気を纏わせてアルにイリーシャは突撃する
「やぁあ!!!」
(穂先が無くなっても棒だけでくるか。少しだけ斜めに切れているから、あの棒に少しは気を付けないとな)
ブンブンと振るわれる棒を回避していく。アルは回避しながらタイミングを合わせて剣を振るい、棒を弾くと踏み込んで前蹴りをイリーシャに行なう
「!……うぐぅ!」
イリーシャはアルの前蹴りに反応すると、片手を離して棒を持っていない片腕に闘気を集中して防ごうとする
(闘気を多く纏わせて防いだか。流石に硬いな。でもこの程度なら!)
だが前蹴りを防いだ腕は纏っていた闘気を貫通して腕に衝撃が行き、ミシリと音を立て腕の骨は折れる
「あっ、ぁああ!!!」
前蹴りを受けたイリーシャは地面を転がっていく。それでも片手に持つ壊れた槍は離さなかった
「はぁ、はぁ、はぁ」
(腕が折れても立ち上がるか。それにイリーシャの目はまだ負けを認めていないな。油断して一撃を貰わないようにしないと)
額にあぶら汗が出ているイリーシャは槍を支えにして立ち上がる。アルはそれを見て油断なく剣を構える
「うっりゃぁぁあああ!!!!!」
イリーシャは最後の攻めをする為に突撃してくる。上げる声にも闘気が混じり発声される声が試合会場に響く
(あれを防ぐことが出来なければ負けはしなくても大怪我をするかもな。今のイリーシャなら回避も容易いだろうけど、ここは迎え打つか)
試合舞台の石畳を破壊しながら移動して来るイリーシャに、アルは迎え打つ為に動かずに構える
(流石に放った闘気を操るのは出来ないか……)
向かって来る闘気の斬撃を躱して回避すると、アルもイリーシャと同じように魔力で小さな三日月を複数放った
イリーシャと違って、アルが放った魔力の斬撃は、一つ一つの威力は先ほど放った斬撃よりも落ちているが、斬撃を構成されている魔力密度は高く、威力の減少はそれほど少ない
イリーシャはアルから放たれた三日月状の闘気の斬撃を回避するのではなく迎え打った。槍に闘気を纏わせ振るって、魔力の斬撃に攻撃を当てる
「ぅうううりゃあーー!!!!」
一度目の迎撃は少しの拮抗の後に魔力の斬撃を破壊して槍を振り抜く。まだ向かってくる魔力の斬撃を槍を返して振り、迎撃するが拮抗する時間が掛かるが破壊するが、まだあと三つの魔力の斬撃はイリーシャに向かって来ている
イリーシャはこのままではすべて破壊することは出来ないと回避行動に移した。だが回避するには少しだけ遅く時間差で襲う魔力の斬撃はイリーシャを攻撃する
「……ッ!」
闘気を纏った槍で受けて受け流すが、威力が高くて、イリーシャは上手く受け流さない。上手く受け流せていればその後の試合は変わっただろう
その後すぐに四発目の魔力の斬撃が襲ってきた、受け流した勢いを使って、槍の穂先で魔力の斬撃を攻撃しながら五発目を回避しようとする
「うぅ……あっ!」
すぐに四発目を破壊することは出来ない。そんな状態で五発目の回避をしようとしたせいで、四発目を破壊したと同時に五発目は槍の穂先に近い柄で受けることになった
槍の柄は幾ら闘気を纏っていても、威力が高い魔力の斬撃を防ぐことは出来なくて、柄と穂先の間で切り裂かれてしまうが、魔力の斬撃をイリーシャは回避することが出来た
「あーー!槍が切れちゃった!」
(最初から回避行動すれば槍を壊すことはなかっただろうに……でもこれでイリーシャの戦力は減ったな)
「むぅ、仕方ない!これで戦うぞ!」
槍から棒に変わった物を見てイリーシャは声を上げる。そして柄だけになった槍を片手に闘気を纏わせてアルにイリーシャは突撃する
「やぁあ!!!」
(穂先が無くなっても棒だけでくるか。少しだけ斜めに切れているから、あの棒に少しは気を付けないとな)
ブンブンと振るわれる棒を回避していく。アルは回避しながらタイミングを合わせて剣を振るい、棒を弾くと踏み込んで前蹴りをイリーシャに行なう
「!……うぐぅ!」
イリーシャはアルの前蹴りに反応すると、片手を離して棒を持っていない片腕に闘気を集中して防ごうとする
(闘気を多く纏わせて防いだか。流石に硬いな。でもこの程度なら!)
だが前蹴りを防いだ腕は纏っていた闘気を貫通して腕に衝撃が行き、ミシリと音を立て腕の骨は折れる
「あっ、ぁああ!!!」
前蹴りを受けたイリーシャは地面を転がっていく。それでも片手に持つ壊れた槍は離さなかった
「はぁ、はぁ、はぁ」
(腕が折れても立ち上がるか。それにイリーシャの目はまだ負けを認めていないな。油断して一撃を貰わないようにしないと)
額にあぶら汗が出ているイリーシャは槍を支えにして立ち上がる。アルはそれを見て油断なく剣を構える
「うっりゃぁぁあああ!!!!!」
イリーシャは最後の攻めをする為に突撃してくる。上げる声にも闘気が混じり発声される声が試合会場に響く
(あれを防ぐことが出来なければ負けはしなくても大怪我をするかもな。今のイリーシャなら回避も容易いだろうけど、ここは迎え打つか)
試合舞台の石畳を破壊しながら移動して来るイリーシャに、アルは迎え打つ為に動かずに構える
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