王子の心を溶かすのは、、?

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「主よ。私に名前を付けてくれないだろうか」







「名前?私が付けてもいいの?」







「聖獣は主に名付けして貰う事によって契約と更なる力が与えられるのだ」








なんだかファンタジー要素が強いなぁ
前の世界を考えると普通に狼と会話出来てる自体が不思議ではあるけど
まぁモフモフで可愛いから何も文句はない







「うーん。じゃあラン でどうかな?昔近所に飼われてた唯一私に懐いてくれた犬の名前なんだ」







懐かしいなぁ
誰もが私を汚物を見るような目で見る中あのワンコだけは私に癒しをくれた








ラン。と名付けた瞬間に私とランの右手には青い紋章のようなものが浮かび上がった








「主よ。ランという名、ありがたく頂戴する。これで私と主は契約された。」









右手の紋章以外に特に変化はないような気がするけど何か変わったのだろうか?
毛並みが良くなったとか?
ランの身体に抱きつきモフモフしてみるも、、ただのモフモフだ、、癒される、、







「主よ。くすぐったいぞ」







ランは瞳をキラキラさせ尻尾をぶんぶんと振っている
あぁ前世ではペットを飼う暇もお金も無かったから癒されるなぁ






「ランは契約した事で何か変化はあったの?私には特になかったみたいだけど」








「あぁ。私は魔力の安定といつでも主の傍にいられるよう主の影に潜めるようになった」








ほら。と目の前のランがスっと私の影に溶け込む









「わぁ!凄いね。」









「主は魔力が更に高まったはずだ。私の名を呼べばすぐに私を召喚できる」









影の中にいるはずのランと会話が出来るのは私とランがリンクしたからなのかな?








「ラン」








呼んでみるとシュンと目の前にランが現れた
凄いなぁゲームの世界みたい
ゲームなんてやった事ないけどクラスメイトが楽しそうに話してたのってこういう事だったんだなぁ
魔法があるのも驚きだしこんなワクワクするの初めてかも









他には何が使えるのかな?
服を変える能力に治癒能力に防衛の魔法?
思い浮かべれば何か出るのだろうか







例えば、掌に水が溢れるイメージで
掌を前に差し出し見つめるとどこからともなく水が溢れだす








「うわぁ!思い浮かべただけで水が出てきた。不思議だなぁ」







「主の魔力量はこの世界でもトップになる程の量だ。使いこなせば何でも出来ると思うぞ」







「ランは何か使えるの?」







「私は攻撃魔法しか使えぬ。ここで使うには森を傷付けてしまうな。機会があれば見せよう」








攻撃魔法なんてあるのか
ゲームをやっていれば色々な知識が持てたかもしれないけど過ぎたものはしょうがない。
これから学んでいこう








「とりあえずこれからこの世界で生きて行く為に住む家とお金を稼がなきゃ。私が出来る仕事があればいいんだけど、、」








「それならばここから1時間ほどの所に街があるぞ。私は立ち寄った事はないが大きな街だと精霊たちが言っていたな」







「精霊なんているんだねぇ。聖獣のランがいるんだから他にも沢山私の知らない子達がいそうだね」








前の世界ではせめて学業くらいバカにされないように沢山の事を勉強したけどこの世界は知らない事だらけで楽しいなぁ








「主程優しい人ならば精霊たちも近寄ってくるだろう。日が落ちる前につけるよう急ごう。主、乗ってくれ」








ランが伏せをして背中に乗れと促す







恐る恐る背中に乗ってみると








「しっかり掴まっていてくれ」








ダダっとランが走り出す
馬に乗った事すらないのに狼に乗るなんて貴重な体験だ








「わぁ!速い!ラン、重くない?大丈夫?」








「主はとても軽い。乗せているのか不安になるくらいにな」










どんどん変わる景色
こんなに楽していいのだろうかと思うが綺麗な景色から目が離せない








数十分走った頃に








「主。あと少しで街に着くぞ。」









「あっという間に着いちゃった!ランありがとう!」









あれ?
遠くから騒がしい声がする
うーん。もう少し目が良かったら見えるのになぁ







能力で見えないかな?
念じてみるとビュンと視界が先へ先へ移動するような感覚に陥る








遠くの景色がよく見える








あれは!









「馬車が盗賊に襲われている!?」










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