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第1章 運命の歯車が動く時
第8話 全力で戦うこと
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「陸奥さん!」
自身の前にいる伊吹の防御魔法を壊すために、連続で斬りかかっている魔族を出雲は見ていた。魔族が伊吹に斬りかかったことで放たれていた魔法が途切れると、出雲は水の防御魔法を解除してやめろと叫びながら魔族に斬りかかる。
「もうやめろ! お前は何がしたいんだ!」
久遠から貰った剣に火と風属性の魔法を纏わせた出雲は、勢いよく魔族に向けて剣を振るう。魔族は出雲の攻撃を右手に持つ剣で軽々と防ぐと、右足で出雲の腹部を蹴って後方に吹き飛ばした。
「黒羽!」
出雲の名前を叫んだ伊吹に魔族が斬りかかる。
伊吹は魔族と鍔迫り合いながら横目で吹き飛ばされた出雲を見ようとするが、後方に飛ばされすぎて横目で見える範囲には姿が見えない。
「あいつ相当吹き飛ばされたか……心配をしている場合じゃないな。俺が殺される可能性の方が高いか」
伊吹は目の前にいる魔族を見ると、左足で魔族の腹部を蹴って距離を取った。
「決定打が打てないな。体力をかなり消費するが、あれを打つしかないか」
伊吹が何かを決心すると、右手に魔力を凝縮し始める。
後方に飛ばされた出雲は、吹き飛ばされた先の地面に体を強く打って地面に倒れてしまう。
「背中を強く打った……がっふ……」
血を吐いてしまった出雲は、今にも意識を失ってしまいそうになってしまう。
「気持ち悪い……それにさっきから何かが焦げた匂いがする……」
何度も咳き込みながら周囲を見渡すと、出雲の目に焦げた騎士の姿が入った。何人かの騎士が焦げている騎士の体に触れると、乾いた土が崩れるように焦げた騎士の体が崩れてしまった。
「そ、そんな……さっきの魔族の攻撃で!? あ、姉さんは無事なのか!?」
後方に向かって放たれたのを見ていたので、久遠のいる場所まで届いていないか心配になっていた。
しかし、今は魔族をどうにかしないといけないので久遠のもとに行くことができない。
「今は魔族の場所に戻らないと。またあの魔法を使われたら騎士達の被害が拡大しちゃう!」
戻らないとと言いながら出雲は痛む体に鞭を打って伊吹と魔族のもとに戻ろうとすると、出雲は走りだすと焼き焦げてしまっている騎士が多いことに気が付く。
生きている騎士もいるが、先ほどの魔族の攻撃を防げなかった騎士が出雲の周囲だけでも20名はいた。
「突然の攻撃だったから防げなかったのか……俺は陸奥さんが教えてくれたから防げたけど、そうじゃない人の方が多いのか……」
走りながら周囲を見つつ考えていると、伊吹と魔族が素早く斬り合っている姿が目に入る。伊吹は近距離で剣を激しく振るっており、魔族はその攻撃をことごとく防いでいた。
出雲は陸奥さんが危ないと考えていると、美桜と共に戦った時に放った魔法を魔族に向けて放とうとする。
「陸奥さん、下がって!」
その言葉を聞いた伊吹は出雲の手元を見ると、すぐに後方に下がる。
手元に集中をする出雲は伊吹が下がったことを確認すると、勢いよく魔族に向けて魔法を放つ。
「これでどうだ!」
出雲が風火球を放つと、魔族の全身を熱と風が襲う。
魔族の纏っている鎧が熱と風によって傷つけられると、頭部に付けている兜の左側にヒビが入っていた。
「くそ! あの攻撃でもあの程度のダメージしか与えられないのか!」
「いや、それでも上出来だ。配達人にしては強い魔法を扱うな」
伊吹は出雲が2属性を扱ったことを確認すると、珍しいなと話しかけた。
「お前、2属性扱えるのか? 出し惜しみをすると死ぬぞ?」
「出し惜しみじゃないけど、あまり魔法は使っていなくて使いどころが分からないんだ」
使いどころが分からないと言った出雲の言葉を聞いた伊吹は、魔力量に注意をして積極的に使えばいいのさと剣を構えながら話す。
「積極的にか……やってみるよ」
出雲も伊吹を真似て剣を構えていると、魔族が剣を左斜めに力強く振るって風火球を切り裂いてしまう。
「おいおい……魔法を受けながら切り裂くとは……どういった強さをしているんだ……」
流石の伊吹も魔族の強さに冷や汗をかいていると、魔族が出雲に向けて一直線に突っ込んでくる。
「なに!? 避けろ!」
伊吹のその声が出雲の耳に届いたころには、既に魔族の剣が出雲の腹部を貫通している時であった。出雲は自身の体に何が起きたのか理解した時には、既に口から大量の血を吐いていた。
「いつの間に……」
そう消え入りそうな声で言葉を発すると、地面に力なく倒れてしまった。
伊吹は地面に倒れた出雲を見ると、魔族風勢がと叫びながら光属性の魔力を剣に纏わせて斬りかかろうとしていた。
「俺はここで死ぬのか……いや……まだ死にたくないな……」
目の前が暗くなりつつあると、助けてくれた久遠のことを思い出していた。
久遠は命を懸けて助けてくれたのに、ここで死んでいいのかと出雲は考えていた。
「まだ死ねない……ここで死ぬことはできない……せめて魔族に一矢報いないと……」
ここで死ぬわけにはいかないと、力が入らない体に力を込めて辛うじて立ち上がることができた。
腹部から血が流れ、口から血が大量に出ていると、出雲は血が止まらないなと小さな声で呟く。
「痛みが凄い……歩くのもままならない……でも、それでも一矢報いなきゃ……」
ふらつく足を何度も叩いて伊吹と魔族の戦っている場所を目指す。
途中、騎士達の戦う声や悲鳴が耳に入るも、魔族を倒せばこの戦闘が終わると出雲は考えていた。
「陸奥さんの鎧にヒビが入ってきてる……負けそうだ……」
伊吹は魔族と斬り合っているものの、次第に追い詰められていた。
どうして埋まらない実力差によって魔族に連続で斬られて衝撃を全身で受けている。
「陸奥さんが殺される……早く行かなきゃ……」
走りたいけど走れない。
声を上げたいけど上げれない。
出雲は自身が瀕死の状態であっても、伊吹や他の騎士達のことの心配を第一に考えていた。そして、久遠に火傷を負わせた魔族のことを許せないと考えている。
「近くに来れた。姉さんから渡されたこの剣で!」
右手に持つ剣に出雲は魔法を込め始める。
出雲は今まで使ってきた火と風ではなく、隠してきた属性も使うことにした。
「出し惜しみはできない! 魔族を殺す勢いで行かないと!」
剣に4属性の魔法を込める。
火・水・土・風の4属性を剣に込めると、その剣が虹色に輝き始めていた。
「目立つから使いたくなかったけど、この魔法ならば!」
虹色に輝く剣の切っ先を魔族に向け、痛む体に鞭を打って勢いよく走り始めた。
「陸奥さん避けて!」
「なんだ!? 何をするつもりだ!」
「いいから!」
伊吹が横に飛んだのを確認すると、出雲は剣にさらに魔力を込めて虹色の輝きが全身を覆い始める。
「これでどうだ! 俺の全身全霊の1撃だ!」
出雲の体を覆う虹色の輝きによって、魔族に突進をする速度が格段に上がっていた。魔族は突然現れて攻撃をしてくる出雲に驚くも、初めて防御魔法を展開して出雲の攻撃を防ごうとしていた。
「そんな防御魔法なんかにー!」
「ッ!?」
虹色に輝く剣が魔族の防御魔法に当たると、耳を劈く音と衝撃波を発生させた。
出雲の周囲にいる伊吹や騎士達は、その衝撃波によって体勢を崩して吹き飛ばされてしまっていた。
「ぐぎぎぎぎぎ! 負けるものか! この攻撃でお前を殺す!」
「そんな攻撃で殺せるのか? それに、お前はもうすぐ死にそうだが?」
目と鼻の先にいる魔族の言葉を、出雲はハッキリと聞き取ることが出来た。
初めて声を聞いた時は男性か女性か性別までは判断が付かないが、近距離で魔族の声をハッキリと聞いたことで出雲は微笑していた。
自身の前にいる伊吹の防御魔法を壊すために、連続で斬りかかっている魔族を出雲は見ていた。魔族が伊吹に斬りかかったことで放たれていた魔法が途切れると、出雲は水の防御魔法を解除してやめろと叫びながら魔族に斬りかかる。
「もうやめろ! お前は何がしたいんだ!」
久遠から貰った剣に火と風属性の魔法を纏わせた出雲は、勢いよく魔族に向けて剣を振るう。魔族は出雲の攻撃を右手に持つ剣で軽々と防ぐと、右足で出雲の腹部を蹴って後方に吹き飛ばした。
「黒羽!」
出雲の名前を叫んだ伊吹に魔族が斬りかかる。
伊吹は魔族と鍔迫り合いながら横目で吹き飛ばされた出雲を見ようとするが、後方に飛ばされすぎて横目で見える範囲には姿が見えない。
「あいつ相当吹き飛ばされたか……心配をしている場合じゃないな。俺が殺される可能性の方が高いか」
伊吹は目の前にいる魔族を見ると、左足で魔族の腹部を蹴って距離を取った。
「決定打が打てないな。体力をかなり消費するが、あれを打つしかないか」
伊吹が何かを決心すると、右手に魔力を凝縮し始める。
後方に飛ばされた出雲は、吹き飛ばされた先の地面に体を強く打って地面に倒れてしまう。
「背中を強く打った……がっふ……」
血を吐いてしまった出雲は、今にも意識を失ってしまいそうになってしまう。
「気持ち悪い……それにさっきから何かが焦げた匂いがする……」
何度も咳き込みながら周囲を見渡すと、出雲の目に焦げた騎士の姿が入った。何人かの騎士が焦げている騎士の体に触れると、乾いた土が崩れるように焦げた騎士の体が崩れてしまった。
「そ、そんな……さっきの魔族の攻撃で!? あ、姉さんは無事なのか!?」
後方に向かって放たれたのを見ていたので、久遠のいる場所まで届いていないか心配になっていた。
しかし、今は魔族をどうにかしないといけないので久遠のもとに行くことができない。
「今は魔族の場所に戻らないと。またあの魔法を使われたら騎士達の被害が拡大しちゃう!」
戻らないとと言いながら出雲は痛む体に鞭を打って伊吹と魔族のもとに戻ろうとすると、出雲は走りだすと焼き焦げてしまっている騎士が多いことに気が付く。
生きている騎士もいるが、先ほどの魔族の攻撃を防げなかった騎士が出雲の周囲だけでも20名はいた。
「突然の攻撃だったから防げなかったのか……俺は陸奥さんが教えてくれたから防げたけど、そうじゃない人の方が多いのか……」
走りながら周囲を見つつ考えていると、伊吹と魔族が素早く斬り合っている姿が目に入る。伊吹は近距離で剣を激しく振るっており、魔族はその攻撃をことごとく防いでいた。
出雲は陸奥さんが危ないと考えていると、美桜と共に戦った時に放った魔法を魔族に向けて放とうとする。
「陸奥さん、下がって!」
その言葉を聞いた伊吹は出雲の手元を見ると、すぐに後方に下がる。
手元に集中をする出雲は伊吹が下がったことを確認すると、勢いよく魔族に向けて魔法を放つ。
「これでどうだ!」
出雲が風火球を放つと、魔族の全身を熱と風が襲う。
魔族の纏っている鎧が熱と風によって傷つけられると、頭部に付けている兜の左側にヒビが入っていた。
「くそ! あの攻撃でもあの程度のダメージしか与えられないのか!」
「いや、それでも上出来だ。配達人にしては強い魔法を扱うな」
伊吹は出雲が2属性を扱ったことを確認すると、珍しいなと話しかけた。
「お前、2属性扱えるのか? 出し惜しみをすると死ぬぞ?」
「出し惜しみじゃないけど、あまり魔法は使っていなくて使いどころが分からないんだ」
使いどころが分からないと言った出雲の言葉を聞いた伊吹は、魔力量に注意をして積極的に使えばいいのさと剣を構えながら話す。
「積極的にか……やってみるよ」
出雲も伊吹を真似て剣を構えていると、魔族が剣を左斜めに力強く振るって風火球を切り裂いてしまう。
「おいおい……魔法を受けながら切り裂くとは……どういった強さをしているんだ……」
流石の伊吹も魔族の強さに冷や汗をかいていると、魔族が出雲に向けて一直線に突っ込んでくる。
「なに!? 避けろ!」
伊吹のその声が出雲の耳に届いたころには、既に魔族の剣が出雲の腹部を貫通している時であった。出雲は自身の体に何が起きたのか理解した時には、既に口から大量の血を吐いていた。
「いつの間に……」
そう消え入りそうな声で言葉を発すると、地面に力なく倒れてしまった。
伊吹は地面に倒れた出雲を見ると、魔族風勢がと叫びながら光属性の魔力を剣に纏わせて斬りかかろうとしていた。
「俺はここで死ぬのか……いや……まだ死にたくないな……」
目の前が暗くなりつつあると、助けてくれた久遠のことを思い出していた。
久遠は命を懸けて助けてくれたのに、ここで死んでいいのかと出雲は考えていた。
「まだ死ねない……ここで死ぬことはできない……せめて魔族に一矢報いないと……」
ここで死ぬわけにはいかないと、力が入らない体に力を込めて辛うじて立ち上がることができた。
腹部から血が流れ、口から血が大量に出ていると、出雲は血が止まらないなと小さな声で呟く。
「痛みが凄い……歩くのもままならない……でも、それでも一矢報いなきゃ……」
ふらつく足を何度も叩いて伊吹と魔族の戦っている場所を目指す。
途中、騎士達の戦う声や悲鳴が耳に入るも、魔族を倒せばこの戦闘が終わると出雲は考えていた。
「陸奥さんの鎧にヒビが入ってきてる……負けそうだ……」
伊吹は魔族と斬り合っているものの、次第に追い詰められていた。
どうして埋まらない実力差によって魔族に連続で斬られて衝撃を全身で受けている。
「陸奥さんが殺される……早く行かなきゃ……」
走りたいけど走れない。
声を上げたいけど上げれない。
出雲は自身が瀕死の状態であっても、伊吹や他の騎士達のことの心配を第一に考えていた。そして、久遠に火傷を負わせた魔族のことを許せないと考えている。
「近くに来れた。姉さんから渡されたこの剣で!」
右手に持つ剣に出雲は魔法を込め始める。
出雲は今まで使ってきた火と風ではなく、隠してきた属性も使うことにした。
「出し惜しみはできない! 魔族を殺す勢いで行かないと!」
剣に4属性の魔法を込める。
火・水・土・風の4属性を剣に込めると、その剣が虹色に輝き始めていた。
「目立つから使いたくなかったけど、この魔法ならば!」
虹色に輝く剣の切っ先を魔族に向け、痛む体に鞭を打って勢いよく走り始めた。
「陸奥さん避けて!」
「なんだ!? 何をするつもりだ!」
「いいから!」
伊吹が横に飛んだのを確認すると、出雲は剣にさらに魔力を込めて虹色の輝きが全身を覆い始める。
「これでどうだ! 俺の全身全霊の1撃だ!」
出雲の体を覆う虹色の輝きによって、魔族に突進をする速度が格段に上がっていた。魔族は突然現れて攻撃をしてくる出雲に驚くも、初めて防御魔法を展開して出雲の攻撃を防ごうとしていた。
「そんな防御魔法なんかにー!」
「ッ!?」
虹色に輝く剣が魔族の防御魔法に当たると、耳を劈く音と衝撃波を発生させた。
出雲の周囲にいる伊吹や騎士達は、その衝撃波によって体勢を崩して吹き飛ばされてしまっていた。
「ぐぎぎぎぎぎ! 負けるものか! この攻撃でお前を殺す!」
「そんな攻撃で殺せるのか? それに、お前はもうすぐ死にそうだが?」
目と鼻の先にいる魔族の言葉を、出雲はハッキリと聞き取ることが出来た。
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