19 / 114
暁×雪兎編
19 艶※(雪兎視点)
しおりを挟む
体内に侵入してきた異物感。痛みはなかったんだけど、座薬を刺した時のような感じが、不快だった。でも、前を刺激されて、頭に霞がかかっていて、暁が何かを探すように、少しずつ奥に向かって進んでくる。
さっき、一人にされた時は凄く不安で、今までが夢だと勘違いしたんだ。熱が……、一瞬で冷めた気がした。でも、それは違っていて、僕を労わるためだった。
でもね、不安だったんだけど、暁の姿にちょっと笑っちゃったんだ。だって、裸で、反応させたまま歩き回るって、普通しないでしょう? しかも、バスタオルを敷くとか。僕、終わった後にシーツを取り替えるは聞いたけど、最初に対応するのは聞いてなかった。
「……ひぃうっ」
体が自然と逃げを打ちそうになった。暁の長い指が何かに触れた。触れた瞬間、体が自然に反応した。僕の意思じゃない。暁はその反応に勘付いたように、そこばかり、試すように触れてくる。
「……あ、や……、そこ、イヤっ!」
触れてくる度、熱が籠もる。どんなに息をしても追いつかない。何に触れたのかは分かる。分かりたくなくても、しっかり、頭は認識してる。前立腺、普通にマッサージとかもあるって、これは、美和さんが嬉々として教えてくれたから。
キョウとは絶対にありえなかったし、こんな感情を抱くなんて、あの時は考えたこともなかったから。あり得ないで片付けていた。頭が感覚に負けてる。そう思った。
「雪兎、凄く艶っぽい」
いきなり耳元に降ってきた声。僕は脚を開いた状態で暁に解されていたから、気が付かなかった。指は僕のそこを解してるのに、僕自身に絡みついていた手が解かれてた。その事に、全く、気が付かなかった。それくらい、強烈な感覚なんだ。
耳元にあった唇。それが首筋に降りてきた。舐められて、吸い付かれて、素直に体が跳ねた。暁から放たれている気配が、僕なんかよりずっと色っぽくて、艶っぽいと思う。初めてだって言うけど、初めてで、こんなに躊躇いなく出来るものなの?!
「や……ぁ、そこ……ばっかり、いじらっ……」
「ん……、それは無理かな。ここ触ると、雪兎の中がヤバイくらい熱くなって、柔らかくなって、俺の指に吸い付いてくるし」
やっぱり、暁は言葉で攻めて来てる! 恥ずかしいことばっかり言ってくる……。僕も中の指をしゃぶってる感覚はあったりするんだけど。無意識だから!
「分かる? もう、三本も飲み込んでるの。指を開いたら、空気が入ってくる感覚があるでしょう?」
そう言われて、いきなり、アナルを広げられた。中より冷たい空気が入り込んでくる。痛くはないけど、そこがジンワリ重たい感じになっていて、麻痺してるかのように、暁の動きに喜んでる。
「雪兎、凄い。ヤバイくらい」
「……もっ、やだっ! 僕……ばっかり!」
一際、強く前立腺を刺激された。体が跳ねて、思いっきり仰け反った。暁に胸を見せ付けるような形になって、色付いてるそこに吸い付かれた。
「あ……、ぁんっ……、ふぅっ!……」
声、抑えられない。後ろが、ジンジンして、体の奥が焦れてる。足りないって、もっと、奥に欲しいって。おかしいと思うのに、僕の思考なんて無視して、体が勝手に暴走を始めてる。
「雪兎、挿れたい」
胸を愛撫していた暁が、欲情を宿した視線を僕に向けた。切羽詰まったように眉を寄せて、艶を含んだ声音が、僕の脳を侵していく。僕も、もう、限界。奥が疼いて、仕方がないの。
「雪兎を感じたい」
溜め息の様に、吐き出された声。掠れていて、凄く色を含んでいる。僕の体を高めていた動きが全て停止してる。ジッと見つめられて、視線が僕を愛撫してる。その視線だけで、体の中に熱が溜まる。僕は、こくり、と唾液を飲み込んだ。
「……、僕も欲しい」
恥ずかしいけど、自分の右手を暁の指を受け入れている場所に伸ばした。指先に触れたのは暁の指の根元。そして、広げられるだけ広げられた僕の肉襞。
「ここに……頂戴。暁の……熱くて……硬くて……大きいもの……」
凄く恥ずかしかった。でも、それ以上に暁が欲しかった。離れて行ってしまうと、あの時抱いた絶望と恐怖に比べたら、恥ずかしさなんて大したことじゃない。
「計算じゃないところが、本当にタチが悪い」
ズルリと抜けて行く感覚が、肌を粟立たせた。体内から消えていった圧迫感が寂しいと、そこが訴えているようにヒクヒク疼いているのが分かる。
「僕に……暁の全部、頂戴……」
言った瞬間、性急な唇が僕の唇を塞いだ。激しく絡まり合う舌に、次に来るであろう衝撃を期待するように、体内が激しく疼いたことが分かった。
さっき、一人にされた時は凄く不安で、今までが夢だと勘違いしたんだ。熱が……、一瞬で冷めた気がした。でも、それは違っていて、僕を労わるためだった。
でもね、不安だったんだけど、暁の姿にちょっと笑っちゃったんだ。だって、裸で、反応させたまま歩き回るって、普通しないでしょう? しかも、バスタオルを敷くとか。僕、終わった後にシーツを取り替えるは聞いたけど、最初に対応するのは聞いてなかった。
「……ひぃうっ」
体が自然と逃げを打ちそうになった。暁の長い指が何かに触れた。触れた瞬間、体が自然に反応した。僕の意思じゃない。暁はその反応に勘付いたように、そこばかり、試すように触れてくる。
「……あ、や……、そこ、イヤっ!」
触れてくる度、熱が籠もる。どんなに息をしても追いつかない。何に触れたのかは分かる。分かりたくなくても、しっかり、頭は認識してる。前立腺、普通にマッサージとかもあるって、これは、美和さんが嬉々として教えてくれたから。
キョウとは絶対にありえなかったし、こんな感情を抱くなんて、あの時は考えたこともなかったから。あり得ないで片付けていた。頭が感覚に負けてる。そう思った。
「雪兎、凄く艶っぽい」
いきなり耳元に降ってきた声。僕は脚を開いた状態で暁に解されていたから、気が付かなかった。指は僕のそこを解してるのに、僕自身に絡みついていた手が解かれてた。その事に、全く、気が付かなかった。それくらい、強烈な感覚なんだ。
耳元にあった唇。それが首筋に降りてきた。舐められて、吸い付かれて、素直に体が跳ねた。暁から放たれている気配が、僕なんかよりずっと色っぽくて、艶っぽいと思う。初めてだって言うけど、初めてで、こんなに躊躇いなく出来るものなの?!
「や……ぁ、そこ……ばっかり、いじらっ……」
「ん……、それは無理かな。ここ触ると、雪兎の中がヤバイくらい熱くなって、柔らかくなって、俺の指に吸い付いてくるし」
やっぱり、暁は言葉で攻めて来てる! 恥ずかしいことばっかり言ってくる……。僕も中の指をしゃぶってる感覚はあったりするんだけど。無意識だから!
「分かる? もう、三本も飲み込んでるの。指を開いたら、空気が入ってくる感覚があるでしょう?」
そう言われて、いきなり、アナルを広げられた。中より冷たい空気が入り込んでくる。痛くはないけど、そこがジンワリ重たい感じになっていて、麻痺してるかのように、暁の動きに喜んでる。
「雪兎、凄い。ヤバイくらい」
「……もっ、やだっ! 僕……ばっかり!」
一際、強く前立腺を刺激された。体が跳ねて、思いっきり仰け反った。暁に胸を見せ付けるような形になって、色付いてるそこに吸い付かれた。
「あ……、ぁんっ……、ふぅっ!……」
声、抑えられない。後ろが、ジンジンして、体の奥が焦れてる。足りないって、もっと、奥に欲しいって。おかしいと思うのに、僕の思考なんて無視して、体が勝手に暴走を始めてる。
「雪兎、挿れたい」
胸を愛撫していた暁が、欲情を宿した視線を僕に向けた。切羽詰まったように眉を寄せて、艶を含んだ声音が、僕の脳を侵していく。僕も、もう、限界。奥が疼いて、仕方がないの。
「雪兎を感じたい」
溜め息の様に、吐き出された声。掠れていて、凄く色を含んでいる。僕の体を高めていた動きが全て停止してる。ジッと見つめられて、視線が僕を愛撫してる。その視線だけで、体の中に熱が溜まる。僕は、こくり、と唾液を飲み込んだ。
「……、僕も欲しい」
恥ずかしいけど、自分の右手を暁の指を受け入れている場所に伸ばした。指先に触れたのは暁の指の根元。そして、広げられるだけ広げられた僕の肉襞。
「ここに……頂戴。暁の……熱くて……硬くて……大きいもの……」
凄く恥ずかしかった。でも、それ以上に暁が欲しかった。離れて行ってしまうと、あの時抱いた絶望と恐怖に比べたら、恥ずかしさなんて大したことじゃない。
「計算じゃないところが、本当にタチが悪い」
ズルリと抜けて行く感覚が、肌を粟立たせた。体内から消えていった圧迫感が寂しいと、そこが訴えているようにヒクヒク疼いているのが分かる。
「僕に……暁の全部、頂戴……」
言った瞬間、性急な唇が僕の唇を塞いだ。激しく絡まり合う舌に、次に来るであろう衝撃を期待するように、体内が激しく疼いたことが分かった。
0
あなたにおすすめの小説
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
死ぬほど嫌いな上司と付き合いました【完結】
三宅スズ
BL
社会人3年目の皆川涼介(みながわりょうすけ)25歳。
皆川涼介の上司、瀧本樹(たきもといつき)28歳。
涼介はとにかく樹のことが苦手だし、嫌いだし、話すのも嫌だし、絶対に自分とは釣り合わないと思っていたが‥‥
上司×部下BL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる