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暁×雪兎編
18 覚悟※(暁視点)
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雪兎はトロンとした目で俺を見上げている。でも、思考は働いてないよね。知識はあっても、体は初めてだし、きちんとしないと辛いのは雪兎だ。盛りたいのは山々だけど、必要なことはしないとね。
雪兎を横目に部屋を抜け出した。兄さんは多分、戻ってこないだろうし。こういうことに関する感は鋭い筈だからね。
俺もまさか、今日、こんなことになるとは思っていなかったから、何の準備もしていない。だから、キッチンでオリーブオイルを手にし、兄さんの部屋を物色。そして、それはベッド脇の引き出しに入っていた。それを拝借して部屋に戻ると、雪兎はジッとこっちを見ていた。
「……いきなり一人にされたから……」
何も言わずにいなくなったから、不安になったんだろうな。ま、言っても理解出来たかは謎だけど。
「そのままするのはちょっとね。必要なものを取ってきたんだよ」
雪兎は首を傾げる。
「詳しく教えてもらったんなら、ローションがあった方が良いって、分かってるよね。それに、そのままするのは雪兎の体に負担をかけるから」
俺が兄さんの部屋から拝借したのはコンドーム。そのままの方が、俺的には気持ちいいんだろうけど、雪兎は受け入れる側で、中で出してしまうと処理も大変だから、きちんとしないと。
兄さんがコンドームを持っているのは、部屋を掃除した時に、何となく、物色した時に見付けたから。まさか、必要になるなんて思わなかったし。でも、ローションの類はなかったから、サイトでオリーブオイルが代用出来るって書いてあったしね。
オリーブオイルは料理にも使うけど、エステとかでも使われたりするし。ただ、オリーブオイルは油だから。ベッド脇に持って来た物を置いて、クローゼットの中から大判のバスタオルを取り出した。雪兎の元に戻って、少し体を持ち上げて、その下にバスタオルを敷く。雪兎は不思議顔だ。
「ローションはなくて。代わりにオリーブオイルを使うから」
雪兎は俺の首にしがみ付いていたんだけど、顔と視線を向けて、小さく頷いた。複雑だけど、そこも教えてもらってるんだ、と少し苦笑いが漏れてしまう。
「クウちゃんが、楽しそうに教えてくれたから」
知っている、って。どんだけ、知識を植え付けられてるのか、ある意味、恐怖だよね。
「やり方も?」
コクコクと、雪兎は頷いた。俺もね、良く、調べたんだ。まあ、兄さんに訊いた方が早かったんだけどね。男でも、後ろで快感が得られる。その理由。尿道を取り囲むように存在する、生殖器である前立腺。それが直腸に隣接していて、そこを刺激すると、かなり気持ちがいいらしい。でも、直腸は元々、排泄器官だから、ちゃんと出口を解さないと、痛いだけじゃない。怪我をする結果になる。
「痛かったら言って」
雪兎は素直に頷いた。
「言うけど、絶対、止めないで。僕、覚悟はしてるから」
その言葉は嬉しいけど、無理はさせたくない。俺と同じくらいの身長なのに、線は細い。腰だって、女並みの細さだ。ちゃんと食事をしているのか、疑問だけど。お昼を一緒にしている限りでは食べていたし、脂肪が付きにくいのかもしれないね。
もう一度、仕切り直しと、雪兎の唇を塞いだ。雪兎も慣れてきたのか、自然と唇を開いて、俺を受け入れてくれる。何度も角度を変え、唾液を交換した。違和感なく受け入れられるのが、何だか不思議だ。
オリーブオイルを雪兎の腹の上に垂らす。冷たかったのか、雪兎の体が跳ねた。
「冷たい?」
「……へ……き」
右手の指でオリーブを伸ばす。オイルだし、やっぱり滑りがある。その指を雪兎の後ろに持って行き、お尻の割れ目に沿って撫でてみた。
「……んっ」
雪兎は驚いたように腰が跳ねたけど、抵抗はしない。だから、オリーブオイルを足しつつ、アナルの皺を伸ばすように解し始める。やっぱり、違和感があるんだろうな。
「こっちに意識向けて」
俺はそう言うと、雪兎自身を左手で捉えた。少しだけ反応しているそこを、ゆっくりとした動作で刺激して、後ろを解す。雪兎が快楽を追い始めたのを確認して、指を一本滑り込ませた。
雪兎を横目に部屋を抜け出した。兄さんは多分、戻ってこないだろうし。こういうことに関する感は鋭い筈だからね。
俺もまさか、今日、こんなことになるとは思っていなかったから、何の準備もしていない。だから、キッチンでオリーブオイルを手にし、兄さんの部屋を物色。そして、それはベッド脇の引き出しに入っていた。それを拝借して部屋に戻ると、雪兎はジッとこっちを見ていた。
「……いきなり一人にされたから……」
何も言わずにいなくなったから、不安になったんだろうな。ま、言っても理解出来たかは謎だけど。
「そのままするのはちょっとね。必要なものを取ってきたんだよ」
雪兎は首を傾げる。
「詳しく教えてもらったんなら、ローションがあった方が良いって、分かってるよね。それに、そのままするのは雪兎の体に負担をかけるから」
俺が兄さんの部屋から拝借したのはコンドーム。そのままの方が、俺的には気持ちいいんだろうけど、雪兎は受け入れる側で、中で出してしまうと処理も大変だから、きちんとしないと。
兄さんがコンドームを持っているのは、部屋を掃除した時に、何となく、物色した時に見付けたから。まさか、必要になるなんて思わなかったし。でも、ローションの類はなかったから、サイトでオリーブオイルが代用出来るって書いてあったしね。
オリーブオイルは料理にも使うけど、エステとかでも使われたりするし。ただ、オリーブオイルは油だから。ベッド脇に持って来た物を置いて、クローゼットの中から大判のバスタオルを取り出した。雪兎の元に戻って、少し体を持ち上げて、その下にバスタオルを敷く。雪兎は不思議顔だ。
「ローションはなくて。代わりにオリーブオイルを使うから」
雪兎は俺の首にしがみ付いていたんだけど、顔と視線を向けて、小さく頷いた。複雑だけど、そこも教えてもらってるんだ、と少し苦笑いが漏れてしまう。
「クウちゃんが、楽しそうに教えてくれたから」
知っている、って。どんだけ、知識を植え付けられてるのか、ある意味、恐怖だよね。
「やり方も?」
コクコクと、雪兎は頷いた。俺もね、良く、調べたんだ。まあ、兄さんに訊いた方が早かったんだけどね。男でも、後ろで快感が得られる。その理由。尿道を取り囲むように存在する、生殖器である前立腺。それが直腸に隣接していて、そこを刺激すると、かなり気持ちがいいらしい。でも、直腸は元々、排泄器官だから、ちゃんと出口を解さないと、痛いだけじゃない。怪我をする結果になる。
「痛かったら言って」
雪兎は素直に頷いた。
「言うけど、絶対、止めないで。僕、覚悟はしてるから」
その言葉は嬉しいけど、無理はさせたくない。俺と同じくらいの身長なのに、線は細い。腰だって、女並みの細さだ。ちゃんと食事をしているのか、疑問だけど。お昼を一緒にしている限りでは食べていたし、脂肪が付きにくいのかもしれないね。
もう一度、仕切り直しと、雪兎の唇を塞いだ。雪兎も慣れてきたのか、自然と唇を開いて、俺を受け入れてくれる。何度も角度を変え、唾液を交換した。違和感なく受け入れられるのが、何だか不思議だ。
オリーブオイルを雪兎の腹の上に垂らす。冷たかったのか、雪兎の体が跳ねた。
「冷たい?」
「……へ……き」
右手の指でオリーブを伸ばす。オイルだし、やっぱり滑りがある。その指を雪兎の後ろに持って行き、お尻の割れ目に沿って撫でてみた。
「……んっ」
雪兎は驚いたように腰が跳ねたけど、抵抗はしない。だから、オリーブオイルを足しつつ、アナルの皺を伸ばすように解し始める。やっぱり、違和感があるんだろうな。
「こっちに意識向けて」
俺はそう言うと、雪兎自身を左手で捉えた。少しだけ反応しているそこを、ゆっくりとした動作で刺激して、後ろを解す。雪兎が快楽を追い始めたのを確認して、指を一本滑り込ませた。
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