贄の婚姻

善奈美

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15 過去の決め事

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 何事にも終わりというものはやってくる。贄の婚姻の終わりは即ち、互いが命を失う事だ。それが与えられた役目であり、使命に他ならない。
 
 今回の事の終わりは何処でやってくるのだろうか。日々送られてくる書簡。内容ははっきり言えば知られてはならない醜態だ。帝一人の力ではどうする事も出来ず、とうとう、陰陽師が進言する事態まで発展していた。果たして、中枢部にいた貴族はどれだけこの事に気が付いていただろうか。
 
 そして、今、目の前にいるのは帝、その人である。獣王國の王だけではなく、帝が直々に中立地帯に足を向けたのだ。それはつまり、ある程度、目処がたった事を意味する。
 
 獣王國側と同じように、敷地外の者と接触出来る唯一の場所は簡素で素っ気ない場所だ。簡素な四人用の机と椅子。王子と皇子の前には帝一人が座り、背後の窓から覗く影はそれ程多くない。つまり、帝は少ない護衛でこの場所に来たのだ。
 
「最初に、今回の件、今日を限りで知らせる事はない」
 
 帝はそう口火を切った。二人は薄々分かっていたので頷くだけに留めた。
 
「本来なら、この様な対応はしないのだが」
「率直に聞いていいか?」
 
 帝の言葉を遮り、王子はそう問い掛けた。どうしても知りたかったからだ。今回の件は前々から計画されていたのではないか。贄の婚姻を利用し、国の中枢部の貴族達を一掃し、正常化するつもりだったのではないか。王子はそれが知りたかった。知ったところで獣王國に知らせることはない。それが決まり事だからだ。
 
「何だ?」
 
 帝は王子の問いに疑問も持たずに先を促しがした。
 
「今回の事は前々から決まっていた事ではないのか?」
 
 王子の率直な問いに、帝は顔色ひとつ変えなかった。だが、皇子は違った。本来ならこのような事を問う事は許されていない。それが贄の婚姻に選ばれた者の決め事だからだ。
 
「どうしてそう思う」
「此奴と話していて確信した。倭国の中枢部の腐敗は今に始まった事ではない。おそらく、何代も前からだろう。今回、動いたのは陰陽師と此奴の母親の存在だ」
 
 王子の率直な物言いに、帝は苦笑いを浮かべる。
 
「その通りだな」
「否定しないのか」
「否定して何になる。本来なら、貴国との取り決めを利用した此方が責められても文句は言えん」
 
 帝の言っている事は間違えていない。本来なら獣王國は文句を言っても責められない。それどころか、贄の婚姻の取り決めを破棄する事も可能だろう。
 
「自覚はあるという事か」
「当たり前だ。貴国の対応に関しては完全に賭けだった」
 
 もし、獣王國の王が不快に感じていれば、今回の事で両国の関係は悪化した可能性も否定出来ないのだ。
 
「もし、我が国が今回の事で不快に思い、其方の国を攻撃していたらどうする?」
「諦めるだろうな。貴国に攻められ滅ぼされるか、自滅するか何方かの道を辿っただろう」
 
 帝の言葉に王子は目を細め、皇子は息を呑んだ。倭国はそこまで追い込まれていたのだ。
 
「俺にそんな事を話していいのか?」
「勿論、王子が本来の立ち位置であるなら話してはいない。中立地帯にいる以上、自国と言えど重要な事は話す事はご法度だろう」
 
 帝は食えない笑みを見せ言い切る。王子は降参だと言わんばかりに肩を竦めた。
 
「実際のところ、余が秘密裏に探らせた内情は火の車どころか、国そのものの存続すら危ういところまで来ていた」
 
 帝は語る。皇子が生まれる数年前、陰陽師が秘密裏に帝に謁見を申し出た。異能力のある者との謁見を帝はある意味絶っていたのだという。
 
「陰陽師達は切羽詰まっていたな。話を聞いた余もあまりの事に言葉もなかった」
 
 帝の母親の一族はあろう事か隣国の王族と通じていた。倭国が便宜を図り、その国との取り引きを持ちかけていたようだ。内容は当然、小国とは言え一国の王だ。そして、倭国の貴族と言えど国をどうこう出来る力は無い。そこで持ち出したのが帝の身柄を小国に送り、母親の一族が国を牛耳ろうとしたのだ。そんな事など本来なら出来ないだろう。しかし、彼等は不思議な力を持つ者を利用しようとしていた。
 
「陰陽師の中には権力に異常な執着を持つ者もいる。余を傀儡にし、利用しようとしたのだ」
 
 帝の母親の一族は次代の帝の母親と親戚関係にあたる。つまりは貴族達が挙って目障りな帝を廃しようとしたのだろう。
 
「その前に手を打ったのか。此奴の母親に全てを話したな」
 
 王子は隠す事なく率直に問う。
 
「彼女は聡い少女だった。陰陽師の手引きで内裏に入った事も直ぐに理解した。帝との間に子を為せばどうなるかも理解していた」
 
 皇子の母親は理解した上で、帝の申し入れを受け入れた。倭国の腐敗は即ち、そこに生きる者達に波及する。国は疲弊し、ありとあらゆる秩序は乱れる。そうなれは、犠牲になるのは力弱い民達だ。その事を皇子の母親は理解していた。
 
「成人してはいたがまだ、年端もいかない少女である事に違いはない。それでも、理解するだけの教養があった」
 
 皇子の母親は決して体が丈夫ではなかった。子を宿し産むとなれば其れこそ、命がけの行為だ。それでも、皇子の母親は受け入れたのだ。
 
「両親を説得し、贄となる子を宿す事を決意してくれた」
 
 贄の子を宿す。それは初めから、未来が決まった子を産むという事だ。母となり考えが変わるのではないかと帝は考えたようだ。
 
「意志の強い女性だった。それは両親にも言えた。国の為、全てを捧げてくれた」
 
 帝は皇子の母親の思いに応えなくてはいけなかった。だからこそ、皇子に対して冷たい態度をとった。贄に必要なのは犠牲心だ。それをなくして事は為せない。
 
 皇子が帝と謁見したのは祖父母が亡くなってからだ。それまで、亡き母と亡き祖父母に厳しく躾けられた。教養だけではなく武術。人との接し方。考え方。皇子は他の皇族の者達とは根本的に考え方が違った。自分ではなく周りを中心に物を考えるのだ。それは、皇子を育てた者達の努力の賜物でもあった。
 
「容姿は母親譲りで美しく、その事は陰陽師に言われて知ってはいた」
 
 帝は風の噂で知ってもいた。だが、実際目にした皇子の美しさは表面だけのものではなかった。内面も凛として美しかったのだ。
 
 皇子が帝と謁見した時、二人で会ったわけではない。本来なら、初めての父子の対面である。しかし、帝は敢えて重鎮達の前で謁見した。それが、始まりであったからだ。
 
「お前の美しさは魔性のものだろう。その美しさを手に入れようと動く者がいる事も知っていた」
 
 帝はその時には信用出来る者を探し出し、誰にも知られないように陰陽師達の手も借り裏で動いていた。
 
 皇子を愛玩しようとしている者はまだいい。それは単に自身の欲に忠実に動いているだけに過ぎない。問題は国そのものを壊しかねない策謀を企てている者達だ。
 
「それは言い難いが、帝の母親の一族だな」
「そうだ。私が帝となり、その権力を利用しようとした」
 
 帝はおろかではなかった。皇太子の時は猫を被り、決して後ろ盾の貴族に本性を見せなかった。父親である帝は知っていたようだが、即位した後、本性を現したのだ。そうでなくては潰されていた。帝となる者は、時として傀儡として国を母親の一族に牛耳られる。倭国の腐敗が進んだ理由がこれだ。帝はお飾りで、実際に国を動かしていたのは母親の一族。そうなれは国の利益ではなく、一族の利益を第一に考える。
 
「それが他国と通じ、帝を蔑ろにする事だったと?」
 
 王子は感情の籠らない声で帝を促した。
 
「率直だな。その通りだ。だが、母が何かを仕掛けようとした時には、私は全てを整えた後だ」
「主上、まさか……」
 
 皇子はそれ以上、言葉を紡げなかった。
 
「朝廷は一新された。まだまだ、脆弱だが、前の腐敗し切った、民達が不審がるそんな政では民すら腐敗する」
 
 皇太子は能力で決める事に半ば強引に決めたようだ。傀儡の様な、何も考えられない帝が誕生するのは問題だ。左右内大臣はかなり抵抗した様だが、帝は抵抗を意味ないものにするだけの情報を持っていたのだ。
 
「済まなかったと思っている。結果、お前の母親の一族を利用した。その為に、お前の一族はある意味、絶えたと言っていい」
「……いえ」
 
 皇子は帝の言葉に、そう言う事しか出来なかった。綿密に立てられた計画。皇子の母親が知らなかったのであれば文句もある。だが、母親も祖父母も全てを知っていた。知っていて引き受け、知っていて皇子に何も告げなかった。それは、計画を確実なものにする為だ。
 
 皇子を皇子らしからぬ育て方をしたのも、全てはこの為だ。
 
「此奴が贄となるのはある意味、帝としては安心か?」
 
 王子は目を細め、帝を探る様に問う。その王子の様子に、帝は苦笑いを浮かべた。その通りだったからだ。傾国の美女ばりの美貌は、まかり間違えば人の人生そのものを狂わせる。実際、女絡みで身を滅ぼした帝や貴族は多い。
 
「隠すことは出来ぬか」
「まあな。だが、此奴の場合、その方がいいかもしれん」
 
 真っ直ぐな気性の皇子が、謀略に塗れた国の中枢部に身を置くのは酷な事だ。
 
「本来、贄となる者に今の情報を知らせるのは取り決めに反する」
「贄の婚姻がなされる前に、王を取り込んでいたな」
「その通りだ」
 
 帝は隠さず肯定した。帝は倭国の腐敗が周辺の国々を巻き込む事を懸念していた。それが小国なら良い。もし、敵対関係にあり、贄の婚姻で危うい均衡を保っている獣王國を取り入れようとした場合、大変な事になる。
 
「内密に書簡を送った。包み隠さず何もかも話した。それを利用され国が滅ぼされる事も想定してな」
 
 内情は内から滅ぶが、外から滅ぶかだ。どちらに転んだとしても、そう大差ない時期に国の根底そのものが脅かされる。ならばと、帝は賭けに出た。
 
 獣人は確かに気性の荒い種族だ。だが、卑怯でも、愚かでもない。贄の婚姻が行われることは決め事であり、それがこの時期である事も覆らない真実だ。
 
「大臣達は獣王國と帝である余が通じるとは考えていなかっただろう。そんな事をすれば、後々、厄介の種を作る事になる。それは獣王國の王も同様と考えた様だ」
 
 帝と王は極小数の信頼出来る部下にのみ、今回の事を教え、そして、動いたのだ。大国と言われる二国の帝と王が結託していた。倭国の重鎮達は恐れ慄いた様だ。多くの者は島流しにあい、国を売ろうと動いていた者は命を奪われた。
 
「本気を見せる為、余は母を手に掛けた。誰もが余を非難するだろう。母を手に掛けた息子とな。だか、それよりも大切なのは国の民達だ。欲に目が眩んだ者の末路は愚かでしかない」
 
 帝は顔色一つ変えず言い切った。
 
「獣王國の王と決めた取り決めは一つ。今回の事は今回の事として終わらせる。この事に関して、後に何かを言う事はしない。両国の関係が良好である事が最優先だ」
「そう考えない輩が獣王國から出た場合はどうする?」
「そうなれば仕方ないだろう。元々は此方の厄介事だ」
 
 帝は凪いだ表情を見せた。こうなったのも、歴代の帝が不甲斐なかったからだ。たとえ、帝自身には関係ないと言ったところで、誰がそうですかと、認めるだろうか。
 
「獣王國との間で今代何かが起これば、それは全て余の責任。誰かを咎める事はしない」
「潔いな」
「それが責任というものだろう。多くの特権を与えられ、ただ、振るうだけが力ではない。何かがあれば責を担う」
 
 皇子は唇を噛み締めた。帝は覚悟を決めている。今は良好な関係である獣王國と、絶対的に互いを認め合えるわけではない。何時かはすれ違い、過去行われた戦争に身を置く事になるかもしれない。だが、今は憶測でしかない。だから、皇子は一つだけ、帝に問いたかった。
 
「主上、一つだけ問います」
 
 
 今まで口を噤んでいた皇子が口を開く。帝と王子は皇子に視線を向ける。そして、帝は小さく頷いた。
 
「主上は母を少しでも好いていましたか?」
 
 帝は目を細める。皇子が今、それを問い掛けた意味を探っているのだ。帝は一つ小さく息を吐き出した。
 
「……今までの話では、確かに利用しただけの様に聞こえるか。余はお前の母がおそらく、内裏にいる多くの妻の中で一番大切であったと、そう、言い切れるだろう。それは過去も現在も未来もだ」
 
 帝は静かに皇子を見据え、そう、明朗な声音で言い切った。
 
 
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