獣王貴族の姉が怖すぎる

笹井ひなか

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フクロウは凄い

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私はずっと疑問に思っていた事がある。獣王として鳥類の頂点に立ったのはフクロウだった。その理由をリビアに聞いて納得した。フクロウは知識に長けていて哲学者と呼ばれるほどだ。更に夜目が利くため暗殺も得意だ。そんなフクロウを手懐けた人間との間に絆ができ獣王となった。

そしてリビアは羽根は無いがえぐいほどの爪を持っていた。リビアの靴はとにかくデカい。獣王化した際に脚の形が変わったらしい。

その爪で獲物を仕留め踏みつけ逃さないのだ。

「……怖い……」

その事実を知ったフレド様が怯えている。

フクロウに睨まれたネズミかな?

すっかり体調が戻ったフレド様は椅子に座りカップを持つ手がカタカタ震えている。

「簡単にロネムの話をしますと熟して落ちたものは別に使い道がありますね。発見した時は興奮しました!」

リビアとイルガー家が調べていたことだ。リビアには調査協力を依頼していた。というより協力させろと言われたのだ。ロネムの実には獣魔を退ける事ができる。獣魔は獣王になれず半魔としてゾンビのようになったもの。獣王化の際に命を落とすまでには至らなかったが人にも戻れず、中途半端に人間の意識がある為対処しにくかったのだ。

イルガー家が必要としていたのは姉さんが獣魔になった場合を想定していた。

いや、それを知った時は怖かったけど納得はした。うん、姉さんがゾンビになったら誰も勝てない。今でも十分強いのにゾンビ化したら無理。念の為の対策は必要だ。

「姉さんロネムの加工はリビアに頼む?」

「いいえ、まだ必要とされる状況では無いですわ。それに獣魔に苦しんでいる領地がありましてよ」

「そんな領地あるの?」

「えぇ、その領地が必要とするなら加工したほうがいいですがまだわかりませんものね。その領地はファクス領ですわ。ファクス領だからこそですわね……」












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