21 / 84
第2章
20話 上がりすぎ!?
しおりを挟む
上がりすぎ!?
ダイニングで、アルフレッド、エミリア、アリティア、シオンの4人は食事をした。義母(?) にあたるためどう接していいものかと戸惑っていたシオンも次第に慣れてきた。そして、どうしてもお母様だと区別がつかなかったため“エミリア母様と、アリティア母様と区別をつけるようにしたら?”というエミリアの意見に乗ってそう呼ぶようにした。
「お腹いっぱいだな。」
この屋敷内の自室に案内してもらったシオンは食後のティータイムを楽しんでいた。
特に、この時間にやることもないのだが薬草採取から帰ってくる途中にゴブリンを倒したためレベルが上がっているのでは?と思いステータスを開いた。
【STATUS】
name シオン・エヴァンズ
sex. 男 race. 人族 age. 7
Lv.14
HP:620,700/620,700
MP:884,900/884,900
【スキル一覧】
・一般スキル
武体術Lv.10
完全耐性Lv.10
アイテムボックスLv.10
隠密Lv.10
威圧Lv.3
・魔法スキル
基本属性Lv.10
(火・水・風・土・光・闇)
時空魔法Lv.10
重力魔法Lv.10
音魔法Lv.10
影魔法Lv.10
創造魔法Lv.10
生活魔法
・固有スキル
神器創造
神眼
絶対記憶
【加護】
神々の加護 精霊王の加護
【称号】公爵家三男 知の申し子 転生者 英雄と賢者の息子 愛されし者
「ん?」
予想以上の上昇に理解が追い付かなかった。まず、レベルもゴブリン5体倒しただけで14まで上昇していることについてだがこれは、まあ仕方ないかもしれない。魔物の中でも最弱といえるゴブリンもレベル1ではないだろう、そう考えるとレベル1の人間が自分よりレベルの高い魔物を倒したら経験値がたくさんもらえてしまうのも仕方ないのではと考えた。
問題はHPとMPについてである。ここが異常である。
参考までに両親のHPとMPがこれだ。
まずは、アルフレッド。
HP:1,864,000/1,864,000
MP:720,000/720,000
うん。MPは超えてしまったようだ。加護の数とかを考えると仕方がないか。
次に、エミリアだ。
HP:680,000/680,000
MP:1,750,000/1,750,000
こちらに関しては、まだギリHPは超えていないためセーフ(なにが)だろう。
何にせよ。以上であることに変わりはないためきちんと偽装しておこう。
そういえば、祝福の行事が行われるまで残り数日となっているためここで行事の詳細について話しておこう。
祝福は、祝福の儀と司教や司祭たちが呼ぶもので王都内の大きな教会で行われる。そこに、たくさんいる7歳児にステータスを渡す行事であるが、これには7歳児とその保護者の他にも商会の人間だったり、ギルドの人間だったりそれこそそこで働く司祭たちが注目している。
なぜかと言うと、いい人材を早めに確保するためである。小さいうちから育てればいずれ役に立ってくれるだろうという願いから毎年多くの商会の会頭やギルドのお偉いさん、司祭たちも注目しているのだ。
順番は、平民が先で貴族も位の低い順になっている。貴族たちが我先にと言い出さないのは意外だったが後の方がかっこいいからとか、威厳を守れるとかしょうもない理由だったので何とも言えない気持ちになった。
そして今年は、王家とエヴァンズ公爵家がいるからととても期待が大きいみたいだ。王家はわかるがなぜ僕が期待されているのかと思ったが英雄と賢者の子どもで、しかも兄2人がとても優秀だそうだ。そのため、リーナよりも実際は期待されているみたいでそれを知ったときは思わずため息をついたほどだ。
祝福については、そのくらいだろう。貴族にとっての見栄の張り合いここからである。本来、7歳の子を祝うため貴族たちは王城でパーティーを行うのだが今や優秀な子の親が威張り散らす場所となっていてステータスによってそのパーティーで楽しめるかどうかが決まってしまうという胸糞悪い状況になっている。それなので、何が何でも自分の子がいいステータスを持っていることが出来るよう小さいころからいろいろな習い事をさせている家は多い。
まぁ、アルフレッドとエミリアにとってそんなことは全く関係ないためシオンも全く気にしていないのだが。
「これって偽装しておいた方がいいよね。」
ダイニングで、アルフレッド、エミリア、アリティア、シオンの4人は食事をした。義母(?) にあたるためどう接していいものかと戸惑っていたシオンも次第に慣れてきた。そして、どうしてもお母様だと区別がつかなかったため“エミリア母様と、アリティア母様と区別をつけるようにしたら?”というエミリアの意見に乗ってそう呼ぶようにした。
「お腹いっぱいだな。」
この屋敷内の自室に案内してもらったシオンは食後のティータイムを楽しんでいた。
特に、この時間にやることもないのだが薬草採取から帰ってくる途中にゴブリンを倒したためレベルが上がっているのでは?と思いステータスを開いた。
【STATUS】
name シオン・エヴァンズ
sex. 男 race. 人族 age. 7
Lv.14
HP:620,700/620,700
MP:884,900/884,900
【スキル一覧】
・一般スキル
武体術Lv.10
完全耐性Lv.10
アイテムボックスLv.10
隠密Lv.10
威圧Lv.3
・魔法スキル
基本属性Lv.10
(火・水・風・土・光・闇)
時空魔法Lv.10
重力魔法Lv.10
音魔法Lv.10
影魔法Lv.10
創造魔法Lv.10
生活魔法
・固有スキル
神器創造
神眼
絶対記憶
【加護】
神々の加護 精霊王の加護
【称号】公爵家三男 知の申し子 転生者 英雄と賢者の息子 愛されし者
「ん?」
予想以上の上昇に理解が追い付かなかった。まず、レベルもゴブリン5体倒しただけで14まで上昇していることについてだがこれは、まあ仕方ないかもしれない。魔物の中でも最弱といえるゴブリンもレベル1ではないだろう、そう考えるとレベル1の人間が自分よりレベルの高い魔物を倒したら経験値がたくさんもらえてしまうのも仕方ないのではと考えた。
問題はHPとMPについてである。ここが異常である。
参考までに両親のHPとMPがこれだ。
まずは、アルフレッド。
HP:1,864,000/1,864,000
MP:720,000/720,000
うん。MPは超えてしまったようだ。加護の数とかを考えると仕方がないか。
次に、エミリアだ。
HP:680,000/680,000
MP:1,750,000/1,750,000
こちらに関しては、まだギリHPは超えていないためセーフ(なにが)だろう。
何にせよ。以上であることに変わりはないためきちんと偽装しておこう。
そういえば、祝福の行事が行われるまで残り数日となっているためここで行事の詳細について話しておこう。
祝福は、祝福の儀と司教や司祭たちが呼ぶもので王都内の大きな教会で行われる。そこに、たくさんいる7歳児にステータスを渡す行事であるが、これには7歳児とその保護者の他にも商会の人間だったり、ギルドの人間だったりそれこそそこで働く司祭たちが注目している。
なぜかと言うと、いい人材を早めに確保するためである。小さいうちから育てればいずれ役に立ってくれるだろうという願いから毎年多くの商会の会頭やギルドのお偉いさん、司祭たちも注目しているのだ。
順番は、平民が先で貴族も位の低い順になっている。貴族たちが我先にと言い出さないのは意外だったが後の方がかっこいいからとか、威厳を守れるとかしょうもない理由だったので何とも言えない気持ちになった。
そして今年は、王家とエヴァンズ公爵家がいるからととても期待が大きいみたいだ。王家はわかるがなぜ僕が期待されているのかと思ったが英雄と賢者の子どもで、しかも兄2人がとても優秀だそうだ。そのため、リーナよりも実際は期待されているみたいでそれを知ったときは思わずため息をついたほどだ。
祝福については、そのくらいだろう。貴族にとっての見栄の張り合いここからである。本来、7歳の子を祝うため貴族たちは王城でパーティーを行うのだが今や優秀な子の親が威張り散らす場所となっていてステータスによってそのパーティーで楽しめるかどうかが決まってしまうという胸糞悪い状況になっている。それなので、何が何でも自分の子がいいステータスを持っていることが出来るよう小さいころからいろいろな習い事をさせている家は多い。
まぁ、アルフレッドとエミリアにとってそんなことは全く関係ないためシオンも全く気にしていないのだが。
「これって偽装しておいた方がいいよね。」
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
4,127
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる