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最終章 儚き薔薇は……
6、光に向かって
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自分の体が溶けてなくなり、また小さな破片のように集まって元の自分に戻る。
幻想的で摩訶不思議。
初めて体験したアスランの聖魔法に俺は……
とにかく……とにかく……
酔った
「大丈夫? シリウス、ほら……そこの池で濡らしてきたから、顔を拭いてあげる」
「ううっ、ありがっっ……うえっゴホッ」
アスランの移動魔法で、気がつくとシュネイル王国と思わしき場所の森の中に立っていたが、襲ってきたのは敵ではなく吐き気だった。
頭の中がぐらぐらと揺れて、立っていられなくなった俺は、近くの木の根元に膝をついて、胃の中のものを全部カラにするくらい吐いた。
アスランは慣れているのか、俺の背中を撫でて、汚れた顔を拭いてくれた。
「最初は俺もそんな感じだったよ。体が慣れれば楽になるから」
アスランは大したことではないと言っていたが、聖力を使いこなせるようになるため、厳しい修行を積んだはずだ。
連れられているだけとはいえ、俺みたいな素人には強すぎる体験だった。
もう二度と嫌だと思うけれど、少なくとも帝国に帰るためにはまたやらなくてはいけなそうだ。
「ここは……、森の中だけど、本当にシュネイルなの?」
ようやく気持ち悪さが治まって、改めて周りを見渡したが、高い木々が連なっている深い森の中のようだった。
「そうだと思うけど。人が集まっているところからは少し離れたところを選んだんだ。いきなり登場したら、状況が分からないから」
「なるほど、それで人の気配はどこにあるんだ?」
「ここから北西に少し歩いたところに感じる。兵が潜んでいるかもしれないから、こちらも注意して行こう」
動けるようになった俺は、アスランの背中に付いて、人が集まっているとされる方向へ向かうことになった。
アスランはまるで狼が匂いを嗅ぎ分けるように、人の気配を探してクンクンと鼻を鳴らしながら先を歩いていた。
しばらく進んだところで、急に立ち止まったアスランは賊達から奪った剣に手をかけた。
俺もいちおう護身用にと剣をもらってきたが、いざとなるとどうしていいか分からず、おろおろとアスランの背中に隠れるしかなかった。
「誰か来る……、シリウス、合図したら草むらに隠れて……」
アスラン一人なら、何も問題がないだろう。だが、四方から弓でも飛んできたら、とても避けられる自信がない。
アスランが手を上げたら、背の高い草の中に隠れるように話し合っていた。
ガサっと土を踏む男がして、目の前に現れたのは………
「う……そ、あ……アスラン? アスランなの?」
「ロティーナ?」
体の大きなアスランの後方でよく見えなかったのだが、その声を聞いた俺はアスランの後ろから飛び出した。
「ロティーナ! 無事だったんだね!!」
「シリウス! あなたこそ……本物よね? アスランと一緒? どういうこと!? 大丈夫なの?」
ロティーナはドレスではなく、男物の汚れた服を着ているが、美しさと輝きは少しも変わらなかった。
驚き過ぎて目を白黒させているロティーナと一緒に、今の状況を整理することにした。
俺は賊に捕まって連れて行かれたが、アスランの聖魔法でピンチを切り抜けて、二人でここまで来たことを話した。
賊に襲われたのはシュネイル国の港の近くだったらしい。
俺がいなくなった後、ロティーナは船底の隠れ場所から抜け出した。外へ出た時に、ちょうど海に潜って姿を隠していたセインスと合流できたそうだ。
「すぐにでもシリウスを助けに行きたかったんだけど、セインが海の中で鮫に襲われて怪我をしてしまって……。そのまま追いかけるより、彼の上司? エルシオン殿下ね、その人がシュネイル国にいて、聖力持ちだから、セインの怪我とシリウスのことも頼んだ方が早いからって……。ごめんなさい、助けてもらったのに、何もできなくて……」
「いいって。あの状況なら、俺が出て行くのが一番よかった。アスランとの約束のことがあったから、希望はあったし。それで、セインスは? 怪我は大丈夫なのか?」
「手足を噛まれているけど、血は止まったわ。港で応急処置をして、ここまで来たの。エルシオン殿下が無事なら、この先で待ち合わせているからって。それで私は、池に水を汲みに……」
「ロティーナ……」
ロティーナと状況を話し合っていたら、掠れた声が聞こえてきた。
ロティーナの後方にある木の奥から、ゆっくりと歩く影が見えた。
よく見ると、太い木の枝を杖にして、セインスがフラつきながら歩いてきたところだった。
「セインス!? ひどい怪我だ!!」
慌てて駆け寄った俺にセインスは、歯を見せて大丈夫だと笑って見せてくれたが、明らかに深い傷を負っている様子だった。
「よかった……シリウス、お前がきて……くれて、ここまで来るのに時間がかかってしまった。なんとか、エルシオン様に……会わなければ……」
俺はセインスに水筒を渡して体を支えた。
セインスはありがたいと言って、ごくごくと水を飲んでいたが、目の前の大男の存在に気がついて、ブッと水を噴き出してゲホゲホとむせた。
「アンタがセインスか……怪我人を殴るのは趣味じゃないが、よくもシリウスに手荒な真似をしてくれたな。とりあえず、怪我してない場所を……」
「ちょっ、ちょっと待って! 死んじゃうって!」
怒りの形相で手をグーにして振り上げたアスランを見て、さすがにマズいと思った俺は二人の間に入った。
アスランを離そうとしていたら、逆に俺がぐっと横に寄せられて、セインスの方が前に出てきてしまった。
「オースティン……近くで見るのはずいぶんと久しぶりだ……こんなに大きくなって……」
セインスは顔を赤らめて目をウルウルさせていたので、俺も怒っていたアスランもギョッとしてしまった。
「あ……あの、セインス……さん?」
「覚えていないだろうな……、途中で乳母がいなくなってから、赤子のお前の面倒を見たのは俺だったんだよ。何度も夜中に起こされて……おしめを替えてなぁ、あのオースティンが……」
「セイン、あなた……生き別れた父親みたいな顔よ」
「……仕方がないだろう、あの頃、俺はまだ十代だったから、育児なんてさっぱりで……必死にやったんだ」
アスランの顔を見て、セインスは少しだけ元気を取り戻したようだった。
まるで抱きしめたいという顔でアスランを見ているので、アスランは口をひくつかせて一歩後ろに下がった。
変な感動を向けられて、怒りが萎んでしまった様子のアスランは、ため息をついて頭をかいた。
「とりあえず、そのオースティン呼びはやめて欲しいんだけど。それで、ここでフザけてないで先に進もうよ」
変な空気の中で、アスランが冷静でいてくれるのが救いだった。
「ああ、あともう少し歩くと、聖神殿がある。その前の広場が聖剣の儀の場所だ。兵の姿がないんだ。余計なヤツらは参加できないから、もしかしたら……もう、始まっているかもしれない」
「だっ……それじゃ、急がないと!」
「シリウス、エルシオン様の力になってくれるのか?」
「それは……まだエルシオンに会ってから、ちゃんと話していませんし……」
俺を危険な儀式に参加する相手に選んだという、エルシオンの真意が分からなかった。
ただ、俺を使い捨てのための駒として選んだとは思えなかったが、とにかく話を聞きたかった。
正確な時間が分からないが、儀式が始まると騒がしくなるらしいので、まだその様子はなさそうだ。
負傷しているセインスをアスランが背負って、みんなで走って向かうことになった。
走っているうちにだんだん日が暮れて空が暗くなっていった。
もしかしたら、儀式は夜に行われるのかもしれない。
そう思わせるのは、森のずっと奥が光り輝いていて、空に向かって一本の線が伸びているからだ。
まるで何かが始まる合図のように見えた。
「儀式は参加制だと言ってましたよね。危険な儀式だと聞きました。例えば参加した王子が全員死ねば、参加しなかった王子は幸運なんじゃないですか? 危険を冒さずとも王位が巡ってくるわけですよね?」
「不参加の者は全員王位を放棄したとされて、王にはなれない。儀式が失敗に終われば、聖剣が次の王を選ぶ。王家の血脈を持つ者になると思う。過去にもそうなってきた」
聖剣なんて聞くといかにもRPGみたいで、ワクワクしてしまうが、この先で待ち受けているのは、ただの恋愛ゲームの延長線上の出来事ではない。
とてつもない世界に足を踏み入れてしまったのだと恐ろしくなってしまうが、隣にアスランがいると思うと、勇気が湧いてきてなんとか足を運んでいた。
眩しいほど光が溢れる場所が見えてきて、みんなで立ち止まり顔を見合わせた後、まずは様子が見渡せる場所を探すことにした。
□□□
幻想的で摩訶不思議。
初めて体験したアスランの聖魔法に俺は……
とにかく……とにかく……
酔った
「大丈夫? シリウス、ほら……そこの池で濡らしてきたから、顔を拭いてあげる」
「ううっ、ありがっっ……うえっゴホッ」
アスランの移動魔法で、気がつくとシュネイル王国と思わしき場所の森の中に立っていたが、襲ってきたのは敵ではなく吐き気だった。
頭の中がぐらぐらと揺れて、立っていられなくなった俺は、近くの木の根元に膝をついて、胃の中のものを全部カラにするくらい吐いた。
アスランは慣れているのか、俺の背中を撫でて、汚れた顔を拭いてくれた。
「最初は俺もそんな感じだったよ。体が慣れれば楽になるから」
アスランは大したことではないと言っていたが、聖力を使いこなせるようになるため、厳しい修行を積んだはずだ。
連れられているだけとはいえ、俺みたいな素人には強すぎる体験だった。
もう二度と嫌だと思うけれど、少なくとも帝国に帰るためにはまたやらなくてはいけなそうだ。
「ここは……、森の中だけど、本当にシュネイルなの?」
ようやく気持ち悪さが治まって、改めて周りを見渡したが、高い木々が連なっている深い森の中のようだった。
「そうだと思うけど。人が集まっているところからは少し離れたところを選んだんだ。いきなり登場したら、状況が分からないから」
「なるほど、それで人の気配はどこにあるんだ?」
「ここから北西に少し歩いたところに感じる。兵が潜んでいるかもしれないから、こちらも注意して行こう」
動けるようになった俺は、アスランの背中に付いて、人が集まっているとされる方向へ向かうことになった。
アスランはまるで狼が匂いを嗅ぎ分けるように、人の気配を探してクンクンと鼻を鳴らしながら先を歩いていた。
しばらく進んだところで、急に立ち止まったアスランは賊達から奪った剣に手をかけた。
俺もいちおう護身用にと剣をもらってきたが、いざとなるとどうしていいか分からず、おろおろとアスランの背中に隠れるしかなかった。
「誰か来る……、シリウス、合図したら草むらに隠れて……」
アスラン一人なら、何も問題がないだろう。だが、四方から弓でも飛んできたら、とても避けられる自信がない。
アスランが手を上げたら、背の高い草の中に隠れるように話し合っていた。
ガサっと土を踏む男がして、目の前に現れたのは………
「う……そ、あ……アスラン? アスランなの?」
「ロティーナ?」
体の大きなアスランの後方でよく見えなかったのだが、その声を聞いた俺はアスランの後ろから飛び出した。
「ロティーナ! 無事だったんだね!!」
「シリウス! あなたこそ……本物よね? アスランと一緒? どういうこと!? 大丈夫なの?」
ロティーナはドレスではなく、男物の汚れた服を着ているが、美しさと輝きは少しも変わらなかった。
驚き過ぎて目を白黒させているロティーナと一緒に、今の状況を整理することにした。
俺は賊に捕まって連れて行かれたが、アスランの聖魔法でピンチを切り抜けて、二人でここまで来たことを話した。
賊に襲われたのはシュネイル国の港の近くだったらしい。
俺がいなくなった後、ロティーナは船底の隠れ場所から抜け出した。外へ出た時に、ちょうど海に潜って姿を隠していたセインスと合流できたそうだ。
「すぐにでもシリウスを助けに行きたかったんだけど、セインが海の中で鮫に襲われて怪我をしてしまって……。そのまま追いかけるより、彼の上司? エルシオン殿下ね、その人がシュネイル国にいて、聖力持ちだから、セインの怪我とシリウスのことも頼んだ方が早いからって……。ごめんなさい、助けてもらったのに、何もできなくて……」
「いいって。あの状況なら、俺が出て行くのが一番よかった。アスランとの約束のことがあったから、希望はあったし。それで、セインスは? 怪我は大丈夫なのか?」
「手足を噛まれているけど、血は止まったわ。港で応急処置をして、ここまで来たの。エルシオン殿下が無事なら、この先で待ち合わせているからって。それで私は、池に水を汲みに……」
「ロティーナ……」
ロティーナと状況を話し合っていたら、掠れた声が聞こえてきた。
ロティーナの後方にある木の奥から、ゆっくりと歩く影が見えた。
よく見ると、太い木の枝を杖にして、セインスがフラつきながら歩いてきたところだった。
「セインス!? ひどい怪我だ!!」
慌てて駆け寄った俺にセインスは、歯を見せて大丈夫だと笑って見せてくれたが、明らかに深い傷を負っている様子だった。
「よかった……シリウス、お前がきて……くれて、ここまで来るのに時間がかかってしまった。なんとか、エルシオン様に……会わなければ……」
俺はセインスに水筒を渡して体を支えた。
セインスはありがたいと言って、ごくごくと水を飲んでいたが、目の前の大男の存在に気がついて、ブッと水を噴き出してゲホゲホとむせた。
「アンタがセインスか……怪我人を殴るのは趣味じゃないが、よくもシリウスに手荒な真似をしてくれたな。とりあえず、怪我してない場所を……」
「ちょっ、ちょっと待って! 死んじゃうって!」
怒りの形相で手をグーにして振り上げたアスランを見て、さすがにマズいと思った俺は二人の間に入った。
アスランを離そうとしていたら、逆に俺がぐっと横に寄せられて、セインスの方が前に出てきてしまった。
「オースティン……近くで見るのはずいぶんと久しぶりだ……こんなに大きくなって……」
セインスは顔を赤らめて目をウルウルさせていたので、俺も怒っていたアスランもギョッとしてしまった。
「あ……あの、セインス……さん?」
「覚えていないだろうな……、途中で乳母がいなくなってから、赤子のお前の面倒を見たのは俺だったんだよ。何度も夜中に起こされて……おしめを替えてなぁ、あのオースティンが……」
「セイン、あなた……生き別れた父親みたいな顔よ」
「……仕方がないだろう、あの頃、俺はまだ十代だったから、育児なんてさっぱりで……必死にやったんだ」
アスランの顔を見て、セインスは少しだけ元気を取り戻したようだった。
まるで抱きしめたいという顔でアスランを見ているので、アスランは口をひくつかせて一歩後ろに下がった。
変な感動を向けられて、怒りが萎んでしまった様子のアスランは、ため息をついて頭をかいた。
「とりあえず、そのオースティン呼びはやめて欲しいんだけど。それで、ここでフザけてないで先に進もうよ」
変な空気の中で、アスランが冷静でいてくれるのが救いだった。
「ああ、あともう少し歩くと、聖神殿がある。その前の広場が聖剣の儀の場所だ。兵の姿がないんだ。余計なヤツらは参加できないから、もしかしたら……もう、始まっているかもしれない」
「だっ……それじゃ、急がないと!」
「シリウス、エルシオン様の力になってくれるのか?」
「それは……まだエルシオンに会ってから、ちゃんと話していませんし……」
俺を危険な儀式に参加する相手に選んだという、エルシオンの真意が分からなかった。
ただ、俺を使い捨てのための駒として選んだとは思えなかったが、とにかく話を聞きたかった。
正確な時間が分からないが、儀式が始まると騒がしくなるらしいので、まだその様子はなさそうだ。
負傷しているセインスをアスランが背負って、みんなで走って向かうことになった。
走っているうちにだんだん日が暮れて空が暗くなっていった。
もしかしたら、儀式は夜に行われるのかもしれない。
そう思わせるのは、森のずっと奥が光り輝いていて、空に向かって一本の線が伸びているからだ。
まるで何かが始まる合図のように見えた。
「儀式は参加制だと言ってましたよね。危険な儀式だと聞きました。例えば参加した王子が全員死ねば、参加しなかった王子は幸運なんじゃないですか? 危険を冒さずとも王位が巡ってくるわけですよね?」
「不参加の者は全員王位を放棄したとされて、王にはなれない。儀式が失敗に終われば、聖剣が次の王を選ぶ。王家の血脈を持つ者になると思う。過去にもそうなってきた」
聖剣なんて聞くといかにもRPGみたいで、ワクワクしてしまうが、この先で待ち受けているのは、ただの恋愛ゲームの延長線上の出来事ではない。
とてつもない世界に足を踏み入れてしまったのだと恐ろしくなってしまうが、隣にアスランがいると思うと、勇気が湧いてきてなんとか足を運んでいた。
眩しいほど光が溢れる場所が見えてきて、みんなで立ち止まり顔を見合わせた後、まずは様子が見渡せる場所を探すことにした。
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