名もなき花は愛されて

朝顔

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番外編

【番外編】種

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 ガシャンとカップが割れる音がして、破片が床に散らばったのが見えた。
 悶え苦しみながら倒れた男を見てようやく終わったと思った。

 背を向けて歩き出した俺に向かってその男は何か言っていたが、最後の言葉など聞きたくはなかった。
 ようやく念願が叶ったのに俺の足は重く、胸には泥が溜まったみたいに息苦しかった。

「……君がいない」

 長い廊下を歩きながら、俺を抱きしめてくれた小さな体を思い出した。
 黒くて汚いもので溢れていた俺は、あの天使のような少女に救われた。
 彼女を思いながら、今まで耐え抜いてきたのだ。そして、やっとやり遂げたというに、心は空っぽになったままだった。

「俺の……俺だけの……」

 空には丸い月が浮かんでいた。彼女はこの月をどこで見ているのかと思いながら、俺は夜空を見続けたのだった。



 □



 母が大切にしているバラ園の横を通った時、しくしくと泣く声が聞こえてきた。
 今日は父が仕事関係者とその家族を呼んで、自宅でガーデンパーティーが開かれていた。
 今まで学校に行っていた俺は、パーティーには不参加だったが、泣き声が気になってバラ園の中へ入った。
 関係者の親戚や近所の貴族の子供もたくさん参加していると聞いていた。その中の一人がかくれんぼでもしていて、入ってしまったのだろうと思った。

 しばらく進むと、真っ赤なバラが生い茂る中、はちみつ色のドレスを着た女の子が泣いているのが目に入った。
 顔に手を当ててしくしくと泣いているので、俺は思わず声をかけた。

 初めは怯えていたが、優しく声をかけると心を許してくれて、顔を覆っていた手が外された。
 顔を上げた少女を見て、俺の全身の血は騒ぐようにどくどくと音を立てて流れ出した。

 母とは違い、正直言って花になど興味はなかったし、バラも匂いが強すぎて好きではなかった。
 顔を上げた少女は、芽生えたばかりの瑞々しい若葉のような緑色の瞳をしていた。
 ふわふわとした金色の髪は可愛らしく編み込まれて赤いリボンで結ばれていた。
 ここに咲くどんなバラの花よりも、この少女が美しく見えて、俺の全身は痺れたように震えた。

 いじめられて追いかけられていると言う少女を、怪我を手当てしようと言って自分の部屋に連れていくことになった。

 俺の部屋には薬がたくさんあった。それは、日々増えていく背中の傷を少しでも治せるようにと、使用人達がよく効くと聞けば手に入れてきてくれたからだ。
 その中から、治りが早いものを選んで、バラの棘で怪我をした少女の指に塗ってあげた。

 少女は名前をルーシーだと教えてくれた。不思議な少女だった。子供らしく薬箱を覗き込んで興味津々に見ていたと思えば、俺を見るその瞳は濡れていて、じっと覗き込まれると体の奥から変な熱が湧き上がってきそうなった。

 話していたらあまりにも優しいことを言うルーシーの前で、俺はつい自分の毒を出してしまった。しかしルーシーは恐がることはなく、なんと自らのドレスを脱ぎ出して、俺に背中を晒したのだ。
 真っ白な肌は柔らかそうで、その背中に付いた痣に最初は驚いたが、よく見れば花びらが落ちているようで美しく見えた。なにより白い肌に浮かび上がっていて、それは扇情的な光景だった。
 幼い子供になにを思っているのかと、俺は慌ててルーシーのドレスを直した。
 しかし、冷静になろうとしていた俺に、ルーシーは遠慮なく抱きついてきた。それは幼子をあやすように励ましてくれる行為だと思われたが、俺の心臓は掴まれてしまい壊れそうになった。

 仕方なく子供らしい遊びに誘った。それならば、訳の分からない熱を感じることもなく、過ごせると思ったからだった。


「ここを乗せれば完成だよ。ほら、お城が出来たね」

「すごいねぇ、お兄ちゃん。魔法みたい!」

「ふふっ…、魔法か。ルーシーは可愛いことを言うね」

 積み木でしばらく遊んだら、疲れたのかルーシーは俺にもたれ掛かるようにすり寄ってきた。

「ねぇ、お兄ちゃん。さっきはどうして、わたしの指を舐めたの?」

 子供の素朴な疑問なのか、突然思いもよらないことを聞かれて、俺の心臓はドキリとした。

「あっ……あれは、消毒だよ。血が落ちそうだったから……」

「ふぅん……。じゃあ、お兄ちゃん。他の指も消毒してよ」

「え………?」

「お兄ちゃんに舐めてもらったら嬉しかった。だから他の指も舐めて……」

 そう言ってルーシーは小さな指を俺の前に持ってきた。子供相手にありえないことだが、なぜか分からないけれど、白い指に吸い寄せられるように、俺は口を開いてルーシーの指をペロリと舐めた。

「ふふふっ……くすぐったぁい」

 ルーシーは少し顔を赤らめながら、そう言って微笑んだ。
 俺の中でなにかがブチっと切れた音がした。
 気がついたら、ルーシーの両手を掴んで床に倒して、その上から覆い被さっていた。
 幼い天使に見えていた少女だったのに、突然むせるような色香を放ち始めて、まるで俺は花に吸い寄せられた虫のようだった。

「……どうしたの?お兄ちゃん?」

「……ルーシー……、俺は……おかしい。君が欲しくて……たまらない……。まだ幼い君にこんなことを……ごめん」

「どうして謝るの?……そうだ!わたしのお友達になってよ」

「……お友達?」

「そう!わたし、まだお友達がいないんだ。初めてのお友達」

 学校へ通っても人と話すのが好きではなく、常に一人で行動していたので、俺にもお友達と呼べるような人間は一人もいなかった。

「……だめ?」

「ルーシー……」

 ルーシーは俺に組み敷かれながら、頬を赤く染めて上目遣いに俺を見てきた。

「お友達になってくれるなら、なんでもするから……お願い」

 潤んだ瞳と、柔らかそうな唇が動くところから目が離せなかった。

「分かった。それなら、ルーシーは俺だけのものだよ。俺だけのルーシーになって……」

「いいよ」

 ルーシーはふわりと笑った。甘い蜜の匂いが漂う、天使のような無邪気な微笑みだった。

 友達になった俺とルーシーは、その後も部屋で本を読んで遊んでいたが、だんだん辺りが暗くなり始めるとルーシーはそわそわとしだした。

「そろそろ、パーティーが終わる時間だな」

「お兄ちゃんとお別れだね……」

 寂しそうに俺の服を掴んできたルーシーは可愛かった。

「大丈夫だよ。俺達はお友達だろう。ルーシー、家名を教えてよ。今度手紙を………」

「お兄ちゃん、この本の二人はお別れするとき何をしているの?」

 俺の話を遮って、ルーシーは先ほどまで見ていたおとぎ話の絵本を俺に見せてきた。

「ああ、これは……。王子が姫にキスをするんだよ。別れの挨拶みたいなもので……」

「じゃあ、わたしたちもキスしよう」

 無邪気な瞳で俺を見つめながら、ルーシーは俺にピタリと体を寄せてきた。
 本が気になった子供らしい発想だと思ったが、そこには先ほど漂わせていた色香の残りがあって俺はドキッとした。

「……目を閉じて」

 うるさく騒ぐ心臓の音を感じながら、俺はルーシーの唇に自分の唇を合わせた。
 ルーシーの唇は想像以上に柔らかくて、変な気持ちになりそうだった俺は急いで唇を離した。
 唇を離してから、そっとルーシーの顔を覗くと、ルーシーは頬を赤く染めて俺を見上げていた。

「……やわらかくて、気持ちよかった」

「ルーシー……」

「お願い……もっとして……アイロス」

「!!」

 ルーシーはずっとお兄ちゃんと呼んでいたのに、急に俺の名前を呼んだ。
 俺の中の理性の糸はとっくに切れていたことをその時ようやく気がついたのだった。





「んっふぅ………んっ…………」

 小さくて柔らかい唇を堪能してから、ざらりとして可愛らしい舌に自分の舌を絡ませると、気持ち良さそうな声が漏れたので、夢中になって音を立てながら吸い付いた。

「あ……アイロス……も……、ここ……玄関だよ」

「だからなに?夫が妻にキスするのは普通のことだよ」

「だけど……、みんな見てるから………」

 つい夢中になって濃厚なキスをしていたら、シリルは頬を赤くして下を向いてしまった。
 俺にとってはシリル以外の人間はいてもいなくても気にならないのだが、ズラリと並んだ使用人達を前にして耐えきれなくなったのかシリルは唇を手で押さえて行ってらっしゃいと小さい声を出した。

 結婚してからますます可愛くなるシリルを、朝からベッドに連れ戻したい衝動を抑えながら行ってきますと言って丸いおでこにキスをした。


「今日の予定ですが、ルピー様とドラクマ様と会食の後、王宮で輸入税についての会議があります。法務関係の書類は……」

「ああ、それは任せる。シリルが作ってくれた資料もあっただろう。それをまとめて送ってくれ」

「分かりました」

 玄関周りに改修工事が入っていて、馬車が入れないので、レナルドと庭園を歩くことになった。その間に予定の確認をしていたら、ふと目に入ったものに気をとられて俺は立ち止まった。

「………あれは。切っておけと言ったはずだが」

 久々に出した低い声に、いつも冷静なレナルドが少し緊張したように喉を鳴らしたのが分かった。

「申し訳ございません。生命力が強いらしく、どこからか種が飛んできて自生してしまうのです。庭師が見つける度に伐採しておりますが、気を付けるように伝えておきます」

 毒々しい紫の花を見て、この家に君臨していた怪物を思い出した。
 外面は素晴らしく良い男だった。仕事も出来て寄付を惜しまない人格者、立派な人だと言われてまわりから尊敬されていた。
 しかし、家ではただの暴力に飢えた怪物だった。最初は叱るためだと言って叩いてきた。しかし、そのうち理由なんてなく暴力を振るうようになった。母は怯えていたし、気の弱い人でそれが始まるとすぐに隠れてしまった。

 ある時、鞭を取り出してから、怪物の勢いは加速した。
 暇を見つけてはまるで楽しむかのように俺の背中に鞭を振るった。
 繰り返される暴力の日々の中で、希望を失い、俺の心はぼろぼろになって、もうこのまま死んでもいいと思うようになっていた。

 そんな時、天使のように愛らしく無邪気でいて、妖艶な魅力を持った少女に出会った。

 たった一日のわずかな時間の邂逅だったが、その少女は俺に生きる希望と欲を与えてくれた。その少女を手に入れたいという気持ちが生まれてから、俺は怪物を倒すことにしたのだ。

 古い文献を読みあさり、ある花の棘に含まれる毒を使う方法を思いついた。
 早速人を使って探しだして、それを庭で育てることにした。それはバラによく似ているがバラとは違う種類の植物で、茎には鋭い棘があった。
 その棘を採取して、いつもあの男が寝る前に飲むお茶に混ぜた。
 無味無臭、効果は弱いものであるが、繰り返し摂取し続けることにより、その毒は体に蓄積してやがて死に至る。

 予想より長い時間がかかったが、俺は目的を達成した。怪物をこの世から消し去ったのだ。

 しかし、俺に生きる希望を与えてくれた少女は、あのパーティー以来姿を消してしまった。
 二人でいた部屋から先に俺がパーティーの様子を見に行っている隙に出ていってしまったのだ。
 参加者をしらみ潰しに調べて、名前と同じ年頃で特徴の当てはまる少女を探したが、見つからなかった。あの日は近くに住む貴族の子供達も大勢呼んでいたので、名簿にすら名前がない子供もたくさんいたのだ。

 空っぽのように生きて何年も探し続けて、もう諦めかけた頃、シリルが俺の前に現れた。

 金色の柔らかそうな髪と美しい緑の瞳は、あの少女がそのまま大きくなったように思えた。
 思わず持っていたグラスを落として近づいたが、シリルは男だった。
 ショックを受けて、休もうと思ったので、ちょうどいいからシリルを指名して休憩室へ連れていった。

 クリムゾン家の地位と権力目当てで、男も女も近づいてくる者はたくさんいた。
 断ることすら面倒で、適当にしたいようにさせていたが、シリルは違った。
 まるであの時の少女が愛の告白をするみたいに、顔を赤くしながら友達になりたいと言い出したのだ。
 その必死な姿に興味が湧いて、側に置いてみることにした。

 いい歳をして家で暇をしていたというシリルは、俺の仕事を手伝うようになると、意外なほど一生懸命に取り組むようになった。
 大量の書類を任されて、弱音をはくかと思いきや、全部必死になって処理した後、集中しすぎて白目になって気を失っている姿を見たときは、声を上げて笑ってしまった。
 社交的に笑うことはあっても、本心から楽しい気持ちで笑うことなどもう覚えていないくらい前すぎて、自分でも驚いてしまった。

 俺の空っぽだった心が、シリルと過ごすうちにシリルで満たされていった。
 求めていたあの少女ではないのに、シリルの存在はもう俺の中で大きくなっていた。

 俺に付きまとっていたマリーヌはいち早くそのことに気がついた。
 シリルに近づいて、俺から遠ざけようとした。それを見たら、腹の中から怒りがこみ上げてきて、久しぶりに黒いもので体が毒された。
 しかし、シリルに触れたことで俺の中の黒いものは消えていった。
 もう、シリルを手放せないかもしれないと、その時思い知ったのだった。

 そして、レイズ王子のパーティーで驚きの真実を知ることになる。酒に酔って倒れたシリルを介抱していたら、その艶かしい姿に思わず気持ちをぶつけてしまった。
 応じてくれたシリルと、お互いの欲望を満たした後、シリルの背中を見た俺は衝撃に目が眩んだ。

 そこにはずっと探し求めていた少女の特徴と一致する痣があった。何度も夢に見たもので、見間違えるはずなどない。
 シリルが少女の格好をしていたとすれば、いくつもの点が線で繋がるのだ。
 いじめられて女装させられていたシリル。いくら探しても見つからないはずだ。少女でなはく、少年だったのだから。

 そこからは力業でシリルを自分の屋敷に留めた。本当は鎖で繋ぎたい思いだったが、シリルを傷つけたくなくて、それはできなかった。逃げ出そうとすれば、逃げられたはずだが、シリルは残ってくれた。そして俺を求めてくれた。

 マリーヌのおかげで危うく大変なことになるところだったが、本能的な危機を察知して屋敷に戻ったおかげで、シリルを助けることができた。
 マリーヌには消えてもらいたかったが、それなりの家の令嬢だったから面倒なので、レイズ殿下に頼んでいい縁談を用意してやった。
 レイズ殿下は俺に学生時代の借りがあったので、文句を言うこともなく引き受けてくれた。
 多少急ぎすぎたが、シリルとの結婚も果たして、完全に手に入れることができた。

 が、まだ気を抜くことはできないのだ。



「この間、お前の愛しの奥方を見たぞ」

 王宮での会議が終わり、書類を片付けていたら、どこからかフラりと入ってきたレイズ殿下に話しかけられた。

「………べつに家に閉じ込めているわけでもないですからね。リーフの仕事も任せていますので」

「王宮に来たついでに、兄に会いに顔を出したんだろう。騎士団の訓練棟に来ていたんだが、あれはやばいな………」

「……どういうことですか?」

「久々に会った兄に嬉しかったのか、抱きついていてさ。まぁー、兄の方は鼻の下が伸びてデロデロだし、それになんだあの色気!前に会った時は純朴な感じだったのに、お前の影響か?匂ってきそうな色気でさ、あそこ男の園だから、見ているだけで下半身を押さえているヤツが何人か………」

「……………失礼、急ぎますので」

 ガタンと椅子を鳴らして立ち上がり、書類を適当に鞄に詰めた。
 俺がイラついている姿を見て、後ろで面白そうに笑うレイズ殿下の声がしたが無視して部屋を出た。

 ルーシーとシリルにはある違いがあった。それは幼いながら妖艶な色気があったルーシーに対して、シリルは真っ白で純粋な青年で、可愛らしさはあったが、色気とはまた違うものだった。

 それは子供の頃の記憶があまりないというシリルの言葉にあるように、あの妖艶さは記憶と共に過去に置いてきてしまったかのように思えた。
 しかし、最近のシリルはあの色気を取り戻してきているのだ。
 俺の愛を受けたからなのかは分からないが、とても気を抜くことができない状況に頭を悩ませていた。



「どうしたんですか?難しい顔をして……」

 夕食後、椅子に座りながら腕を組んでいたら、湯浴みを終えたシリルが俺の顔を覗き込んできた。

「……シリル、レイズ殿下から聞いたよ。兄に会いに騎士団の訓練棟へ行ったらしいな」

「ええ!?もっ……もう、レイズ殿下!!言わないでって言ったのに!」

 つい、嫉妬じみたことを言おうとしたら、シリルは殿下に対してぷりぷりと怒り始めてしまった。

「内緒にしようと思ったのに……。実は兄に乗馬を教えてもらっていたんです」

「は……?乗馬?」

「レイズ殿下から、アイロスは遠乗りが趣味だって聞いて……。俺……馬に乗れないから、絶対乗れるようになって……アイロスをびっくりさせて……一緒に遠乗りに行きたかったんです」

「……遠乗りときたか」

「俺だって……俺だって、アイロスにカッコいいところを見せたかったのに!」

 涙目になりながら悔しそうなシリルを見て、俺は思わず噴き出して大笑いしてしまった。
 大口を開けて笑う俺を見て、シリルは驚いて目を見開いていた。

「くくっ……ははっ……、そうか、シリルは……やっぱり男の子なんだな……」

「………どういうことですか?」

「いや、いらない心配はする必要がない、ということだよ」

「は……はあ」

 不思議そうな顔をするシリルを抱きしめて、湯上がりの甘い匂いを堪能した。

「シリル、ベッド行こう」

「はっ……はい」

 耳元で囁くと、シリルの体はビクリと揺れた。もうこの瞬間から甘い時間は始まっている。俺はシリルの手を取って歩き出した。

「そうだ。兄とはしばらく手紙でやり取りしてくれ。騎士団の訓練棟へ行くのは禁止だ」

「ええ!?」

「乗馬は週末、一緒に練習することにしよう」

「い……いいですけど」

「カッコいいシリルが見られるのを楽しみにしている」

 俺が笑うと、ちょっとむくれた顔になったシリルは最高に可愛かった。

「あんまり惚れさせないでくれ」

 そう言って俺は二人の部屋の扉を閉めたのだった。




 □□□
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