こうして少女は最強となった

松本鈴歌

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第四章 護衛依頼

一日目(4) ガイダルの街にて

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「すいません、素材の買取をお願いします」

 カウンターに直行すると、受付の人に声を掛けた。

「はい、それではここに出して頂けますか?」

 4人は言われたように手分けして素材を出していく。

「えっと、全部で金貨1枚と賞銀貨3枚と銅貨6枚になります。ギルドに預けられますか?」
「はい。全員同じ金額になるようにしてください」
「えっと、それですと1人259エルですね」

 ギルド証を出すと、そのランクに驚かれた。

「その年齢でEランクとは凄いですね!」
「そんなことないですよ」

 4人はそのままギルドを出ると、楽しみの散策に移った。

「あっ!あの店手頃な値段で結構良い布が置いてある!ねぇ寄って良い?」

 エリザベートは目を輝かせると、返事も聞かずに店に突撃していった。

「まったくしょうがない奴だ」

 溜息を吐きながら他の者も追いかけた。

「あっ!これ綺麗ね~。大銀貨3枚か~」

 エリザベートは1枚の布を手に迷っていた。貴族の者に取って大銀貨などはした金だが、こういった時に使うのは自分で稼いだお金だけだと予め決めてあった。

「う~ん、ちょっと高いけど、気に入ったから買っちゃうわ。すいませ~ん」

 エリザベートは結局買うことを決めたようで、店員に会計を頼んだ。

「フフフ、今度これで新しい服を作ってもらうんだ」

 良い買い物ができたと、エリザベートはご機嫌だ。
 ちなみに今皆が着ている服はかなり初期の方に王都の服屋で買ったものだ。マリアはともかく他の者の服は品質が良すぎて悪目立ちをしたためだ。

「皆は何か買わないの?」
「僕は特に気に入ったのがなかったからね」
「私も」
「僕もだ。それにしても毎回こんな風に衝動買いして、いざという時にお金がなくって困っても知らないからな」
「あんたはいつも一言余計なのよ!」

 エリザベートがアルフォードに怒り、痴話喧嘩が始まってしまったが、マリアとアーティスは気にした様子もなく、近くの店を冷やかして回った。

「う~ん、やっぱりこれって言うのがないね~」

 特に収穫もないまま、大分暗くなってきたので宿に戻った。
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