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第七章 それぞれの過ごす日々
マリアの1日(8)
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気を取り直すとマリアは倒したアルラウネに向き直ると解体を始めた。
「えっと、討伐証明部位は……あっ、これか」
アルラウネの討伐証明部位。それは頭の花だった。
「後は魔石と蔓……だけどこれは難しいかな?」
どれもこれも手のひら程度の長さしかなかった。一応その中に僅かにあった腕の長さぐらいのものを拾いしまう。
「……次は火はやめて風にでもするか」
今回の反省も怠らない。
「よし!じゃあAランクの魔物探しに行こう!」
だが一瞬で気持ちを切り替えると、スキップでもしそうな感じの軽い足取りで歩き始め──。
「きゃっ!?」
転んだ。
「っもう!何な……」
慌てて足元を見れば──。
「えっ?」
可愛らしい手のひらサイズの生き物が足に引っ付いていた。よく見れば人型をしており、足元近くまである翠の髪を白い──それこそ純白と呼んでも差し障りないほど白いスズランに似た花が飾っている。ちっこい体は何でできているのか知れないつややかな薄い青と緑が混ざったような色のふわふわのワンピースを着ていた。
「オマエ、イク、ダメ。ワタシ、ツレル、イク」
妙にたどたどしかったが、その声は鈴を転がしたように綺麗だった。
「えっ?……連れていけってこと?」
「ソウ、オマエ、ワタシ、ツレル、イク」
マリアは首を傾げつつもそれを持ち上げて頭に乗せた。
「オマエ、イイ、ニンゲン。アイツ、ワタシ、ツカマエル、シタ」
「あいつ?」
「ソウ、アイツ」
どこからか植物の蔓が伸びてきてアルラウネたちを指した。
「アルラウネ?」
「ニンゲン、ソウ、ヨブ、サレル、キク、シタ」
どうやら肯定のようだと納得した。
「でもなんで?……あっ、その前にあなたは一体何?魔物、なんだよね?」
「ソウ。シュゾク、ワカル、ナイ。ニンゲン、ワタシ、ヘンイシュ、イウ、シタ」
「ヘンイシュ?……へんいしゅ……変異種!?」
変異種とはその名の通り、その種族にない特徴を持って生まれてくる生物全般のことだ。
「ソウ。アイツ、ワタシ、ヨワイ、イウ、シタ」
「あいつ?……アルラウネのこと?」
「ソウ。ニンゲン、ワタシ、キショウ、イウ、シタ。ツカマエル、イウ、シタ」
「えっと、あなたはもしかしてアルラウネの変異種?」
「チガウ!ワタシ、アイツ、ナカマ、チガウ。アイツ、ワタシ、ツカマエル、シタ」
「……そう」
それは弱いから守ろうとしたのではないかという言葉をマリアは必死に飲み込んだ。
「えっと、討伐証明部位は……あっ、これか」
アルラウネの討伐証明部位。それは頭の花だった。
「後は魔石と蔓……だけどこれは難しいかな?」
どれもこれも手のひら程度の長さしかなかった。一応その中に僅かにあった腕の長さぐらいのものを拾いしまう。
「……次は火はやめて風にでもするか」
今回の反省も怠らない。
「よし!じゃあAランクの魔物探しに行こう!」
だが一瞬で気持ちを切り替えると、スキップでもしそうな感じの軽い足取りで歩き始め──。
「きゃっ!?」
転んだ。
「っもう!何な……」
慌てて足元を見れば──。
「えっ?」
可愛らしい手のひらサイズの生き物が足に引っ付いていた。よく見れば人型をしており、足元近くまである翠の髪を白い──それこそ純白と呼んでも差し障りないほど白いスズランに似た花が飾っている。ちっこい体は何でできているのか知れないつややかな薄い青と緑が混ざったような色のふわふわのワンピースを着ていた。
「オマエ、イク、ダメ。ワタシ、ツレル、イク」
妙にたどたどしかったが、その声は鈴を転がしたように綺麗だった。
「えっ?……連れていけってこと?」
「ソウ、オマエ、ワタシ、ツレル、イク」
マリアは首を傾げつつもそれを持ち上げて頭に乗せた。
「オマエ、イイ、ニンゲン。アイツ、ワタシ、ツカマエル、シタ」
「あいつ?」
「ソウ、アイツ」
どこからか植物の蔓が伸びてきてアルラウネたちを指した。
「アルラウネ?」
「ニンゲン、ソウ、ヨブ、サレル、キク、シタ」
どうやら肯定のようだと納得した。
「でもなんで?……あっ、その前にあなたは一体何?魔物、なんだよね?」
「ソウ。シュゾク、ワカル、ナイ。ニンゲン、ワタシ、ヘンイシュ、イウ、シタ」
「ヘンイシュ?……へんいしゅ……変異種!?」
変異種とはその名の通り、その種族にない特徴を持って生まれてくる生物全般のことだ。
「ソウ。アイツ、ワタシ、ヨワイ、イウ、シタ」
「あいつ?……アルラウネのこと?」
「ソウ。ニンゲン、ワタシ、キショウ、イウ、シタ。ツカマエル、イウ、シタ」
「えっと、あなたはもしかしてアルラウネの変異種?」
「チガウ!ワタシ、アイツ、ナカマ、チガウ。アイツ、ワタシ、ツカマエル、シタ」
「……そう」
それは弱いから守ろうとしたのではないかという言葉をマリアは必死に飲み込んだ。
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