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「アースウォール」
もう一度ラムリアが魔法を唱える。
正面の湖を隠すようにさきほどと同じように約3メートルの壁が出来上がり、壁の右端の方に湖へ通れるだけの隙間がある。
「ヒロ、それじゃ私達は水浴びしてくるから」
「安全のために周囲を壁で囲っていますので大丈夫でしょう」
「この近くには魔物と獣の気配はしないから大丈夫」
「何かあったら声掛けて、この壁の向こうにいるから」
「ちょと位なら覗いてもいいですよ」
リュイル達は防具をはずし武器だけ持って壁の向こうへ歩いていく。
武器を持っていくのは念のためだろう。
最初の周囲の壁は安全対策で、目の前の壁が水浴びしているリュイル達の目隠しって所か。
それにしてもみんなスタイル良いんだよな。
美女5人の水浴びか気になる。
揺れるのだろうな。
これってチャンスじゃないか。
「水浴びが終わる頃にあわせて夕食用意するから終わる少し前くらいに声掛けてくれ」
「わかった」
壁の向こうから返事が返ってくる。
ちょっと時間が惜しいので鍋にビックボアの肉と切った野菜を入れさらに水も入れて火に掛ける。
その間にスキルOS起動。
ここ数日寝る前に隠れて5000ずつチャージしていた。
全部だと意識がとんだが5000だと体がだるいくらいですんだのは助かった。
魔力を一度に大量に消費する負荷なのかもしれないな。
鍋が沸騰する間に国境の街につくまでに必要な量の食材を選ぶ。
食パンに小麦粉、各種調味料にスープの素、焼き肉のたれ、ステーキソース、シチューの素などをゆっくり選んでる時間も無いので適当に購入。
こっちから向こうが見えないように、向こうからもこっちが見えないのは都合が良い。
箱が現れるところを見られなくてすむ。
箱を開けてすぐにアイテムボックスへしまいこむ。
今回は食パンを多めに買ったぜ。
なにせ5人はどこに入るのってくらい食べるしな。
鍋を見ると煮立ってきたのでスープの素を入れて弱火にかけておく。
その間にビックボアの厚切り肉を食パンと同じ大きさに切って焼く準備をしておく。
耳を済ませると話声が聞こえるので戻ってくるのにはもう少し時間がかかるだろう。
何か他に買っておいたほうが良いかもしれないものを見ていく。
追加で卵、ベーコン、ソーセージ、野菜、水、酒を購入。
「そろそろあがるよ」
箱が現れた所で壁の向こう側から声がかかる。
見られないとはいえ隠れて作業している所へいきなり声がかかると動揺するな。
「わかった」
それらをアイテムボックスに入れながら返事を返す。
鍋を火からはずして5人がこちらに来るまでに肉を焼いていく。
コンロが後ひとつ欲しいのだが増えると余計な詮索受ける気がする。
後でだな。
焼けた肉に焼肉のたれ、ステーキソースなどの色々な味を絡めて食パンに挟んでいく。
色々な味付けのビックボアサンドだなこれは。
煮込みのスープをテーブルに置き、ビックボアサンドを半分にカットしてテーブルに並べ終わると水浴びの終わった5人が戻ってきて席に座るとすぐに夕食を食べ始めた。
「美味しいわね。毎回思うのだけどヒロの料理は楽しみだわ」
リュイルがビックボアサンドを食べスープを器によそいながら言った。
「本当に美味しいです。美味しい食事のおかげで食事が楽しみになりましたね」
リリィがスープを味わいながらリュイルの言葉に賛同している。
「美味しい、見た目同じようだけど味が違う。どれも美味しい」
アイシェラは両手にビックボアサンドを持ち交互に食べながら味の違いを楽しんでいる。
「本当に依頼の道中で美味しい食事はありがたいわ」
ラムリアが食事をしながらしみじみ言っている。
今までの依頼の道中での食事と比較でもしているのかもしれないな。
「ヒロさんに食事をお願いして本当に良かったですよ。美味しい食事、幸せです」
俺に笑顔を向けてくるレスティナは言葉通り幸せそうに沢山食べている。
みんなが喜んでくれるのは嬉しいんだが照れるな。
向こうの食品の力なんだが。
こっちでも向こうの味を楽しめる俺のスキルに感謝だな。
もう一度ラムリアが魔法を唱える。
正面の湖を隠すようにさきほどと同じように約3メートルの壁が出来上がり、壁の右端の方に湖へ通れるだけの隙間がある。
「ヒロ、それじゃ私達は水浴びしてくるから」
「安全のために周囲を壁で囲っていますので大丈夫でしょう」
「この近くには魔物と獣の気配はしないから大丈夫」
「何かあったら声掛けて、この壁の向こうにいるから」
「ちょと位なら覗いてもいいですよ」
リュイル達は防具をはずし武器だけ持って壁の向こうへ歩いていく。
武器を持っていくのは念のためだろう。
最初の周囲の壁は安全対策で、目の前の壁が水浴びしているリュイル達の目隠しって所か。
それにしてもみんなスタイル良いんだよな。
美女5人の水浴びか気になる。
揺れるのだろうな。
これってチャンスじゃないか。
「水浴びが終わる頃にあわせて夕食用意するから終わる少し前くらいに声掛けてくれ」
「わかった」
壁の向こうから返事が返ってくる。
ちょっと時間が惜しいので鍋にビックボアの肉と切った野菜を入れさらに水も入れて火に掛ける。
その間にスキルOS起動。
ここ数日寝る前に隠れて5000ずつチャージしていた。
全部だと意識がとんだが5000だと体がだるいくらいですんだのは助かった。
魔力を一度に大量に消費する負荷なのかもしれないな。
鍋が沸騰する間に国境の街につくまでに必要な量の食材を選ぶ。
食パンに小麦粉、各種調味料にスープの素、焼き肉のたれ、ステーキソース、シチューの素などをゆっくり選んでる時間も無いので適当に購入。
こっちから向こうが見えないように、向こうからもこっちが見えないのは都合が良い。
箱が現れるところを見られなくてすむ。
箱を開けてすぐにアイテムボックスへしまいこむ。
今回は食パンを多めに買ったぜ。
なにせ5人はどこに入るのってくらい食べるしな。
鍋を見ると煮立ってきたのでスープの素を入れて弱火にかけておく。
その間にビックボアの厚切り肉を食パンと同じ大きさに切って焼く準備をしておく。
耳を済ませると話声が聞こえるので戻ってくるのにはもう少し時間がかかるだろう。
何か他に買っておいたほうが良いかもしれないものを見ていく。
追加で卵、ベーコン、ソーセージ、野菜、水、酒を購入。
「そろそろあがるよ」
箱が現れた所で壁の向こう側から声がかかる。
見られないとはいえ隠れて作業している所へいきなり声がかかると動揺するな。
「わかった」
それらをアイテムボックスに入れながら返事を返す。
鍋を火からはずして5人がこちらに来るまでに肉を焼いていく。
コンロが後ひとつ欲しいのだが増えると余計な詮索受ける気がする。
後でだな。
焼けた肉に焼肉のたれ、ステーキソースなどの色々な味を絡めて食パンに挟んでいく。
色々な味付けのビックボアサンドだなこれは。
煮込みのスープをテーブルに置き、ビックボアサンドを半分にカットしてテーブルに並べ終わると水浴びの終わった5人が戻ってきて席に座るとすぐに夕食を食べ始めた。
「美味しいわね。毎回思うのだけどヒロの料理は楽しみだわ」
リュイルがビックボアサンドを食べスープを器によそいながら言った。
「本当に美味しいです。美味しい食事のおかげで食事が楽しみになりましたね」
リリィがスープを味わいながらリュイルの言葉に賛同している。
「美味しい、見た目同じようだけど味が違う。どれも美味しい」
アイシェラは両手にビックボアサンドを持ち交互に食べながら味の違いを楽しんでいる。
「本当に依頼の道中で美味しい食事はありがたいわ」
ラムリアが食事をしながらしみじみ言っている。
今までの依頼の道中での食事と比較でもしているのかもしれないな。
「ヒロさんに食事をお願いして本当に良かったですよ。美味しい食事、幸せです」
俺に笑顔を向けてくるレスティナは言葉通り幸せそうに沢山食べている。
みんなが喜んでくれるのは嬉しいんだが照れるな。
向こうの食品の力なんだが。
こっちでも向こうの味を楽しめる俺のスキルに感謝だな。
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