131 / 178
131
しおりを挟む
食事も終わり一息ついた所で明日の予定をリュイル主導で話し合う。
フィアはワインを飲みながらだが、リュイル達は明日の行動に差し支えないためにワインを各自1本に抑えたようだ。
約束通りフィアにはワインを3本渡してある。
ワインを飲み終わったリュイル達は羨ましそうに、ワインを飲んでいるフィアを眺めていたよ。
ワイヴァーンの群れを討伐して帰る時には、次の日を気にせず飲みたいとリュイル達から迫られ、その迫力に圧され頷くしかなかった。
久しぶりの依頼で、終わった後に騒ぎたいのか、フィアが羨ましかったのか。
たぶん、羨ましかったんだろうなぁ。
「明日の行動予定なんだけど、アイシェラ何か考えてる?」
「一応考えているのが、ブラッドガウルの群れがいた所までの道のりをたどる予定」
「前回の私達が歩いた道をたどるのね」
「同じ道のりですと、出会わない可能性があるのではないですか?」
ブラッドガウルの群れに行くまでの道のりで出会った、ブラッドガウルのはぐれは仕留めたから、リリィの指摘もわかる。
ワイヴァーンが食料にしていると考えているブラッドガウルがいないんだからな。
ただ、相手も生き物だから、戻ってこないとも言い切れないんだけど。
「それは、わかってる。ギルドマスターの所に上がってきた話では群れのいた場所の方向に行ったと。なら、そこを目指していって、群れのいた場所ついたら、そこから探したほうが良いと考えた」
「群れのいた場所に近づけばそれだけ襲われる可能性も上がるわよ」
「わかってる。可能な限り注意深く周囲の索敵はしていくけど、高度の方は厳しい。だからみんなには上の方を見て欲しい」
「わかったわ。みんなは、いつもより注意を上に向けるようにして、幸いここは草原だから飛んでる、飛び上がるは目視できる可能性があるから、ある程度はアイシェラの索敵をカバーできるはずよ」
「こちらから見えるという事は、向こうからも見えるという事になりますよね」
「そうなのよね、しかもワイヴァーンは飛んでいて視界が広いだろから、向こうが先に私達をみつける可能性が高いわね」
自分達で出来る事は、フィアに頼らないようにと色々と考えているのだろう。
俺は戦闘をしたいとは思わないし、索敵なんで無理だから最初からフィアに頼るけどね。
そもそも、この依頼はリュイル達でどうにかなるような物ではないはずなんだが。
「最低でも奇襲を受けるようなことだけは避けない様にしないといけませんね」
「そうね、出来るだけ注意してブラッドガウルの群れのいた場所まで行く方向で。ブラッドガウルの時と違って探しながらではないから時間も掛からないはずよ。途中で、ワイヴァーンを見かけたときにはその場所で待機よ」
リュイルはワインを飲んでいるフィアに視線を向ける。
「私達で対処はは無理だから。フィアさん、お願いしても良いですか?」
「ええ、依頼を受けると言ったのは私だから、ワイヴァーンは任せてもらって良いわよ」
「おねがいします」
「その間、ヒロの事は頼んだわよ」
「任せてください」
リュイルの言葉に、他の4人も頷く。
「明日はそんな感じの予定ね。それで、今日の見張りの順番なんだけど希望ある?」
「それなんだが、リュイル。今回の依頼の間は野営中の見張りは無くても良いと思うんだが」
「「「「「 ! 」」」」」
リュイル達が驚きの表情でこちらを向く。
そんなに驚かなくても。
見張りが必要なことなのは理解はしているけどさ。
まぁ、フィアの結界があっての提案だけど。
「フィアさんの結界があるから、ヒロは提案したんだと思うけどね」
「そうですね、フィアさんの結界ですから何も問題は無いと思います。それに、営中に見張りをしないとなると、フィアさんにだけ負担させる事になってしまいます」
「結界の事なら気にしなくていいわよ。負担と感じるほどでもないし、私の結界はワイヴァーンごときじゃかすり傷ひとつつかないわよ。それよりもヒロの相手をしてあげて、野営で小屋を使うのが嬉しいみたいよ」
フィアの言葉にリュイル達は小屋を見た後、俺の方をみて頷いている。
確かに小屋を使うことが嬉しいのは間違いないよ。
新しいものを箱から出したよう感じはあるから、微笑んでいるリュイル達に納得されても仕方がないのか。
「初めての小屋だし、どうせならみんな一緒が良いと思ったんだよ」
「わかったわ。フィアさんからヒロの事を頼まれたしね」
「何より、ヒロさんからお願いされたら断れませんよね」
「ヒロには沢山の恩がある」
「そうよねぇ、色々としてもらっているしね」
「もっと、お願いしてもいいんですよ」
「よかったわね、ヒロ。小屋でみんなと一緒に寝ることが出来るわね」
みんなと一緒に寝ることが出来るのは嬉しいけど。
それをリュイル達に言わなくても。
リュイル達が笑顔で俺を見てるじゃないか。
「それなら言ってくれれば良いのに」
「そうですよ、言ってくれれば良かったんですよ」
「うん、遠慮し無くて良い」
「そうよね、遠慮しないでほしいわね」
「言ってくれれば大抵の事はしてあげられるからね」
リュイル達は積極的だな、酔っていないと思うんだが。
でも、せっかくだし膝枕を頼んでみようかな。
明日の予定の話が終われば、みんなで談笑して過ごし、ある程度の時間になれば見張り以外は寝ることになるのだが、今回は見張りはしない。
フィアがワインを飲み終えたらみんな小屋の中へ。
リュイル達は小屋の中に入ると防具を外し服を脱いでいく。
「なんで、脱いでるの?」
「小屋の中で寝るのには邪魔でしょう?」
「防具はわかるけど、服まで?」
リュイルと話しているうちに俺とフィア以外は下着姿に。
「街では寝るときはいつもこの格好でしょ」
「街じゃないんだが」
「ヒロさん、ワイヴァーンでも傷がつけられない、フィアさんの結界の中なんですから街以上に安全な場所なんですよ」
言われれば確かにそうだな。
下着姿で寝ても問題ないのか。
「ヒロは気にしすぎ」
「私たちも安全じゃなければこんな格好はしないわよ」
「そうですよ、ヒロさん心配しすぎですよ」
それだけ、フィアの結界を信頼してくれてるんだな。
しかし、街で一緒に生活するようになってリュイル達の下着姿は毎日のように見ているけど、一緒の部屋で寝るっているのは今回が初めてだな。
フィアはワインを飲みながらだが、リュイル達は明日の行動に差し支えないためにワインを各自1本に抑えたようだ。
約束通りフィアにはワインを3本渡してある。
ワインを飲み終わったリュイル達は羨ましそうに、ワインを飲んでいるフィアを眺めていたよ。
ワイヴァーンの群れを討伐して帰る時には、次の日を気にせず飲みたいとリュイル達から迫られ、その迫力に圧され頷くしかなかった。
久しぶりの依頼で、終わった後に騒ぎたいのか、フィアが羨ましかったのか。
たぶん、羨ましかったんだろうなぁ。
「明日の行動予定なんだけど、アイシェラ何か考えてる?」
「一応考えているのが、ブラッドガウルの群れがいた所までの道のりをたどる予定」
「前回の私達が歩いた道をたどるのね」
「同じ道のりですと、出会わない可能性があるのではないですか?」
ブラッドガウルの群れに行くまでの道のりで出会った、ブラッドガウルのはぐれは仕留めたから、リリィの指摘もわかる。
ワイヴァーンが食料にしていると考えているブラッドガウルがいないんだからな。
ただ、相手も生き物だから、戻ってこないとも言い切れないんだけど。
「それは、わかってる。ギルドマスターの所に上がってきた話では群れのいた場所の方向に行ったと。なら、そこを目指していって、群れのいた場所ついたら、そこから探したほうが良いと考えた」
「群れのいた場所に近づけばそれだけ襲われる可能性も上がるわよ」
「わかってる。可能な限り注意深く周囲の索敵はしていくけど、高度の方は厳しい。だからみんなには上の方を見て欲しい」
「わかったわ。みんなは、いつもより注意を上に向けるようにして、幸いここは草原だから飛んでる、飛び上がるは目視できる可能性があるから、ある程度はアイシェラの索敵をカバーできるはずよ」
「こちらから見えるという事は、向こうからも見えるという事になりますよね」
「そうなのよね、しかもワイヴァーンは飛んでいて視界が広いだろから、向こうが先に私達をみつける可能性が高いわね」
自分達で出来る事は、フィアに頼らないようにと色々と考えているのだろう。
俺は戦闘をしたいとは思わないし、索敵なんで無理だから最初からフィアに頼るけどね。
そもそも、この依頼はリュイル達でどうにかなるような物ではないはずなんだが。
「最低でも奇襲を受けるようなことだけは避けない様にしないといけませんね」
「そうね、出来るだけ注意してブラッドガウルの群れのいた場所まで行く方向で。ブラッドガウルの時と違って探しながらではないから時間も掛からないはずよ。途中で、ワイヴァーンを見かけたときにはその場所で待機よ」
リュイルはワインを飲んでいるフィアに視線を向ける。
「私達で対処はは無理だから。フィアさん、お願いしても良いですか?」
「ええ、依頼を受けると言ったのは私だから、ワイヴァーンは任せてもらって良いわよ」
「おねがいします」
「その間、ヒロの事は頼んだわよ」
「任せてください」
リュイルの言葉に、他の4人も頷く。
「明日はそんな感じの予定ね。それで、今日の見張りの順番なんだけど希望ある?」
「それなんだが、リュイル。今回の依頼の間は野営中の見張りは無くても良いと思うんだが」
「「「「「 ! 」」」」」
リュイル達が驚きの表情でこちらを向く。
そんなに驚かなくても。
見張りが必要なことなのは理解はしているけどさ。
まぁ、フィアの結界があっての提案だけど。
「フィアさんの結界があるから、ヒロは提案したんだと思うけどね」
「そうですね、フィアさんの結界ですから何も問題は無いと思います。それに、営中に見張りをしないとなると、フィアさんにだけ負担させる事になってしまいます」
「結界の事なら気にしなくていいわよ。負担と感じるほどでもないし、私の結界はワイヴァーンごときじゃかすり傷ひとつつかないわよ。それよりもヒロの相手をしてあげて、野営で小屋を使うのが嬉しいみたいよ」
フィアの言葉にリュイル達は小屋を見た後、俺の方をみて頷いている。
確かに小屋を使うことが嬉しいのは間違いないよ。
新しいものを箱から出したよう感じはあるから、微笑んでいるリュイル達に納得されても仕方がないのか。
「初めての小屋だし、どうせならみんな一緒が良いと思ったんだよ」
「わかったわ。フィアさんからヒロの事を頼まれたしね」
「何より、ヒロさんからお願いされたら断れませんよね」
「ヒロには沢山の恩がある」
「そうよねぇ、色々としてもらっているしね」
「もっと、お願いしてもいいんですよ」
「よかったわね、ヒロ。小屋でみんなと一緒に寝ることが出来るわね」
みんなと一緒に寝ることが出来るのは嬉しいけど。
それをリュイル達に言わなくても。
リュイル達が笑顔で俺を見てるじゃないか。
「それなら言ってくれれば良いのに」
「そうですよ、言ってくれれば良かったんですよ」
「うん、遠慮し無くて良い」
「そうよね、遠慮しないでほしいわね」
「言ってくれれば大抵の事はしてあげられるからね」
リュイル達は積極的だな、酔っていないと思うんだが。
でも、せっかくだし膝枕を頼んでみようかな。
明日の予定の話が終われば、みんなで談笑して過ごし、ある程度の時間になれば見張り以外は寝ることになるのだが、今回は見張りはしない。
フィアがワインを飲み終えたらみんな小屋の中へ。
リュイル達は小屋の中に入ると防具を外し服を脱いでいく。
「なんで、脱いでるの?」
「小屋の中で寝るのには邪魔でしょう?」
「防具はわかるけど、服まで?」
リュイルと話しているうちに俺とフィア以外は下着姿に。
「街では寝るときはいつもこの格好でしょ」
「街じゃないんだが」
「ヒロさん、ワイヴァーンでも傷がつけられない、フィアさんの結界の中なんですから街以上に安全な場所なんですよ」
言われれば確かにそうだな。
下着姿で寝ても問題ないのか。
「ヒロは気にしすぎ」
「私たちも安全じゃなければこんな格好はしないわよ」
「そうですよ、ヒロさん心配しすぎですよ」
それだけ、フィアの結界を信頼してくれてるんだな。
しかし、街で一緒に生活するようになってリュイル達の下着姿は毎日のように見ているけど、一緒の部屋で寝るっているのは今回が初めてだな。
50
あなたにおすすめの小説
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
薬師だからってポイ捨てされました!2 ~俺って実は付与も出来るんだよね~
黄色いひよこ
ファンタジー
薬師のロベルト=グリモワール=シルベスタは偉大な師匠(神様)とその脇侍の教えを胸に自領を治める為の経済学を学ぶ為に隣国に留学。逸れを終えて国(自領)に戻ろうとした所、異世界の『勇者召喚』に巻き込まれ、周りにいた数人の男女と共に、何処とも知れない世界に落とされた。
『異世界勇者巻き込まれ召喚』から数年、帰る事違わず、ロベルトはこの異世界で逞しく生きていた。
勇者?そんな物ロベルトには関係無い。
魔王が居るようだが、倒されているのかいないのか、解らずとも世界はあいも変わらず巡っている。
とんでもなく普通じゃないお師匠様とその脇侍に薬師の業と、魔術とその他諸々とを仕込まれた弟子ロベルトの、危難、災難、巻き込まれ痛快世直し異世界道中。
はてさて一体どうなるの?
と、言う話のパート2、ここに開幕!
【ご注意】
・このお話はロベルトの一人称で進行していきますので、セリフよりト書きと言う名のロベルトの呟きと、突っ込みだけで進行します。文字がびっしりなので、スカスカな文字列を期待している方は、回れ右を推奨します。
なるべく読みやすいようには致しますが。
・この物語には短編の1が存在します。出来れば其方を読んで頂き、作風が大丈夫でしたら此方へ来ていただければ幸いです。
勿論、此方だけでも読むに当たっての不都合は御座いません。
・所々挿し絵画像が入ります。
大丈夫でしたらそのままお進みください。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる