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第四章・暗黒エネルギーの流出
江国先生の疑惑
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連は景子先生に危険を知らせると、学校に戻って景子先生が江国先生のお見舞いに行った情報を教頭先生から聞き出し、文子と順也と久美子に部活を中断させて学校の門の前に集合させた。
「連、どう言う事よ?」
「いや理由は不明だが、景子先生の危機なんだ」
「ふざけてる?こっちは練習で忙しいの」
「僕がそんな人間に見えますか?」
「そうね。もっとふざけるよね」
「うん。透明人間になって消えたとか?」
「確かに連は悪ふざけはしても、人の不幸とか危機はネタにはしないからな」
「友よ。ありがとう。ハッピーターンな気分だ」
「クセになる甘酸っぱさね?」
文子と久美子と順也が連に説明を求めたが、ゴーストのMOMOEから緊急メッセージがあったとは正直には言えない。
『シークレットモード及びクレイジーボーイは信用がない』
文子が隠し事をしてるなと、思い悩む連の顔を覗き込むが、「また電話してみるか」と連がiPhoneを手にすると、グッドタイミングで景子先生の方から着信があった。
「先生。大丈夫ですか?」
スピーカーに切り替え、文子と久美子と順也が耳を傾ける。
「連くん。さっきはありがとう。もう心配ないわ。でも、何で危ないってわかったの?」
「まっ、超能力みたいなもんかな」
文子が呆れた表情で連を押し退けて景子先生と話し始めると、久美子と順也も連を押さえ付けて電話に割り込む。
「景子先生。いったい何があったんですか?」
「先生。今どこなの?」
「これから会えませんか?」
景子は江国の家から逃げ出すと、通りかかったタクシーに乗って身を屈め、恐怖で体が震えて心臓がドキドキするのを深呼吸をして落ち着かせ、スマホの着信履歴を見て連に電話を入れたのである。
「そうね。詳細はそっちで話すわ。正直、なんて言ったらいいかわからないけど、とにかく怖かった」
文子の提案で『Bi-hún』で落ち合う事になり、景子が電話を切ろうとすると連の声が聴こえ、順也に口を塞がれたのか途切れた。
「じゃーな。逢うのが楽し……だぜ」
後部席の景子の隣にはMOMOEが座り、馴れ馴れしいセリフは景子先生ではなく自分に言ったのかと微笑む。
『レン。私もだよ』
フクロウのペンはMOMOEの肩に乗って背後を振り返り、浮かれてる場合じゃないと忠告し、MOMOEも車窓に流れる街の風景を眺めて気を引き締める。
『司祭の力を感じる。きっとすぐに完全に復活するぞ』
『うん。戦うしかないわね』
虫取り網で蛾を掬った時に左腕の肘に黒い蛾の鱗粉が付着し、司祭は離れていてもその鱗粉の匂いを感じ、いつでも追えるとほくそ笑んでいたが、MOMOEもフクロウのペンもまだ気付いてない。
景子は隣にゴーストが乗車していたが、何も知らずに運転手に行き先を告げて、不安気にフクロウのペンと背後を眺めて考え込む。
『江国先生、何をしようとしたの?』
明らかに異常に思えたが、見舞いに訪れた自分を引き止めてスマホの画面を無理やり見せようとした事が理解できない。
『為になる本って言ってたけど、何だったの?』
「連、どう言う事よ?」
「いや理由は不明だが、景子先生の危機なんだ」
「ふざけてる?こっちは練習で忙しいの」
「僕がそんな人間に見えますか?」
「そうね。もっとふざけるよね」
「うん。透明人間になって消えたとか?」
「確かに連は悪ふざけはしても、人の不幸とか危機はネタにはしないからな」
「友よ。ありがとう。ハッピーターンな気分だ」
「クセになる甘酸っぱさね?」
文子と久美子と順也が連に説明を求めたが、ゴーストのMOMOEから緊急メッセージがあったとは正直には言えない。
『シークレットモード及びクレイジーボーイは信用がない』
文子が隠し事をしてるなと、思い悩む連の顔を覗き込むが、「また電話してみるか」と連がiPhoneを手にすると、グッドタイミングで景子先生の方から着信があった。
「先生。大丈夫ですか?」
スピーカーに切り替え、文子と久美子と順也が耳を傾ける。
「連くん。さっきはありがとう。もう心配ないわ。でも、何で危ないってわかったの?」
「まっ、超能力みたいなもんかな」
文子が呆れた表情で連を押し退けて景子先生と話し始めると、久美子と順也も連を押さえ付けて電話に割り込む。
「景子先生。いったい何があったんですか?」
「先生。今どこなの?」
「これから会えませんか?」
景子は江国の家から逃げ出すと、通りかかったタクシーに乗って身を屈め、恐怖で体が震えて心臓がドキドキするのを深呼吸をして落ち着かせ、スマホの着信履歴を見て連に電話を入れたのである。
「そうね。詳細はそっちで話すわ。正直、なんて言ったらいいかわからないけど、とにかく怖かった」
文子の提案で『Bi-hún』で落ち合う事になり、景子が電話を切ろうとすると連の声が聴こえ、順也に口を塞がれたのか途切れた。
「じゃーな。逢うのが楽し……だぜ」
後部席の景子の隣にはMOMOEが座り、馴れ馴れしいセリフは景子先生ではなく自分に言ったのかと微笑む。
『レン。私もだよ』
フクロウのペンはMOMOEの肩に乗って背後を振り返り、浮かれてる場合じゃないと忠告し、MOMOEも車窓に流れる街の風景を眺めて気を引き締める。
『司祭の力を感じる。きっとすぐに完全に復活するぞ』
『うん。戦うしかないわね』
虫取り網で蛾を掬った時に左腕の肘に黒い蛾の鱗粉が付着し、司祭は離れていてもその鱗粉の匂いを感じ、いつでも追えるとほくそ笑んでいたが、MOMOEもフクロウのペンもまだ気付いてない。
景子は隣にゴーストが乗車していたが、何も知らずに運転手に行き先を告げて、不安気にフクロウのペンと背後を眺めて考え込む。
『江国先生、何をしようとしたの?』
明らかに異常に思えたが、見舞いに訪れた自分を引き止めてスマホの画面を無理やり見せようとした事が理解できない。
『為になる本って言ってたけど、何だったの?』
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