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買い物2
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(まずい、逃げなきゃ)
そう思う前に俺の頭に腕を振り下ろすゴリラの腕が見えた。
が、ゴリラの頭に血の様に赤い刃が刺さった。
「雪大丈夫!?無事!?」
そう俺は母さんと買い物に来ていたのだ。警報が鳴って駆けつけたのだろう。
エスカレーターを登ってくる母さんの姿を見て安心したのも束の間、「GuAAAaaa!」
遠くから聞こえてくる奴の存在を思い出した。
「ッ!店にワイバーンが突っ込んできたんだ!早く逃げよう!」
「なんですって?まずいわ、このゴリラなら下位だから私でも倒せたけどワイバーンは無理だわ!雪、ゴリラを乗り越えてこっちにきなさい!」
「わかった!」
母さんの元まで行くと母さんは外の窓を人二人分くらい割っていた。
「いい?これから私たち二人を血で覆って下に降りるわ。しっかり高まっていてね。」
いきなりあり得ない提案をした母さんに俺は
「はあ!?ここ10階だぞ?大丈夫なのか?」
「大丈夫、少しなら血を操作すれば浮けるから。さあ行くわよ!」
「ちょ待っぁぁぁぁぁぁあー!?」
少しの浮遊感の後痺れる様な衝撃が足にきた。
「なんとかなったわね」
どうやら地上に着いたらしい。
血の膜が無くなり周りを見ると魔物が出た割に街が綺麗だった。
「あれ?魔物でたのに街が思ったより綺麗なんだけど?流石に人は避難してるからあまりいないけど」
「どうやらいきなりモールの中に現れたらしいわ。こんなこと召喚でもしない限りできないと思うんだけど」
そうやって30秒ほど話していると上から影が落ちてきた。
(この感覚はまさか!?)
「母さんワイバーンが突っ込んでくる!」
「!【血城壁】」
ガキキキキン!
母さんが血の盾を作った後金属が擦れる様な音がした。そのあと母さんは俺の方に手を向けて
「【血霞】この中にあれば安全だからじっとしていてね」
血の霧の様なものを俺に纏わせた。
「母さんはどうするんだ!ワイバーンには勝てないんだろ!?」
「私はこいつが何処かに行かない様に時間稼ぎしなくちゃ、大丈夫防御だけならこいつに負けないから」
母さんは少し無理に笑顔を作る様にして笑った。
そう思う前に俺の頭に腕を振り下ろすゴリラの腕が見えた。
が、ゴリラの頭に血の様に赤い刃が刺さった。
「雪大丈夫!?無事!?」
そう俺は母さんと買い物に来ていたのだ。警報が鳴って駆けつけたのだろう。
エスカレーターを登ってくる母さんの姿を見て安心したのも束の間、「GuAAAaaa!」
遠くから聞こえてくる奴の存在を思い出した。
「ッ!店にワイバーンが突っ込んできたんだ!早く逃げよう!」
「なんですって?まずいわ、このゴリラなら下位だから私でも倒せたけどワイバーンは無理だわ!雪、ゴリラを乗り越えてこっちにきなさい!」
「わかった!」
母さんの元まで行くと母さんは外の窓を人二人分くらい割っていた。
「いい?これから私たち二人を血で覆って下に降りるわ。しっかり高まっていてね。」
いきなりあり得ない提案をした母さんに俺は
「はあ!?ここ10階だぞ?大丈夫なのか?」
「大丈夫、少しなら血を操作すれば浮けるから。さあ行くわよ!」
「ちょ待っぁぁぁぁぁぁあー!?」
少しの浮遊感の後痺れる様な衝撃が足にきた。
「なんとかなったわね」
どうやら地上に着いたらしい。
血の膜が無くなり周りを見ると魔物が出た割に街が綺麗だった。
「あれ?魔物でたのに街が思ったより綺麗なんだけど?流石に人は避難してるからあまりいないけど」
「どうやらいきなりモールの中に現れたらしいわ。こんなこと召喚でもしない限りできないと思うんだけど」
そうやって30秒ほど話していると上から影が落ちてきた。
(この感覚はまさか!?)
「母さんワイバーンが突っ込んでくる!」
「!【血城壁】」
ガキキキキン!
母さんが血の盾を作った後金属が擦れる様な音がした。そのあと母さんは俺の方に手を向けて
「【血霞】この中にあれば安全だからじっとしていてね」
血の霧の様なものを俺に纏わせた。
「母さんはどうするんだ!ワイバーンには勝てないんだろ!?」
「私はこいつが何処かに行かない様に時間稼ぎしなくちゃ、大丈夫防御だけならこいつに負けないから」
母さんは少し無理に笑顔を作る様にして笑った。
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