毒を吸い出したら吸血・鬼になっていた!?〜世にも珍しい三個目の能力を得て世界が変わる〜

怠惰るウェイブ

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能力発動2

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雪視点

「う、ここは?」
目が覚めると父さんも母さんもいなかった、それどころかおれは訓練場にすらいなかった。
なんだこの真っ暗な場所は」
ここは何処なのか辺りを見渡していると急に目の前が光った。
(なんだ眩しいックソ何も見えねぇなんとなく危険はなさそうなんだけど)
しばらくして光が収まると門が目の前にあった。
「母さんの言っていた門っていうのはこれか!確か開けろって言ってたけどどうやって?と言うかどっちを?」
そう、雪の目の前には門が二つあった。
(まさかどっちかハズレとかいわないよな!?外したら能力もらえないとか。)
「まあいいやなんか血みたいに黒い方から開けよ、なんかあっちの門怖いし)
「あ、結構軽いじゃん。よいしょっと」
すると頭の中に能力の事、使い方が勝手に入ってきた。
「痛い痛い痛い、なんでこんな痛い思いしなきゃなんだよ、、、しかも戻れないし。もう一つの方も開けろってか?」
もう一つの門それは地獄の門とでもいうべき禍々しさを感じた。
「ふっ父さんもこんくらい怖ければ鬼って信じられるのにな」
恐怖を紛らさせるように軽口を言いながら門を開ける。が
「おっも、何これ全然さっきと違うんだけど!くっそこれじゃ俺が父さんに負けたみたいじゃないか!このおぉぉぉぉぉあああ!!!」
すると少しずつ門が開いてきた。
すると、今度もまた頭痛がした。
「いてぇ!?またかよ!しかも今度は身体中がいてぇんだけど!?」
痛みも治まった頃、少しずつ意識が薄れる感覚がした。
(にしてもなんだったんだあの門全然能力のこと教えてくれないんだけど!)

紅視点

「大丈夫よね?あれからしばらく起きてこないけど。」
「大丈夫さ、血液系なことははっきりしてるから僕の力を受け継いでるわけないし。」
「そうなんだけどかなり時間がかかってるからその可能性があるんじゃないかと思って」
「まあ、その時はその時さ。そしたら僕が制御法を教えるから。」
2人が少し不穏な話をしていると雪の手が少し動いた。
「雪!よかった目が覚めたのね?どう能力は得られた?」
「何あれ、すっごい頭痛かったんだけど!」
「ああ、最初の能力の知識定着時の痛みね。まあ、よくある成長痛とでも考えなさい?それでどうだった?」
「うん、能力は得られたよ」
「どんな能力だったの?やっぱり血液操作?」
「うん、血液操作も使えるんだけどもう二つ出来ることがあって一つは吸血。血を飲むことでパワーアップ出来るみたい。もう一つなんだけど霧がかかったように思い出せないんだ。なんかのきっかけで思い出せそうなんだけど。」
「多分先生の言っていた魔力ドレイン系の能力は吸血のことね。それじゃあまずは私の教えられる血液操作から始めましょう。」
雪視点

「まず、血を出すことはできる?体に傷をつけずに魔力で生み出すの。」
(あの門から得た知識を使えばすぐ出来そうだな。たしか体の血管から外に見えない血管を作るイメージで、、、)
「【血液生成】!できた、出た!出たよ能力!!」
空中に血の水球を作ることができた。
(もう諦める寸前だった俺にも能力があったんだ!)
「上手にできたわね!じゃあその血を操作して四角、三角、丸の順に形を変えてみましょう。」
「形を変える?どうするんだ?空中の血管じゃ出すだけで形を変えられない。」
(何かあるはずだ!一つ一つ思い出せ。血の球は俺の魔力で作ってある。今のままだと出しただけで形なんか決めてもない。)
「そうか、血の中にある俺の魔力を操作するのか!」
(難しい!外にある自分の魔力を認識して操作するのがこんなに難しいなんてよく綾あんなにポンポン打ってたな。)
少し苦戦したがなんとか雪は形を変えることに成功した。
「うん、今の状態ならまあ及第点かな。最初に言った魔力操作、これが上達すれば素早く洗練された精度で形に変化させることができるわ。だから毎日練習することね。」
母さんいわく魔力を使い切ると総量がほんの少し増えるらしいので寝る前に母さんか父さんの前で練習して使い切ることを日課にすることが決まった。
「じゃあ次は吸血ね、血は直接と間接どっちでもいいの?」
「うーん、直接の方が力は出るけど間接でもいいみたい。」
「ならとりあえず私の出した血を飲んでみましょう。」
そう言うと母さんはコップを持ってきて詠唱しないで血を中に注いだ。
「ん?何無詠唱が気になるの?コレは詠唱する必要がないほどイメージを固めることとイメージ通りに魔力を操作することで可能になるテクニックだからまだ早いわよ。」
と見透かされ、驚く俺の前に血の入ったコップを持ってきた。正直生臭くて飲めないかと思ったのだが何故か美味しそうな匂いがした。
「じゃあいただきます!コクッコクッコクン
ぷはっあ、美味しい!美味しいよコレ飲みやすいように味とか調整してくれたの?」
母さんが色々飲みやすいようにしてくれたのがと思って聞くと驚いたように
「そんなはずないわ、おそらく体が変化した時に味覚も血を飲めるように変化したのね。どう何か変化した?」
「魔力が増えた感じと【身体強化】みたいな感じがする。ただ私の魔力は減ってない。」
「なるほどね、血の中にある魔力を吸って自分のものとして使っているのか。じゃあ直接吸ったら相手から魔力を吸い取れるのね。秋さん!お願いできる?」
しばらく空気になっていた父さんがこちらにやってくる。おそらく実験台にしたいのだろう。
「じゃあいくよ?痛かったら言ってね?カプッ、!?うまう!あんえうえいにおあったおいおいうまい!(うまい!間接的にもらった時より美味い!)」
「おうふ、紅さん見てみて僕の腕に天使がいるよぉ。」
「あらあら、可愛い。今度は私にやってもらおうかしら。」
しばらく堪能して口を離すと噛んだところが光って傷が治っていった。
「あーごめん吸いすぎた。大丈夫?」
「問題ないよ。どうやら噛んだ跡を治す効果もあるみたいだね、直すか直さないかは任意かい?あと、そこまで触れてもないよ。」
「そうなんだよかった。うん、任意だよ。だから魔物とかなんかには噛んだままにしとけば出血多量で動けなくするとかできそう。」
と言うか、体が熱くなってきたな。なんだこれ。
「ねぇなんか体が熱くなってきたんだけど?何か分かる?」
「多分魔力を吸いすぎてオーバーヒート寸前とかじゃないか!?おい、雪なんでもいいからあっちの壁に向かって全力で打て!」
オーバーヒート!?爆発すんの俺!?
「えーとえっとあ、あれだ!【龍の息吹】!」
事件の時に見たワイバーンから着想を得た全魔力をありったけ前に飛ばす技を考えた。
狙いがブレて壁の上の方に当たって跳ね返ってきた。俺はなす術もなく頭からぶっかかった。
母さんたちはと言うと母さんは血液操作で作ったドームで身を守り、父さんはなぜかどこも濡れていなかった。俺だけかよ、解せぬ






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