毒を吸い出したら吸血・鬼になっていた!?〜世にも珍しい三個目の能力を得て世界が変わる〜

怠惰るウェイブ

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能力発動3

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母さんに服を乾かしてもらった俺は吸血の現在の吸収限界を見つつどのくらい身体能力が上がったのか検証していた。
秋視点

(吸血後は前より1.5倍は上がってるな。身体能力向上は紅さんみたいな遠距離タイプには嬉しい効果だ。)
ふと思い雪に聞いてみた。
「なあ、血液操作の血に吸血の魔力を掛けて強化って出来ないのか?」
身体能力が上がるならもしかしたら能力も何か向上するかもと考えて提案したら雪がその手があったかと少し悩んでいた。そのあと何か思いついたようで模擬戦用の木刀を持ってきたかと思うと木刀に血を纏わせてさらに強化したのか血が輝いていた。
【血刀、強化】と言う技名にするらしい。
そのあとこれによって何か閃いたのか身体全体を覆って強化してみようとしているようだ、だが何か嫌な予感がする。
「【鮮血武装】!うわっなんだ!?頭が割れる!?」
雪から痛みに耐える声が聞こえた。
駆けつけると体に纏った血が弾けて中からツノを生やした雪が現れた。
「は?」
(雪の能力は吸血と血液操作のはずだ!僕の能力を受け継ぐなんてあり得ない!)
少し様子見をしていると雪がこちらを向いてダッシュしてきた。しかも、手には血でできた鋭い爪があった。
「ッなるほどね、鬼の暴走と血の能力が合わさって僕でも食らったらやばそうだ。使うか」
すると耳の上からツノを生やす。
「【手加減・黒縄地獄】」
すると地中から黒い鎖が無数に出てきて雪を立ったまま拘束した。
「ふう、後は少しすれば理性が戻ってくるかな?」
しばらく暴れた雪は大人しくなり目を覚ました。
「う、あれどうしてたんだっけ?確か血刀の応用で体を包んでそれから、、、」
「思い出せないのか?雪は3つ目の能力を発動させてしまって暴走したんだよ。」
「暴走!?母さんは!」
「すぐそばにいた俺に向かってきたから拘束したから問題ないよ。今病院のあの先生を呼びに行ったとこ。」
(にしても、驚いた。まさか雪が俺たち2人の能力をどっちも100%受け継ぐなんて)

雪視点
(まさか能力のせいで暴走するなんて、3つめの能力ってなんなんだ?)
「ていうか、父さんそのツノどうしたの?そんな姿見たことないんだけど。」
「これか?これは鬼の力を使っているとこうなるんだ。少し言葉が荒くなるけどね。」
そう言いながら父さんはツノを霧散させた。
「覚えてないかもだけど雪は体に吸血で得た魔力で強化した血を纏おうとしたら失敗して、鬼の力を使ったみたいなんだ。おそらくさっきオーバーヒート仕掛けたことと体を覆った強化した血で発動しやすくなってたんだろうね。」
まさかの吸血のし過ぎて暴走するなんて。
「じゃああまり吸血はしない方がいい?」
「いや、あれはきっかけであってトリガーじゃないから問題ない。それより鬼の力を使いこなさないとまた何かの拍子に暴発しかねないな。」
あまりに危険な時限爆弾を抱えた気持ちでいる雪は先ほどまでの浮かれた雰囲気は無くなっていた。
「よし!母さんが来るまで今度は僕と特訓をしよう。」
「使っちゃダメじゃないの?こんな危険な力。」
「その3つ目の能力は元はと言えば僕の能力だからね。まず雪、能力は3種類あるんだ。一つ目は放出型、魔力とかでエネルギーを出す能力だね。綾ちゃんや雪の血液操作なんかはこれだね。次に二つ目は特殊型これは一つ目かこの後説明する3つ目ののどちらかに付随する形で発言したりする。例えば雪の吸血はこれだね。最後の3つ目は変異型。体を変異させたりする能力だね。これは司くんや僕なんかがこれだね。だから吸血でオーバーヒートし掛けた時にリミッターが外れて纏ったことで暴走したんだろう。」
「でもどうしたら暴走しないようにできるの?」
「基本的暴走なんてしないのさ、能力ってのは門で手に入れただろう?あれは魂にかかったリミッターそのものなのさ。だから何かあって門をこえない限り暴走はしない。まあ、鬼の力は少し特殊なんだけど。」
「特殊?」
「うん、僕がさっき言葉が荒くなるって言ったの覚えてる?あれはね、鬼化すると自分の中の本能が呼び覚まされて本能に引き摺られるから起こることなんだ。たぶん雪の中だと対等に見えて実は吸血の方が鬼より本質に近いんだろう。だから今とても血が飲みたくなってるだろう?」
(確かに血が飲みたいのとは違って喉が渇いて乾いてしょうがない。)
「鬼の力を使いすぎると本能に根差した本質の部分を欲しがるから気をつけて。近くの人を襲って血を吸いたくないでしょ?」
「父さんの方はどうなの?何が欲しくなるの?」
「僕の場合は闘争本能にだから解除する時には大体解決するんだよね。」
「ズルい!デメリット無しじゃないか!」
なんでズルい体なんだと思っていると
「代わりに使ったのに不完全燃焼だとしばらく闘いたくなるから困るけどね?」
俺よりめんどくさそうだ、血は飲んだら美味しいしこっちの方が得だなと思った雪であった。




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