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落ち着かない、、、!
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案内された部屋には凍也さんや巴さん、千奈ちゃんがいた。
「おお、来たか。三人とも浴衣に合っているぞ!さあ、そこに座ると良い。夕飯にしよう!」
「ありがとうございます。失礼します。」
「さて、全員揃ったところでいただきます!」
「「「「「いただきます!」」」」」
夕飯は和食メインの豪勢なものが並べられとても美味しかった。
「二人ともお風呂どうだった?凄いでしょ?私の趣味が高じてかなり大規模になっちゃって。」
巴さんが気になる様子で聞いてくる。
「とても広くてびっくりしました。私は檜のお風呂が一番好きですね!」
「あそこは怜のお気に入りだから気に入ってくれると思ったわ。綾さんは?」
「私はあの黒いお風呂ですかね。とってもお肌が綺麗になった気がします!」
「あそこは美肌効果と冷え性に効く温泉だからね、もし気に入ったらまた来てね?随分昔にも貴方はここに来ていたし。」
「あ、私巴さんにも会ったことあるんですね。」
「ええ、私と貴方のお母さん【法条 飛鳥】とは随分昔からの親友だもの。今でもたまに飲みに行ったりするわよ。」
「お母さんのよく言ってた友達って巴さんのことだったんだ、、、はい!また来れるようになったら来ます!」
「楽しみにしてるわ。もちろん雪さんも来てね?今日はあまり話せなかったからまたいつか話したいわ!」
「はい、私も聞いてみたいです。例えば小さい頃の怜とか。最近怜のキャラがブレまくってるのでどっちが本来なのかなーって?」
「ゆ、雪さん!?お、お母さん言わないでよ!?雪さんも!もしかしてお風呂でのこと根に持ってますか!?」
「ふははは!最近まであまり笑わなくなって心配していたが良い友達ができて良かったなぁ!怜。小さい頃の怜といえば、、、おおそうだ!予知で小指をぶつけるって知って気をつけていたのに夕飯に好物が出ると聞いて走ったら小指をぶつけた話とかあるな!」
「お父さん?明日のご飯抜きがいい?それとも一週間口聞かないのどっちがいい?」
「わ、悪かった!それだけはやめてくれ!」
「あははは!雪さん本当に私とお姉ちゃんを助けてくれてありがとう!もし雪さんが助けてくれなかったら私はあの何にもない世界でずっと居たから。マナスは居たけどそれでも寂しかったの。また、家族と会わせてくれてありがとう!」
「うん、私も怜や千奈ちゃん、それに凍也さん、巴さんがこうやって笑ってる姿を見れて良かったよ。」
その後も銀嶺一家との団欒を楽しんだ雪たちは寝室に向かっていた。
「ここが客間です。すみません、実は今お布団が一つしかなくて、、、あ、そうだ!私のお布団も持ってくれば広いですよね!私友達と寝ながら話をしてみたかったんです!」
そう言うと怜は何処からか布団を持ってきて敷かれている布団の横に置いた。
「いいね!雪ちゃん真ん中ね!私は左、怜ちゃんは右ね。」
「はい!さあ、寝ましょう、雪さん。」
「え?え?、私真ん中?端ではなく?流石にそれは心臓がもたな、、うわぁ!」
雪が寝ることを拒んでいると二人が雪の腕を掴んで押し倒した。
「さあ、雪さん!恋バナしましょう!こういう修学旅行みたいなイベント逃せません!」
「確かに気になるー!私も二人の初恋とか聞いてみたい!」
「ひぇいつもより二人が近いぃぃぃ落ち着かない!」
「さあ!雪さんの初恋は誰だったんですか?」
「へ!?それはそのぉ、、、綾!!綾はどうだったの!?」
「ふぇ!?私!?私はそうだなぁうーん、初恋って言えるか分からないけどお父さんかなぁ。」
「あー綾のお父さん結構格好いいもんね。」
「そうなんですか?みてみたいですね。」
「そりゃもう、ダンディでイケおじって感じのカッコイイ人だよ!私はお父さんより綾のお父さんの方が憧れるなぁ。」
(危なかった、雪ちゃんの初恋の人が私なのかと思ってびっくりしちゃった。そんなわけないよね!でもそうだったら、、、ないない!)
「それで?怜ちゃんの初恋の人はいるの?怜ちゃんもお父さん?」
「私はその、そういうことを考える前に呪いにかかってしまって。まだ初恋とかしたことないですよねぇ。」
「ふふ、顔赤くしちゃってかわいいー!ならこれからいっぱい体験していこう!私たちも付き合うよ!ね?雪ちゃん。」
「うん、これから一緒に色々楽しいことしていこう。」
「はい!」
「ふぁあ、そろそろ寝よっか。」
「「はい」うん」
そうして部屋の電気が消えたが雪は
(全然眠れない!自分が女だって意識してから色々気にしなくなったけどそれでもこれは気にするだろ!わ!なんだ!?って怜!?怜の手か!意外と寝相悪かったのか、、、。それに比べて意外と静かだな、綾。確か寝相悪かった気がしたんだけど。)
一方綾視点
(うわー!雪ちゃんが隣で寝てるよぉ!お風呂とかでいっぱいくっついたけどなんかそれよりドキドキする!あ、どうしよう無性に雪ちゃんに抱きつきたくなってきた。いや、ダメだよ!?
『いいじゃない?抱きつけば?』
はっ!悪魔の私!
『寝相が悪いことにすれば抱きつき放題でしょ?ね?』
確かにそうだけど、、
『何言っているの悪魔の私!』
その声は!天使の私!
『浴衣なんだから抱きつくんじゃなくて弄りなさいよ!』
本当に何言ってるの!?普通止まる方でしょ!?
『貴方私より悪魔じゃない!?こうなったら、、私!我慢しなさい!天使の私と同じ提案なんてしたくないわ!』)
こんな脳内闘争を始めていた。
雪視点
(なんか綾が震えてるな、寒いのかな?えいっ!)
寝ぼけながら雪は綾にくっつく。すると綾がビクッと震えた後静かになった。
綾視点
(雪ちゃんを弄るなんてそんな、、アリかも?
『負けんな!、、ん?』
ひょえ!?雪ちゃんからくっついてくるなんて、、、あふぅ)
雪に抱きつかれ昇天しながら気絶したのだった。
「おお、来たか。三人とも浴衣に合っているぞ!さあ、そこに座ると良い。夕飯にしよう!」
「ありがとうございます。失礼します。」
「さて、全員揃ったところでいただきます!」
「「「「「いただきます!」」」」」
夕飯は和食メインの豪勢なものが並べられとても美味しかった。
「二人ともお風呂どうだった?凄いでしょ?私の趣味が高じてかなり大規模になっちゃって。」
巴さんが気になる様子で聞いてくる。
「とても広くてびっくりしました。私は檜のお風呂が一番好きですね!」
「あそこは怜のお気に入りだから気に入ってくれると思ったわ。綾さんは?」
「私はあの黒いお風呂ですかね。とってもお肌が綺麗になった気がします!」
「あそこは美肌効果と冷え性に効く温泉だからね、もし気に入ったらまた来てね?随分昔にも貴方はここに来ていたし。」
「あ、私巴さんにも会ったことあるんですね。」
「ええ、私と貴方のお母さん【法条 飛鳥】とは随分昔からの親友だもの。今でもたまに飲みに行ったりするわよ。」
「お母さんのよく言ってた友達って巴さんのことだったんだ、、、はい!また来れるようになったら来ます!」
「楽しみにしてるわ。もちろん雪さんも来てね?今日はあまり話せなかったからまたいつか話したいわ!」
「はい、私も聞いてみたいです。例えば小さい頃の怜とか。最近怜のキャラがブレまくってるのでどっちが本来なのかなーって?」
「ゆ、雪さん!?お、お母さん言わないでよ!?雪さんも!もしかしてお風呂でのこと根に持ってますか!?」
「ふははは!最近まであまり笑わなくなって心配していたが良い友達ができて良かったなぁ!怜。小さい頃の怜といえば、、、おおそうだ!予知で小指をぶつけるって知って気をつけていたのに夕飯に好物が出ると聞いて走ったら小指をぶつけた話とかあるな!」
「お父さん?明日のご飯抜きがいい?それとも一週間口聞かないのどっちがいい?」
「わ、悪かった!それだけはやめてくれ!」
「あははは!雪さん本当に私とお姉ちゃんを助けてくれてありがとう!もし雪さんが助けてくれなかったら私はあの何にもない世界でずっと居たから。マナスは居たけどそれでも寂しかったの。また、家族と会わせてくれてありがとう!」
「うん、私も怜や千奈ちゃん、それに凍也さん、巴さんがこうやって笑ってる姿を見れて良かったよ。」
その後も銀嶺一家との団欒を楽しんだ雪たちは寝室に向かっていた。
「ここが客間です。すみません、実は今お布団が一つしかなくて、、、あ、そうだ!私のお布団も持ってくれば広いですよね!私友達と寝ながら話をしてみたかったんです!」
そう言うと怜は何処からか布団を持ってきて敷かれている布団の横に置いた。
「いいね!雪ちゃん真ん中ね!私は左、怜ちゃんは右ね。」
「はい!さあ、寝ましょう、雪さん。」
「え?え?、私真ん中?端ではなく?流石にそれは心臓がもたな、、うわぁ!」
雪が寝ることを拒んでいると二人が雪の腕を掴んで押し倒した。
「さあ、雪さん!恋バナしましょう!こういう修学旅行みたいなイベント逃せません!」
「確かに気になるー!私も二人の初恋とか聞いてみたい!」
「ひぇいつもより二人が近いぃぃぃ落ち着かない!」
「さあ!雪さんの初恋は誰だったんですか?」
「へ!?それはそのぉ、、、綾!!綾はどうだったの!?」
「ふぇ!?私!?私はそうだなぁうーん、初恋って言えるか分からないけどお父さんかなぁ。」
「あー綾のお父さん結構格好いいもんね。」
「そうなんですか?みてみたいですね。」
「そりゃもう、ダンディでイケおじって感じのカッコイイ人だよ!私はお父さんより綾のお父さんの方が憧れるなぁ。」
(危なかった、雪ちゃんの初恋の人が私なのかと思ってびっくりしちゃった。そんなわけないよね!でもそうだったら、、、ないない!)
「それで?怜ちゃんの初恋の人はいるの?怜ちゃんもお父さん?」
「私はその、そういうことを考える前に呪いにかかってしまって。まだ初恋とかしたことないですよねぇ。」
「ふふ、顔赤くしちゃってかわいいー!ならこれからいっぱい体験していこう!私たちも付き合うよ!ね?雪ちゃん。」
「うん、これから一緒に色々楽しいことしていこう。」
「はい!」
「ふぁあ、そろそろ寝よっか。」
「「はい」うん」
そうして部屋の電気が消えたが雪は
(全然眠れない!自分が女だって意識してから色々気にしなくなったけどそれでもこれは気にするだろ!わ!なんだ!?って怜!?怜の手か!意外と寝相悪かったのか、、、。それに比べて意外と静かだな、綾。確か寝相悪かった気がしたんだけど。)
一方綾視点
(うわー!雪ちゃんが隣で寝てるよぉ!お風呂とかでいっぱいくっついたけどなんかそれよりドキドキする!あ、どうしよう無性に雪ちゃんに抱きつきたくなってきた。いや、ダメだよ!?
『いいじゃない?抱きつけば?』
はっ!悪魔の私!
『寝相が悪いことにすれば抱きつき放題でしょ?ね?』
確かにそうだけど、、
『何言っているの悪魔の私!』
その声は!天使の私!
『浴衣なんだから抱きつくんじゃなくて弄りなさいよ!』
本当に何言ってるの!?普通止まる方でしょ!?
『貴方私より悪魔じゃない!?こうなったら、、私!我慢しなさい!天使の私と同じ提案なんてしたくないわ!』)
こんな脳内闘争を始めていた。
雪視点
(なんか綾が震えてるな、寒いのかな?えいっ!)
寝ぼけながら雪は綾にくっつく。すると綾がビクッと震えた後静かになった。
綾視点
(雪ちゃんを弄るなんてそんな、、アリかも?
『負けんな!、、ん?』
ひょえ!?雪ちゃんからくっついてくるなんて、、、あふぅ)
雪に抱きつかれ昇天しながら気絶したのだった。
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