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17. 絶体絶命パート2
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(今朝の王子は一体何だったんだろう?それにしても、頭上からよく泥が降り過ぎじゃない。あたしが聖女になるのを、誰かが邪魔している?)
たしかに泥まみれになっては面接には行けない。普通なら。だがマリーだったら、ジャージに着替えてでも面接に行くだろう。
本日最後の授業を告げるチャイムが校内に響き渡る。マリーは、終日どきどきしっぱなしだった。この後に面接を控えているからかって?それも理由の一つには違いないが、マリーの心臓を高鳴らせた一番の原因は、昨日のラブレターのせいだった。
今日の放課後、音楽室に呼び出しを受けていた。マリーは教室をさっと抜け出し、面接の前に指定された場所に行く。面接の時間まではたっぷりとある。自分のことを好きだという人物を、マリーはその目で見てみたいのだ。
ユリーカが話しかけようとするが、「ちょっと急いでて」と言って、彼の横を通り過ぎる。そわそわしながら教室を出る。挙動不審だ思われても仕方がないくらいには、身の振り方がぎこちない。
音楽室に足を踏み入れたマリーは、カーテンによって日の光を遮られた薄暗い室内を見渡す。誰もいない。マリーの息遣いだけが静かに響く。
隣の準備室からかすかに物音が聞こえ、準備室の扉越しに耳を澄ます。マリーは準備室のドアを顔一つ分の幅だけ開けると、おそるおそる「誰かいるの?」と尋ねた。
人影が現れ、驚くマリーの頬にその手がすっと触れようとした。指先がマリーに届く寸前、後ろからガチャっと無機質な音が響いた。マリーの頬に伸びかけた手は引っ込み、その手は準備室の窓際に向かう。
マリーは困惑しながら振り返り、音楽室のドアを横に押して外を確認しようとするが、ドアが開かない。外から聞こえるぱたぱたという足音に、マリーは力任せにドアを叩く。後で助けに来てあげるとでも言いたげに、わずかに足音がためらいに床を軋ませたが、すぐに足音は遠くなった。
準備室の窓に上り、カーテンをわずかに開けると、そこからは走り去る少女がわずかに確認できた。
「ああ、彼女か」と独り言をこぼしたその声は、乱暴にドアを叩き続けるマリーに「落ち着いて」と、語りかけた。
その声の持ち主は、ユリーカだった。マリーはようやくドアの前で暴れるのを止め、代わりに顔に驚愕の表情を貼り付けていた。
「え?ユリーカ様がそうしてここに?助けに来てくれたんですね!」
「君の様子がおかしかったから、後をつけて先回りしてみたんだ。ごめんね。でも、こんなとこでどうしたの?」
マリーはとたんに狼狽えはじめ、ユリーカから目を逸らした。その目は不審に泳いでいる。
「マリー?この後、面接でしょ?状況から察するに、君はおびき出されて閉じ込められたようだけど」
マリーは視線を落とすと、気まずそうにカバンの中から手紙を取り出し、ユリーカに見せた。ラブレターをもらったことを白状する。ユリーカに浮かれていると思われたくなかったのだが、彼を巻き込んでしまったのだ。ユリーカに隠し事をするのは、懸命ではない。
「手紙は直筆なのに、待ち合わせ場所と宛名は印字されているんだね。君が聖女になってほしくない人物の仕業かな」
「犯人は王子でしょうか?」
「どうかな。そんなことより、面接までにここから出られるといいんだけど」
マリーはその言葉に、はっとした。ユリーカの言う通り、このままでは聖女の面接試験に参加できない。これまで一生懸命やってきたのだ。聖女に選ばれれば男として責任を取れと、ユリーカに啖呵を切った手前、なんとしてでも聖女になりたい。己の不用心さに、悔し涙で視界が曇る。マリーは歩き出し、再度ドアを開けようとする。
マリーのひたむきさを目の当たりにしたユリーカは、マリーが力づくで開けようとしているドアの様子を確認した。彼はなるほどと頷き、窓側に歩いていくと、なにやらほほ笑んでいる。マリーに椅子を勧めた。
「まずは落ち着こうよ。ここに座って、面接の練習でもする?」
一つの机を挟んで二人は向き合って座った。マリーは居心地が悪そうに、もぞもぞと椅子の上でおしりを動かす。
「こんなことしても、ここから出られないのに。やっぱり出る方法を探さないと。そうだ、窓から飛び降りるのはどうですか?」
ユリーカは穏やかな笑みを絶やさずに、辛抱強くマリーに言い聞かせてやる。
「ここは三階だから、大怪我をして面接どころではないだろうね。さあ、答えて。聖女になったらどうしたいですか?」
「祈り、常に神とともにありたいです。ともにこの世界を見守り、困っている人々に手を差し伸べるつもりです(ユリーカ様の魅力はいつまでも話していられます!あたしはずっとユリーカ様のおそばを離れません。どこに行っても絶対についていくし、一緒に世界中を旅行してみたいです)」
マリーは息をするように自然に質問に答える。今日のために、何度も練習を重ねてきたのだ。ユリーカはマリーの努力を感じ取り、思いやりをみせた。
「そういえば、マリーは家と学校くらいしかこの世界を知らないんだよね。聖女に選ばれたら、案内してあげようか?」
「ぜひお願いします!」
食い気味に返事をしたマリーは、体中が喜びで波打ち、今にも踊り出しそうだ。腕を上げてはしゃいでいたマリーは、左腕に着けた腕時計の文字盤が目に留まり、愕然とした。
「もう行かないと、面接に間に合いません。閉じ込められたのに、どうしよう」
音楽室の外からガシャガしゃと派手な音がした。マリーはぎくりとして肩を縮めると、様子を見るために立ち上がり、入口へ向かった。音楽室のドアをそっと横に押すと、滑らかにドアが開いた。マリーは満面の笑みで後ろを振り返り、ユリーカにドアが開いたことを伝え、ドアを勢いよく全開にした。
音楽室の入口を挟んだ正面の廊下には、小さなお友達がこちらを見上げていた。鹿やリス、鳩やドブネズミが廊下に大集合している。
「ひいいいいいい!?」
マリーの悲鳴が廊下に響き渡った。ユリーカが彼らに穏やかにお礼を言うと、みんな満足そうに帰っていく。小さなお友達は、ドアにつっかえていた棒を取り除いてくれたようだ。それにしてもどうやって校舎に入ってきたのだろうか。
ユリーカに急かされて我に返ったマリーは、面接会場に元気よく走っていった。ユリーカはその後ろ姿を見送ると笑みを深め、学校を後にした。
たしかに泥まみれになっては面接には行けない。普通なら。だがマリーだったら、ジャージに着替えてでも面接に行くだろう。
本日最後の授業を告げるチャイムが校内に響き渡る。マリーは、終日どきどきしっぱなしだった。この後に面接を控えているからかって?それも理由の一つには違いないが、マリーの心臓を高鳴らせた一番の原因は、昨日のラブレターのせいだった。
今日の放課後、音楽室に呼び出しを受けていた。マリーは教室をさっと抜け出し、面接の前に指定された場所に行く。面接の時間まではたっぷりとある。自分のことを好きだという人物を、マリーはその目で見てみたいのだ。
ユリーカが話しかけようとするが、「ちょっと急いでて」と言って、彼の横を通り過ぎる。そわそわしながら教室を出る。挙動不審だ思われても仕方がないくらいには、身の振り方がぎこちない。
音楽室に足を踏み入れたマリーは、カーテンによって日の光を遮られた薄暗い室内を見渡す。誰もいない。マリーの息遣いだけが静かに響く。
隣の準備室からかすかに物音が聞こえ、準備室の扉越しに耳を澄ます。マリーは準備室のドアを顔一つ分の幅だけ開けると、おそるおそる「誰かいるの?」と尋ねた。
人影が現れ、驚くマリーの頬にその手がすっと触れようとした。指先がマリーに届く寸前、後ろからガチャっと無機質な音が響いた。マリーの頬に伸びかけた手は引っ込み、その手は準備室の窓際に向かう。
マリーは困惑しながら振り返り、音楽室のドアを横に押して外を確認しようとするが、ドアが開かない。外から聞こえるぱたぱたという足音に、マリーは力任せにドアを叩く。後で助けに来てあげるとでも言いたげに、わずかに足音がためらいに床を軋ませたが、すぐに足音は遠くなった。
準備室の窓に上り、カーテンをわずかに開けると、そこからは走り去る少女がわずかに確認できた。
「ああ、彼女か」と独り言をこぼしたその声は、乱暴にドアを叩き続けるマリーに「落ち着いて」と、語りかけた。
その声の持ち主は、ユリーカだった。マリーはようやくドアの前で暴れるのを止め、代わりに顔に驚愕の表情を貼り付けていた。
「え?ユリーカ様がそうしてここに?助けに来てくれたんですね!」
「君の様子がおかしかったから、後をつけて先回りしてみたんだ。ごめんね。でも、こんなとこでどうしたの?」
マリーはとたんに狼狽えはじめ、ユリーカから目を逸らした。その目は不審に泳いでいる。
「マリー?この後、面接でしょ?状況から察するに、君はおびき出されて閉じ込められたようだけど」
マリーは視線を落とすと、気まずそうにカバンの中から手紙を取り出し、ユリーカに見せた。ラブレターをもらったことを白状する。ユリーカに浮かれていると思われたくなかったのだが、彼を巻き込んでしまったのだ。ユリーカに隠し事をするのは、懸命ではない。
「手紙は直筆なのに、待ち合わせ場所と宛名は印字されているんだね。君が聖女になってほしくない人物の仕業かな」
「犯人は王子でしょうか?」
「どうかな。そんなことより、面接までにここから出られるといいんだけど」
マリーはその言葉に、はっとした。ユリーカの言う通り、このままでは聖女の面接試験に参加できない。これまで一生懸命やってきたのだ。聖女に選ばれれば男として責任を取れと、ユリーカに啖呵を切った手前、なんとしてでも聖女になりたい。己の不用心さに、悔し涙で視界が曇る。マリーは歩き出し、再度ドアを開けようとする。
マリーのひたむきさを目の当たりにしたユリーカは、マリーが力づくで開けようとしているドアの様子を確認した。彼はなるほどと頷き、窓側に歩いていくと、なにやらほほ笑んでいる。マリーに椅子を勧めた。
「まずは落ち着こうよ。ここに座って、面接の練習でもする?」
一つの机を挟んで二人は向き合って座った。マリーは居心地が悪そうに、もぞもぞと椅子の上でおしりを動かす。
「こんなことしても、ここから出られないのに。やっぱり出る方法を探さないと。そうだ、窓から飛び降りるのはどうですか?」
ユリーカは穏やかな笑みを絶やさずに、辛抱強くマリーに言い聞かせてやる。
「ここは三階だから、大怪我をして面接どころではないだろうね。さあ、答えて。聖女になったらどうしたいですか?」
「祈り、常に神とともにありたいです。ともにこの世界を見守り、困っている人々に手を差し伸べるつもりです(ユリーカ様の魅力はいつまでも話していられます!あたしはずっとユリーカ様のおそばを離れません。どこに行っても絶対についていくし、一緒に世界中を旅行してみたいです)」
マリーは息をするように自然に質問に答える。今日のために、何度も練習を重ねてきたのだ。ユリーカはマリーの努力を感じ取り、思いやりをみせた。
「そういえば、マリーは家と学校くらいしかこの世界を知らないんだよね。聖女に選ばれたら、案内してあげようか?」
「ぜひお願いします!」
食い気味に返事をしたマリーは、体中が喜びで波打ち、今にも踊り出しそうだ。腕を上げてはしゃいでいたマリーは、左腕に着けた腕時計の文字盤が目に留まり、愕然とした。
「もう行かないと、面接に間に合いません。閉じ込められたのに、どうしよう」
音楽室の外からガシャガしゃと派手な音がした。マリーはぎくりとして肩を縮めると、様子を見るために立ち上がり、入口へ向かった。音楽室のドアをそっと横に押すと、滑らかにドアが開いた。マリーは満面の笑みで後ろを振り返り、ユリーカにドアが開いたことを伝え、ドアを勢いよく全開にした。
音楽室の入口を挟んだ正面の廊下には、小さなお友達がこちらを見上げていた。鹿やリス、鳩やドブネズミが廊下に大集合している。
「ひいいいいいい!?」
マリーの悲鳴が廊下に響き渡った。ユリーカが彼らに穏やかにお礼を言うと、みんな満足そうに帰っていく。小さなお友達は、ドアにつっかえていた棒を取り除いてくれたようだ。それにしてもどうやって校舎に入ってきたのだろうか。
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