123 / 781
<外伝> 椎名 賢也
椎名 賢也 59 ダンジョン 地下10階 親友との語らい 2
「ところで、沙良ちゃん本当に別人になったんだね。前より美人さんになってビックリだよ!」
「それには俺も驚いた。今でも一瞬、妹だと思えない時がある。顔から受ける印象ってのは大事だな」
「公爵令嬢だっけ? なんか品のある顔立ちだよね。あれ? ダンジョンにきてるって事は冒険者になったの? 大貴族でしょ?」
「あ~まぁ、色々あったみたいでな。どうも元の体の持ち主が、継母に虐待されてたみたいで亡くなったんだ。沙良はその子の記憶もないし貴族の生活は無理だと思って、早々に家を抜け出したらしい」
「沙良ちゃんらしいね。きっとその子のために、継母に復讐してあげたんじゃない?」
「虐待を父親に告発して、連れ子と一緒に家を追い出したよ」
「やっぱり! 絶対、放っておかないと思った。その子も少しは報われたかも知れないね」
「そうだといいな。それよりお前、沙良が戻ってくる前にその人形片付けといた方がいいぞ」
俺はそう言って、部屋の隅に置いてあった2体の等身大人形を指さした。
1体は45歳当時の俺の姿、もう1体はセーラー服を着た高校生時代の沙良の姿をしている。
1人で寂しかったんだろうが、沙良が見たらちょっと引きそうだ。
そして、なんで俺だけ45歳の姿なのか物申したい。
「わぁ~やばい! 見られたかな?」
「いや、沙良もお前と会った衝撃が強くて部屋の隅まで見ている余裕はなかっただろう。今なら証拠隠滅出来る。まだ大丈夫だ」
俺のその言葉を聞き、旭は慌てて2体の等身大人形を収納した。
ちっ、こいつもアイテムBOX持ちか!
「良かった~、セーフ! 流石に、等身大人形を沙良ちゃんに見られたら恥ずかしい。でもよく出来てたでしょ? 何度も記憶を思い出して作り直した、俺の力作なんだよね」
「そうか、やっぱり沙良の事が好きだったんだな……」
「気付いてた? 初恋相手は沙良ちゃんだよ。実らなかったけどさぁ」
「あ~それは、うちの茜の所為か?」
「俺、滅茶苦茶マークされてたみたい。茜ちゃん、睨んでくるし。空手道場では完膚なきまでに叩きのめされるし。散々だったよ!」
「悪いな、茜はかなりのシスコンだ。姉に纏わりつく害虫だとでも思ってたんだろう」
「害虫は酷いよ! 幼馴染で賢也の親友なのに」
「だから余計に警戒されたんだろう。姉を取られると思ったのかも知れん。旭、茜の居ない異世界が最後のチャンスだ。頑張って告白してみろ」
「そうか! こっちには茜ちゃんはいないんだよね。俺、頑張ってみる!」
両手でファイトポーズを決める旭を見て、沙良に気付いてもらうのは難しいだろうなと思う。
あいつには直接はっきり言わないと、多分分からないだろう。
旭は性格的に積極的なアプローチが出来るタイプじゃないからな。
こりゃ相当時間が掛かりそうだ。
しかも、今は見た目の年齢差がある。
18歳の沙良と45歳の旭じゃ釣り合いが取れていない。
あぁ、忘れる所だった。
夢の中の出来事だったが、どうしても気になっていた内容を確認しよう。
「旭、お前Dカップで「FOXEY」の涼子ちゃんに心当たりはあるか?」
「えっ? 何で賢也が知ってるの? それ俺が死んだ? 日に、賢也に紹介しようと思ってた子だよ!?」
「本当か!? 何で紹介当日に亡くなるんだお前はっ! 紹介してから逝けよ!」
「ちょっと、その言い方は酷過ぎるんじゃないの? 確かに、俺の奢りで今までのお礼をしようとしてたけどさぁ。でもDカップ好きでしょ~」
「お前の好みも一緒だろうがっ!」
ちなみに日本に居た時の沙良はDカップだ。
旭が胸の下に手を当ててニヤニヤしながら、たゆんたゆんと表現しているのを見て笑う。
俺達は好みのサイズが一緒だった。
当然好きなAV女優も同じでよく被っていたな……。
そんな話をしていたら沙良が戻ってきた。
旭が慌てて手を下げる。
お互い目配せし、この話の続きは後でとなった。
ここら辺は長い付き合いで何も言わなくても分かる。
沙良がテーブルの上に、3人分のコーヒーとモンブランをセットしていた。
あぁ、旭の好きなケーキを覚えていてくれたんだな。
ダンジョンに閉じ込められていた旭のために用意したんだろう。
その旭は、モンブランを見て泣きそうな顔をしている。
これは自分の好物を沙良が覚えていてくれたのが嬉しいのか、単に日本のケーキを食べる事が出来るのが嬉しいのかどちらなんだろうな。
旭の表情を見て、沙良がもう1つ旭の前にモンブランを追加して置いた。
しっかり味わって食べてくれ。
ダンジョン内じゃ、碌な食べ物もなかっただろう。
それから俺達は、お互い異世界にきてからの話をした。
旭はダンジョンマスターになってから、1人で本当に苦労したようだ。
話を聞いて沙良のホームで日本と変わりない生活をしてきた俺は、申し訳ないと思ったくらいだ。
ダンジョンマスターとして転移させられたのに、仕事が何もないとは……。
まぁ召喚してくれた魔物で俺達は荒稼ぎさせてもらったがな。
オリハルコンゴーレムを召喚したのは、旭にしては良い一手だった。
メタルスライムがいたのはお前の所為か!
あの魔物だけ、妙に浮いていると思ったんだよ。
それでダンジョンマスターがいるんじゃないかと気付いた訳だが、旭だったとは……。
最後にハイオーガ。
正直言って、アレは酷い。
ダンジョンの設計を間違えてるとしか思えなかった。
天井に支えていたからなぁ。
あのままだと、頚椎ヘルニアコースだ。
身動き出来ないからいい的だったが。
俺達の話題は尽きる事なく色々な話をしたのだった。
--------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
--------------------------------------
「それには俺も驚いた。今でも一瞬、妹だと思えない時がある。顔から受ける印象ってのは大事だな」
「公爵令嬢だっけ? なんか品のある顔立ちだよね。あれ? ダンジョンにきてるって事は冒険者になったの? 大貴族でしょ?」
「あ~まぁ、色々あったみたいでな。どうも元の体の持ち主が、継母に虐待されてたみたいで亡くなったんだ。沙良はその子の記憶もないし貴族の生活は無理だと思って、早々に家を抜け出したらしい」
「沙良ちゃんらしいね。きっとその子のために、継母に復讐してあげたんじゃない?」
「虐待を父親に告発して、連れ子と一緒に家を追い出したよ」
「やっぱり! 絶対、放っておかないと思った。その子も少しは報われたかも知れないね」
「そうだといいな。それよりお前、沙良が戻ってくる前にその人形片付けといた方がいいぞ」
俺はそう言って、部屋の隅に置いてあった2体の等身大人形を指さした。
1体は45歳当時の俺の姿、もう1体はセーラー服を着た高校生時代の沙良の姿をしている。
1人で寂しかったんだろうが、沙良が見たらちょっと引きそうだ。
そして、なんで俺だけ45歳の姿なのか物申したい。
「わぁ~やばい! 見られたかな?」
「いや、沙良もお前と会った衝撃が強くて部屋の隅まで見ている余裕はなかっただろう。今なら証拠隠滅出来る。まだ大丈夫だ」
俺のその言葉を聞き、旭は慌てて2体の等身大人形を収納した。
ちっ、こいつもアイテムBOX持ちか!
「良かった~、セーフ! 流石に、等身大人形を沙良ちゃんに見られたら恥ずかしい。でもよく出来てたでしょ? 何度も記憶を思い出して作り直した、俺の力作なんだよね」
「そうか、やっぱり沙良の事が好きだったんだな……」
「気付いてた? 初恋相手は沙良ちゃんだよ。実らなかったけどさぁ」
「あ~それは、うちの茜の所為か?」
「俺、滅茶苦茶マークされてたみたい。茜ちゃん、睨んでくるし。空手道場では完膚なきまでに叩きのめされるし。散々だったよ!」
「悪いな、茜はかなりのシスコンだ。姉に纏わりつく害虫だとでも思ってたんだろう」
「害虫は酷いよ! 幼馴染で賢也の親友なのに」
「だから余計に警戒されたんだろう。姉を取られると思ったのかも知れん。旭、茜の居ない異世界が最後のチャンスだ。頑張って告白してみろ」
「そうか! こっちには茜ちゃんはいないんだよね。俺、頑張ってみる!」
両手でファイトポーズを決める旭を見て、沙良に気付いてもらうのは難しいだろうなと思う。
あいつには直接はっきり言わないと、多分分からないだろう。
旭は性格的に積極的なアプローチが出来るタイプじゃないからな。
こりゃ相当時間が掛かりそうだ。
しかも、今は見た目の年齢差がある。
18歳の沙良と45歳の旭じゃ釣り合いが取れていない。
あぁ、忘れる所だった。
夢の中の出来事だったが、どうしても気になっていた内容を確認しよう。
「旭、お前Dカップで「FOXEY」の涼子ちゃんに心当たりはあるか?」
「えっ? 何で賢也が知ってるの? それ俺が死んだ? 日に、賢也に紹介しようと思ってた子だよ!?」
「本当か!? 何で紹介当日に亡くなるんだお前はっ! 紹介してから逝けよ!」
「ちょっと、その言い方は酷過ぎるんじゃないの? 確かに、俺の奢りで今までのお礼をしようとしてたけどさぁ。でもDカップ好きでしょ~」
「お前の好みも一緒だろうがっ!」
ちなみに日本に居た時の沙良はDカップだ。
旭が胸の下に手を当ててニヤニヤしながら、たゆんたゆんと表現しているのを見て笑う。
俺達は好みのサイズが一緒だった。
当然好きなAV女優も同じでよく被っていたな……。
そんな話をしていたら沙良が戻ってきた。
旭が慌てて手を下げる。
お互い目配せし、この話の続きは後でとなった。
ここら辺は長い付き合いで何も言わなくても分かる。
沙良がテーブルの上に、3人分のコーヒーとモンブランをセットしていた。
あぁ、旭の好きなケーキを覚えていてくれたんだな。
ダンジョンに閉じ込められていた旭のために用意したんだろう。
その旭は、モンブランを見て泣きそうな顔をしている。
これは自分の好物を沙良が覚えていてくれたのが嬉しいのか、単に日本のケーキを食べる事が出来るのが嬉しいのかどちらなんだろうな。
旭の表情を見て、沙良がもう1つ旭の前にモンブランを追加して置いた。
しっかり味わって食べてくれ。
ダンジョン内じゃ、碌な食べ物もなかっただろう。
それから俺達は、お互い異世界にきてからの話をした。
旭はダンジョンマスターになってから、1人で本当に苦労したようだ。
話を聞いて沙良のホームで日本と変わりない生活をしてきた俺は、申し訳ないと思ったくらいだ。
ダンジョンマスターとして転移させられたのに、仕事が何もないとは……。
まぁ召喚してくれた魔物で俺達は荒稼ぎさせてもらったがな。
オリハルコンゴーレムを召喚したのは、旭にしては良い一手だった。
メタルスライムがいたのはお前の所為か!
あの魔物だけ、妙に浮いていると思ったんだよ。
それでダンジョンマスターがいるんじゃないかと気付いた訳だが、旭だったとは……。
最後にハイオーガ。
正直言って、アレは酷い。
ダンジョンの設計を間違えてるとしか思えなかった。
天井に支えていたからなぁ。
あのままだと、頚椎ヘルニアコースだ。
身動き出来ないからいい的だったが。
俺達の話題は尽きる事なく色々な話をしたのだった。
--------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
--------------------------------------
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
家ごと異世界ライフ
もちもちほっぺ
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇