448 / 756
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第587話 迷宮都市 行方不明の子供達 2
しおりを挟む
炊き出しは母親達に任せ、私と父の2人で従魔に騎乗し冒険者ギルドへ向かった。
残りのメンバーは、他の子供達が変に思わないよう家で待機してもらう。
冒険者ギルドの受付嬢へ、ギルドマスターに会いたい旨を告げると直ぐに会議室へ案内される。
数分後、オリビアさんが入ってきた。
「取り急ぎ用件を伝えます。アマンダさんが保護している子供達が誘拐されました。犯人から身代金の要求があります」
私は挨拶する時間も惜しいとばかりに、口を開き話を伝える。
そして犯人が書いたと思われる羊皮紙を、オリビアさんへ渡した。
文面を見るなり彼女の表情が変わる。
『7人の子供を預かっている。返してほしければ、1人金貨30枚(3千万円)を用意しろ。12時の鐘の音が鳴ると同時に、金貨が入った袋を広場にある木の下へ置け。金を確認した後で子供達は返す。直ぐに用意出来ない場合、全員殺す。』
身代金の要求金額は金貨30枚×7人で210枚(2億1千万円)。
1人ずつ要求したのは、全員の親が違っていると思ったから?
羊皮紙が家の前に落ちていたなら、同じ家に住んでいると分かりそうなものだけど……。
犯人は下準備もなく、犯行に及んだのだろうか?
しかし最後の一文は看過出来ない。
身代金目的の誘拐なのに、お金の準備が間に合わなければ直ぐに殺すとある。
普通は少しでも、お金を手に入れたいと思うのでは?
文面からは、交渉の余地が一切感じられなかった。
「分かりました。子供達は冒険者登録済みですよね? ギルドの方で動きます。サラさんは、これからどうされますか?」
「よろしくお願いします。私も、少し調べてみます。アマンダさんが衛兵所へ連絡に行っていますから、ギルドと連携を取った方がいいかも知れません」
「はい、そうした方がいいでしょう」
今回は誘拐されたのが冒険者だから、領主と同様の権限を持つオリビアさんが動いてくれるらしい。
これが他領だと、簡単にはいかないだろうな。
冒険者ギルドを出ると、再び家へ向かった。
犯人が動きをみせる12時までに、出来れば子供達を確保したい。
お金だけ取り、子供達を返さない場合も視野に入れておかなければ……。
門の前に知り合いが腕を組み待っていた。
今日も護衛3人が付いている。
「教会の炊き出しへ行ったら、シスターに場所を変更したと言われた。教えてくれてもいいんじゃないか? それにしても、この家は目立ち過ぎだ!」
久し振りに会うタケルだ。
こんな日にくるとはタイミングが悪い……。
まぁ彼は兄に片思いしているから、炊き出しの食料支援にかこつけて会いにきたんだと思うけどね。
あっ旭と結婚した事を、まだ知らないかも……。
一応、顔見知りだから父に紹介しておこう。
「お父さん。知り合いのタケルだよ。炊き出しの食料支援をしてくれているの」
「お父さん!? 初めまして、タケル・フィンレイと申します」
「あぁ、子供達の支援に感謝する」
タケルは父を見るなり、直立不動になった。
私達が魔法を使用するから父を貴族だと思ったのかな?
それとも好きな人の親の前で緊張しているのかしら……。
折角きてくれたのに門前払いする訳にもいかず、血液を登録し家の中に入ってもらった。
「従魔が増えてる!?」
家の中に入ると、増えた従魔の数に驚きタケルが声を上げる。
そういえば、初対面で従魔を寄越せと言われたんだっけ。
タケルの姿を見て、雫ちゃんのお母さんが逃げ出した。
「あっ、こら待て! アリサどこに行くんだ!」
タケルの妹である事をすっかり忘れていたよ。
見晴らしのいい家の庭では隠れる場所もなく観念したのか、お母さんは追い掛けるタケルの前におずおずと進み出る。
「あら、ご機嫌よう。お兄様、元気でいらして?」
「何がご機嫌ようだ! 毎年、『冒険者をしています。探さないで下さい。』とだけ書いた手紙を出せば済むと思っているのか!?」
おっと、これは修羅場になりそうだ。
確か王都の魔法学校を卒業後、王子様の婚約者になれず政略結婚させられるかもと、家に帰らないまま冒険者になったんだよね?
その後、娘の雫ちゃんと再会し2人で冒険者をしていた筈だ。
旭はタケルが自分の母親に怒っている姿を見て、何とも言えない表情をしている。
タケルからすれば、音信不通に近い妹を見付けたので家に連れ帰りたいだろう。
でも、それだと雫ちゃんも旭も母親とは別行動になってしまうから不味い。
取り敢えず子供達の前だし、2人には家の中に入り話してもらおう。
1階には子供達がマジックテント内でまだ寝ているため、出来るだけ離れた場所で大声を出さないよう注意した。
部外者の私がいても仕方ないから、家の問題は2人で解決して下さい。
家の外に出ると、成り行きを見守っていた雫ちゃんと旭がやってきた。
「お母さん。家に帰っちゃうのかな? もう一緒に冒険者は出来ないの?」
雫ちゃんは既に涙目になっている。
異世界で再会した母親と、離れる事になるかも知れないと不安そうだ。
私達とパーティーを組んでいると知れば、兄が好きなタケルは考えてくれるだろうけど……。
両親とは、話し合いが必要かも?
「きっと、お母さんが一緒にいられる方法を考えると思うから心配しないでいいよ! 旭は、お兄ちゃんと結婚した事をタケルに内緒にしてね!」
「? 分かった。自分の母親がタケルの妹とか……信じたくないなぁ」
旭は2人の姿を見て、色々と思う所があるらしい。
親の見た目が年下で尚且つ知り合いの妹の体に転移してしまったから、かなり複雑な心境のようだ。
よく考えたら雫ちゃんのお母さんは、伯爵令嬢だったよ。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
残りのメンバーは、他の子供達が変に思わないよう家で待機してもらう。
冒険者ギルドの受付嬢へ、ギルドマスターに会いたい旨を告げると直ぐに会議室へ案内される。
数分後、オリビアさんが入ってきた。
「取り急ぎ用件を伝えます。アマンダさんが保護している子供達が誘拐されました。犯人から身代金の要求があります」
私は挨拶する時間も惜しいとばかりに、口を開き話を伝える。
そして犯人が書いたと思われる羊皮紙を、オリビアさんへ渡した。
文面を見るなり彼女の表情が変わる。
『7人の子供を預かっている。返してほしければ、1人金貨30枚(3千万円)を用意しろ。12時の鐘の音が鳴ると同時に、金貨が入った袋を広場にある木の下へ置け。金を確認した後で子供達は返す。直ぐに用意出来ない場合、全員殺す。』
身代金の要求金額は金貨30枚×7人で210枚(2億1千万円)。
1人ずつ要求したのは、全員の親が違っていると思ったから?
羊皮紙が家の前に落ちていたなら、同じ家に住んでいると分かりそうなものだけど……。
犯人は下準備もなく、犯行に及んだのだろうか?
しかし最後の一文は看過出来ない。
身代金目的の誘拐なのに、お金の準備が間に合わなければ直ぐに殺すとある。
普通は少しでも、お金を手に入れたいと思うのでは?
文面からは、交渉の余地が一切感じられなかった。
「分かりました。子供達は冒険者登録済みですよね? ギルドの方で動きます。サラさんは、これからどうされますか?」
「よろしくお願いします。私も、少し調べてみます。アマンダさんが衛兵所へ連絡に行っていますから、ギルドと連携を取った方がいいかも知れません」
「はい、そうした方がいいでしょう」
今回は誘拐されたのが冒険者だから、領主と同様の権限を持つオリビアさんが動いてくれるらしい。
これが他領だと、簡単にはいかないだろうな。
冒険者ギルドを出ると、再び家へ向かった。
犯人が動きをみせる12時までに、出来れば子供達を確保したい。
お金だけ取り、子供達を返さない場合も視野に入れておかなければ……。
門の前に知り合いが腕を組み待っていた。
今日も護衛3人が付いている。
「教会の炊き出しへ行ったら、シスターに場所を変更したと言われた。教えてくれてもいいんじゃないか? それにしても、この家は目立ち過ぎだ!」
久し振りに会うタケルだ。
こんな日にくるとはタイミングが悪い……。
まぁ彼は兄に片思いしているから、炊き出しの食料支援にかこつけて会いにきたんだと思うけどね。
あっ旭と結婚した事を、まだ知らないかも……。
一応、顔見知りだから父に紹介しておこう。
「お父さん。知り合いのタケルだよ。炊き出しの食料支援をしてくれているの」
「お父さん!? 初めまして、タケル・フィンレイと申します」
「あぁ、子供達の支援に感謝する」
タケルは父を見るなり、直立不動になった。
私達が魔法を使用するから父を貴族だと思ったのかな?
それとも好きな人の親の前で緊張しているのかしら……。
折角きてくれたのに門前払いする訳にもいかず、血液を登録し家の中に入ってもらった。
「従魔が増えてる!?」
家の中に入ると、増えた従魔の数に驚きタケルが声を上げる。
そういえば、初対面で従魔を寄越せと言われたんだっけ。
タケルの姿を見て、雫ちゃんのお母さんが逃げ出した。
「あっ、こら待て! アリサどこに行くんだ!」
タケルの妹である事をすっかり忘れていたよ。
見晴らしのいい家の庭では隠れる場所もなく観念したのか、お母さんは追い掛けるタケルの前におずおずと進み出る。
「あら、ご機嫌よう。お兄様、元気でいらして?」
「何がご機嫌ようだ! 毎年、『冒険者をしています。探さないで下さい。』とだけ書いた手紙を出せば済むと思っているのか!?」
おっと、これは修羅場になりそうだ。
確か王都の魔法学校を卒業後、王子様の婚約者になれず政略結婚させられるかもと、家に帰らないまま冒険者になったんだよね?
その後、娘の雫ちゃんと再会し2人で冒険者をしていた筈だ。
旭はタケルが自分の母親に怒っている姿を見て、何とも言えない表情をしている。
タケルからすれば、音信不通に近い妹を見付けたので家に連れ帰りたいだろう。
でも、それだと雫ちゃんも旭も母親とは別行動になってしまうから不味い。
取り敢えず子供達の前だし、2人には家の中に入り話してもらおう。
1階には子供達がマジックテント内でまだ寝ているため、出来るだけ離れた場所で大声を出さないよう注意した。
部外者の私がいても仕方ないから、家の問題は2人で解決して下さい。
家の外に出ると、成り行きを見守っていた雫ちゃんと旭がやってきた。
「お母さん。家に帰っちゃうのかな? もう一緒に冒険者は出来ないの?」
雫ちゃんは既に涙目になっている。
異世界で再会した母親と、離れる事になるかも知れないと不安そうだ。
私達とパーティーを組んでいると知れば、兄が好きなタケルは考えてくれるだろうけど……。
両親とは、話し合いが必要かも?
「きっと、お母さんが一緒にいられる方法を考えると思うから心配しないでいいよ! 旭は、お兄ちゃんと結婚した事をタケルに内緒にしてね!」
「? 分かった。自分の母親がタケルの妹とか……信じたくないなぁ」
旭は2人の姿を見て、色々と思う所があるらしい。
親の見た目が年下で尚且つ知り合いの妹の体に転移してしまったから、かなり複雑な心境のようだ。
よく考えたら雫ちゃんのお母さんは、伯爵令嬢だったよ。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
725
あなたにおすすめの小説
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
薬師だからってポイ捨てされました~異世界の薬師なめんなよ。神様の弟子は無双する~
黄色いひよこ
ファンタジー
薬師のロベルト・シルベスタは偉大な師匠(神様)の教えを終えて自領に戻ろうとした所、異世界勇者召喚に巻き込まれて、周りにいた数人の男女と共に、何処とも知れない世界に落とされた。
─── からの~数年後 ────
俺が此処に来て幾日が過ぎただろう。
ここは俺が生まれ育った場所とは全く違う、環境が全然違った世界だった。
「ロブ、申し訳無いがお前、明日から来なくていいから。急な事で済まねえが、俺もちっせえパーティーの長だ。より良きパーティーの運営の為、泣く泣くお前を切らなきゃならなくなった。ただ、俺も薄情な奴じゃねぇつもりだ。今日までの給料に、迷惑料としてちと上乗せして払っておくから、穏便に頼む。断れば上乗せは無しでクビにする」
そう言われて俺に何が言えよう、これで何回目か?
まぁ、薬師の扱いなどこんなものかもな。
この世界の薬師は、ただポーションを造るだけの職業。
多岐に亘った薬を作るが、僧侶とは違い瞬時に体を癒す事は出来ない。
普通は……。
異世界勇者巻き込まれ召喚から数年、ロベルトはこの異世界で逞しく生きていた。
勇者?そんな物ロベルトには関係無い。
魔王が居ようが居まいが、世界は変わらず巡っている。
とんでもなく普通じゃないお師匠様に薬師の業を仕込まれた弟子ロベルトの、危難、災難、巻き込まれ痛快世直し異世界道中。
はてさて一体どうなるの?
と、言う話。ここに開幕!
● ロベルトの独り言の多い作品です。ご了承お願いします。
● 世界観はひよこの想像力全開の世界です。
召喚失敗!?いや、私聖女みたいなんですけど・・・まぁいっか。
SaToo
ファンタジー
聖女を召喚しておいてお前は聖女じゃないって、それはなくない?
その魔道具、私の力量りきれてないよ?まぁ聖女じゃないっていうならそれでもいいけど。
ってなんで地下牢に閉じ込められてるんだろ…。
せっかく異世界に来たんだから、世界中を旅したいよ。
こんなところさっさと抜け出して、旅に出ますか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。