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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第588話 迷宮都市 行方不明の子供達 3
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現在時間は朝8時30分。
従魔達と遊びたい子供達が既に全員揃っている状態だ。
兄と旭が子供達を抱き上げ、普段通りシルバー・フォレスト・泰雅・ボブの背に乗せ走らせている。
残り時間は3時間半。
その間に、子供達を発見する方法を考えないと……。
マッピングで探すのは効率が悪すぎる。
迷宮都市内にいるオリーさんを探した時は10時間も掛かったのだ。
どこにいるか分からない場合、1軒ずつ目視する必要があるからね。
今回は迷宮都市内にいない可能性が高い。
7人も子供達を隠す場所があるとは思えないからだ。
空き家を購入するにしても、冒険者ギルドが窓口になる。
そんな足が付くような真似はしないだろう。
子供達が誘拐されてから1日。
元気な姿で帰ってくるとは限らない。
今も五体満足でいる保証はどこにもないのだ。
せめて何か食べる事が出来ていれば……。
シルバーは主人である私の居場所は分かるけど、子供達の捜索は難しいだろうなぁ。
いくら嗅覚が鋭い種族であっても、子供達1人1人の匂いを覚えている訳じゃない。
いつも一緒にいる兄や旭は探せるかも?
警察犬のように、誘拐された子供達の服を嗅がせてみたらどうだろう?
「お父さん。手掛かりになる物を子供達の家へ探しにいこう!」
「従魔に探させるのか?」
父は私の意図に気付き聞き返してきた。
「うん、それが一番早いと思う。とにかく12時までは捜索を続けよう」
もし時間内に見付からなければ、お金を取りにきた犯人の後を付けるしかない。
「分かった」
メンバー達に今後の方針を伝え、私と父はシルバーと泰雅に騎乗し子供達の家へ向かった。
家の玄関には鍵が掛かっていたから、マッピングで中に入る。
今回誘拐されたのは、10歳以上の冒険者登録をした子供達だ。
大きいサイズの服を探し、何点かシルバーと泰雅に嗅がせてみる。
一度着た服は洗濯するようお願いしてるから、本人の匂いは大分薄れてしまっているだろう。
シルバーに服を着ていた子供達を探せるか確認すると、少し考え込んだ後で「ウォン」と鳴く。
泰雅にも同じ質問をすると、こちらは首を横へ振った。
虎はネコ科だからなぁ~。
母のテイムしたボブに協力してもらった方が良かったかも?
但し、こちらは言葉が通じないため母と一緒に行動する必要がある。
それは危険を伴うので却下だ。
子供達を救出する際、犯人と接触する可能性が高い。
そんな現場へ母を連れていく訳にはいかないだろう。
それならまだ、Lvの高い父を同行した方が役に立つ。
人に対し剣を向けられるかどうかは、別として……。
私は犯人を見付け次第、昏倒させる気でいるけどね。
槍での接近戦は自信がないため、避けた方がいい。
一番大きなサイズの服を1枚拝借し、再び家の外へ出た。
ここからは時間との闘いだ。
発見するのが早いほど、子供達の生存率は上がる。
私の後ろに父が乗り吹き飛ばされないようしっかりと支えてもらったうえで、速く走ってくれるようお願いした。
シルバーの先導で、子供達のいる場所へ移動開始。
アマンダさんの家で、冒険者登録をした子供は11歳のアリサちゃんが最年少だ。
E級になっているから、7人でパーティーを組み行動していたのだろう。
クリスマス会でプレゼントされたマジックバッグを活用し、モグラの討伐に出ていた筈。
10分程で迷宮都市内から出る。
やはり犯人は迷宮都市から離れた場所にいるらしい。
事前に逃走経路を確保しているなら、子供達の安否が気遣われる。
本当に返す心算があるんだろうか?
更に20分走り、迷宮都市から一番近い町へ到着する。
それでもシルバーは止まらない。
一晩中、馬車で移動したというの?
1時間後。
シルバーが徐々にスピードを落とし、森の中を進む。
高Lvの従魔が1時間半も移動したなら、馬車で15時間程度の距離だろうか?
となると、犯人は誘拐直後に移動したのか……。
居場所が近いと分かり、私もマッピングで森を調べ始めた。
森の中央に小屋のような建物を発見。
小屋の中を覗くと、何故か犯人達は猿轡をされ簀巻きの状態で床に倒れていた。
??
私達より先に誰かがきている?
5人の犯人が身動き出来ない状態でいるのを父に話すと、何やら納得している様子。
でも小屋の中に子供達の姿がないと言った瞬間、父の表情が険しくなった。
小屋から更に数百メートル先の木の下で、身を寄せ合うようにし子供達がいる!
人数は……7人。
シルバーから降り子供達へ駆け寄ると、全員の顔には痣がある。
「お姉……ちゃん? 助けにきてくれたの? 私、一言も話さなかったよ……」
そう言ったのは、唇が切れ痛々しい表情をしたアリサちゃんだった。
こんな小さな子を殴ったのか!
森の中に放置され、疲労が溜まっているのか顔色も悪い。
私はポーションを取り出し、7人の子供達に飲ませた。
即座に顔の痣が消えほっとする。
けれど、アリサちゃんはぐったりしたままだ。
「お姉ちゃん、妹は犯人に手を切り落とされたんだ!」
聞いた瞬間、眩暈がした。
次に怒りが湧き、感情のコントロールが出来なくなる。
兄達では切り落とされた部分の再生は不可能だ。
あぁ、何て事を!
自分の中の何かが弾け飛ぶ。
それは世界樹の精霊王が厳重に封印した、記憶の枷だった。
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お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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従魔達と遊びたい子供達が既に全員揃っている状態だ。
兄と旭が子供達を抱き上げ、普段通りシルバー・フォレスト・泰雅・ボブの背に乗せ走らせている。
残り時間は3時間半。
その間に、子供達を発見する方法を考えないと……。
マッピングで探すのは効率が悪すぎる。
迷宮都市内にいるオリーさんを探した時は10時間も掛かったのだ。
どこにいるか分からない場合、1軒ずつ目視する必要があるからね。
今回は迷宮都市内にいない可能性が高い。
7人も子供達を隠す場所があるとは思えないからだ。
空き家を購入するにしても、冒険者ギルドが窓口になる。
そんな足が付くような真似はしないだろう。
子供達が誘拐されてから1日。
元気な姿で帰ってくるとは限らない。
今も五体満足でいる保証はどこにもないのだ。
せめて何か食べる事が出来ていれば……。
シルバーは主人である私の居場所は分かるけど、子供達の捜索は難しいだろうなぁ。
いくら嗅覚が鋭い種族であっても、子供達1人1人の匂いを覚えている訳じゃない。
いつも一緒にいる兄や旭は探せるかも?
警察犬のように、誘拐された子供達の服を嗅がせてみたらどうだろう?
「お父さん。手掛かりになる物を子供達の家へ探しにいこう!」
「従魔に探させるのか?」
父は私の意図に気付き聞き返してきた。
「うん、それが一番早いと思う。とにかく12時までは捜索を続けよう」
もし時間内に見付からなければ、お金を取りにきた犯人の後を付けるしかない。
「分かった」
メンバー達に今後の方針を伝え、私と父はシルバーと泰雅に騎乗し子供達の家へ向かった。
家の玄関には鍵が掛かっていたから、マッピングで中に入る。
今回誘拐されたのは、10歳以上の冒険者登録をした子供達だ。
大きいサイズの服を探し、何点かシルバーと泰雅に嗅がせてみる。
一度着た服は洗濯するようお願いしてるから、本人の匂いは大分薄れてしまっているだろう。
シルバーに服を着ていた子供達を探せるか確認すると、少し考え込んだ後で「ウォン」と鳴く。
泰雅にも同じ質問をすると、こちらは首を横へ振った。
虎はネコ科だからなぁ~。
母のテイムしたボブに協力してもらった方が良かったかも?
但し、こちらは言葉が通じないため母と一緒に行動する必要がある。
それは危険を伴うので却下だ。
子供達を救出する際、犯人と接触する可能性が高い。
そんな現場へ母を連れていく訳にはいかないだろう。
それならまだ、Lvの高い父を同行した方が役に立つ。
人に対し剣を向けられるかどうかは、別として……。
私は犯人を見付け次第、昏倒させる気でいるけどね。
槍での接近戦は自信がないため、避けた方がいい。
一番大きなサイズの服を1枚拝借し、再び家の外へ出た。
ここからは時間との闘いだ。
発見するのが早いほど、子供達の生存率は上がる。
私の後ろに父が乗り吹き飛ばされないようしっかりと支えてもらったうえで、速く走ってくれるようお願いした。
シルバーの先導で、子供達のいる場所へ移動開始。
アマンダさんの家で、冒険者登録をした子供は11歳のアリサちゃんが最年少だ。
E級になっているから、7人でパーティーを組み行動していたのだろう。
クリスマス会でプレゼントされたマジックバッグを活用し、モグラの討伐に出ていた筈。
10分程で迷宮都市内から出る。
やはり犯人は迷宮都市から離れた場所にいるらしい。
事前に逃走経路を確保しているなら、子供達の安否が気遣われる。
本当に返す心算があるんだろうか?
更に20分走り、迷宮都市から一番近い町へ到着する。
それでもシルバーは止まらない。
一晩中、馬車で移動したというの?
1時間後。
シルバーが徐々にスピードを落とし、森の中を進む。
高Lvの従魔が1時間半も移動したなら、馬車で15時間程度の距離だろうか?
となると、犯人は誘拐直後に移動したのか……。
居場所が近いと分かり、私もマッピングで森を調べ始めた。
森の中央に小屋のような建物を発見。
小屋の中を覗くと、何故か犯人達は猿轡をされ簀巻きの状態で床に倒れていた。
??
私達より先に誰かがきている?
5人の犯人が身動き出来ない状態でいるのを父に話すと、何やら納得している様子。
でも小屋の中に子供達の姿がないと言った瞬間、父の表情が険しくなった。
小屋から更に数百メートル先の木の下で、身を寄せ合うようにし子供達がいる!
人数は……7人。
シルバーから降り子供達へ駆け寄ると、全員の顔には痣がある。
「お姉……ちゃん? 助けにきてくれたの? 私、一言も話さなかったよ……」
そう言ったのは、唇が切れ痛々しい表情をしたアリサちゃんだった。
こんな小さな子を殴ったのか!
森の中に放置され、疲労が溜まっているのか顔色も悪い。
私はポーションを取り出し、7人の子供達に飲ませた。
即座に顔の痣が消えほっとする。
けれど、アリサちゃんはぐったりしたままだ。
「お姉ちゃん、妹は犯人に手を切り落とされたんだ!」
聞いた瞬間、眩暈がした。
次に怒りが湧き、感情のコントロールが出来なくなる。
兄達では切り落とされた部分の再生は不可能だ。
あぁ、何て事を!
自分の中の何かが弾け飛ぶ。
それは世界樹の精霊王が厳重に封印した、記憶の枷だった。
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