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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第591話 迷宮都市 行方不明の子供達 6
軽い眩暈がした後、目を開くと発見した7人の子供達は寝ていた。
アリサちゃんの悪かった顔色も、ポーションを飲ませたお陰か良くなっている。
森の中で一晩中放置され不安と疲労が重なっていた所、私達に発見された事で安心し眠ってしまったのだろう。
誘拐された子供達の安全は確保出来た。
2匹で移動するのは難しいため、アイテムBOXへ収納しよう。
さて、小屋にいる犯人をどうするべきか……。
「お父さん。子供達はアイテムBOXに入れて運ぶ心算だけど、5人の犯人はどうしたらいいと思う?」
「そうだな、7人の子供達だけならシルバーと泰雅に乗せ移動したと言っても問題ないが、更に5人の大人を俺達が連れ帰るのは不自然だろう。一度小屋へいき現場を見てみよう」
「了解」
父の提案通り、子供達をアイテムBOXへ収納した後で小屋に向かった。
中へ入るとマッピングで見た時と同じ状態の犯人が5人、床に転がっている。
意識がないのかピクリとも動かない。
よく見ると、全員の顔が腫れあがっていた。
「お父さん。私達がくる前に、犯人が縛られてるんだけど……。誰の仕業だろう?」
「悪事を働いていそうだからなぁ。他に恨みを買っているのかもしれん」
それにしては、生きた状態で簀巻きにされただけなのが腑に落ちない。
法が機能していない世界なら、報復行為はもっと苛烈なものになるだろう。
「このまま放置して逃げられたら困るよね?」
簀巻きの状態では身動き出来ないかも知れないけど、仲間が近くにいる可能性がある。
「ここから一番近い冒険者ギルドへ連行しよう」
「どうやって?」
尋ねると、父はニヤリと笑う。
そして小屋内にあったロープを手に取り、犯人達を繋ぎ始めた。
泰雅に、この状態で運ばせるそうだ。
私は、その間に兄へ念話の魔道具で連絡を入れる。
シルバーが子供達を発見し犯人を確保したと伝えると、兄が良くやったと一言褒めてくれた。
今回はシルバーのお手柄だ。
後で念入りにマッサージとブラッシングをしてあげよう。
私と父はシルバーに騎乗し、森から近い町へ移動を開始。
犯人達は、泰雅に引きずられながら運ばれた。
それでも意識を失ったままなのは、魔法により昏倒させられているのか……。
冒険者ギルドの受付嬢へ迷宮都市で起きた事件の説明をする。
子供達を発見し犯人を連行したと、ギルドマスターからオリビアさんへ連絡してもらえるようお願いした。
冒険者ギルドには、各支店へ連絡出来る通信の魔道具があるからね。
今回は急を要していたから、従魔登録していない町内でシルバーと泰雅に騎乗したまま移動した件も詫びておく。
この町で従魔登録するより、王都の冒険者ギルドでカルドサリ王国内全てが有効になる従魔登録をした方がいい。
受付嬢はギルドマスターへ事情を伝えにいくと席を外し、数分後戻ってくる。
オリビアさんへ連絡後、犯人は衛兵所へ引き渡すそうだ。
後は、お金を取りにくる残りの犯人を捕まえる必要がある。
時間を確認すると、思ったより残り時間が少ない。
30分程、時間にズレがあった。
従魔で移動すると12時に間に合わないかも知れないな。
父へマッピングで移転すると言い、家付近まで移動する。
子供達をアイテムBOXから出し、シルバーと泰雅に騎乗させ門を開けた。
既に炊き出しは終了していたため子供達の姿はない。
家の中へ入ると、母親達とメンバーが待機している。
兄に連絡を入れてはいたけど、子供達の無事な姿を見るまで帰れなかったんだろう。
子供達を母親達が抱き上げ、旭が出した普通のテント内に寝かせている。
母親達が帰った後、暫くするとアマンダさんがメンバーと一緒に戻ってきた。
私が子供達を発見し連れ帰ってきたと伝えると、安心した表情をみせる。
「サラちゃん、子供達を見付けてくれてありがとう。後は衛兵達と動くよ。金を取りにきた犯人達の確保は、私達に任せな。絶対逃がさない!」
犯人の確保は、衛兵達・アマンダさんパーティー・冒険者ギルドが動けば大丈夫か。
私達は連絡を待とう。
まぁ気になるから、マッピングで状況確認はするけどね。
万が一、取り逃がす事があればアイテムBOXに収納すればいい。
犯人の要求通り、お金の入った袋を12時に広場の木の下に置いたアマンダさんは離れた場所から、のこのこと現れる犯人を待っている。
広場の周囲は、きっと犯人に気付かれないよう一般人に紛れた衛兵達と冒険者ギルドの職員が隠れているのだろう。
10分後、お金を取りにきたのは10代後半に見える少年だった。
どう考えても犯人とは思えない。
アマンダさんも同じ考えなのか、直ぐに確保はせず彼の後を付けていく。
商業ギルドへ向かった少年は、お金の入った袋の配達を依頼していた。
少年がギルドから出た後、衛兵達が先程依頼を受けた配送先を確認している。
配送先は王都の宿屋だった。
犯人は、かなり用意周到に計画をしていたのか……。
実行犯の5人へ、お金は渡らないようにしている。
やはり、子供達を返す気はなかったみたいだ。
王都まで商業ギルドの配送を依頼すれば、足が付かないと思ったのだろう。
しかし、これじゃ今日中に犯人を捕まえるのは無理か……。
見たままをメンバーへ伝え、子供達が起きたら食べられるよう食事を作っておこう。
パンより『うどん』の方がいい。
お腹に優しい『鍋焼きうどん』にしよう。
ネギを刻み、コカトリスの肉と卵を入れればいいかな?
私達の昼食は、アマンダさん達が戻ったら食べる事にした。
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お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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アリサちゃんの悪かった顔色も、ポーションを飲ませたお陰か良くなっている。
森の中で一晩中放置され不安と疲労が重なっていた所、私達に発見された事で安心し眠ってしまったのだろう。
誘拐された子供達の安全は確保出来た。
2匹で移動するのは難しいため、アイテムBOXへ収納しよう。
さて、小屋にいる犯人をどうするべきか……。
「お父さん。子供達はアイテムBOXに入れて運ぶ心算だけど、5人の犯人はどうしたらいいと思う?」
「そうだな、7人の子供達だけならシルバーと泰雅に乗せ移動したと言っても問題ないが、更に5人の大人を俺達が連れ帰るのは不自然だろう。一度小屋へいき現場を見てみよう」
「了解」
父の提案通り、子供達をアイテムBOXへ収納した後で小屋に向かった。
中へ入るとマッピングで見た時と同じ状態の犯人が5人、床に転がっている。
意識がないのかピクリとも動かない。
よく見ると、全員の顔が腫れあがっていた。
「お父さん。私達がくる前に、犯人が縛られてるんだけど……。誰の仕業だろう?」
「悪事を働いていそうだからなぁ。他に恨みを買っているのかもしれん」
それにしては、生きた状態で簀巻きにされただけなのが腑に落ちない。
法が機能していない世界なら、報復行為はもっと苛烈なものになるだろう。
「このまま放置して逃げられたら困るよね?」
簀巻きの状態では身動き出来ないかも知れないけど、仲間が近くにいる可能性がある。
「ここから一番近い冒険者ギルドへ連行しよう」
「どうやって?」
尋ねると、父はニヤリと笑う。
そして小屋内にあったロープを手に取り、犯人達を繋ぎ始めた。
泰雅に、この状態で運ばせるそうだ。
私は、その間に兄へ念話の魔道具で連絡を入れる。
シルバーが子供達を発見し犯人を確保したと伝えると、兄が良くやったと一言褒めてくれた。
今回はシルバーのお手柄だ。
後で念入りにマッサージとブラッシングをしてあげよう。
私と父はシルバーに騎乗し、森から近い町へ移動を開始。
犯人達は、泰雅に引きずられながら運ばれた。
それでも意識を失ったままなのは、魔法により昏倒させられているのか……。
冒険者ギルドの受付嬢へ迷宮都市で起きた事件の説明をする。
子供達を発見し犯人を連行したと、ギルドマスターからオリビアさんへ連絡してもらえるようお願いした。
冒険者ギルドには、各支店へ連絡出来る通信の魔道具があるからね。
今回は急を要していたから、従魔登録していない町内でシルバーと泰雅に騎乗したまま移動した件も詫びておく。
この町で従魔登録するより、王都の冒険者ギルドでカルドサリ王国内全てが有効になる従魔登録をした方がいい。
受付嬢はギルドマスターへ事情を伝えにいくと席を外し、数分後戻ってくる。
オリビアさんへ連絡後、犯人は衛兵所へ引き渡すそうだ。
後は、お金を取りにくる残りの犯人を捕まえる必要がある。
時間を確認すると、思ったより残り時間が少ない。
30分程、時間にズレがあった。
従魔で移動すると12時に間に合わないかも知れないな。
父へマッピングで移転すると言い、家付近まで移動する。
子供達をアイテムBOXから出し、シルバーと泰雅に騎乗させ門を開けた。
既に炊き出しは終了していたため子供達の姿はない。
家の中へ入ると、母親達とメンバーが待機している。
兄に連絡を入れてはいたけど、子供達の無事な姿を見るまで帰れなかったんだろう。
子供達を母親達が抱き上げ、旭が出した普通のテント内に寝かせている。
母親達が帰った後、暫くするとアマンダさんがメンバーと一緒に戻ってきた。
私が子供達を発見し連れ帰ってきたと伝えると、安心した表情をみせる。
「サラちゃん、子供達を見付けてくれてありがとう。後は衛兵達と動くよ。金を取りにきた犯人達の確保は、私達に任せな。絶対逃がさない!」
犯人の確保は、衛兵達・アマンダさんパーティー・冒険者ギルドが動けば大丈夫か。
私達は連絡を待とう。
まぁ気になるから、マッピングで状況確認はするけどね。
万が一、取り逃がす事があればアイテムBOXに収納すればいい。
犯人の要求通り、お金の入った袋を12時に広場の木の下に置いたアマンダさんは離れた場所から、のこのこと現れる犯人を待っている。
広場の周囲は、きっと犯人に気付かれないよう一般人に紛れた衛兵達と冒険者ギルドの職員が隠れているのだろう。
10分後、お金を取りにきたのは10代後半に見える少年だった。
どう考えても犯人とは思えない。
アマンダさんも同じ考えなのか、直ぐに確保はせず彼の後を付けていく。
商業ギルドへ向かった少年は、お金の入った袋の配達を依頼していた。
少年がギルドから出た後、衛兵達が先程依頼を受けた配送先を確認している。
配送先は王都の宿屋だった。
犯人は、かなり用意周到に計画をしていたのか……。
実行犯の5人へ、お金は渡らないようにしている。
やはり、子供達を返す気はなかったみたいだ。
王都まで商業ギルドの配送を依頼すれば、足が付かないと思ったのだろう。
しかし、これじゃ今日中に犯人を捕まえるのは無理か……。
見たままをメンバーへ伝え、子供達が起きたら食べられるよう食事を作っておこう。
パンより『うどん』の方がいい。
お腹に優しい『鍋焼きうどん』にしよう。
ネギを刻み、コカトリスの肉と卵を入れればいいかな?
私達の昼食は、アマンダさん達が戻ったら食べる事にした。
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