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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第767話 迷宮都市 地下15階&摩天楼のダンジョン(31階&99階&101階) 隠し部屋発見
2パーティーと挨拶を交わして、テント内に入る。
冒険者ギルドへ寄り兄達と攻略時間がズレたから、メンバーが戻るまで待機しよう。
その間に地下16階の果物をマッピングで探し、アイテムBOXへ収納する。
結婚式も終わったし、そろそろ茜の旦那さんを召喚した方がいいかな?
「茜。旦那さんだけど、いつ召喚すればいい?」
「あ~、あいつか……。本当に呼ばなくても問題ないんだけど、母さんは納得しないだろうね。土曜日の夕方でいいんじゃないか?」
薄情な事を言う妹は、旦那さんに全く興味がないのが分かる。
理由を聞いたから私は理解出来るけど、知らないと変に思うだろう。
「じゃあ、今週土曜日の夕方に召喚するね」
茜は小さく溜息を吐き、こんなに若返るなら結婚するんじゃなかったと零す。
18歳の姿になった今、年齢を言い訳に子供は無理だと言えなくなったからね。
母は妊娠中だし、香織ちゃんが産まれたら育児が大変で暫く孫の話はしないと思うけど。
1時間後。
メンバーとホームに戻り実家で昼食。
昨日の夜と今日の朝、2食続けて母親の手料理を食べた旭は、いつになく食欲旺盛だ。
凄い勢いで食べる姿を兄が笑っている。
「誰も取らないから、落ち着いて食べろ」
そう言って、優しく背中をポンポンと叩く姿に既視感を覚えた。
この子は昔から、私の魔力を思いっきり吸収してたわ……。
うん? 何だろう、またおかしな記憶がある。
旭は私より2歳年上だよね? まるで、自分が育てたような感じがする。
兄の言う通り私達は前世があるのかしら? しかも、身近な関係だった?
はっきり思い出せず、もやもやするなぁ。
昼食後シュウゲンさんと兄と旭を摩天楼ダンジョン31階へ送り、私達は迷宮都市地下15階の安全地帯へ戻る。
ハニー達から薬草を回収し、私と茜は摩天楼ダンジョン99階へ移動した。
父がいないので、この機会にLv上げをしておこう。
誰もいない安全地帯から、茜は従魔達を引き連れ意気揚々と出ていく。
長い間ベヒモスがいたため、出現しなかった魔物が沢山いるので嬉しいのかな?
私はテーブルと椅子を出し、その場を動かずマッピングで索敵した魔物を倒しアイテムBOXに収納。
あっ、隠し部屋がないか確認してなかった。
99階がダンジョンの最終層だから、何かありそうよね?
目を凝らし99階を調べると、南の方角に奇妙な建物が見える。
あんな目立つ物は、ベヒモスがいた時なかった筈だけど?
私は直ぐに茜の前へ移転し、その事を伝え一緒に行こうと提案した。
従魔の背に乗り建物まで空を移動する。
「これよ! もう見るからに怪しいでしょ?」
山岳地帯のダンジョン内に、木造の小屋があるのだ。
明らかに人の手が入っている感じがする。
「思いっきり胡散臭い建物だな。宝箱に擬態するミミックのような魔物じゃないか?」
「魔物!? それは考えなかったわ……。えっと、中を確認してみるね」
小屋内をマッピングで調べた結果、魔物ではなさそう。
「大丈夫みたい。もし罠があったら逃げましょ」
小屋を前に中へ入るのを躊躇う茜の手を引き、私は扉を開けた。
その瞬間、室内の中央に魔法陣のようなものが浮かび上がる。
目の前には半透明な画面が立ち上がり、文字が映っていた。
『ベヒモス討伐おめでとうございます! この画面に触れた時点で登録者となります。この移転陣で101階~200階まで移動可能になるので、引き続きダンジョンの攻略をお楽しみ下さい』
「茜! 隠し部屋があったよ! しかも移転陣付き!」
「これは驚いた。摩天楼のダンジョンは100階までじゃなかったのか……」
「多分、ベヒモスを倒した事で隠し部屋が現れたんだよ。そろそろ時間だし、一度戻って3回目の攻略から101階に行ってみよう!」
Lv上げに貪欲な妹は私の意見に賛同してくれた。
うわ~、楽しみだなぁ。
兄達が戻る前に31階のテント内へ帰り、メンバーとホームで休憩を済ませ、内緒で99階の隠し部屋に移動する。
表示されたままの画面に2人で手を触れると、文字の内容が変化した。
『移転陣の上に立ち、移動したい階を押して下さい』
案内に従い、私達は床に浮かび上がった移転陣の中に入る。
すると、エレベーターの階数表示のような画面に切り替わった。
101階を押すと、ブンっという音がして現在の階層が表示される。
これで、101階に移動したのかな? 見た目に変化がなく、判断が付かない。
「姉さん、小屋から出てみよう」
茜の言葉に頷き、小屋から出ると山岳地帯ではなくなっていた。
どうやら、ちゃんと101階に移動出来たらしい。
取り敢えず安全地帯へ行こうとマッピングで上空から俯瞰した途端、大声を上げる。
「ダンジョンじゃない!」
ダンジョンなら見渡せる範囲の広さに、到底納まらない景色がそこにあった。
しかも町や人が見える。
「茜、従魔に騎乗して空を飛んでみよう」
私の言っている意味が分からない茜は、不思議そうな顔でダイアナに騎乗した。
その隣をシルバーに乗った私が並走する。
上空から見た町や建物に茜が唖然となり絶叫した。
「どうなってるんだ!」
うん、それは私も聞きたい。
これは、どう考えてもダンジョン内に見えない。
もしかして、移転陣は場所ごと違っている可能性がありそうだ。
人がいるなら、ここが何処か聞いてみるのが一番だろう。
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お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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冒険者ギルドへ寄り兄達と攻略時間がズレたから、メンバーが戻るまで待機しよう。
その間に地下16階の果物をマッピングで探し、アイテムBOXへ収納する。
結婚式も終わったし、そろそろ茜の旦那さんを召喚した方がいいかな?
「茜。旦那さんだけど、いつ召喚すればいい?」
「あ~、あいつか……。本当に呼ばなくても問題ないんだけど、母さんは納得しないだろうね。土曜日の夕方でいいんじゃないか?」
薄情な事を言う妹は、旦那さんに全く興味がないのが分かる。
理由を聞いたから私は理解出来るけど、知らないと変に思うだろう。
「じゃあ、今週土曜日の夕方に召喚するね」
茜は小さく溜息を吐き、こんなに若返るなら結婚するんじゃなかったと零す。
18歳の姿になった今、年齢を言い訳に子供は無理だと言えなくなったからね。
母は妊娠中だし、香織ちゃんが産まれたら育児が大変で暫く孫の話はしないと思うけど。
1時間後。
メンバーとホームに戻り実家で昼食。
昨日の夜と今日の朝、2食続けて母親の手料理を食べた旭は、いつになく食欲旺盛だ。
凄い勢いで食べる姿を兄が笑っている。
「誰も取らないから、落ち着いて食べろ」
そう言って、優しく背中をポンポンと叩く姿に既視感を覚えた。
この子は昔から、私の魔力を思いっきり吸収してたわ……。
うん? 何だろう、またおかしな記憶がある。
旭は私より2歳年上だよね? まるで、自分が育てたような感じがする。
兄の言う通り私達は前世があるのかしら? しかも、身近な関係だった?
はっきり思い出せず、もやもやするなぁ。
昼食後シュウゲンさんと兄と旭を摩天楼ダンジョン31階へ送り、私達は迷宮都市地下15階の安全地帯へ戻る。
ハニー達から薬草を回収し、私と茜は摩天楼ダンジョン99階へ移動した。
父がいないので、この機会にLv上げをしておこう。
誰もいない安全地帯から、茜は従魔達を引き連れ意気揚々と出ていく。
長い間ベヒモスがいたため、出現しなかった魔物が沢山いるので嬉しいのかな?
私はテーブルと椅子を出し、その場を動かずマッピングで索敵した魔物を倒しアイテムBOXに収納。
あっ、隠し部屋がないか確認してなかった。
99階がダンジョンの最終層だから、何かありそうよね?
目を凝らし99階を調べると、南の方角に奇妙な建物が見える。
あんな目立つ物は、ベヒモスがいた時なかった筈だけど?
私は直ぐに茜の前へ移転し、その事を伝え一緒に行こうと提案した。
従魔の背に乗り建物まで空を移動する。
「これよ! もう見るからに怪しいでしょ?」
山岳地帯のダンジョン内に、木造の小屋があるのだ。
明らかに人の手が入っている感じがする。
「思いっきり胡散臭い建物だな。宝箱に擬態するミミックのような魔物じゃないか?」
「魔物!? それは考えなかったわ……。えっと、中を確認してみるね」
小屋内をマッピングで調べた結果、魔物ではなさそう。
「大丈夫みたい。もし罠があったら逃げましょ」
小屋を前に中へ入るのを躊躇う茜の手を引き、私は扉を開けた。
その瞬間、室内の中央に魔法陣のようなものが浮かび上がる。
目の前には半透明な画面が立ち上がり、文字が映っていた。
『ベヒモス討伐おめでとうございます! この画面に触れた時点で登録者となります。この移転陣で101階~200階まで移動可能になるので、引き続きダンジョンの攻略をお楽しみ下さい』
「茜! 隠し部屋があったよ! しかも移転陣付き!」
「これは驚いた。摩天楼のダンジョンは100階までじゃなかったのか……」
「多分、ベヒモスを倒した事で隠し部屋が現れたんだよ。そろそろ時間だし、一度戻って3回目の攻略から101階に行ってみよう!」
Lv上げに貪欲な妹は私の意見に賛同してくれた。
うわ~、楽しみだなぁ。
兄達が戻る前に31階のテント内へ帰り、メンバーとホームで休憩を済ませ、内緒で99階の隠し部屋に移動する。
表示されたままの画面に2人で手を触れると、文字の内容が変化した。
『移転陣の上に立ち、移動したい階を押して下さい』
案内に従い、私達は床に浮かび上がった移転陣の中に入る。
すると、エレベーターの階数表示のような画面に切り替わった。
101階を押すと、ブンっという音がして現在の階層が表示される。
これで、101階に移動したのかな? 見た目に変化がなく、判断が付かない。
「姉さん、小屋から出てみよう」
茜の言葉に頷き、小屋から出ると山岳地帯ではなくなっていた。
どうやら、ちゃんと101階に移動出来たらしい。
取り敢えず安全地帯へ行こうとマッピングで上空から俯瞰した途端、大声を上げる。
「ダンジョンじゃない!」
ダンジョンなら見渡せる範囲の広さに、到底納まらない景色がそこにあった。
しかも町や人が見える。
「茜、従魔に騎乗して空を飛んでみよう」
私の言っている意味が分からない茜は、不思議そうな顔でダイアナに騎乗した。
その隣をシルバーに乗った私が並走する。
上空から見た町や建物に茜が唖然となり絶叫した。
「どうなってるんだ!」
うん、それは私も聞きたい。
これは、どう考えてもダンジョン内に見えない。
もしかして、移転陣は場所ごと違っている可能性がありそうだ。
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