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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第786話 迷宮都市 アマンダさんからの依頼 4 エンハルト王国へ
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アマンダさんの本当の身分と性別は、同行するメンバー以外秘密にする。
依頼内容の青龍が秘匿事項に該当し、守秘義務が発生するからだ。
彼が国へ戻ったあと、再びカルドサリ王国で冒険者をするかどうかは分からないけど……。
偽ったままなら、私達もアマンダさんとして接した方がいい。
ダンジョン攻略を終える金曜日まで、普段通り対応した。
ダンクさんに私、兄、茜、セイさんは暫く休暇を取ると伝えておく。
明日エンハルト王国へ移動し、2日で依頼を済ませ戻るのは無理だろう。
『肉うどん店』の母親達に、日曜日の炊き出しをお願いしてホームへ戻る。
同行するのはガーグ老達だけかと思ったら、話を聞いた女官長達もついてくるそうだ。
相手がエルフの王族だと思っているなら、こちらも箔が必要らしい。
そのため、待ち合わせ時間より早く家へ集合し服を着替える事になった。
私達が不在の間、他のメンバーはホーム内を使用出来ないから旭はトイレが~と嘆いている。
異世界生活が長い奏伯父さんや雫ちゃんとお母さんは、仕方ないと諦めたよう。
母とシュウゲンさんは、ずっとホーム内にいるので問題なし。
父はホームで生活出来ないと知っても普通だった。
早崎さんは何が不便なのか、まだ分からないみたい。
アイテムBOX持ちの2人がいるから、食事に関しては大丈夫だろう。
何品か作り置きの料理を旭に渡し、収納した魔物も入れ替えてもらい早崎さんのLv上げを頼んでおいた。
土曜日、朝6時。
メンバーを連れ異世界の家へ移転。
ヴィクターさんとの待ち合わせ時間は8時。
それまでに同行するメンバーの衣装変えをする。
既にガーグ老達と女官長達が正装し待機していた。
早速、樹おじさんが2階の私の部屋へ連れていかれる。
兄は別の部屋で着替えるようだ。
1時間後。
樹おじさんが、白を基調とし銀色・金色・紫色の刺繍が施された衣身を身に纏い戻ってくる。
髪は複雑に編み込まれ、紫色の宝石が付いた額飾りを着けていた。
これはエルフの王族の正装なんだろうか?
兄はガーグ老達と同じような衣装を着ている。
2階の部屋へ行くと、女官長達に衣装を着替えさせられた。
前にも経験しているので私は大人しく我慢する。
リーシャはエルフの正装がよく似合うし、私も偶には綺麗な恰好がしたい。
自分では出来ない髪型にしてもらえるのも嬉しいんだよね。
着付け終わった女官長達が、満足そうに頷いたのを確認し部屋から出た。
1階にいたメンバー達に、行ってきますと別れを告げ庭へ出る。
高額な依頼料金貨300枚(3億円)を聞いた雫ちゃんのお母さんは、にこにこ顔で樹おじさんを送り出す。
茜もセイさんもエルフの正装に着替えていた。
兄と茜は背が高く父によく似た容姿をしているから、衣装が映えるなぁ~。
セイさんは童顔で背が低いから、騎士の衣装は似合ってない気がする。
8時ちょうど、アマンダさんのパーティーメンバーが家の前に到着。
姿変えの魔道具を解除したヴィクターさんは、かなりイケメンな男性だった。
アマンダさんの姿をしている時より少し背が高い。
全員エンハルト王国の正装なのか、青いマントを羽織っていた。
ヴィクターさんだけ、マントに豪奢な金色の刺繍が入っている。
王都までの移動方法は何だろうと思っていたら、ケンさんが騎獣を呼ぶ笛を吹いた。
少し待つと、上空にワイバーンが現れ庭に降り立つ。
初めてワイバーンを目にした私は興味津々だ。
体長20mくらいありそう。
その背にヴィクターさんのパーティーと、女官長達が騎乗する。
ガーグ老達はガルちゃんで、私と茜はダイアンに兄と樹おじさんとセイさんはアーサー達の背に乗り浮き上がる。
私がテイムしたのでガルちゃん達はLv100を超えているし、茜の従魔達はLv200超えだ。
ワイバーンの飛翔速度に充分ついていけるだろう。
シルバーとフォレストはアイテムBOX内にいる。
もし依頼中、危険があれば外に出す心算だ。
茜も同様に残り3匹のアーサー達をアイテムBOXに入れている。
何事もなければいいんだけど……。
王都まで3時間程掛かり王宮へ。
ヴィクターさんが門で身分証を見せ、私達は王宮内に入った。
事前に魔法陣を使用する許可を得ていたのか、王宮の奥まで誰にも咎められる事なく進む。
人の姿が疎らになった頃、入り口を2人の騎士が守る建物へ着いた。
ここに、他国へ繋がる移転陣があるんだろうか?
ヴィクターさんが黒いカードのような物を騎士へ渡すと、それを機械に通し確認している。
この場所は身分証だけじゃ入れないのか……。
カードは鍵も兼ねているようで、建物の扉が開いた。
ヴィクターさんの後に続き、中へ入っていく。
そこには魔法陣を囲む6人の宮廷魔術師の姿があった。
ダンジョンの魔法陣とは異なり、起動に魔力が必要らしい。
床に描かれた大きな魔法陣の上へ移動すると、宮廷魔術師達が何かの呪文を唱え始めた。
それを見た女官長達が呆れた表情をするのは、魔法の行使に呪文を唱える必要がないエルフだからだろう。
そういえば、女官長達はカルドサリ王国で宮廷魔術師をしていたんだった。
全員が辞めてしまったようだけど……。
「遅い! 私が代わります」
女官長が一喝すると、彼らは青ざめた表情になる。
「魔術師長……。これは私達の仕事です」
それでも職務を果そうと、その場の責任者がおずおずと口を開く。
今頃エンハルト王国でもタイミングを合わせ、魔術師達が魔法陣の前で呪文を唱えている筈よね? 中断して大丈夫かしら?
私の心配をよそに女官長が片手を上げ振り下ろした瞬間、目の前の景色が変わった。
どうやら、エンハルト王国の魔法陣へ移転したようだ。
周囲にいた魔術師達が、口を大きく開け私達の姿を唖然と見ている。
他国に着いて早々、やらかした感が強い。
そして女官長は魔術師長だったのか……。
カルドサリ王国の優秀な魔術師が、10人も一度にいなくなって問題ないのかなぁ~。
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読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
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これからもよろしくお願い致します。
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彼が国へ戻ったあと、再びカルドサリ王国で冒険者をするかどうかは分からないけど……。
偽ったままなら、私達もアマンダさんとして接した方がいい。
ダンジョン攻略を終える金曜日まで、普段通り対応した。
ダンクさんに私、兄、茜、セイさんは暫く休暇を取ると伝えておく。
明日エンハルト王国へ移動し、2日で依頼を済ませ戻るのは無理だろう。
『肉うどん店』の母親達に、日曜日の炊き出しをお願いしてホームへ戻る。
同行するのはガーグ老達だけかと思ったら、話を聞いた女官長達もついてくるそうだ。
相手がエルフの王族だと思っているなら、こちらも箔が必要らしい。
そのため、待ち合わせ時間より早く家へ集合し服を着替える事になった。
私達が不在の間、他のメンバーはホーム内を使用出来ないから旭はトイレが~と嘆いている。
異世界生活が長い奏伯父さんや雫ちゃんとお母さんは、仕方ないと諦めたよう。
母とシュウゲンさんは、ずっとホーム内にいるので問題なし。
父はホームで生活出来ないと知っても普通だった。
早崎さんは何が不便なのか、まだ分からないみたい。
アイテムBOX持ちの2人がいるから、食事に関しては大丈夫だろう。
何品か作り置きの料理を旭に渡し、収納した魔物も入れ替えてもらい早崎さんのLv上げを頼んでおいた。
土曜日、朝6時。
メンバーを連れ異世界の家へ移転。
ヴィクターさんとの待ち合わせ時間は8時。
それまでに同行するメンバーの衣装変えをする。
既にガーグ老達と女官長達が正装し待機していた。
早速、樹おじさんが2階の私の部屋へ連れていかれる。
兄は別の部屋で着替えるようだ。
1時間後。
樹おじさんが、白を基調とし銀色・金色・紫色の刺繍が施された衣身を身に纏い戻ってくる。
髪は複雑に編み込まれ、紫色の宝石が付いた額飾りを着けていた。
これはエルフの王族の正装なんだろうか?
兄はガーグ老達と同じような衣装を着ている。
2階の部屋へ行くと、女官長達に衣装を着替えさせられた。
前にも経験しているので私は大人しく我慢する。
リーシャはエルフの正装がよく似合うし、私も偶には綺麗な恰好がしたい。
自分では出来ない髪型にしてもらえるのも嬉しいんだよね。
着付け終わった女官長達が、満足そうに頷いたのを確認し部屋から出た。
1階にいたメンバー達に、行ってきますと別れを告げ庭へ出る。
高額な依頼料金貨300枚(3億円)を聞いた雫ちゃんのお母さんは、にこにこ顔で樹おじさんを送り出す。
茜もセイさんもエルフの正装に着替えていた。
兄と茜は背が高く父によく似た容姿をしているから、衣装が映えるなぁ~。
セイさんは童顔で背が低いから、騎士の衣装は似合ってない気がする。
8時ちょうど、アマンダさんのパーティーメンバーが家の前に到着。
姿変えの魔道具を解除したヴィクターさんは、かなりイケメンな男性だった。
アマンダさんの姿をしている時より少し背が高い。
全員エンハルト王国の正装なのか、青いマントを羽織っていた。
ヴィクターさんだけ、マントに豪奢な金色の刺繍が入っている。
王都までの移動方法は何だろうと思っていたら、ケンさんが騎獣を呼ぶ笛を吹いた。
少し待つと、上空にワイバーンが現れ庭に降り立つ。
初めてワイバーンを目にした私は興味津々だ。
体長20mくらいありそう。
その背にヴィクターさんのパーティーと、女官長達が騎乗する。
ガーグ老達はガルちゃんで、私と茜はダイアンに兄と樹おじさんとセイさんはアーサー達の背に乗り浮き上がる。
私がテイムしたのでガルちゃん達はLv100を超えているし、茜の従魔達はLv200超えだ。
ワイバーンの飛翔速度に充分ついていけるだろう。
シルバーとフォレストはアイテムBOX内にいる。
もし依頼中、危険があれば外に出す心算だ。
茜も同様に残り3匹のアーサー達をアイテムBOXに入れている。
何事もなければいいんだけど……。
王都まで3時間程掛かり王宮へ。
ヴィクターさんが門で身分証を見せ、私達は王宮内に入った。
事前に魔法陣を使用する許可を得ていたのか、王宮の奥まで誰にも咎められる事なく進む。
人の姿が疎らになった頃、入り口を2人の騎士が守る建物へ着いた。
ここに、他国へ繋がる移転陣があるんだろうか?
ヴィクターさんが黒いカードのような物を騎士へ渡すと、それを機械に通し確認している。
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カードは鍵も兼ねているようで、建物の扉が開いた。
ヴィクターさんの後に続き、中へ入っていく。
そこには魔法陣を囲む6人の宮廷魔術師の姿があった。
ダンジョンの魔法陣とは異なり、起動に魔力が必要らしい。
床に描かれた大きな魔法陣の上へ移動すると、宮廷魔術師達が何かの呪文を唱え始めた。
それを見た女官長達が呆れた表情をするのは、魔法の行使に呪文を唱える必要がないエルフだからだろう。
そういえば、女官長達はカルドサリ王国で宮廷魔術師をしていたんだった。
全員が辞めてしまったようだけど……。
「遅い! 私が代わります」
女官長が一喝すると、彼らは青ざめた表情になる。
「魔術師長……。これは私達の仕事です」
それでも職務を果そうと、その場の責任者がおずおずと口を開く。
今頃エンハルト王国でもタイミングを合わせ、魔術師達が魔法陣の前で呪文を唱えている筈よね? 中断して大丈夫かしら?
私の心配をよそに女官長が片手を上げ振り下ろした瞬間、目の前の景色が変わった。
どうやら、エンハルト王国の魔法陣へ移転したようだ。
周囲にいた魔術師達が、口を大きく開け私達の姿を唖然と見ている。
他国に着いて早々、やらかした感が強い。
そして女官長は魔術師長だったのか……。
カルドサリ王国の優秀な魔術師が、10人も一度にいなくなって問題ないのかなぁ~。
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