時空魔術操縦士の冒険記

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1章魔戦操縦士学院

35話決闘

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「さてやろうか?」

「言っとくが死んでも知らねーぜ。フハハハハハハ」

 モニター越しのアーサーは金髪を揺らせながら、目を剥き出しに高笑いをする。
 両手を銀機関銃《マシンガン》に形態変化。
 機関銃だと?。

【魔法銀機関銃《マシンガン》】
 正式名称『白銀流星群《アローラ》』。
 中型銃の中で最高連続発射速度を誇る。威力の強い弾の連続発射は対象物を脅威に陥れる。
 様々な属性の付与を可能とする弾丸。
 弱点は弾丸、膨大な魔力の消費が激しい。
 なので如何に弾丸の補充と魔力の適度な注入保持が重要となる。
 そもそも扱いが難しいので、初心者には向かない。
 やはり相手は思った以上の手練れだ。
 この勝負本気出せなければいけないかもしれない。

 一方俺は睨みながら、右手を黒銃に形態変化。

【魔法黒銃《ライフル》】
 正式名称『黒龍《ゲイボルグ》』。
 外観は漆黒の闇で艶のある光沢。中型銃では最大火力を誇る。
 魔力を注入してからの弾の発射速度は最高速度を誇る。
 連射、高弾数の機能がある。だがその場合魔力消費が上昇する。
 最高峰の性能の良い銃。値段はつけれられないだろう。
 俺のお馴染みの武器だ。

「裏魔術戦闘申請!!」

 両者は叫ぶ。
 すると、辺りに緑の光が俺達を包む、どこからともなくAI声で「学校側はこの勝負を受理致します……では始めてください」と発する。
 すぐさまバトルフィールドが展開され、それは緑色の空間。
 さっきまでコンクリートの空間やぶち破られた天井はない、ただ緑の広い空間に包まれている。
 上はどこまでも続く。横もどこまでも続く。
 ここはゲームの中なのだろうか。
 たが良く見るとアイリスとカバーニの顔が見える。
 ゲームではない。
 ただ単にステージが変わっただけか。対峙する二機。

 先制攻撃仕掛けてきたのはアルファロメオ。
 両手から放たれ、マシンガンの弾丸を最高速度で連射していく。
 真横に左から右へ、右から左へと。何十発と。
 炎や雷らの弾丸が飛んでくる。
 無属性の青い魔力弾丸。
 炎球ストレート。
 電撃があちらこちらバジバジと鳴る。

「バババババババババ!!!! バババババババババ!!!」

「バンッ! バンッ! バンッ! バンッ!」


 俺は様々な弾丸を即座に右銃で撃ち落としていくも、弾丸が多すぎて追いつけない。
 横へ移動しながら、即座に跳びながらと身体能力を生かして何とか躱わしていく。
 明らかに先程のカバーニとの戦闘とは違う。
 中距離タイプの戦闘だ。
 白銀流星群と黒龍。
 両武器ともSランクの最高峰の武器。
 威力では相手が有利。機動性ではこちらが有利。
 攻撃を躱わしながら相手の隙をつくべきか。
 横一列の弾丸迫ってくる。
 サイドステップを踏みながら躱わしていく。

 「ウハハハハハハ!!! どうした!? どうした!?」

 さらに弾丸が脚を中心に狙い、弾丸が脚を掠れた。
 次の弾丸が逃さないとばかりに、畳掛ける。
 これはヤバい。
 俺は即座に脚を縮こませ、前転しながら、何とか回避する。
 その弾丸は緑の壁に当たり大規模な爆発を発生させる。
 この弾丸に当てったら即死だった。
 こちらも反撃とばかりに銃で応対し、雷を放つ雷弾。水を放つ水弾。
 それらを交互に連続的に発射する。

「ビリビリ!! ジュポ! ジュポ!」

『雷弾』
 弾丸に雷の魔力を纏わせた一般的な魔術。
『水弾』
 弾丸に水の魔力を纏わせた一般的な魔術。
 

 アーサーは驚異の回避能力で躱わし、笑みを浮かべる。
 無駄な動作などなかった。
 弾丸を双眸がしっかりと見据えて、機体が反応していった。
 なかなか相手の隙が出来ない。  

「ならば!!」

 俺は両手両足に雷の魔力を送り、スピードを上げていき、雷が暴れ出し、走る。
 雷暴走。
 複数の弾丸は躱わし、弾丸が掠れたり、接触しそうになるも、雷で弾き返す。
 弾丸はその場で燃え尽き、アーサーの表情が歪んでいく。
 猛烈なスピードでカーブを描くようにやってくるのだから。

「貴様っ!!」

「散れっ!!」

 俺は雷を纏った左手をアーサーの胴体へと狙う。
 雷で突き刺すように。
 金髪の少年はニヤリと笑い、突然、胴体から炎が放出させる。
 咄嗟に俺は左手を戻し、地面に手を付き、後退する。

「っーーーー!!!!」

 機体全身に燃え盛る炎。
 これ程の炎の魔力を有しているのかこいつは。
 通常なら両手両足の一部分に魔力を放出させるのが普通だ。
 だがこれは全身に炎を纏わせている。扱いが難しく、下手したら術者に影響を及ぼす。
 炎の中からアーサーは不気味に笑う。

「これだけの属性魔力(附加魔力)を扱い、高い能力と面白れぇ奴だぜ。なぜ強者でいながら貴様はFクラスにいる?」

「さあな」 

「それに過去、貴様と会ったことがあるはずだ」

 
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