時空魔術操縦士の冒険記

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2章ダンジョンへ向かおう

依頼4

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「いえいえ……そんな」

 すると、マシュが口を尖らせる。

「アル! 何で私の心配をしてくれない訳?」

「マシュはピンピンしてるだろ」

「私を鉄の女だと思わないでよ!!」

「思ってねぇよ」

「なんなの? 最近アイリスとイチャイチャしゃって!!」

「いや……関係ないだろマシュには」

「馬鹿」

 マシュは頬を膨らませ、そっぽを向いた。
 そして、前へと進む。
 みんなは何かを感じている。黒い何かが飛び回っている事に。

 ロペスが「伏せろガァ!!!!」

 地面に身体を付ける。高速のスピードで黒い何かが真上を通り過ぎた。
 ロペスが即座に青い光芒を放った大剣を振り回し、霧を消す。
 黒い何かの正体が露わになる。

『クルルコウモリ』。
 ネズミのような顔と羽、茶色いモモンガにも似ている。
 常に回転しながら、動き回り、赤い双眸が俺達を睨む。
 次第に仲間達も集まって来た。

「キィ!! キィ!! キィ!! キィ!!」

 ロペスが「クルルコウモリの牙には毒があるガァ……絶対に噛まれるながぁ……死ぬガァ!!!!」
 そして、クルルコウモリが猛スピードで牙を向けて襲ってくる。
 皆伏せる。
 って。
 カバーニが大剣を振り回して突撃している。
 俺は叫ぶ。

「お前は伏せろよ!!」

「攻めるんや!! おりゃぁぁぁぁぁ!!!!」

「何しとるんガァ!!!!」

 クルルコウモリは回転しながら自由自在に動く。
 カバーニの攻撃は当たらない。

「ちっ!! くそがぁ!! やらぁ!! おらぁ!」

「キィ! キィ! キィ! キィ!」

 不気味に鳴き声を発して、赤い双眸がつり上がるクルルコウモリ。
 カバーニは上空へ急上昇する。
 急上昇に慌てるクルルコウモリ。
 カバーニは高速回転させ、斬る。
 だが、クルルコウモリは逃げ出すかとおもいきや、方向転換をし、カバーニの身体にへばりつく。
 即時にカバーニは人型サイズの魔戦へ具現化し、クルルコウモリを蹴散らす。
 逃げるクルルコウモリ。

 その隙に、大剣を振り回し、「火炎大剣《インフェルス》!!!!」

 レッドアルバローザの大剣から放たれた円形の炎はクルルコウモリを焼き尽くす。
 1、2匹のクルルコウモリが難を逃れる。

 カバーニは「ジョージ!! 締めや!!」


 肩に乗った牛の精霊が大きな闘牛へと変貌し、空高く跳び、クルルコウモリを噛み砕き、残りのクルルコウモリの肉片が飛び散った。
 そしてわ霧が消え去っていき、前方に山小屋が見えてくる。
 
 
 
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