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2章ダンジョンへ向かおう
モモンガのおばさん1
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一軒の山小屋がぽつんとそこに立っていた。
周りには木や畑、牛舎と設置されて、山小屋の窓からぽっと明かりが灯る。
だんだん空も暗くなり始め、足早に歩を進め、山小屋へ入って行った。
その中から広がる暖かな空気。
重厚な暖炉や木の壁やテーブル、手作り感満載の椅子、とても居心地が良い場所だった。
すると、突然アイリスが声を上げる。
「きゃっ!!!!」
視線は下に注がれる。
アイリスの足元には一匹の茶色のモモンガが鼻をくんくんさせている。
アイリスは腰を落とし、モモンガの毛を撫で、モモンガはくすぐったそうに目を細めて、くるっと一回転する。
アイリスはにっこりと笑う。
なんとも愛らしい光景である。
アイリスはモモンガを抱えて、撫でたり、触ったりする。
「あれ? これさっきのモモンガですかね?」
「たぶん……そうだろうな」
「モモン……モモン……モモン」
リオラも興奮した様子で、駆け寄って来る。
「私にも触らせてっ!!!!」
モモンガを抱えて頬ずりをする。
「モフモフだよっ~~」
すると、四、五匹のモモンガがキッチンの方から床に這いつくばりながらやってくる。
その多さにアイリスとリオラは目を丸くして、驚いた顔を露わにする。
「モモンガがいっぱい!!」
「可愛いです!!」
すると、奥の方からロペスと山小屋の主人であるオオモモンガさんがやってきた。
オオモモンガさんはモモンガの人型バージョンだ。
女性らしい。
目をくりっとさせ、歯はリスのようになっている。
「今夜、山小屋に泊めてくれるオオモモンガさんだガァ」
「ゆっくりしてモンガ」
俺とマシュはオオモモンガさんにお辞儀をする。
「ありがとうございます!!」
ふとカバーニを見るとソファーで寝ながら、肉を食っていた。
俺は近づき、カバーニの頭にげんごつを喰らわせる。
周りには木や畑、牛舎と設置されて、山小屋の窓からぽっと明かりが灯る。
だんだん空も暗くなり始め、足早に歩を進め、山小屋へ入って行った。
その中から広がる暖かな空気。
重厚な暖炉や木の壁やテーブル、手作り感満載の椅子、とても居心地が良い場所だった。
すると、突然アイリスが声を上げる。
「きゃっ!!!!」
視線は下に注がれる。
アイリスの足元には一匹の茶色のモモンガが鼻をくんくんさせている。
アイリスは腰を落とし、モモンガの毛を撫で、モモンガはくすぐったそうに目を細めて、くるっと一回転する。
アイリスはにっこりと笑う。
なんとも愛らしい光景である。
アイリスはモモンガを抱えて、撫でたり、触ったりする。
「あれ? これさっきのモモンガですかね?」
「たぶん……そうだろうな」
「モモン……モモン……モモン」
リオラも興奮した様子で、駆け寄って来る。
「私にも触らせてっ!!!!」
モモンガを抱えて頬ずりをする。
「モフモフだよっ~~」
すると、四、五匹のモモンガがキッチンの方から床に這いつくばりながらやってくる。
その多さにアイリスとリオラは目を丸くして、驚いた顔を露わにする。
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「可愛いです!!」
すると、奥の方からロペスと山小屋の主人であるオオモモンガさんがやってきた。
オオモモンガさんはモモンガの人型バージョンだ。
女性らしい。
目をくりっとさせ、歯はリスのようになっている。
「今夜、山小屋に泊めてくれるオオモモンガさんだガァ」
「ゆっくりしてモンガ」
俺とマシュはオオモモンガさんにお辞儀をする。
「ありがとうございます!!」
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