46 / 175
1章魔戦操縦士学院
46話古帝1
しおりを挟む
吐き気が胃の奥から胸へ押し上げてくる、咄嗟にレバー離し、口を両手で抑える。
動けない。
おそらく、マモノスの特性だろう。
『ゲッター』
ある対象物を定めたら、その対象物だけを集中して狩ることができる。
他部外者の介入攻撃はできない。
ふと視線を別方向にやると、右から紅の機体、蒼い機体、灰色の機体が戦闘態勢の構えでマモノスを見上げる。
少し離れた場所の木の陰にはリオラとロンが震えながら見上げていた。
マモノスが獲物を見つけたばかりに三体の機体に黄金色の目玉を向け、長く分厚い鼻先が咆哮と共に襲いかかってくる。
「ガガガガガガガ!!!!」
寸前で躱わす三機。
地面は巨大な破裂をし、凄まじき砂塵が舞い散る。
轟々と鳴り響く柱状の砂塵の渦。
まるでマモノスの鼻先には地雷が詰まっているかのような攻撃だった。
カバーニは高い脚力を生かして、後方へジャンプし回避。
真剣な眼差しと大量の汗。
一歩間違えれば死んでいたと脳裏に浮かび、恐怖で手足顔が震えてくる。
「うぁ……危ねぇ……はぁはぁ……」
「防御障壁《ミラーフォレスト》!!!!」
マシュも少程度後退し、魔力のシールドを展開し、防御する。
同時に同方向へ後退したのはアイリス。
マシュのシールドに避難するアイリス。
同様に目を剥き出しにしてマモノスの攻撃を見るマシュとアイリス。
少女に可愛いらしい笑顔はどこにもない。
ただ、恐怖の最中にいる表情。
「マモノス……学生である私達に倒せる訳ないわ……」
「マモノスはSランクの異世界神……マスタークラスの魔戦操縦士でも手を焼く異世界神ですよ」
マモノスの攻撃は止まらない、鼻先をくねらせながら地面から上げ、突進してくる。
空中で右から左へと鼻先を揺らしながら、皺が幾重にも刻まれた鱗状の鼻先が蒼い幻影のシールドと衝突する。
「ギギギギギギギギギ!!!!」
青のシールドと鋼鉄のように硬いマモノスの鼻先が激突。
青のシールドの頭頂部に亀裂が入り、緊張が走る。
「まずいわ」
「早よ逃げろ!!」
「シールド展開中は蒼幻影は動くことはできないの!!」
「じゃとにかくアイリスは逃げろ!」
「でも……」
「私の事は心配しないで。なんとかするわ」
「はい……」
すぐさま、アイリスはシールドから抜け出す。
刹那、シールドの頭頂部からの亀裂がさらに大きくなり、巨大な穴となり、爆音が轟く。
マモノスの鼻先はシールドを貫通する。
瞬間、カバーニが右手に大剣を持ち、急発進。
猛々しい二角の紅闘牛が弾丸のスピード。
マモノスの鼻先とレッドアルバローザの大剣が激突。
「ピャアアアアアアアアアーーーーーー!!!」
「っーーーーー!!!!」
大剣が長く分厚い鱗鼻を支えるような形になる。
マモノスの鼻先は何十トン、次第に大剣の先が下へ下へと重みで追いやられる。
カバーニのレバーを引く手の握力が無くなっていき、苦悶の表情で大量の汗と魔力を消費していく。
気合いで何とか耐えるが重みが着実にカバーニを襲う。
「おおおおおおお!!!! 逃げろぁぁぁ!!!!」
機体が軋む音が鳴り響き、地面を振動となって伝わる。
即座に退避するマシュ。
それと同時にカバーニも、退避する。
大剣は離れ、マモノスの鼻先が地面に叩きつけられ、砂の柱が勢い良く空へと舞い上がり、強烈な爆砂風と爆音が発生する。
「はぁはぁはぁはぁ」
「なんやあの強さ」
二人の息は切れ切れとなり、余裕の笑みはない。
さらにマモノスが鼻先を振り回し襲ってくる。
「キリがねぇな!! くそがあああああ!!」
レバーを引く、カバーニ。
「駄目よ!! 勝てる訳ないわ!!」
「うるせぇ!! やるしかないんや」
カバーニは右手の大剣を銃仕様に変化させ放つ。
「火炎放射《インフェルス》!!!!」
闘牛の火炎がマモノスの鼻先に襲い、衝突する。
巨大な爆発を伴い、黒煙がそこで発生する。
そこの黒煙を打ち破ってくるのはマモノスの鼻先。
迫る爬虫類の鱗をした鼻先。ぶつぶつとした気味の悪い見た目。
迫るマモノスに。
カバーニは即座に打ち込む。
「インフェルス!! インフェルス!! インフェルス!!」
動けない。
おそらく、マモノスの特性だろう。
『ゲッター』
ある対象物を定めたら、その対象物だけを集中して狩ることができる。
他部外者の介入攻撃はできない。
ふと視線を別方向にやると、右から紅の機体、蒼い機体、灰色の機体が戦闘態勢の構えでマモノスを見上げる。
少し離れた場所の木の陰にはリオラとロンが震えながら見上げていた。
マモノスが獲物を見つけたばかりに三体の機体に黄金色の目玉を向け、長く分厚い鼻先が咆哮と共に襲いかかってくる。
「ガガガガガガガ!!!!」
寸前で躱わす三機。
地面は巨大な破裂をし、凄まじき砂塵が舞い散る。
轟々と鳴り響く柱状の砂塵の渦。
まるでマモノスの鼻先には地雷が詰まっているかのような攻撃だった。
カバーニは高い脚力を生かして、後方へジャンプし回避。
真剣な眼差しと大量の汗。
一歩間違えれば死んでいたと脳裏に浮かび、恐怖で手足顔が震えてくる。
「うぁ……危ねぇ……はぁはぁ……」
「防御障壁《ミラーフォレスト》!!!!」
マシュも少程度後退し、魔力のシールドを展開し、防御する。
同時に同方向へ後退したのはアイリス。
マシュのシールドに避難するアイリス。
同様に目を剥き出しにしてマモノスの攻撃を見るマシュとアイリス。
少女に可愛いらしい笑顔はどこにもない。
ただ、恐怖の最中にいる表情。
「マモノス……学生である私達に倒せる訳ないわ……」
「マモノスはSランクの異世界神……マスタークラスの魔戦操縦士でも手を焼く異世界神ですよ」
マモノスの攻撃は止まらない、鼻先をくねらせながら地面から上げ、突進してくる。
空中で右から左へと鼻先を揺らしながら、皺が幾重にも刻まれた鱗状の鼻先が蒼い幻影のシールドと衝突する。
「ギギギギギギギギギ!!!!」
青のシールドと鋼鉄のように硬いマモノスの鼻先が激突。
青のシールドの頭頂部に亀裂が入り、緊張が走る。
「まずいわ」
「早よ逃げろ!!」
「シールド展開中は蒼幻影は動くことはできないの!!」
「じゃとにかくアイリスは逃げろ!」
「でも……」
「私の事は心配しないで。なんとかするわ」
「はい……」
すぐさま、アイリスはシールドから抜け出す。
刹那、シールドの頭頂部からの亀裂がさらに大きくなり、巨大な穴となり、爆音が轟く。
マモノスの鼻先はシールドを貫通する。
瞬間、カバーニが右手に大剣を持ち、急発進。
猛々しい二角の紅闘牛が弾丸のスピード。
マモノスの鼻先とレッドアルバローザの大剣が激突。
「ピャアアアアアアアアアーーーーーー!!!」
「っーーーーー!!!!」
大剣が長く分厚い鱗鼻を支えるような形になる。
マモノスの鼻先は何十トン、次第に大剣の先が下へ下へと重みで追いやられる。
カバーニのレバーを引く手の握力が無くなっていき、苦悶の表情で大量の汗と魔力を消費していく。
気合いで何とか耐えるが重みが着実にカバーニを襲う。
「おおおおおおお!!!! 逃げろぁぁぁ!!!!」
機体が軋む音が鳴り響き、地面を振動となって伝わる。
即座に退避するマシュ。
それと同時にカバーニも、退避する。
大剣は離れ、マモノスの鼻先が地面に叩きつけられ、砂の柱が勢い良く空へと舞い上がり、強烈な爆砂風と爆音が発生する。
「はぁはぁはぁはぁ」
「なんやあの強さ」
二人の息は切れ切れとなり、余裕の笑みはない。
さらにマモノスが鼻先を振り回し襲ってくる。
「キリがねぇな!! くそがあああああ!!」
レバーを引く、カバーニ。
「駄目よ!! 勝てる訳ないわ!!」
「うるせぇ!! やるしかないんや」
カバーニは右手の大剣を銃仕様に変化させ放つ。
「火炎放射《インフェルス》!!!!」
闘牛の火炎がマモノスの鼻先に襲い、衝突する。
巨大な爆発を伴い、黒煙がそこで発生する。
そこの黒煙を打ち破ってくるのはマモノスの鼻先。
迫る爬虫類の鱗をした鼻先。ぶつぶつとした気味の悪い見た目。
迫るマモノスに。
カバーニは即座に打ち込む。
「インフェルス!! インフェルス!! インフェルス!!」
0
あなたにおすすめの小説
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
ちくわ
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
ハズレスキル『自動販売機』を授かって婚約破棄されましたが、 実は回復薬も魔力食も出せる最強スキルでした
暖夢 由
ファンタジー
十八歳の成人儀式で授かったのは、誰も聞いたことのない《自動販売機スキル》。
役立たずと嘲られ、婚約者レオンには即座に婚約を破棄され、人生が崩れ落ちたように思えた。
だがそのスキルには、食べ物を作り、摂取すれば魔力を増やし、さらに“治癒効果”を付与できるという隠された力があった。
倒れた母を救い、王都の名門・ヴァルセイン伯爵夫人を救ったことで、カミーラは“呪詛”という闇の存在を知る。伯爵邸で出会った炎の力を持つ公爵家次男レグナスとの出会いが、彼女の運命を大きく変えていく。
やがて王都全体に“謎の病”が蔓延。カミーラは治癒スープの炊き出しを行い、人々を次々と回復へ導く。
一方、病の裏で糸を引いていたのは………。
“無価値”と嘲られたスキルが、いま世界を癒し、未来を照らす光となる――。
【完結】うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。
かの
ファンタジー
孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。
ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈
異世界のんびり放浪記
立花アルト
ファンタジー
異世界に転移した少女リノは森でサバイバルしながら素材を集め、商人オルソンと出会って街アイゼルトヘ到着。
冒険者ギルドで登録と新人訓練を受け、採取や戦闘、魔法の基礎を学びながら生活準備を整え、街で道具を買い揃えつつ、次の冒険へ向けて動き始めた--。
よくある異世界転移?です。のんびり進む予定です。
小説家になろうにも投稿しています。
追放された『ただの浄化係』、実は国中の魔石を満たしていた精霊姫でした〜今さら戻れと言われても、隣国のイケメン皇帝が離してくれません〜
ハリネズミの肉球
ファンタジー
「おい、城の噴水が止まったぞ!?」
「街の井戸も空っぽです!」
無能な王太子による身勝手な婚約破棄。
そして不毛の砂漠が広がる隣国への追放。だが、愚かな奴らは知らなかった。主人公・ルリアが国境を越えた瞬間、祖国中の「水の魔石」がただの石ころに変わることを!
ルリアは、触れるだけで無尽蔵に水魔力を作り出す『水精霊の愛し子』。
追放先の干ばつに苦しむ隣国で、彼女がその力を使えば……不毛の土地が瞬く間に黄金のオアシスへ大進化!?
優しいイケメン皇帝に溺愛されながら、ルリアは隣国を世界一の繁栄国家へと導いていく。
一方、水が完全に枯渇し大パニックに陥る祖国。
「ルリアを連れ戻せ!」と焦る王太子に待っていたのは、かつて見下していた隣国からの圧倒的な経済・水源制裁だった——!
今、最高にスカッとする大逆転劇が幕を開ける!
※本作品は、人工知能の生成する文章の力をお借りしつつも、最終的な仕上げにあたっては著者自身の手により丁寧な加筆・修正を施した作品です。
転生してもオタクはなおりません。
しゃもん
恋愛
活字中毒者である山田花子は不幸なことに前世とは違いあまり裕福ではない母子家庭の子供に生まれた。お陰で前世とは違い本は彼女の家庭では贅沢品でありとてもホイホイと買えるようなものではなかった。とは言え、読みたいものは読みたいのだ。なんとか前世の知識を魔法に使って少ないお金を浮かしては本を買っていたがそれでも限界があった。溢れるほどの本に囲まれたい。そんな願望を抱いている時に、信じられないことに彼女の母が死んだと知らせが入り、いきなり自分の前に大金持ちの異母兄と実父が現れた。これ幸いに彼等に本が溢れていそうな学校に入れてもらうことになったのだがそこからが大変だった。モブな花子が自分の願望を叶えて、無事幸せを握り締めるまでの物語です。
異世界で幸せに~運命?そんなものはありません~
存在証明
ファンタジー
不慮の事故によって異世界に転生したカイ。異世界でも家族に疎まれる日々を送るがある日赤い瞳の少年と出会ったことによって世界が一変する。突然街を襲ったスタンピードから2人で隣国まで逃れ、そこで冒険者となったカイ達は仲間を探して冒険者ライフ!のはずが…?!
はたしてカイは運命をぶち壊して幸せを掴むことができるのか?!
火・金・日、投稿予定
投稿先『小説家になろう様』『アルファポリス様』
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる