暗殺者は愛される

うー吉

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閑話(フェルとクリス) 2※

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クリスが目を覚ます

「フェル」
「どうだ 少しは楽になったか」
「えっあっ」体を起こそうとするので まだ熱がある とやんわりと止めた
「ロクは」
「テオが帰ってきてロクの側についてるらしい テオから城に便りがきて
体調不良でしばらく休みだそうだ 隊はヒューがみて 
そのほかの仕事はお前が見ないとだめらしい でその文句は 俺が聞かないとダメなんだって
俺の事なんだと思っているんだろうな」と笑って見せた
「だから 早く熱を下げて仕事をしてくれ 書類がたまっていく一方だ」と顔を撫でる
「ロクにもテオにも顔向けができない」
「なぜ?」
「車椅子で倒れている ロクを見た 足からいっぱいの血を流していた
目が光を失って遠くを見ているんだ 私はロクを守ることができなかった」
顔を撫でている手に涙が触れる 涙を拭いてやる
「私は守ることができなかったんだ」
静かに涙を流す

そうだ クリスは静かに泣くんだ 
クリスの両親がなくなった日も だれもいない部屋の隅で静かに泣いていた
「なんでここで泣いてる」
「フェル」
「お前が泣いていいのは 俺の前だけ 俺の腕の中だけ わかったか」
ぎゅっと抱きしめて
「ほら 泣け 泣いていいぞ」
「うっ・・・ふっ・・ぐずっ・・」
「いい子だ」

遠い昔の 俺とお前の約束


「約束覚えてたんだな」クリスの頬を撫でながら言う
「覚えていません」とシーツをかぶって横を向いてしまった
「まぁ それはいいけど
ロクはきっと元気になる いや元気になってもらわないと困る
テオのためにも 俺たちのためにもな
そして もっともっと守ってやろう これ以上ロクに悲しい思いをさせないように
もっと強くなってもっと守ってやらないと 傷つかないようにな」
「・・・・・」
「そして 俺は ロクのように暗殺者として生きなければいけなかったり
親を戦争で無くすことのない国を作っていく
落ち込んでいる暇はないぞ やることがいっぱいできた
手伝ってくれるよな」
「・・・はい もちろんあなたの右腕として」
「そう まず 体調をもどしてテオの分まで仕事をしよう
ああ その前に忘れ物だ おかえり クリス」
クリスに おかえりの口づけを送った
「心配かけて ごめんなさい フェル」
もう一度 口づけをかわした




「あっ・・・・・・だめ・・やっ」
クリスの片方の乳首をカリッと噛む
「あっ」と体が跳ねる
何度も重ねた体 クリスのいいところは誰よりも知っている
片方の手は クリスの硬くなった部分をやさしく握る
「まっ・・・あ・・ん・・・・・・・だめ」
「ダメじゃない」
「なにもしてない・・・じゅんびしてない」
「いいよ おれがするから その前に一回俺の手でイッて」
「や」
キスをする 深く 舌を絡め 唇を重ねる
「くる・・し」
クリスの陰茎を上下にこする
「んん・・・・」とクリスの腰が浮く 
大きくなった陰茎の先をカリッと爪でひっかく
「ああーーーあ」タラりと先走りがクリスの陰茎を伝う
先走りが流れ落ちる先のつぼみに指を入れる
「ん フェ・・・ル」
「いたい?」
フルフルと頭を振る
「いい子」と口づけをして 
手の激しく動かしながら中に入れた指でクリスの場所を探し当てた
「や りょほうは  やめて」
クリスの言葉を聞かず 刺激を続ける
「あ・・イく・・・・ん」体がビクンと大きく跳ねた 
ハアハアと肩で息をするクリス 
白い体だ少し赤みを帯びて 長い銀色の髪が乱れている

これは 俺のモノだ
誰にも渡さない

ぐちゅっ ぐちゅ とクリスの肛門から音が聞こえる
クリスの精液と潤滑油でドロドロになっている
1本から始めた指がもう3本のみ込んでいる
「あ もう フェル お願い もう」
指を抜き 一気に俺の陰茎でクリスを突く
「あーーーっ」とクリスの体が弓なりにしなる
もう一度 突く 
「ん やっ」と逃げようともがく体を抑える
パンパンとクリスの体に打ち付ける音が響く
「あ・・やっ・・・・フェ・・・・・ル・・」
「ああ俺も クリス・・・イく」

「フェ・・・・・ル」と短く呼ばれた
体を起こして クリスを見た
体中に赤い痕をを残し 肩や太ももには噛み傷
下半身はどちらのかわからない精液がそこら中についてる
「あ クリス すまん」とクリスの顔を見ると
熱が上がったのか ハアハアと肩で息をして 震えている
「フェル 寒い」と言って 意識を失った


「情けない これが一国の王がされることなの?フェルディナンド」
「馬鹿とは思ってましたが これほど馬鹿とは思いませんでした」
ハルとダイジロウに怒られている 正座させられてる
クリスが「フェルだけのせいじゃないし 私にも責任が」とか言ってくれているが
二人は聞かない
「いいですかクリス様 受け入れる側の負担は大抵ことではありません
あなたは今朝まで熱があって寝込んでおられたのです
熱も下がってないのに なのに それなのに この馬鹿は何を考えているのか 本当に情けない」
ダイが私の前に立って見下げられている 
「クリス 熱が上がってるの あまり心配かけないで」とハルはクリスの汗を拭いてくれてる
二人がクリスを大切にしてくれているのがうれしい
「少しは反省してください」とダイジロウにため息をつかれた


「ハル 冷たいものがのみたい」
クリスが助け船を出してくれる
「わかりました 持ってきますね ダイジロウ手伝って」それをわかってくれたハル
「・・・・・・はい」
と2人は部屋を出て行った ダイは最後まで俺を睨んでいた
「フェル ここへきて」クリスに呼ばれ ベットに近づく
熱が高いのだろう 頬は赤くなる 額には汗が見え 吐く息も熱を帯びている
「すまない 無理をさせた」汗を拭いてやる
「大丈夫です じきに下がります だからそんな顔しないで」
「でも」
「悪いと思ってるなら 今日だけは側にいて 手を握ってて」
「そんなことでいいのか」両手でクリスの手を握る
「はい 明日になれば 皆の国王陛下です 今日だけ私のフェルでいてほしい」
「皆の国王だが フェルはお前のものだ もう休め」
「はい」瞼を閉じるクリス

早くよくなれと願いをこめ 軽いキスを送る


二人で歩んでいこう これからも一緒に

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