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No.9 死に至る病
File:18 試練
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協会本部に戻ってから暫く、私は依然も来た名前の無い部屋で、サクラとヤガミソウスケを待つことになった。オオツカは契約をすり抜ける方法があるとかで、二人へ状況の説明をする為に別行動をしている。
しかし、大変な事になってしまった。三十日後の、ギルベールとの決戦……全く勝てる気がしない。個人としての戦闘能力は勿論だが、対面するだけで動けなくなるような相手に勝てる訳が無い。一体どうやって……
そんな事を考えている内に、どうやら状況の把握が済んだらしいサクラが部屋に入って来た。その表情はやはり苦く、彼女が恐らく無力感を噛み締めている事を示している。
「……済まない。私のミスだ」
「あの状況じゃ仕方無ぇ。そんな事よりも、今後どうするかだ」
「今後については手短に話そう。先ず最初に、協会としてやれる事は無い。動かせる人員は全て、万一テロが起こった際の為に、把握している敵の監視に可能な限り使う事になっている。決戦は本当に、君たち二人だけで戦ってもらう」
まぁ、そうだろうな。奴がみすみす、協会の援護を許すような状況を作る訳が無い。改めて言われると、血の気が引くような状況だ。ジョセフ君もそう考えているようで、「だが勝てる見込みは無ぇ」と、サクラに向かって吐き捨てる。しかし、彼女には何か考えがあるようで、「それは現時点での話だ」と返す。
「何の狙いがあるかは知らないが、敵は三十日の猶予を設けた。この期間を使って、私たちは君たちそれぞれに、試練を課す事にした」
「試練?」
「ジョセフ君には私が、ギルベールに対抗できるように戦闘訓練を、ソフィアさんには八神くんが、魔力の使用ができるように体の調整をする」
「詳細は?」
「時間が惜しいから個別に話す。取り敢えず今は、この試練を受ける事を承諾してくれ」
どうやら契約ではないらしいが……三流の神秘学者が扱う粗悪な契約以上の拘束力を持ちそうだ。しかしここで首を横に振るのは、恐らく命を捨てる事に他ならない。私とジョセフ君はほぼ同時に、「分かった」と声に出した。
それを確認したサクラは、何故か私たちそれぞれに桜の枝を投げ付けて来た。勿論、咄嗟の事だったせいで、それは見事に私の額に衝突した。しかし不思議と痛みは無い。いや恐らく、そんな物よりも遥かに印象的な物が眼前に広がったせいで、一時的にそれを忘れてしまっただけだろう。
桜の枝と額が運命の出会いを果たした瞬間、私の視界は季節外れの桜吹雪によって覆い尽くされたのだ。神通力や霊力を殆ど感じない、本物の桜だ。しかしそれが晴れた時には、私は協会の一室から既に移動させられていた。
無機質な天井は、空を埋め尽くさんとする星々を湛えた夜空へ。白い床は、コンクリートで舗装された道路へ。そして周囲の光景は、恐らく日本にありふれているのだろう、郊外の景色へ変わっていた。
「ここは……」
「マジでここんとこずっと心臓に悪い事ばっか起きやがる……」
「あ、ジョセフ君」
どうやら彼もここに転移させられていたらしい。どうやらかなり参った……と言うか、酔ってしまったらしい。『姿現し』を経験した後の魔法使いのようだ。
直ぐにサクラとヤガミソウスケが姿を現した。やはり彼らもここに居たのか。しかし試練というのはどういう……
そう考えようとした直前、サクラの姿が消えた。そしてそれとほぼ同時に、ジョセフ君の姿が消え、突風のような衝撃波が空気を伝い、私の体を揺さぶった。恐らくサクラによって、ジョセフ君が遠方へ殴り飛ばされたか、蹴り飛ばされたか、或いはもっと別の方法で吹き飛ばされたのだろう。どうやら本当に、時間の余裕が無いらしい。
「ジョセフ君!」
「ソフィアさん。俺たちはこの建物の中で試練を行う」
「さっきのは……」
「アレがジョセフに課せられた試練だ。まぁ死ぬような事は無いだろうから、気にするな」
いや気になるだろう。相棒が思い切り吹き飛ばされてるんだが。しかしヤガミソウスケは、そんな私を気にも留めず、と言うかほぼ無視して、目の前の建物……恐らく何かの事務所だろう……に入って行った。どうやら鍵は掛かっていないらしい。私も後に続いて、建物の中に入る。
中に入ると、そこはやはり何かの事務所だった。しかしそこそこ生活感があるな。高価そうな骨董品やら、古い小説やらがいくつも置かれている。ヤガミソウスケは、雑に物を退かしたらしい部屋の中心に座ると、私へむかって手招きをした。私が促されるままに床へ座ると、彼は試練の説明を始めた。
「これから、俺が思い付く限りの苦痛を君の精神、肉体に叩き込む。そこで緩んだ精神、肉体を人間の状態で固定する。勿論、壊れる前に止めるから、そこは心配しないでくれ」
「……は?」
「……じゃあ、行くぞ」
彼がそう言って床に触れると、そこを中心に巨大な魔法陣のような物が展開された。そしてその中から、光の鎖が私へ向かって伸び、全身を拘束した。全てが、瞬き一回にも満たない時間で行われた事だった。
そしてその瞬間、全身に激痛が走った。潰れる痛み。焼ける痛み。骨が砕ける痛み。肉が裂ける痛み。目が潰れる痛み。爪が剥がれる痛み。それら全てが断続的に、且つ同時に、全身を襲った。頭の中は自分、或いは自分と親しい者の死にざまを映した映像で埋め尽くされる。その全ての表情は、私へ向けられた憎悪に満ちている。
突然、それらが止んだ。最悪な気分のまま、長い、永い時間が経ったような感覚を噛み締める。顔を上げると、ヤガミソウスケが私を見下ろしていた。
「思ったよりも長く続けられたな……取り敢えず、これで今日は終わりだ」
「……何分……経ったんだ」
「十二秒」
たった十二秒であんなに苦しいのか。『思ったよりも長く続けられた』という発言からして状況はそこまで悪くなさそうだが……
「これが後何回続けるんだい?」
「この調子なら……一日一回で二十四回。その後の二日を休息に、三日日を最終調整に回せる」
「この後はどうすれば?」
「可能な限り休め。こっちで飯は用意する」
「……食欲無いんだが」
「安心しろ。食欲が無くても食べ易い物にする」
どうやら若干棘のある口調とは裏腹に、かなり優しい人らしい。私は言われた通り、部屋の隅にあったソファにもたれ掛かり、目を閉じた。悪夢のような十二秒間の反動か、私はそこから三十秒後、気絶するように眠った。
しかし、大変な事になってしまった。三十日後の、ギルベールとの決戦……全く勝てる気がしない。個人としての戦闘能力は勿論だが、対面するだけで動けなくなるような相手に勝てる訳が無い。一体どうやって……
そんな事を考えている内に、どうやら状況の把握が済んだらしいサクラが部屋に入って来た。その表情はやはり苦く、彼女が恐らく無力感を噛み締めている事を示している。
「……済まない。私のミスだ」
「あの状況じゃ仕方無ぇ。そんな事よりも、今後どうするかだ」
「今後については手短に話そう。先ず最初に、協会としてやれる事は無い。動かせる人員は全て、万一テロが起こった際の為に、把握している敵の監視に可能な限り使う事になっている。決戦は本当に、君たち二人だけで戦ってもらう」
まぁ、そうだろうな。奴がみすみす、協会の援護を許すような状況を作る訳が無い。改めて言われると、血の気が引くような状況だ。ジョセフ君もそう考えているようで、「だが勝てる見込みは無ぇ」と、サクラに向かって吐き捨てる。しかし、彼女には何か考えがあるようで、「それは現時点での話だ」と返す。
「何の狙いがあるかは知らないが、敵は三十日の猶予を設けた。この期間を使って、私たちは君たちそれぞれに、試練を課す事にした」
「試練?」
「ジョセフ君には私が、ギルベールに対抗できるように戦闘訓練を、ソフィアさんには八神くんが、魔力の使用ができるように体の調整をする」
「詳細は?」
「時間が惜しいから個別に話す。取り敢えず今は、この試練を受ける事を承諾してくれ」
どうやら契約ではないらしいが……三流の神秘学者が扱う粗悪な契約以上の拘束力を持ちそうだ。しかしここで首を横に振るのは、恐らく命を捨てる事に他ならない。私とジョセフ君はほぼ同時に、「分かった」と声に出した。
それを確認したサクラは、何故か私たちそれぞれに桜の枝を投げ付けて来た。勿論、咄嗟の事だったせいで、それは見事に私の額に衝突した。しかし不思議と痛みは無い。いや恐らく、そんな物よりも遥かに印象的な物が眼前に広がったせいで、一時的にそれを忘れてしまっただけだろう。
桜の枝と額が運命の出会いを果たした瞬間、私の視界は季節外れの桜吹雪によって覆い尽くされたのだ。神通力や霊力を殆ど感じない、本物の桜だ。しかしそれが晴れた時には、私は協会の一室から既に移動させられていた。
無機質な天井は、空を埋め尽くさんとする星々を湛えた夜空へ。白い床は、コンクリートで舗装された道路へ。そして周囲の光景は、恐らく日本にありふれているのだろう、郊外の景色へ変わっていた。
「ここは……」
「マジでここんとこずっと心臓に悪い事ばっか起きやがる……」
「あ、ジョセフ君」
どうやら彼もここに転移させられていたらしい。どうやらかなり参った……と言うか、酔ってしまったらしい。『姿現し』を経験した後の魔法使いのようだ。
直ぐにサクラとヤガミソウスケが姿を現した。やはり彼らもここに居たのか。しかし試練というのはどういう……
そう考えようとした直前、サクラの姿が消えた。そしてそれとほぼ同時に、ジョセフ君の姿が消え、突風のような衝撃波が空気を伝い、私の体を揺さぶった。恐らくサクラによって、ジョセフ君が遠方へ殴り飛ばされたか、蹴り飛ばされたか、或いはもっと別の方法で吹き飛ばされたのだろう。どうやら本当に、時間の余裕が無いらしい。
「ジョセフ君!」
「ソフィアさん。俺たちはこの建物の中で試練を行う」
「さっきのは……」
「アレがジョセフに課せられた試練だ。まぁ死ぬような事は無いだろうから、気にするな」
いや気になるだろう。相棒が思い切り吹き飛ばされてるんだが。しかしヤガミソウスケは、そんな私を気にも留めず、と言うかほぼ無視して、目の前の建物……恐らく何かの事務所だろう……に入って行った。どうやら鍵は掛かっていないらしい。私も後に続いて、建物の中に入る。
中に入ると、そこはやはり何かの事務所だった。しかしそこそこ生活感があるな。高価そうな骨董品やら、古い小説やらがいくつも置かれている。ヤガミソウスケは、雑に物を退かしたらしい部屋の中心に座ると、私へむかって手招きをした。私が促されるままに床へ座ると、彼は試練の説明を始めた。
「これから、俺が思い付く限りの苦痛を君の精神、肉体に叩き込む。そこで緩んだ精神、肉体を人間の状態で固定する。勿論、壊れる前に止めるから、そこは心配しないでくれ」
「……は?」
「……じゃあ、行くぞ」
彼がそう言って床に触れると、そこを中心に巨大な魔法陣のような物が展開された。そしてその中から、光の鎖が私へ向かって伸び、全身を拘束した。全てが、瞬き一回にも満たない時間で行われた事だった。
そしてその瞬間、全身に激痛が走った。潰れる痛み。焼ける痛み。骨が砕ける痛み。肉が裂ける痛み。目が潰れる痛み。爪が剥がれる痛み。それら全てが断続的に、且つ同時に、全身を襲った。頭の中は自分、或いは自分と親しい者の死にざまを映した映像で埋め尽くされる。その全ての表情は、私へ向けられた憎悪に満ちている。
突然、それらが止んだ。最悪な気分のまま、長い、永い時間が経ったような感覚を噛み締める。顔を上げると、ヤガミソウスケが私を見下ろしていた。
「思ったよりも長く続けられたな……取り敢えず、これで今日は終わりだ」
「……何分……経ったんだ」
「十二秒」
たった十二秒であんなに苦しいのか。『思ったよりも長く続けられた』という発言からして状況はそこまで悪くなさそうだが……
「これが後何回続けるんだい?」
「この調子なら……一日一回で二十四回。その後の二日を休息に、三日日を最終調整に回せる」
「この後はどうすれば?」
「可能な限り休め。こっちで飯は用意する」
「……食欲無いんだが」
「安心しろ。食欲が無くても食べ易い物にする」
どうやら若干棘のある口調とは裏腹に、かなり優しい人らしい。私は言われた通り、部屋の隅にあったソファにもたれ掛かり、目を閉じた。悪夢のような十二秒間の反動か、私はそこから三十秒後、気絶するように眠った。
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