自称異世界最強浪人のチーター達と万屋始めました

マシュウ

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チーター達と魔女達はお風呂に入りたい様です

アンラッキースケベ

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  一人ポツンと風呂の中に浸かっていた俺は、少し、
 いや、かなり自分の喋り相手が欲しかった。すると、
「おい、これやるよ。」
 と言って声をかけて来たのは、結局皆んなのぶんまで作らされた料也だった。

……………………。


「なぁんだ、料也か。」
「ひでぇ、俺の普通の親切心をそう言うか?」
 そんなやり取りをしてさっき思っていた事を話した。
「ふーん?なるほどなぁ、つまり彼女が欲しいと。」
 
 自分の喋り相手を彼女言うか。

 と思いながら料也の話なや続きを聞いた。
「いやな?さっき造也とフィアリアちゃん達が話してたじゃねーか?」
 確かにさっき絡まれていたな。
「そしたらどう言うわけか、好きなタイプの話になってな。」
 何でその話を、お前が聞いてんだ。
 と言うのは置いといて、

「その話詳しく。」
 俺は完全に話を聞く体制になった。
「ああ、それでな、フィアリアちゃんとメネヴィアちゃんらは、別に男なんてただのケダモノとか言ってたけど、リアちゃんは、
『剣が強くて、優しい人がいいっす!』
 とか言ってたけど?お前の好み確かにあのこだったろ?」
 

……………………。
疾也剣教えてくれるかな?


と思っていると、考えてることがバレているかの様に、
「疾也よりも創也の方がいいぞ。」
 と、料也が言った。
「何で?剣は疾也の専売特許じゃないの?」
と聞くと、
「俺達四人の中で、の話だ。」
 と言った。続けて、
「創也は全部を、総括的に占めている。だから教えてもらうなら創也が一番いい。」
 とも言った。

……………………。
 創也に教えてもらうのは癪だが、まぁ仕方ない。
 人生に苦難は付き物だ。
 と言うわけで、
「じゃあまた創也に言っとくよ。」
「うむ。」
 そうやって話を終えようとすると、
「ついでにお前にラッキーになる魔法をかけてやろう。ほいっ。」

 うちのチーターどもは、魔法をかける時どうも
ほいっ。
 と言うらしい。

 そうして魔法をかけてもらったのだが、別に何か変わった様には感じなかった。
「じゃあ頑張れよ。」
 と言って料也は去って行った。

 そして俺は創也にお願いすべく動き出したのだが、
風呂から上がった途端前からノエルが走って来て、
避けようとしたのだが、避けたタイミングで向こうも同じ方向に避けると言う、あるあるが起こってしまい盛大にひっくり返った。


……………………。
 これはあかんやつや。
 

もつれ合ったまま転んだ俺達はノエルをしたとして俺が覆いかぶさる様にして転んだのだが、その拍子に、ノエルの胸に顔が埋まってしまった。
 慌てて退けようとすると、
「や、やめてよぅ。くすぐったいよぅ!」
と、身をよじりながら言って俺を押したのだが、その力がとても強く俺は吹き飛ばされてしまった。
そして吹き飛ばされた先で一回転、二回転して落ち着いた。そして身を起こそうとして手を地面に置くと、

 
ムニュ


……………………。
 冷や汗をかきながら顔を上げると、そこにはセ姐の驚いた様な顔が。
 どうやら、吹き飛ばされた先がお風呂から上がって休憩中だったセ姐の胸だったらしい。
 やばいと思った俺は素早く身を起こそうとすると、セ姐の手が、俺の頭を抑え胸に押し付けた。
 
 すごいご褒美なのだが、これを創也とかに見られたら街中で言いふらされる!
 と思ったので、
「セ姐!ちょっと離してくれ!」
 と、言おうと思ったのだが実際音がにでたのは、
「もごもごもがもももご。」
 という音だった。しかももごもご言う度にセ姐が、
「んっ、はぁ。」
 とか声を出すから余計にヤバイ。

 暫くその様にしていると、背中から殺気を感じたが、
振り返れずに声を聞くまで誰の殺気だか分からなかった。
「お主、逝ぬ覚悟はできておるのじゃろうな。」
 ヨウ姐だった。
「なぜ、セネジアの胸に止まったのじゃ?妾の胸じゃ物足りんかったと言うのか?」
 
 そんなこと俺に言われても!  
 てか、 胸少し小さいの気にしてたんだ!

 
「吹き飛べい!」
 そしてその声と同時に俺は、どんっ!と、押し飛ばされた。そして、

チュドン!

 と、音がして俺はボロ切れの様に吹き飛ばされた。
 ヨウ姐の手には何か分からないが、筒の様なものがありそこから煙が出ていた。
 そして吹き飛ばされた俺は、壁にベタン!張り付いて倒れた。
「イテテ、ヨウ姐何であんなもん持ってんだよ………、てか何でセ姐は俺のこと離さなかったんだ?」
 
 俺の事が好きだからか?
 いや、ヨウ姐がアレをぶっ放すのに、逃げられない様にしたのだろう。

 そう思っていると、
「貴方、ここにいるとは、死にたい様ですね?」
 背筋が凍る様な声を聞いた。
 もう次こそは絶対に死ぬ。
 と思って顔を上げると、フィアリア達がいた。
 どうやら、先に上がっていたフィアリア達が着替えていた脱衣室にぶっ飛ばされたようだ。
 そして、
「お姉さまの裸を見ようとする、不埒者は私が消します。」
 と言って、ぶん、と音がすると。
 俺はまた宙を舞っていた。
 そして、湯に、

 ズバァン!
 
 と言う音と水飛沫を盛大に上げて風呂に落ち着いた。

プカプカと浮いていると、
「だ、大丈夫か?」
と、創也が言って来た。
「創也、俺を弟子にしてくれ。」
 それだけを言って俺は意識を手放した。
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