自称異世界最強浪人のチーター達と万屋始めました

チーター達にとって呪いは関係ない様です

あいらぶゆー

 風呂上がり前に魔女含め、屋敷部屋の女達にぶっ飛ばされた俺は、気を失っていた。

 気がつくとそこは、自分の部屋だった。


 良かった。死んでない。
 今回は、マジでヤバかった。
 何かトンネルみたいなのを潜ってると、顔はよく思い出せないが、おれと同じぐらいの歳の男に、
「君はまだここに来るにぁ早すぎたよ。さっさと彼らのところに帰った帰った。じゃあね、バイバーイ。ホイットな。」
 と言って来た。
 …………………………彼ら？
 ホイットな？
 ………………まさかなぁ？


 と、思案にふけっていると何だか外の空気を吸いたくなって来たので、外に出ることにした。
 自分達の部屋は二階にあって、一階は万屋兼喫茶店のスペースとなっている。
 一階に降りると、もう深夜だと言うのにあかりがついていた。
 誰か付けっ放しで寝たな？
 と思って入ろうとすると、
「お前っていつも腹減ってんだな。」
「はいぃ、私は常にぃ腹ペコですぅ。」 
 料也とフィーナがいた。
 どうやら明日の仕込みをしてる時にフィーナに目をつけられたらしい。

 様子を見ようと暫くそこにいると、
「お前その目どうしたんだ？」
 と、料也の声が聞こえた。

 確かにフィーナの目は、あった時から変わらず目隠しがされているままだ。
「ああぁ、コレですかぁ？私は生まれつきぃ魔力が目に行きやすかったものでぇ、魔力が安定しないんでぇ

        取ったんですぅ。」

 と、衝撃の事実を告白した。

「…………なんか、すまんな。」
「いいえぇ、良いんですぅ。別にぃ、不便してるわけではぁ無いですしぃ。」
「そうか………。」
「でもぉ、貴方の顔がぁ見れないのがぁ残念ですぅ。」
 と、告白のような爆弾発言をした。
しかし料也は、
「…………そうか。」
 と、そして、
「また、目が見えるようになりたいか？」
 と聞いた。
「ええぇ、できる事ならぁ、初めてぇ好きになったであろうぅ人のぉ顔をぉ、みたいですしぃ。」
 と、さらにアイラブユー発言をした。
「生まれつき魔力目に行きやすいのはもう大丈夫なのか？」
 と、そんな発言を聞いても動じない料也がそう言って、
「はいぃ、今はもうぅ魔力もぉコントロールできますしぃ。」
 と、フィーナは言った。
「ならちょっと待ってろ。」
 と言って創也はこちらへやって来て扉を開けた。


「………………ど、どうも。」
「どけ、今から造也にちょっと頼みごとをしにいく。」
 と言って行ってしまった。
「盗み聞はぁ、いけないとぉ思いますけどぉ？」


…………………やっぱりバレてましたか？