自称異世界最強浪人のチーター達と万屋始めました

マシュウ

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チーター達は国中の魔女、チーターを敵に回して無双するようです

オペレーションデルタ

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「なぁ? 創也?」

「うん? 何だお前さん?」

「このルール決めんのお前も口挟んだろ?」

「………」

「なぁ? お前ってやっぱりバカ?」

「俺何も言ってないんだが………」

「沈黙は肯定だ!このヤロー!!」

 俺はそう言って創也に掴み掛かった。

「絶対これ俺達の有利になる様にしたよな!? だって俺らにはあのでっかい………………、おい!何すんだやめろよ! 法也まで!」

 俺がその先のことを言おうとすると法也含む五人に止められた。
 
 何故だ!?
 納得行かねぇぞ!

 そう思っていると法也が、

「確かに私達に少しだけ有利になる様にしましたが、それでも基本は対等なはずですよ。 それにここで今それを話されたら中々面倒なのですよ!」

 と言った。
 俺は五人に抑えられていて何も言うことができないでいた。
 言えることはと言うと、

「マゴマゴガ」

 と、声にならない音である。
 女の人にこうやって抑えられるのならともかく、このむさ苦しい男どもに抑えられても俺にはそんな趣味は無いので全く興奮しない。 
 むしろゲンナリする。

 頭にきた俺は無理やり起き上がった。
 その拍子に創也共々後ろに盛大にひっくり返ったが、まぁ、その事はおいといて、

「何よりもだな、創也? 絶対アレの事はバレるぞ? だってシルヴィ達が………」

「や、やめろぉ! それはフラグなんだよ!」

 そう創也が言ってくるがそんなの知るか、と言わんばかりに、

「ほら、もうあそこで言いふらしてんぞ?」

 そう言って、俺が顎でしゃくった先では、

「フフーン! 創也達ねー? セントラルエクシアって言うなんかでっかい船を持っていてねー? それは全部鉄でできてるんだよ~?」

 と、言いふらしていた。

「「「「「アアァーーーー!!」」」」」

 そう、頭を抱えて転がる創也達に俺と魔女達はしてやったぞとの顔をしてこう一言、言ってやった。

『はっ! ザマァ!』

 と。

「ねぇ!? なんでなん!? 俺ちゃん達が華麗にちゃちゃっと優勝する筈だったのに!」

「……………、まさか……!」

「ぐぎぎ! やってくれたな! フィーナ!」

「ごめんなさいですぅ! でもぉ! 私達もぉ、最近良いとこなくてぇ困っていたんですぅ! だからぁ、すみませんがぁ、

私達のぉストレス発散機になって下さいぃ!」

 そうのたうち回り絶叫する料也、造也、疾也、を置いて何故か創也と法也は静かだった。




 ……あっ、この目はあかんやつや

 全部お見通しだったぜみたいなこれ

 後でかなり酷い仕返しが来るやつやん




 そう、暫くの付き合いで分かってきたカンがそう言っていた。

「………残念! 、とでも言うとでも思ったのですか?ハハッ!これぐらいの損害、想定の範囲内ですよ!
 ハハッ!ハハハハッ!」

「これ以上の言葉は最早意味をなさない。 また戦場で会おう」

 やはり、そう言って創也と法也は静かにその場を後にするのだった。

 そう、創也と法也は、

「ねぇ!? 俺ちゃん達が言いたい言葉ランキング第2位を言ってくれちゃってどうしてくれるのさ!?」

「おい! これは聞いてないぞ!」

「………説明を要求する」

 そして始終意外と一番の静かだったノエルが、

「ねぇ!? 大人しく良い子にしてたから遊んでよ!」

 と、最早カオスになっている中創也と法也は不敵な笑みを浮かべるだけだった。




「ねぇ! 遊んでってばーーー!!」











「で、だ。 俺達にはこいつ、セントラルエクシアがある。」

「確かにこいつは鉄壁にして最強にして最恐の水上戦艦だよ? でもね、幾ら最強でもそれはネタがバレてないからだよ? ネタがバレた以上どうしようもないよ」

 俺達は来たるその日に備えて作戦会議をしていた、

 ちなみに魔女達は、

「このお祭りの期間はこっち優先するから、暫くはお店にいれないの、ごめーんね?」

 という事で現在店の中は少し寂しい状態となっている。

「………誰が全部バレてるって?」

「「「!!!」」」

 俺がそんな感慨に浸っているうちに創也達の話は決着がついたようである。

「終わったか?」

 俺はそう欠伸を噛み殺しながら聞いた。

「おう!ばっちしな!」

「………流石はお兄ちゃんズ、考えが違うね」

「気持ち悪い、お兄ちゃん言うなや」

「そりゃ良かった! じゃあどうやって参加者一万人全員ぶっ飛ばすか聞こうじゃないか?」

 俺がそう言うと今日何度目かの不敵な笑みを浮かべて創也は、

「では!これより、オペレーションデルタの説明を開始する!」

 と、白衣に早着替えしてバサっと白衣を翻してそう言った。
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