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チーター達は国中の魔女、チーターを敵に回して無双するようです
本来の力
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「ちょっと逃げるかな!?」
「流石に最強ギルド怒らしたのまずったかなぁ?」
「って言うか造也!? 主任砲の核弾頭で木っ端微塵にするのでは無かったのですか!?」
「いやね?まさか俺ちゃんも相手が超大和級の戦艦で来るとは思ってなかったよ?って言うかそれ言っても良かったの?」
「おい!お喋りもいいがとっとと行動しろ!」
現在創也不在の中、最強ギルド『第二日本國』から逃げているのだった。
「私達が最強の自信があったのですが、相手にも中々良いセンスのクリエイターさんがいらっしゃるようですね?」
「そうだねぇ?宇宙戦艦のはずのヤマ………」
「………それ以上はアウトだぞ!造也!」
「頼むから余裕ぶっこいでないでこの状況をどうにかしてくれ!」
俺は未だにギャーギャー言っている法也達に向かってそう言った。
すると法也は、
「大丈夫ですよ、この戦艦はあっちよりも足が速いですし、相手には見た所ミサイルとか撃ってくる気配も…」
無い、と言いたかったのだろうがシードに当たったミサイルの爆音でそれはかき消された。
「ほらぁ!法也がフラグ立てるから!」
「ギャハハ!フラグ回収乙!」
「………ぐぬぬ」
さっき当たったミサイルの影響で薄くなったシールドが、更に後から続いて来たミサイルに当たって消えかけていた。
「でもまだ大丈夫です!船足はこっちの方が………」
「法也がまたフラグ立てたぁ!」
そう造也が騒いでいると、相手の戦艦が徐々に浮かび上がり更にスピードを上げて近づいて来た。
「アァーー!言ったのに!俺ちゃん言ったのに!」
確実に距離を詰めつつある相手の戦艦を見て法也は、初めて見るこっちが見ていてゾッとする様な笑みを浮かべていた。
「創也!じゃ無くて法也!みえたよ!」
何が、と聞く前に法也は、
「それでは下ろしてください!」
と言った。
「何を!」
と聞くと、それに答える様に料也が船の錨を下ろしていた。
「ここは定番の錨を下ろしてギリギリで避けるってやつだよ!」
「どう言う原理だ!」
「まぁ体験すればその方が早い!」
と、料也が言った途端、船がガクン!
と傾いて錨を下ろした所を中心にして回り始めたでは無いか!
「成る程!これならギリギリで避けることができるな!」
「それに、相手を落とすこともできますしね?」
落とす?
疑問に思ってふと船の外を見ると、船は未だ回っている途中なのだが、何と半分ぐらい海についてなかったのである。
「はぁ!?えっ?何で?」
「司会さんの説明を聞いていなかったのですか?このステージは約半径50キロの円状のステージなのですよ?」
「それ初耳なんですけど!?」
「それは君が話を聞いていなかっただけじゃ無いの!? それで法也達に当たるのは筋違いってやつじゃ無いかな!?」
「うぐっ」
「そして船体の三分のニが出れば強制アウトになるのですが、今私達がギリギリ二分の一で抑えてるのでリタイアにはなっていません!」
「それで相手は全速だから、このまま奈落の底に真っ逆さまってね!」
成る程、こいつらも考え無しに行動していたわけでは無いらしい。
「さて!そろそろすれ違うぞ!乗り移ってこんように全員戦闘体制には入れ!」
『了解!』
そうして俺達は横を過ぎて行く奴らの船を緊張しながら…………、あれ?
相手の船から旋回まに合わねぇよな?
そして、相手の船も空中で旋回していくのだが、やはり間に合わず、
「やった!落ち……!」
と思ったら急に旋回速度が上がりこっちを向いて進んで来た。
どうやら空を飛べる類の能力者に押してもらった様である。
そして、相手の戦艦も俺達の戦艦に並んで着水した。
暫くの沈黙のうち、
「「………ぶっ放せぇ!」」
いきなり料也と相手のギルドマスターが叫んだのでビックリした。
そして法也達に理由を聞く暇もなく互いに至近距離での銃撃戦が始まった。
「ちょっ!これやばいって!」
至近距離での撃ち合いで既にシールドは剥がれ装甲に直接弾丸が当たっているのだが、
「幾ら何でも相手が戦意喪失しちゃうでしょこれは!」
全くこちら側は穴が空いたりしない。
それに対して向こうは、それでもやはり最強ギルドと言うべきか船体の色々な部分に穴が空いているものの、数は少なく、まだまだ戦えそうな雰囲気であった。
「料也!?この戦艦の金属何使ってんの!?」
「ふふふ! 我ら天文館が誇る地上最強の金属!
『アダマン……』」
「料也!それはいけませんよ! マジで!」
「ほ、法也がマジでとか言った……」
俺が軽いショックに襲われている中、法也達は続けて、
「む、じゃあ、『ヴイクトリウム』で」
「及第点ですかね」
と未だに相手からの砲弾などが飛んで来て時々、頭に直撃しているのにも関わらず言っていた。
「いやマジで!お前らどう言う体の仕組みしてるわけ!?」
「おう!全身筋肉だ!お前の脳は脳だけだろ?俺の脳は筋肉で出来ている!
つまりだ!
俺は全身で考えられるから、お前よりも賢い!」
「いや、聞いてることと違うし、それを言うのは馬鹿な奴だけだぞ?」
「何おぅ!?」
料也が俺に掴みかかってくるが、敵の砲弾の攻撃によってそれは中断された。
そして砲弾の撃ち合いから約10分、突然法也が、
「仕方ありませんね?本気を出すつもりではなかったのですが……」
「「「えっ?法也いいの!?」」」
「大丈夫ですよ。限定解放ですから」
「「「ならいいや」」」
と、言いだした。
「えっ?今まで本気じゃなかったの?」
と、俺は信じられずに聞いた。
今までが本気で無いならばこいつの本気とは一体?
そう思っていると法也は、とうっ、と海に降りたのである。
「この状況で海に飛び込むってどう言う神経してんだよ!」
俺は法也を引っ張り上げるべく海に船から顔だけ出して、法也の落ちたところを見ると、
海の上に立っていたのである。
「はぁ!?何で!?」
「あなたにも、いずれ教えようと思っている技の一つですよ」
「いやいや、原理は!?」
「私の能力をお忘れで?」
「あぁ……」
そう言えばこいつ、法則を捻じ曲げることが出来るんだっけ?
「では、行ってきます」
と、そう言って法也はチャプチャプと相手の方に歩いて行った。
そして、
「ふふふ、それでは行きますか」
そう言って手に持っていた杓子をシャラーン、シャラーンと鳴らした。
そして更に杓子の中に出て来た球を掴み、それをいつの間にか着いていたベルトに押し込んだ!
そして何処からかパイプオルガンの音が聞こえて来た。
「三千世界に高らかに!
響きたるのはこの音色!
我輩の、表わしたるは『法』の文字!
権限せよ!
我輩の力を示せ!
変身!」
『認証、メガロヴァニア』
そう言って法也は光の柱に包まれた。
何なんだ一体あいつは、
「マスター!止まりません!」
「見ればわかる!」
そいつは、数々のうちの特性の魔導弾に撃たれながらコッチに悠然と歩いてきていた。
元々白色の法王着を着ていたのだが、いきなり杖の先の球を掴んだかと思うとベルトに押し込んで、
変身
したのである。
そいつは、
一部の人間は、
「『ライダー』だ!」
「効果音もバッチリじゃ無いか!」
と騒いでいたが。
そしてそいつは今、もう声の届くところまで来ていた。
「くそっ!特殊部隊に出番だと言っておけ!」
そう部下に叫んで『ライダー』を見つめていた。
すると突然、
「貴様ら、このまま投降せぬか?」
と言って来た。
「断る、この戦い我々にも勝たなければならない訳があるのだ、いけ!我等の最強部隊!」
そう言って部下に合図をだした。
そして、俺の背後から五人が海に飛び降りた。
「……ふむ?話し合いが通じると思っていたのは我輩だけのようだな?」
そいつは飛び降りた五人を見てそう言った。
「こいつらは元々の国で自衛隊や警察、消防士だった奴らだ!鍛え方が違うぞ?」
俺はそう脅した。
しかし、
「………戦う前にもう一度投降するチャンスをやろう 、そのまま船に戻って投降するなら我輩は何もせん。しかし、それより一歩でも先に出ようものなら、
我輩と最低な時間を過ごすことになるぞ?」
逆に脅し返して来たのだ。
俺はそれを見て、
「構わん!やってしまえ!」
そう言って合図をだした。
そして、五人が突っ込んで行き『ライダー』を串刺にし………、
「はぁ、恨むなら自分を恨みたまえよ?」
そう言って、コン、杖をついた所から世界が万華鏡の中の様に回り始めた。
「くっ!幻術魔法か!衛生兵!クリアを!」
と叫んだ。
しかし返事は、
「ダメです!クリアが発動できません!」
と言うものだった。
「なにぃ!?」
そして、『ライダー』を見ると奴は薄気味悪いぐらい体を捩って笑っていた。
「フハハハハハハ!!」
「ようこそ!我輩の世界へ!これが我輩の本気の一部『メガロヴァニア』である!」
「くそっ!全員戦闘体制には入れ!そして装填でき次第撃て!」
そう言うと、流石は俺の部下言ったすぐに弾を発射した。
のだが、
ドン!
大きく逸れて海に落ちたのである。
「もっとよく狙え!」
「マスター!ロックオンしているのにも関わらず当たりません!」
「はぁ!?」
そう言えば打つ奴らのスキルで絶対命中とか言うのがあったか?
ならなぜ当たらん?
「恐らく、この空間では私達のスキル、及び魔法が無力化されているのだと思われます」
俺の隣にいた参謀がそう言った。
「くそ!ならここから出るぞ!」
そう言って船を動かしたのだが、既に周りは何処か宮殿の中の様なところになっていた。
「さて?落ちてもらおうか?」
奴がそう言って杖を振った。
「全員衝撃に備えろぉ!」
俺は下に落ちると思って言ったのだが、
「誰が下に落ちると言った?」
元々浮いていた船が、更に高く飛びそして天井が迫りそして………
俺の視界が真っ暗になった。
法「次回予告です」
ノウ「お前変身すると性格変わるんだな?」
法「ええ、少し恥ずかしいですがあれは『オルタ化』
と言う奴なんですが………」
ノウ「長くなりそうだな?」
法「ええ、あ、それと今回から次回予告は三人でやる
事となりました」
ノウ「え?じゃああと一人は?」
法「現在出番の少ないこの方です!」
ノエ「ヤッホー!ねぇ?呼んだ呼んだ?」
法「ええ、呼びましたよ?」
ノエ「んっんーー!で?何すればいいの?」
法「次回予告ですよ」
ノエ「んー、分かんないけどやってみるね?」
ノウ(ノエルたんカワたん………)
法「ノウン?考えてる事丸わかりですよ?」
ノウ「へ?な、何のことかな?」
ノエ「話し進まなそうだからこの二人はほっといて次
回予告だよ!」
ノエ「次回の自称は!?
「空高くぶっ飛ばされた創也!そこで計算通り待ち構えていたのは!?
「ふっふっふー!やっぱり分かっちゃった?」
「当たり前だ!俺を誰だと思ってる!?
世界最強の力を持つ全統神王、そう……」
次回『天高く』
次回もお楽しみにね!」
「ちょっと俺の扱い雑すぎない!?」
「流石に最強ギルド怒らしたのまずったかなぁ?」
「って言うか造也!? 主任砲の核弾頭で木っ端微塵にするのでは無かったのですか!?」
「いやね?まさか俺ちゃんも相手が超大和級の戦艦で来るとは思ってなかったよ?って言うかそれ言っても良かったの?」
「おい!お喋りもいいがとっとと行動しろ!」
現在創也不在の中、最強ギルド『第二日本國』から逃げているのだった。
「私達が最強の自信があったのですが、相手にも中々良いセンスのクリエイターさんがいらっしゃるようですね?」
「そうだねぇ?宇宙戦艦のはずのヤマ………」
「………それ以上はアウトだぞ!造也!」
「頼むから余裕ぶっこいでないでこの状況をどうにかしてくれ!」
俺は未だにギャーギャー言っている法也達に向かってそう言った。
すると法也は、
「大丈夫ですよ、この戦艦はあっちよりも足が速いですし、相手には見た所ミサイルとか撃ってくる気配も…」
無い、と言いたかったのだろうがシードに当たったミサイルの爆音でそれはかき消された。
「ほらぁ!法也がフラグ立てるから!」
「ギャハハ!フラグ回収乙!」
「………ぐぬぬ」
さっき当たったミサイルの影響で薄くなったシールドが、更に後から続いて来たミサイルに当たって消えかけていた。
「でもまだ大丈夫です!船足はこっちの方が………」
「法也がまたフラグ立てたぁ!」
そう造也が騒いでいると、相手の戦艦が徐々に浮かび上がり更にスピードを上げて近づいて来た。
「アァーー!言ったのに!俺ちゃん言ったのに!」
確実に距離を詰めつつある相手の戦艦を見て法也は、初めて見るこっちが見ていてゾッとする様な笑みを浮かべていた。
「創也!じゃ無くて法也!みえたよ!」
何が、と聞く前に法也は、
「それでは下ろしてください!」
と言った。
「何を!」
と聞くと、それに答える様に料也が船の錨を下ろしていた。
「ここは定番の錨を下ろしてギリギリで避けるってやつだよ!」
「どう言う原理だ!」
「まぁ体験すればその方が早い!」
と、料也が言った途端、船がガクン!
と傾いて錨を下ろした所を中心にして回り始めたでは無いか!
「成る程!これならギリギリで避けることができるな!」
「それに、相手を落とすこともできますしね?」
落とす?
疑問に思ってふと船の外を見ると、船は未だ回っている途中なのだが、何と半分ぐらい海についてなかったのである。
「はぁ!?えっ?何で?」
「司会さんの説明を聞いていなかったのですか?このステージは約半径50キロの円状のステージなのですよ?」
「それ初耳なんですけど!?」
「それは君が話を聞いていなかっただけじゃ無いの!? それで法也達に当たるのは筋違いってやつじゃ無いかな!?」
「うぐっ」
「そして船体の三分のニが出れば強制アウトになるのですが、今私達がギリギリ二分の一で抑えてるのでリタイアにはなっていません!」
「それで相手は全速だから、このまま奈落の底に真っ逆さまってね!」
成る程、こいつらも考え無しに行動していたわけでは無いらしい。
「さて!そろそろすれ違うぞ!乗り移ってこんように全員戦闘体制には入れ!」
『了解!』
そうして俺達は横を過ぎて行く奴らの船を緊張しながら…………、あれ?
相手の船から旋回まに合わねぇよな?
そして、相手の船も空中で旋回していくのだが、やはり間に合わず、
「やった!落ち……!」
と思ったら急に旋回速度が上がりこっちを向いて進んで来た。
どうやら空を飛べる類の能力者に押してもらった様である。
そして、相手の戦艦も俺達の戦艦に並んで着水した。
暫くの沈黙のうち、
「「………ぶっ放せぇ!」」
いきなり料也と相手のギルドマスターが叫んだのでビックリした。
そして法也達に理由を聞く暇もなく互いに至近距離での銃撃戦が始まった。
「ちょっ!これやばいって!」
至近距離での撃ち合いで既にシールドは剥がれ装甲に直接弾丸が当たっているのだが、
「幾ら何でも相手が戦意喪失しちゃうでしょこれは!」
全くこちら側は穴が空いたりしない。
それに対して向こうは、それでもやはり最強ギルドと言うべきか船体の色々な部分に穴が空いているものの、数は少なく、まだまだ戦えそうな雰囲気であった。
「料也!?この戦艦の金属何使ってんの!?」
「ふふふ! 我ら天文館が誇る地上最強の金属!
『アダマン……』」
「料也!それはいけませんよ! マジで!」
「ほ、法也がマジでとか言った……」
俺が軽いショックに襲われている中、法也達は続けて、
「む、じゃあ、『ヴイクトリウム』で」
「及第点ですかね」
と未だに相手からの砲弾などが飛んで来て時々、頭に直撃しているのにも関わらず言っていた。
「いやマジで!お前らどう言う体の仕組みしてるわけ!?」
「おう!全身筋肉だ!お前の脳は脳だけだろ?俺の脳は筋肉で出来ている!
つまりだ!
俺は全身で考えられるから、お前よりも賢い!」
「いや、聞いてることと違うし、それを言うのは馬鹿な奴だけだぞ?」
「何おぅ!?」
料也が俺に掴みかかってくるが、敵の砲弾の攻撃によってそれは中断された。
そして砲弾の撃ち合いから約10分、突然法也が、
「仕方ありませんね?本気を出すつもりではなかったのですが……」
「「「えっ?法也いいの!?」」」
「大丈夫ですよ。限定解放ですから」
「「「ならいいや」」」
と、言いだした。
「えっ?今まで本気じゃなかったの?」
と、俺は信じられずに聞いた。
今までが本気で無いならばこいつの本気とは一体?
そう思っていると法也は、とうっ、と海に降りたのである。
「この状況で海に飛び込むってどう言う神経してんだよ!」
俺は法也を引っ張り上げるべく海に船から顔だけ出して、法也の落ちたところを見ると、
海の上に立っていたのである。
「はぁ!?何で!?」
「あなたにも、いずれ教えようと思っている技の一つですよ」
「いやいや、原理は!?」
「私の能力をお忘れで?」
「あぁ……」
そう言えばこいつ、法則を捻じ曲げることが出来るんだっけ?
「では、行ってきます」
と、そう言って法也はチャプチャプと相手の方に歩いて行った。
そして、
「ふふふ、それでは行きますか」
そう言って手に持っていた杓子をシャラーン、シャラーンと鳴らした。
そして更に杓子の中に出て来た球を掴み、それをいつの間にか着いていたベルトに押し込んだ!
そして何処からかパイプオルガンの音が聞こえて来た。
「三千世界に高らかに!
響きたるのはこの音色!
我輩の、表わしたるは『法』の文字!
権限せよ!
我輩の力を示せ!
変身!」
『認証、メガロヴァニア』
そう言って法也は光の柱に包まれた。
何なんだ一体あいつは、
「マスター!止まりません!」
「見ればわかる!」
そいつは、数々のうちの特性の魔導弾に撃たれながらコッチに悠然と歩いてきていた。
元々白色の法王着を着ていたのだが、いきなり杖の先の球を掴んだかと思うとベルトに押し込んで、
変身
したのである。
そいつは、
一部の人間は、
「『ライダー』だ!」
「効果音もバッチリじゃ無いか!」
と騒いでいたが。
そしてそいつは今、もう声の届くところまで来ていた。
「くそっ!特殊部隊に出番だと言っておけ!」
そう部下に叫んで『ライダー』を見つめていた。
すると突然、
「貴様ら、このまま投降せぬか?」
と言って来た。
「断る、この戦い我々にも勝たなければならない訳があるのだ、いけ!我等の最強部隊!」
そう言って部下に合図をだした。
そして、俺の背後から五人が海に飛び降りた。
「……ふむ?話し合いが通じると思っていたのは我輩だけのようだな?」
そいつは飛び降りた五人を見てそう言った。
「こいつらは元々の国で自衛隊や警察、消防士だった奴らだ!鍛え方が違うぞ?」
俺はそう脅した。
しかし、
「………戦う前にもう一度投降するチャンスをやろう 、そのまま船に戻って投降するなら我輩は何もせん。しかし、それより一歩でも先に出ようものなら、
我輩と最低な時間を過ごすことになるぞ?」
逆に脅し返して来たのだ。
俺はそれを見て、
「構わん!やってしまえ!」
そう言って合図をだした。
そして、五人が突っ込んで行き『ライダー』を串刺にし………、
「はぁ、恨むなら自分を恨みたまえよ?」
そう言って、コン、杖をついた所から世界が万華鏡の中の様に回り始めた。
「くっ!幻術魔法か!衛生兵!クリアを!」
と叫んだ。
しかし返事は、
「ダメです!クリアが発動できません!」
と言うものだった。
「なにぃ!?」
そして、『ライダー』を見ると奴は薄気味悪いぐらい体を捩って笑っていた。
「フハハハハハハ!!」
「ようこそ!我輩の世界へ!これが我輩の本気の一部『メガロヴァニア』である!」
「くそっ!全員戦闘体制には入れ!そして装填でき次第撃て!」
そう言うと、流石は俺の部下言ったすぐに弾を発射した。
のだが、
ドン!
大きく逸れて海に落ちたのである。
「もっとよく狙え!」
「マスター!ロックオンしているのにも関わらず当たりません!」
「はぁ!?」
そう言えば打つ奴らのスキルで絶対命中とか言うのがあったか?
ならなぜ当たらん?
「恐らく、この空間では私達のスキル、及び魔法が無力化されているのだと思われます」
俺の隣にいた参謀がそう言った。
「くそ!ならここから出るぞ!」
そう言って船を動かしたのだが、既に周りは何処か宮殿の中の様なところになっていた。
「さて?落ちてもらおうか?」
奴がそう言って杖を振った。
「全員衝撃に備えろぉ!」
俺は下に落ちると思って言ったのだが、
「誰が下に落ちると言った?」
元々浮いていた船が、更に高く飛びそして天井が迫りそして………
俺の視界が真っ暗になった。
法「次回予告です」
ノウ「お前変身すると性格変わるんだな?」
法「ええ、少し恥ずかしいですがあれは『オルタ化』
と言う奴なんですが………」
ノウ「長くなりそうだな?」
法「ええ、あ、それと今回から次回予告は三人でやる
事となりました」
ノウ「え?じゃああと一人は?」
法「現在出番の少ないこの方です!」
ノエ「ヤッホー!ねぇ?呼んだ呼んだ?」
法「ええ、呼びましたよ?」
ノエ「んっんーー!で?何すればいいの?」
法「次回予告ですよ」
ノエ「んー、分かんないけどやってみるね?」
ノウ(ノエルたんカワたん………)
法「ノウン?考えてる事丸わかりですよ?」
ノウ「へ?な、何のことかな?」
ノエ「話し進まなそうだからこの二人はほっといて次
回予告だよ!」
ノエ「次回の自称は!?
「空高くぶっ飛ばされた創也!そこで計算通り待ち構えていたのは!?
「ふっふっふー!やっぱり分かっちゃった?」
「当たり前だ!俺を誰だと思ってる!?
世界最強の力を持つ全統神王、そう……」
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次回もお楽しみにね!」
「ちょっと俺の扱い雑すぎない!?」
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途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
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追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
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