我が家転送 ~大変だ!ばーちゃんが魔法使ってる!~

鮪鱚鰈

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魔王カリキュラム討伐

欲望の大渦④ 崩れる防衛線

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西の門を守るセレン

少し前から北側が騒がしいのには気が付いていた

魔力の大小の爆発が起きている感じだ!

一方で西側の門は拍子抜けするほどに敵が弱かった。
出現するのはほとんどがゴブリンでボブゴブリンが数体それを指揮している。
間違いなく北側は激戦を繰り広げている中で西側にはまるで牽制といった感じだ。

ゴブリンが組織的に戦略を立てているのか?ゴブリンロードならある程度の戦略を立ててくるが町を全方位囲む戦力を有しながらこうも慎重なゴブリンなど見たことがない。
まるで何かを待っているようである

「なに・・この悪しき渦は・・・そして絶望がひろがる、ここも危険よ!」
賢者のキミがさけぶ

賢者の一声に西側の男たちにも動揺が広がる

「撤退したほうがいいんじゃないか?」

「しかしどこに?この町は囲まれているぞ!」

男達から声が上がる

だがセレンは迷っていた

悪い気配は北側か感じる、東も若い勇者が守る地域、南はどうだ?北から脅威が来るとなると南の方がまだいいのではないか?

しかしセレンが迷っている隙にも次々と門を守る男たちは逃げ出す、大半が北側にである、北側には防衛施設もあり、軍の営舎もある、一番安全に思えたからである

「おい!北はやめた方がいいと思う!」

一部の感受性の高いものは南に逃げ出す

セレンは焦りの色を隠せない、門を手放せば西門からゴブリンが侵入する
そこで出した結論は、自己犠牲であった

「ここの門は我らが守る!逃げるものは南に行け!南の方がまだましだ」

それを裏付けるようにセレンの頭に言葉が流れた

~勇者ゴウタク、消失いたしました~

ゴウタクは最前線に出る男じゃない、そのことを知るセレンは北側が完全に落とされたことを悟る。

だが決断が遅すぎた、西の門にゴブリンの一斉攻撃が始まった

覇気ある者はそれに立ち向かい、後方にいる男たちは一目散に逃げだした

「くそ!カムイ!シュラ!キミ!俺たちは西門を守る!」

「おう!」「はい!」「ええ!」

しかし彼らに待っているのは地獄であった


----

東門は西門と違いゴブリン達は激しく攻め立てる

守る者に若い女が混じっているからである
ゴブリンを指揮するボブゴブリンは性欲の塊と言える、戦闘力も性力もゴブリンの数倍持つためだ、知力もゴブリンより高くなるが、若い女を目の前にすればその理性などは直ぐに消え去る、たとえゴブリンキングの命令だとしてもだ

エレン率いるエレン乙女隊はそれだけ魅力があった
勇者エレンを筆頭に剣士、神官、魔法士、治癒魔法士と高能力の女性たちで年齢は16~18歳で構成されている

カムイの国で生まれた二人の勇者エレンとキーマ、エレンはエレン乙女隊を結成し、キーマはキーマ武勇団を結成した
キーマのパーティは戦士、戦士、剣士、槍士の武闘派パーティであり、治癒系の魔法を使えるエレンのパーティとの相性もいい

よって行動も共にしていた

年齢が若い男女が共に行動すれば、それは色々あるものでまた、同時に誕生した勇者であるエレンとキーマは運命の二人であるとされた、様は青春である・・・リア充な勇者達だ
しかしそれは表面上の話である、人間関係はリア充程ドロドロしているものである

運命を言われているエレンが純潔を守るのに対して、勇者はモテル、キーマに関しては乙女隊の数名、また乙女隊以外でも関係を持つ女性はいるようだが、

エレンのパーティも神の祝福を得ている
エレン→イザナミ
剣士カレン→オオヅキヒメ 食べ物の神
神官シリカ→アワナミ 泡の神
魔法士キリー→ ツラナミ 水面の神
治癒魔法士ハイマ→カヤノヒメ 草の神

キーマのパーティは
キーマ→イザナギ
戦士ロバート→オオヤマツミ 山の神
戦士カダン→オオヤビコ 家の神
剣士シン→オオコトオシオ 大願成就の神
槍士タンガン→イワツチビコ 岩と土の神


キーマが最初に手を出したのはカレンだがエレンとの友情もありカレンはキーマと別れる、カレンを好きだったローバトと付き合うようになる、キーマはシリカと遊びながらハイマにも手を出す、ハイマは本気だったが、危険を感じたキーマに捨てられる、それを慰めたロバートと結ばれる、二股をかけられたカレンは起こりキーマのパーティを毛嫌いする
一方でシリカはキーマパーティ全員と関係をもっている
キリとタンガンは仲良く付き合っているようでシンは結構遊んでいる
シリカに本気になったシンだが、シリカも表面上はお淑やかな神官として付き合っている
エレンの事が好きなカダンだったが、運命によって結ばれるキーマとエレンを祝福している、その下でシリカとも寝ているので何とも言えない

表面的には
キーマ⇔エレン
ロバート⇔ハイマ
タンガン⇔キリ
シン⇔シリカ
カダン→エレン
カレン→エレン 

大変ドロドロしている人間関係である

だが、パーティとしてのバランスはとれていた、その為ゴブリンごときの猛攻など、衛兵や町の義勇兵と合わせれば何の問題もなく対処できていた

だが状況は一変する

~勇者ゴウタク、消失しました~

という言葉が流れ暫くすると北から大勢の人が逃げ出してくる

東側の守備を北側にも向けないといけなくなったのだ

そして西にロードが出現した

キーマー以下武勇団がロードに対峙する

その一方で町の北側からもロードが現れ勇者エレンがさらわれた、それに激高したカダンが戦線から離脱してエレンを追う、乙女隊のカレンもである

戦闘系の二人が消えた乙女隊にゴブリンの猛攻を防ぐ手立ては無くなった為西側守備は町中の方から崩れていった

乙女隊のシリカ、キリ、ハイマはボブゴブリンにより捕まった
無残にも服をはがされその場で犯され始める

男たちも黙っていなかったがキーマ隊の前には斧を構えるロードに使い手のカダンも抜けた状態である

更にシンがシリカの元に走ってしまい、既にロードを打ち負かす術が減っている

そのシンも町から現れたロードにより串刺しになっていた


ロードにつかまったエレンを追っていたカダンとカレンだったがカダンはゴブリンオーガの一撃をもろに受け、すっ飛んだ、そこにギズモ達が群がりカダンの断末魔と共に命を追える

カレンもさらに現れたロードに簡単に捕まりボブゴブリン達の輪に投げ込まれた

喜び勇んだボブゴブリン達により凌辱されていく
カレンが見た光景は四股を食われ失った娘たちがボブゴブリンに犯されている姿だった、その光景を目にしてカレンは精神が崩壊した

エレンはロードにつかまりながら抵抗を試みる

しかしエレンの頭に言葉が流れた

~勇者キーマ、消失しました~

「嘘でしょ・・・キーマ・・・・嘘と言ってよ」
そこからエレンは意識がなくなる

「ふはははは!女勇者、お前は特別に我らロードが味わう、お前の子はゾフィア様より祝福を得てロードとなるだろう・・喜ぶがいい」


----------------

「ふざけるな!」

イザナミが怒りだす!

餓鬼ギズモは地獄界の生き物だろう!どういうことだ!ハーデス!黒闇天!」

イザナミはオーブを覗くハーデスと黒闇天に詰め寄り

「わかんなよ!私には!」
黒闇天は答えるが、ハーデスは無口である

「いかにも餓鬼《ギズモ》は冥界の生き物、我が冥界から出ることなど不可能、冥界を行き来できる悪魔・・一人しか浮かばぬ」

ハーデスの眼光は鋭い

「クロノスよ!この魔王カリュキュラム、ただの魔王ではないであろう」

「しらん!ただ魔王としては新人だ、だから現在どこの討伐も行っていない勇者どもで片付く手はずであった」
クロノスはハーデスを睨み返す

この二人親子だが仲は悪い

「まあまあハーデス様!餓鬼ごときでハーバスが落ちることはないでしょう・・・」
ペリセポネがハーデスに寄り添う

「・・・・・餓鬼だけならばな」

ハーデスは再びオーブを覗きこんだ








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