【R18】前世が良くないもので

mokumoku

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「……ち、違うんだ」
リベルナが達すると同時に中に精を出したヴェルナーが、珍しく耳を真っ赤に染めてそう呟いた。

「……え?」

「こ、こんなはずではないのだ。く……こんな早く……」彼は戦場で罪を犯した騎士のようなテンションで……自身の陰茎の不甲斐なさを反省しだした。
それがあまりにも悲痛な様子だったので、リベルナはヴェルナーの胸に触れながら「久しぶりでしたから……」と擁護に回る。

「……くっ……す、すまない。昨夜……昨夜も営んでおり久しぶりではないのだ……」
「あらぁ……」リベルナはヴェルナーの言葉に昨夜を思い出す。ガッツリ営んだ記憶が蘇る……


「なんの言い訳も効かないこの状況……非常に不甲斐なく情けない……俺は……トロトロに負けたのだ」ヴェルナーはガクリと項垂れながらそう悔しそうに私見を述べた。

「でも……でも……あ、わ、私も……お恥ずかしながら早々に達してしまいました……」リベルナはヴェルナーのあまりの落ち込みように彼の背中を擦りながら言った。
端ないかもしれないけれど……これでお互い様、としたかったのだ。

「…………」項垂れたままのヴェルナー……中に入ったままで、少し柔らかくなりはじめていた陰茎が再び硬さを帯びていく。

「あら……旦那様……復活されます?」
「不死身……妻よ、俺は君の前ではフェニックスだ……」ヴェルナーの心も復活を遂げたのか、リベルナの背中に手を回すと彼は真っ直ぐ彼女を見つめて言う。

「フェニックス?」
「死なない火の鳥フェニックス……後で書庫に行こうな」キョトンとするリベルナの頭を撫でながらヴェルナーはそう言った。

「挿絵がついてるといいのですが……」リベルナは姿も想像できないようなまだ見ぬ生き物に心を踊らせつつも……自身の想像力の乏しさを悔やむ。

「ついているのがあるから……探して読もう。とてもカッコいいのだフェニックスは……フェニックスにはロマンがある」
「ロマンが……」

リベルナはヴェルナーがしきりに彼女の唇に触れるのを(また糸くずがついているのかも……)と恥ずかしく思う。

「そうだ……さて、まだ屋敷に着くまで時間があるようだ」リベルナが自身の唇に手を触れたのを見て、ヴェルナーは彼女の腰に手を回し目をギラギラさせた。



「トロトロすぎるやもしらん」
2度目の敗北を早々に味わったヴェルナーが、リベルナを膝にのせたまま唐突にそう言った。
「でも……勝手になってしまうのでございます」
リベルナは申し訳なさに眉を下げた。
中を好きでこの状態にしているわけではないのだ……

「妻よ……君は悪くない。俺に堪え性がないばかりに……君は何一つ変わらなくて良いのだ。すまん」ヴェルナーはリベルナをギュッと抱き寄せながら耳元で囁くように言った。
それがくすぐったくてリベルナは中に入ったままのヴェルナーをキュッと締め付ける。

「あまり丁寧に前準備されるのを中止いたしましょうか?」リベルナはヴェルナーの頬に手を添えるようにして、顔を覗き込む。男らしい顔立ちだが……美しい肌だ。
少しヒゲがざらつく。
リベルナにとって前戯はとても心地よいものだが……それのせいでよりトロトロになっている気もする。

「いや、それでは生き甲斐がなくなってしまう……それにトロトロがなくとも妻の中の壁の調子は変わらぬのではないだろうか……」ヴェルナーはリベルナの陰核を指先でコリコリしながら言った。
「中の壁……」リベルナは陰核に触れられている快感に目をとろりとさせて呟く。ヴェルナーが再び硬さを帯びてきて……リベルナは中を満たされる感覚と陰核からの快楽に尿意にも似た心地よさを覚える。

「そうだ、中の壁……うぅ……最高なのだ……この……中の様子も………………」
「旦那様……復活されます?」





「え……あの、こんな私がお呼ばれしてしまい……」
「何をおっしゃいますの……アテナちゃん、あなたもこの屋敷の一員なのですから。そんなに身を小さくしないでくださいまし」
リベルナはお茶会の席で小さくなるアテナに対して優しく声を掛けた。そして一つ包みを渡す。
「はい、アテナちゃんに……と思って。好みじゃなかったらごめんね」アテナは少し迷うような動作をして「……ありがとうございます」とそれを受け取る。

「ここのお屋敷の皆さん本当に優しい方ばかりで……私は元々聖職者の出ではございませんから……本来ならば優しくしていただける対象ではないのですが、分け隔てなく……」リベルナはそう言うと膝に手を置く。

そう、本来ならばこの足はリベルナの物ではなくなるはずだった。その直前にヴェルナーとの結婚が決まったので、移植はなしになったのだ。
聖職者の偉い人が歩けなくなってしまったようで、それでは国を回れないからとリベルナの足を渡すはずだった。
だからそれ専用の施設に入る予定だったのだ。

リベルナが足を渡す相手はかなり位が高いようで……何度も聖職者の遣いがやってきてリベルナのために時間を割いて話をしてくれたのだ。
「あの方はとても立派な方で、齢90歳程ですがまだまだ国の為に役に立ちたいとのお考えで……世界の役に立てる方なので」
調査の結果聖職者にとって、リベルナの足がとても具合がよいので決まったらしく、それはとても『名誉』なことだと。

「こんな事はありませんよ?あなたの足は素晴らしい活動に使われるのです」

(今思うと……それが前世の業を払うチャンスでもあったのかもしれない)

でもリベルナはそこから結果逃げる形になってしまった。例え、国に決められてリベルナの血を引いた子供を作るための結婚だとしても……それを拒否する権利はリベルナにはない。
それにそれも名誉なことだと思う。
「今回直接お役に立てないのは残念ですが……たくさん出産してたくさんの聖職者を救いましょう」
リベルナは結婚が決まったことを報告しにきた聖職者のその言葉に頷いた。









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