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誕生日が来れば、魔法の勉強ができる。
冒険者登録もできるから他の国に行ったり、1人で宿も取れるようになる。
楽しいことはいっぱいある。やりたいことを思い浮かべて指を折る。
学園には通いたくないけど、登場人物達は見てみたいし聖地巡礼もしたいなぁ
挿絵に登場しなかった煌びやかな砂漠の国も気になる…ドラゴンも見たいし、精霊と幻獣が居る森も行ってみたい!
最初は推しが居る隣国に行くのもありかな…お母さんの病気がどんなものか分からないから治せるかは分からないけど、力になれるなら治してあげたい
「元気かなぁ…ふぁー」
髪や体を乾かし、小屋の扉を開ける。
朝から何回も着替えさせられて、身体は思ったよりも疲れていたようだ。長椅子に布を広げて包まると、ユフィはすぐに眠りに落ちた。
雨でも降っていて欲しい…少しだけ期待したけれど、雲ひとつない青空の下で小鳥達が囀っている。
朝の市場へ行くと胸や髪に花飾りをつけた同い歳の子供達をちらほら見かけた。
午前休業と書かれた店の扉を恐る恐る開けると待ってましたとばかりに腕捲りするマーサがいて笑ってしまう。
「普段通りの格好の子もいましたよ?」
だからあまり派手にしないで欲しい。そうお願いするまえに、「何言ってんだい!ほらっ」とマーサが顎で指した先には髪を撫で付け、ギラッギラの蝶ネクタイをつけた男の子とお姫様のようなピンクのドレスを来た女の子が通るのが見えて驚愕するユフィ。
「え…えぇ…」
対抗しようとするマーサの手を止めて、一番ボリュームの少ないモノクロのチュールワンピースをユフィは掲げる。そして有無を言わせず着替えを始めた。
「パニエは本当に要らなかったのかい?ほらっ、この頭付き毛皮コートなんてゴージャスで」
「マーサさんっ!そんなの重くて疲れちゃいますから…それよりアレックスさん来ないですね」
「そういや遅いねぇ…寝坊するような子じゃないんだけど…仕方ないね、ヘアセットは後回しで靴と飾りを合わせるよ」
結局アレックスは来なかった。事故や事件に巻き込まれたのでは、と心配になったがマーサが様子を見るからと言うので、ユフィはそのままパーティ会場行きの馬車乗り場へ向かった。
乗り合いの馬車にはユフィ含め女の子4人で乗る。道中、下ろしたままだった髪を隣の子が纏めてあげる、と言ってくれたのでアレックスの髪飾りを渡しておまかせした。
「ありがとうございます」
「いえ」
「着いた!ご馳走あったらいいなぁ」
「もう、あなたそればっかり!かっこいい人いるかもしれないわ!見に行きましょっ」
お礼を言うと同時に馬車が止まる。
すると対面に居た2人が勢い良く飛び出していくので驚いて隣の子供に寄りかかりそうになって支えられるユフィ。
そのままゆっくりと馬車を降りたその子はわざわざ手を出して馬車を降りるのを手伝ってくれた。
どこかのご令嬢なのかなぁ?
その子供はすぐに立ち去り、顔はぼんやりとしか覚えていなかったけど、また中で会えたらちゃんとお礼を言おうとユフィは思い、会場入口へと向かう。
冒険者登録もできるから他の国に行ったり、1人で宿も取れるようになる。
楽しいことはいっぱいある。やりたいことを思い浮かべて指を折る。
学園には通いたくないけど、登場人物達は見てみたいし聖地巡礼もしたいなぁ
挿絵に登場しなかった煌びやかな砂漠の国も気になる…ドラゴンも見たいし、精霊と幻獣が居る森も行ってみたい!
最初は推しが居る隣国に行くのもありかな…お母さんの病気がどんなものか分からないから治せるかは分からないけど、力になれるなら治してあげたい
「元気かなぁ…ふぁー」
髪や体を乾かし、小屋の扉を開ける。
朝から何回も着替えさせられて、身体は思ったよりも疲れていたようだ。長椅子に布を広げて包まると、ユフィはすぐに眠りに落ちた。
雨でも降っていて欲しい…少しだけ期待したけれど、雲ひとつない青空の下で小鳥達が囀っている。
朝の市場へ行くと胸や髪に花飾りをつけた同い歳の子供達をちらほら見かけた。
午前休業と書かれた店の扉を恐る恐る開けると待ってましたとばかりに腕捲りするマーサがいて笑ってしまう。
「普段通りの格好の子もいましたよ?」
だからあまり派手にしないで欲しい。そうお願いするまえに、「何言ってんだい!ほらっ」とマーサが顎で指した先には髪を撫で付け、ギラッギラの蝶ネクタイをつけた男の子とお姫様のようなピンクのドレスを来た女の子が通るのが見えて驚愕するユフィ。
「え…えぇ…」
対抗しようとするマーサの手を止めて、一番ボリュームの少ないモノクロのチュールワンピースをユフィは掲げる。そして有無を言わせず着替えを始めた。
「パニエは本当に要らなかったのかい?ほらっ、この頭付き毛皮コートなんてゴージャスで」
「マーサさんっ!そんなの重くて疲れちゃいますから…それよりアレックスさん来ないですね」
「そういや遅いねぇ…寝坊するような子じゃないんだけど…仕方ないね、ヘアセットは後回しで靴と飾りを合わせるよ」
結局アレックスは来なかった。事故や事件に巻き込まれたのでは、と心配になったがマーサが様子を見るからと言うので、ユフィはそのままパーティ会場行きの馬車乗り場へ向かった。
乗り合いの馬車にはユフィ含め女の子4人で乗る。道中、下ろしたままだった髪を隣の子が纏めてあげる、と言ってくれたのでアレックスの髪飾りを渡しておまかせした。
「ありがとうございます」
「いえ」
「着いた!ご馳走あったらいいなぁ」
「もう、あなたそればっかり!かっこいい人いるかもしれないわ!見に行きましょっ」
お礼を言うと同時に馬車が止まる。
すると対面に居た2人が勢い良く飛び出していくので驚いて隣の子供に寄りかかりそうになって支えられるユフィ。
そのままゆっくりと馬車を降りたその子はわざわざ手を出して馬車を降りるのを手伝ってくれた。
どこかのご令嬢なのかなぁ?
その子供はすぐに立ち去り、顔はぼんやりとしか覚えていなかったけど、また中で会えたらちゃんとお礼を言おうとユフィは思い、会場入口へと向かう。
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