68 / 129
第68話 同じ世界違う感覚
しおりを挟む
ぼくたちはしばらくの間、ノアザミの集落に留まってゆっくりと疲れを癒すことにした。
病気の猫たちの看病をし続けたから、疲れちゃったんだよね。
お父さんとお母さんは集落の中で、ぼくとグレイさんは集落の外で。
グレイさんは猫たちに見つからないように、集落から少し離れた高い崖や丘の上から集落を見守っている。
ぼくはグレイさんに見張りばかりさせて、申し訳ないと思っていたんだけど。
『可愛い猫は、見飽きるということがない。ずっと猫たちを眺めていられる見張りは、とても楽しい』
グレイさんは集落を見下ろしながら、とても良い笑顔で言った。
見張りの仕事は、グレイさんにとって天職(自分の才能を生かせる職業)だったようだ。
それを聞いて安心したぼくは、グレイさんの足元で寝転がる。
「ぼくは眠いから、お昼寝するミャ。何かあったら、すぐ起こしてミャ」
『ああ、見張りはオレに任せてくれ。もちろん、何があってもシロちゃんは守る。だから、安心して寝てくれ』
「ありがとうミャ。それじゃ、おやすみなさいミャ」
『おやすみ、シロちゃん』
グレイさんは伏せをして、前足でぼくを抱き寄せてくれた。
ぼくはグレイさんに体をすり寄せて、体を預ける。
モフモフのあったかい毛に包まれると、すぐに眠くなる。
こうして安心して眠れるのも、グレイさんのおかげだよね。
グレイさんがいてくれるだけで、天敵から狙われにくくなった。
お父さんとお母さんと3匹で旅をしていた頃より、ずっと安全に旅が出来ている。
何よりも、趣味が合う親友と一緒にいられることが楽しい。
集落に立ち寄る度に「美猫さんがいた」とか、「ふてぶてしい顔をしたデブニャンがいた」とか、ふたりでよく話している。
結局いつも、「どの猫もみんな可愛い」になるんだけどね。
「だけどやっぱり、オレのシロちゃんが一番可愛い」と、グレイさんが言って締めくくるのがお約束になっている。
🐾ฅ^•ω•^ฅ🐾
それから、数日後。
ゆっくり休んで疲れが取れたぼくたちは、ノアザミの集落から旅立つことにした。
集落の猫たちは「また来てニャー」と、笑顔で大きく手を振ってお見送りをしてくれた。
長のシロクロは、泣きながら別れを惜しんでくれた。
「お医者さん、また近くを通られた時にはぜひともお立ち寄り下さいナァ~。ワシらは、いつでも歓迎しますナァ~」
この2週間ほどで、ぼくは優しいシロクロのことが好きになっていた。
ぼくの方からシロクロの手を握り、「また来ます」と約束をした。
🐾ฅ^•ω•^ฅ🐾
ノアザミの集落を後にして、しばらく行くと進めなくなった。
ドクダミの群生地(いっぱい生えている場所)が広がっていたからだ。
ドクダミは葉っぱの形が♡型で、特徴的だからすぐ分かる。
ドクダミは薬草としては、ヨモギに並ぶ優秀な万能薬なんだけど。
とにかく、めちゃくちゃ臭い。
例えるなら、腐りかけの生魚とパクチーを混ぜたようなムッとする生臭さ。
近付いただけで、臭いが鼻を突く。
猫除けに使われるくらい、猫はドクダミの臭いが苦手。
もちろんぼくも、この臭いが大嫌いなんだよね。
1回だけ虫刺されの薬として使ったことがあるんだけど、臭くて大変だった。
洗っても洗っても、しばらく臭いが落ちなかった。
臭いのせいで、猫が1匹も近付かなくなった悲しい経験がある。
あれ以来、ドクダミには触らないと心に誓った。
ドクダミじゃなきゃ絶対に治らない病気と出会わない限り、今後使うことはないだろう。
お父さんとお母さんも、ドクダミの群生地に顔をしかめている。
「シロちゃん、ここを通るのニャー?」
「ごめんなさいニャ。とっても臭いから、ここは通りたくないニャ」
「ぼくもこの臭いは苦手だから、遠回りして行くミャ」
「それが良いニャー」
「良かったニャ」
お父さんとお母さんは、ホッとした顔で笑った。
そんな中、グレイさんだけが不思議そうに首を傾げている。
『シロちゃん、急に立ち止まってどうしたんだ?』
「グレイさんは、臭くないのミャ?」
『確かに臭いは臭いが、そんなに気になるほどか?』
グレイさんは、ドクダミの臭いが平気なようだ。
トマークトゥスは、ぼくたち猫とは臭いの感じ方が違うのかな?
イヌハッカの匂いも、猫以外の動物は全然効果ないもんね。
何も知らないグレイさんが、ドクダミを踏もうとしていたので慌てて止める。
「グレイさん、その草は絶対に踏んじゃダメミャッ!」
『なんでだ? シロちゃんにとって、そんなに大事な草なのか?』
「その草を踏んだら、グレイさんのこと嫌いになるミャッ!」
この言葉は、グレイさんにとってかなりショックだったようだ。
グレイさんはめちゃくちゃ驚いた顔をして、素早く足をひっこめた。
『し、シロちゃんが……、オレを、嫌いになるっ? まさか、そんなことが……っ!』
「ぼくだけじゃないミャ。全ての猫から嫌われる草ミャ」
『全ての猫から嫌われる草っ? そんな恐ろしい草がこんな身近に、しかもこんなにたくさんあるのかっ!』
「猫に嫌われたくなかったら、この草には触っちゃダメミャ」
『ああ、分かった! 絶対触らないっ! 猫に嫌われたくない! シロちゃんに嫌われたら、オレは生きていけないっ!』
グレイさんは恐怖にブルブル震えながら、何度も大きく頷いた。
ぼくたちはドクダミの群生地から少しでも離れようと、大きく避けて歩いているうちに森を出た。
森を抜けると、視界が開けた。
青い空と白い雲、緑色の草に覆われた広い草原。
爽やかな風が吹き抜け、草原の草花を大きく揺らしている。
広い草原の向こうには、大きな湖があった。
海かと思ったんだけど、潮の匂いがしない。
吹いてくる風には、草花と土と水が混ざった匂いがする。
森の中と違って直射日光が当たるから、ちょっと暑い。
だけど水辺が近いから、風はひんやりとしていて心地好い。
川と海は見たことがあるけど、湖は初めて見た。
水辺には、ウマかシカっぽい動物が水を飲みに来ていた。
湖の上には、色んな種類の水鳥たちがたくさんいる。
ここからじゃ遠すぎるから、どんな水鳥がいるかまでは確認出来ない。
でも、水鳥たちの鳴く声はここまで聞こえてくる。
1年ほど前に、森から出た時に見た景色とは全然違う。
森の南側にはとても大きな山があり、山の向こう側には海があった。
美しい景色に感動するぼくの横で、お父さんとお母さんが湖を見て嬉しそうに笑う。
「美味しそうなプレスビオルニスが、いっぱいいるニャー」
「シロちゃん、たくさん狩りましょうニャ」
猫とって、鳥は獲物だもんね。
ふたりには、この景色の素晴らしさが分からないかぁ……。
ちょっと、ガッカリ。
大自然を見て「美しい」と思う感覚は、きっと人間だけだよね。
野生動物にとっては当たり前の光景だから、感動なんてしない。
同じものを見ているのに、違うものが見えている。
人間も同じものを見ても、感性が違えば感想も変わる。
例えば、ふたりの人間が水族館へ行ったとする。
ひとりは、水槽の中を泳ぐ魚たちを見て「美しい」と思う。
もうひとりは、食べられる魚介類を見て「美味しそう」と思う。
トマークトゥスは、この景色を見てどう思うのかな?
「グレイさんは、この森から出たことはあるのミャ?」
『オレは、この森で育ったからな。森から出るのは、生まれて初めてだ』
「そうなのミャ? 今、どんな気持ちミャ?」
『そうだな……。お日様が眩しくて、とても暑い。お日様の光で、シロちゃんがいつもより白く輝いて見えるぞ。あまりの美しさに、また惚れ直してしまったよ』
グレイさんは愛おしいものを見る目でぼくを見つめながら、満面の笑みで言った。
―――――――――――――――――――――――――
【蕺草とは?】
5~8月頃に白い花を咲かせる、日本三大民間薬のひとつ。
「魚腥草(魚が腐ったみたいな臭いがする臭い草)」という名前の漢方薬。
猫が嫌う臭いがするので、猫除けになる。
犬は、あまり気にならない臭いらしい。
強烈な臭いの成分は、decanoyl acetaldehyde
デカノイルアセトアルデヒドには、強力な殺菌作用がある。
犬も猫も、「高カリウム血症」や「腸閉塞」などになる可能性があるから、絶対に食べちゃダメ。
重度の「高カリウム血症」や「腸閉塞」は、突然死する危険がある。
ちゃんと犬猫用に加工された、栄養補助食品なら安全。
【Presbyornisとは?】
今から約6600万年くらい前に、生息していたといわれている鴨の祖先。
鴨だけど足が長くて、見た目はフラミンゴに似ている。
湖の浅瀬で、大きな集団営巣地を作っていたと、考えられている。
病気の猫たちの看病をし続けたから、疲れちゃったんだよね。
お父さんとお母さんは集落の中で、ぼくとグレイさんは集落の外で。
グレイさんは猫たちに見つからないように、集落から少し離れた高い崖や丘の上から集落を見守っている。
ぼくはグレイさんに見張りばかりさせて、申し訳ないと思っていたんだけど。
『可愛い猫は、見飽きるということがない。ずっと猫たちを眺めていられる見張りは、とても楽しい』
グレイさんは集落を見下ろしながら、とても良い笑顔で言った。
見張りの仕事は、グレイさんにとって天職(自分の才能を生かせる職業)だったようだ。
それを聞いて安心したぼくは、グレイさんの足元で寝転がる。
「ぼくは眠いから、お昼寝するミャ。何かあったら、すぐ起こしてミャ」
『ああ、見張りはオレに任せてくれ。もちろん、何があってもシロちゃんは守る。だから、安心して寝てくれ』
「ありがとうミャ。それじゃ、おやすみなさいミャ」
『おやすみ、シロちゃん』
グレイさんは伏せをして、前足でぼくを抱き寄せてくれた。
ぼくはグレイさんに体をすり寄せて、体を預ける。
モフモフのあったかい毛に包まれると、すぐに眠くなる。
こうして安心して眠れるのも、グレイさんのおかげだよね。
グレイさんがいてくれるだけで、天敵から狙われにくくなった。
お父さんとお母さんと3匹で旅をしていた頃より、ずっと安全に旅が出来ている。
何よりも、趣味が合う親友と一緒にいられることが楽しい。
集落に立ち寄る度に「美猫さんがいた」とか、「ふてぶてしい顔をしたデブニャンがいた」とか、ふたりでよく話している。
結局いつも、「どの猫もみんな可愛い」になるんだけどね。
「だけどやっぱり、オレのシロちゃんが一番可愛い」と、グレイさんが言って締めくくるのがお約束になっている。
🐾ฅ^•ω•^ฅ🐾
それから、数日後。
ゆっくり休んで疲れが取れたぼくたちは、ノアザミの集落から旅立つことにした。
集落の猫たちは「また来てニャー」と、笑顔で大きく手を振ってお見送りをしてくれた。
長のシロクロは、泣きながら別れを惜しんでくれた。
「お医者さん、また近くを通られた時にはぜひともお立ち寄り下さいナァ~。ワシらは、いつでも歓迎しますナァ~」
この2週間ほどで、ぼくは優しいシロクロのことが好きになっていた。
ぼくの方からシロクロの手を握り、「また来ます」と約束をした。
🐾ฅ^•ω•^ฅ🐾
ノアザミの集落を後にして、しばらく行くと進めなくなった。
ドクダミの群生地(いっぱい生えている場所)が広がっていたからだ。
ドクダミは葉っぱの形が♡型で、特徴的だからすぐ分かる。
ドクダミは薬草としては、ヨモギに並ぶ優秀な万能薬なんだけど。
とにかく、めちゃくちゃ臭い。
例えるなら、腐りかけの生魚とパクチーを混ぜたようなムッとする生臭さ。
近付いただけで、臭いが鼻を突く。
猫除けに使われるくらい、猫はドクダミの臭いが苦手。
もちろんぼくも、この臭いが大嫌いなんだよね。
1回だけ虫刺されの薬として使ったことがあるんだけど、臭くて大変だった。
洗っても洗っても、しばらく臭いが落ちなかった。
臭いのせいで、猫が1匹も近付かなくなった悲しい経験がある。
あれ以来、ドクダミには触らないと心に誓った。
ドクダミじゃなきゃ絶対に治らない病気と出会わない限り、今後使うことはないだろう。
お父さんとお母さんも、ドクダミの群生地に顔をしかめている。
「シロちゃん、ここを通るのニャー?」
「ごめんなさいニャ。とっても臭いから、ここは通りたくないニャ」
「ぼくもこの臭いは苦手だから、遠回りして行くミャ」
「それが良いニャー」
「良かったニャ」
お父さんとお母さんは、ホッとした顔で笑った。
そんな中、グレイさんだけが不思議そうに首を傾げている。
『シロちゃん、急に立ち止まってどうしたんだ?』
「グレイさんは、臭くないのミャ?」
『確かに臭いは臭いが、そんなに気になるほどか?』
グレイさんは、ドクダミの臭いが平気なようだ。
トマークトゥスは、ぼくたち猫とは臭いの感じ方が違うのかな?
イヌハッカの匂いも、猫以外の動物は全然効果ないもんね。
何も知らないグレイさんが、ドクダミを踏もうとしていたので慌てて止める。
「グレイさん、その草は絶対に踏んじゃダメミャッ!」
『なんでだ? シロちゃんにとって、そんなに大事な草なのか?』
「その草を踏んだら、グレイさんのこと嫌いになるミャッ!」
この言葉は、グレイさんにとってかなりショックだったようだ。
グレイさんはめちゃくちゃ驚いた顔をして、素早く足をひっこめた。
『し、シロちゃんが……、オレを、嫌いになるっ? まさか、そんなことが……っ!』
「ぼくだけじゃないミャ。全ての猫から嫌われる草ミャ」
『全ての猫から嫌われる草っ? そんな恐ろしい草がこんな身近に、しかもこんなにたくさんあるのかっ!』
「猫に嫌われたくなかったら、この草には触っちゃダメミャ」
『ああ、分かった! 絶対触らないっ! 猫に嫌われたくない! シロちゃんに嫌われたら、オレは生きていけないっ!』
グレイさんは恐怖にブルブル震えながら、何度も大きく頷いた。
ぼくたちはドクダミの群生地から少しでも離れようと、大きく避けて歩いているうちに森を出た。
森を抜けると、視界が開けた。
青い空と白い雲、緑色の草に覆われた広い草原。
爽やかな風が吹き抜け、草原の草花を大きく揺らしている。
広い草原の向こうには、大きな湖があった。
海かと思ったんだけど、潮の匂いがしない。
吹いてくる風には、草花と土と水が混ざった匂いがする。
森の中と違って直射日光が当たるから、ちょっと暑い。
だけど水辺が近いから、風はひんやりとしていて心地好い。
川と海は見たことがあるけど、湖は初めて見た。
水辺には、ウマかシカっぽい動物が水を飲みに来ていた。
湖の上には、色んな種類の水鳥たちがたくさんいる。
ここからじゃ遠すぎるから、どんな水鳥がいるかまでは確認出来ない。
でも、水鳥たちの鳴く声はここまで聞こえてくる。
1年ほど前に、森から出た時に見た景色とは全然違う。
森の南側にはとても大きな山があり、山の向こう側には海があった。
美しい景色に感動するぼくの横で、お父さんとお母さんが湖を見て嬉しそうに笑う。
「美味しそうなプレスビオルニスが、いっぱいいるニャー」
「シロちゃん、たくさん狩りましょうニャ」
猫とって、鳥は獲物だもんね。
ふたりには、この景色の素晴らしさが分からないかぁ……。
ちょっと、ガッカリ。
大自然を見て「美しい」と思う感覚は、きっと人間だけだよね。
野生動物にとっては当たり前の光景だから、感動なんてしない。
同じものを見ているのに、違うものが見えている。
人間も同じものを見ても、感性が違えば感想も変わる。
例えば、ふたりの人間が水族館へ行ったとする。
ひとりは、水槽の中を泳ぐ魚たちを見て「美しい」と思う。
もうひとりは、食べられる魚介類を見て「美味しそう」と思う。
トマークトゥスは、この景色を見てどう思うのかな?
「グレイさんは、この森から出たことはあるのミャ?」
『オレは、この森で育ったからな。森から出るのは、生まれて初めてだ』
「そうなのミャ? 今、どんな気持ちミャ?」
『そうだな……。お日様が眩しくて、とても暑い。お日様の光で、シロちゃんがいつもより白く輝いて見えるぞ。あまりの美しさに、また惚れ直してしまったよ』
グレイさんは愛おしいものを見る目でぼくを見つめながら、満面の笑みで言った。
―――――――――――――――――――――――――
【蕺草とは?】
5~8月頃に白い花を咲かせる、日本三大民間薬のひとつ。
「魚腥草(魚が腐ったみたいな臭いがする臭い草)」という名前の漢方薬。
猫が嫌う臭いがするので、猫除けになる。
犬は、あまり気にならない臭いらしい。
強烈な臭いの成分は、decanoyl acetaldehyde
デカノイルアセトアルデヒドには、強力な殺菌作用がある。
犬も猫も、「高カリウム血症」や「腸閉塞」などになる可能性があるから、絶対に食べちゃダメ。
重度の「高カリウム血症」や「腸閉塞」は、突然死する危険がある。
ちゃんと犬猫用に加工された、栄養補助食品なら安全。
【Presbyornisとは?】
今から約6600万年くらい前に、生息していたといわれている鴨の祖先。
鴨だけど足が長くて、見た目はフラミンゴに似ている。
湖の浅瀬で、大きな集団営巣地を作っていたと、考えられている。
0
あなたにおすすめの小説
ダンジョンを拾ったので、スキル〈ホームセンター〉で好き勝手リフォームします
ランド犬
ファンタジー
異世界に転移した佐々木悠人は、召喚でも勇者でもなかった。ただ迷い込んだ先で見つけたのは、王都を望む郊外にひっそりと口を開けるダンジョン。足を踏み入れた瞬間、発動したスキルは
――〈ホームセンター〉
壁を張り替え、部屋を増やし、畑や牧場、カフェまで作れる不可思議な力だった。
気ままに始めたリフォームは、もふもふなネコミミ獣人の少女との出会いをきっかけに、思わぬ変化を呼び始める。
拡張され続けるダンジョンの先で、悠人が作り上げる“住める迷宮”とは――?
俺のスキルが回復魔『法』じゃなくて、回復魔『王』なんですけど?
八神 凪
ファンタジー
ある日、バイト帰りに熱血アニソンを熱唱しながら赤信号を渡り、案の定あっけなくダンプに轢かれて死んだ
『壽命 懸(じゅみょう かける)』
しかし例によって、彼の求める異世界への扉を開くことになる。
だが、女神アウロラの陰謀(という名の嫌がらせ)により、異端な「回復魔王」となって……。
異世界ペンデュース。そこで彼を待ち受ける運命とは?
社畜サラリーマン、異世界でパンと魔法の経営革命
遊鷹太
ファンタジー
過労死寸前の30代サラリーマン・佐藤健は、気づけば中世ヨーロッパ風の異世界に転生していた。与えられたのは「発酵魔法」という謎のスキルと、前世の経営知識。転生先は辺境の寒村ベルガルド――飢えと貧困にあえぐ、希望のない場所。「この世界にパンがない…だと?」健は決意する。美味しいパンで、人々を笑顔にしよう。ブラック企業で培った根性と、発酵魔法の可能性。そして何より、人を幸せにしたいという純粋な想い。小さなパン屋から始まった"食の革命"は、やがて王国を、大陸を、世界を変えていく――。笑いあり、涙あり、そして温かい人間ドラマ。仲間たちとの絆、恋の芽生え、強大な敵との戦い。パン一つで世界を救う、心温まる異世界経営ファンタジー。
セカンドライフは寮母さん 魔王を討伐した冒険者は魔法学園女子寮の管理人になりました
今卓&
ファンタジー
その日、魔法学園女子寮に新しい寮母さんが就任しました、彼女は二人の養女を連れており、学園講師と共に女子寮を訪れます、その日からかしましい新たな女子寮の日常が紡がれ始めました。
ブラック企業で倒れた私を、ネトゲ仲間の社長が強制保護して溺愛しています
紅 与一
恋愛
過労で倒れた私を救ったのは、
ネトゲ仲間――そしてIT企業の若き社長。
「もう君は、僕の管理下だよ」
退院と同時に退職手続きは完了。
住む場所も、生活も、すべて彼に囲われた。
外出制限、健康管理、過保護な独占欲。
甘くて危険な“保護生活”の中で、
私は少しずつ彼に心を奪われていく――。
元社畜OL×執着気味の溺愛社長
囲い込み同棲ラブストーリー。
スケルトンなボクは君にテイムされたい!
うなぎ358
ファンタジー
~もふもふじゃなくても可愛いと言ってくれた君をボクは守ると決めた~
七十七階層あるダンジョンの最下層。ここには猫スケルトンのニャーと、ドラゴンスケルトンの爺ちゃんが二人だけで住んでいる。
ニャーは人間と地上に興味深々で、いつも爺ちゃんに外の世界の話をせがんだ。
そんなある日、いつかダンジョンの外に行ってみたいと言っていたニャーの願いを、爺ちゃんは叶えることにした。
ついに外の世界へ飛び出したニャーは盲目の少女サアヤと出会う。
毎週金曜日お昼ごろ更新。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる