1 / 3
第1話 現代社会を生きるヴァンパイア
しおりを挟む
【ジョン視点】
突然だが、俺はVampireだ。
日本では、吸血鬼って呼ばれている。
死んだ人間がなんらかの理由により、蘇ったものと考えられている。
「なんらかの理由」って、適当すぎるだろ!
人間の生き血を栄養源とする、不老不死。
だから、何年だって、何十年だって、何百年だって、生きていられる。
あ、ゾンビなんかとは違うから一緒にすんなよ?
「ヴァンパイア」を題材とした作品は、昔っから、数え切れない程存在している。
「吸血鬼」や「ヴァンパイア」という言葉を知らない人間は、少ないんじゃないかな。
それだけ、人間にとって「ダークヒーローのような魅力的な存在」なんだぜ。
見た目は普通の人間だから、外を出歩いても、怪しまれることはない。
伝承には、「日光が苦手」とか「ニンニクが苦手」とか、色々あるけど、俺は平気。
美容には気を使ってるから、日焼け止めは塗ってるけどね。
ニンニクは苦手どころか、大好物だし。
まぁ、言い伝えなんてもんは、信用なんないってことだよな。
でも、やっぱ一番は人間の生き血だね。
血に勝る、美味いものはない。
ヴァンパイアには、「charm(魅了)」と「oblivion(忘却)」「Transform(変身)」って特殊能力がある。
元々持つ美貌と「チャーム」を使って人間を引き寄せ、生き血をちょうだいする。
吸った跡は八重歯の穴がふたつ開く程度だし、傷だってすぐ塞がる。
「オブリヴィオン」で、血を吸った間のことだけ忘れてもらう。
やっぱ、ヴァンパイアは恐れられる存在だからな。
見つかると、色々ヤバいんだ。
何かあった場合は、「トランスフォーム」で変身して逃げればいい。
吸血鬼はコウモリに変身するって話があるけど、コウモリ以外にもなれる。
鳥だって、猫だって、犬だってなれちゃうぞ。
――と、ヴァンパイア自慢は、ここまでとして。
さっき俺は、「人間の生き血を大好物としてる」って言ったろ?
でも、吸う人間を選ぶのも大変なんだよ。
襲うタイミングも、なかなか気を遣う。
それに、人間にも、個体差があってさ。
人間ってのは、弱いからさ。
あんましたくさん血を吸っちゃうと、死んじまう。
近年、親が子供にベッタリで子供は襲いにくい。
ちょっと近付いて声を掛けただけで、防犯ブザーを鳴らされた時は正直焦ったぜ。
ダイエットばっかしてる若い女の血は、薄味で水っぽい。
ムキムキマッチョマンは、血の気は多そうだけど、見た目的になんかイヤだ。
プロテインの味がしそうだし、やっぱ遠慮したい。
不摂生なオッサンの血は、ドロドロしている。
お年寄りは、そもそも気の毒で飲めない。
あと、体型も結構大事。
太ってると脂肪に阻まれて、なかなか血管まで辿り着けない。
細すぎると血管も細いから、下手すると血管を食いちぎってしまうこともある。
殺しちゃったら、犯罪者になっちゃうじゃん。
警察に捕まったら、ますます生き血が吸えなくなる。
現代を生きるヴァンパイアは、苦労してるんだよね。
理想としては、ひとり暮らしで、ちょっとむっちりしてて、手触りと歯応えが良い、健康的な人間が最高だぜっ!
でも、そんな理想的な人間なんて、そうそう見つかんねぇんだよなぁ……。
突然だが、俺はVampireだ。
日本では、吸血鬼って呼ばれている。
死んだ人間がなんらかの理由により、蘇ったものと考えられている。
「なんらかの理由」って、適当すぎるだろ!
人間の生き血を栄養源とする、不老不死。
だから、何年だって、何十年だって、何百年だって、生きていられる。
あ、ゾンビなんかとは違うから一緒にすんなよ?
「ヴァンパイア」を題材とした作品は、昔っから、数え切れない程存在している。
「吸血鬼」や「ヴァンパイア」という言葉を知らない人間は、少ないんじゃないかな。
それだけ、人間にとって「ダークヒーローのような魅力的な存在」なんだぜ。
見た目は普通の人間だから、外を出歩いても、怪しまれることはない。
伝承には、「日光が苦手」とか「ニンニクが苦手」とか、色々あるけど、俺は平気。
美容には気を使ってるから、日焼け止めは塗ってるけどね。
ニンニクは苦手どころか、大好物だし。
まぁ、言い伝えなんてもんは、信用なんないってことだよな。
でも、やっぱ一番は人間の生き血だね。
血に勝る、美味いものはない。
ヴァンパイアには、「charm(魅了)」と「oblivion(忘却)」「Transform(変身)」って特殊能力がある。
元々持つ美貌と「チャーム」を使って人間を引き寄せ、生き血をちょうだいする。
吸った跡は八重歯の穴がふたつ開く程度だし、傷だってすぐ塞がる。
「オブリヴィオン」で、血を吸った間のことだけ忘れてもらう。
やっぱ、ヴァンパイアは恐れられる存在だからな。
見つかると、色々ヤバいんだ。
何かあった場合は、「トランスフォーム」で変身して逃げればいい。
吸血鬼はコウモリに変身するって話があるけど、コウモリ以外にもなれる。
鳥だって、猫だって、犬だってなれちゃうぞ。
――と、ヴァンパイア自慢は、ここまでとして。
さっき俺は、「人間の生き血を大好物としてる」って言ったろ?
でも、吸う人間を選ぶのも大変なんだよ。
襲うタイミングも、なかなか気を遣う。
それに、人間にも、個体差があってさ。
人間ってのは、弱いからさ。
あんましたくさん血を吸っちゃうと、死んじまう。
近年、親が子供にベッタリで子供は襲いにくい。
ちょっと近付いて声を掛けただけで、防犯ブザーを鳴らされた時は正直焦ったぜ。
ダイエットばっかしてる若い女の血は、薄味で水っぽい。
ムキムキマッチョマンは、血の気は多そうだけど、見た目的になんかイヤだ。
プロテインの味がしそうだし、やっぱ遠慮したい。
不摂生なオッサンの血は、ドロドロしている。
お年寄りは、そもそも気の毒で飲めない。
あと、体型も結構大事。
太ってると脂肪に阻まれて、なかなか血管まで辿り着けない。
細すぎると血管も細いから、下手すると血管を食いちぎってしまうこともある。
殺しちゃったら、犯罪者になっちゃうじゃん。
警察に捕まったら、ますます生き血が吸えなくなる。
現代を生きるヴァンパイアは、苦労してるんだよね。
理想としては、ひとり暮らしで、ちょっとむっちりしてて、手触りと歯応えが良い、健康的な人間が最高だぜっ!
でも、そんな理想的な人間なんて、そうそう見つかんねぇんだよなぁ……。
0
あなたにおすすめの小説
人気俳優に拾われてペットにされた件
米山のら
BL
地味で平凡な社畜、オレ――三池豆太郎。
そんなオレを拾ったのは、超絶人気俳優・白瀬洸だった。
「ミケ」って呼ばれて、なぜか猫扱いされて、執着されて。
「ミケにはそろそろ“躾”が必要かな」――洸の優しい笑顔の裏には、底なしの狂気が潜んでいた。
これは、オレが洸の変態的な愛情と執着に、容赦なく絡め取られて、逃げ道を失っていく話。
臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話
八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。
古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。
こわがりオメガは溺愛アルファ様と毎日おいかけっこ♡
なお
BL
政略結婚(?)したアルファの旦那様をこわがってるオメガ。
あまり近付かないようにしようと逃げ回っている。発情期も結婚してから来ないし、番になってない。このままじゃ離婚になるかもしれない…。
♡♡♡
恐いけど、きっと旦那様のことは好いてるのかな?なオメガ受けちゃん。ちゃんとアルファ旦那攻め様に甘々どろどろに溺愛されて、たまに垣間見えるアルファの執着も楽しめるように書きたいところだけ書くみたいになるかもしれないのでストーリーは面白くないかもです!!!ごめんなさい!!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる