投資初心者の僕が株に手を出した訳(資産形成:僕は僕のお金を育てて見せる)

伊織 蒼司

文字の大きさ
2 / 383

FPとの出会い(1時限目)

しおりを挟む



僕は火災保険を調べた。でも築20年以上の家が入れそうなものはなかなかヒットしない。

「はあー」
僕は溜息をつく。そして、あまり気が進まないが全国ネットで一斉資料送付を試みた。

その日のうちにオペレーターの女性から連絡が入り、僕は聞かれるがままに答えた。

「最後になりますが、伊織さまのお住まいの担当が直にお伺いしてもよろしいでしょうか?」
やった、助かる。資料だけじゃ加入するのも、加入したあとも不安だったんだ。
僕は心の中でガッツポーズをした。


約束した日のジャストオンタイムでその人はやって来た。

チャイムの音に僕は来た!と身構えた。
ただ成績の為に売りに来るような人だったらどうしようかと不安がよぎった。

その人は代々木さんと名乗った。代々木さんは僕の要望、不安をすべて聞くと、国内の火災保険を勧めてくれた。そして僕の話した内容でいくつか保険会社に加入できるかの確認が必要だと言った。僕は次回のアポを取り付けた。
僕たちの話はそこで終わりのはずだった。

僕はふと代々木さんの胸につけているバッジに気がついた。あれは・・・。

「代々木さん、FPの資格お持ちなんですね」
「わたしがFPの資格を取ろうと思うまで3年掛かりました。内容はよくわからないし」
僕はそんなに代々木さんに関心を持ったわけではない。
保険屋は売って何ぼの商売だ。この人だって同じ。だから火災保険に加入したらそれでお終いにするつもりだった。

ところが代々木さんは話好きなのか色々な話題で僕の関心を擽り、警戒心を持っていた僕はなぜか自分の親族との関係や相続の話までしてしまっていた。

「すみません。火災保険に関係ないのに」
僕は本気でそう思った。ところが・・・。
「FPはお金に関する様々なことを学ぶんです。何でも相談してください」
その一言に、僕は安心感を覚えた。

あれよあれよと言う間にそれから2時間も僕は代々木さんと話をしていた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】

星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。 だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。 しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。 王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。 そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。 地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。 ⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...