1 / 15
第一章
第0話 目が覚めたら、お城に向かう途中でした
しおりを挟む
ここのところ、よく眠れていない日が多かった。
その日も確か、ほとんど眠れないまま取材を終え、終電ギリギリまで会社で記事を書いていた。かけてあった「これ逃したら泊まり!終電用デッドアラーム」で会社を飛び出し、人気のない車両でなんとか間に合った安心感とともに意識を手放したのだ。
「……」
その割に、お尻が痛かった。かなり。
「フリージア様、もうすぐ王宮へ到着します」
なんて可愛らしい名前なんだろう。こんな名前の子、きっと顔も可愛いに違いない。いや、むしろ違ったらそれはそれでネタになるかも……。
と思いながら、まだ目を開けずにいたら、トントン、と肩を叩かれた。
「…?」
そして私は、言葉を失ったのだ。
第0話 目が覚めたら、お城に向かう途中でした
「あの…」
やけに近い距離の男の人だ。しかもその人にもたれかかっていたらしく、すみませんと小声で呟いて身体を起こした。クスッ、と向かいの席の女性が笑う。
「フリージア様ったら、昨日は緊張して眠れなかったんですって。お可愛らしい」
「エミリー。お嬢様に失礼だろう」
「だって、ようやくこの日が来たんですもの。私も楽しみにしておりました。……ノワール王子との婚約の儀を!」
そう言ってエミリーと呼ばれた女性は手を胸の前で組んで、心底嬉しそうな顔をした。可愛らしい人。私は今までもたれていたほうとは反対側に頭を傾けて、目を閉じる。
ゴン!
と、鈍い音がして、頭を手すりか何かにぶつけたのがわかった。ズキズキと痛むそこをさすると、エミリーさんは大袈裟に反応する。
「お嬢様!」
「もう。そそっかしいんですから、寝るならこちら側にと言っているでしょう」
「そうじゃないわよ。もう起きる時間ですから。ね、フリージア様」
そう言って、女性が私の服のすそを捲り上げた。
「ひい!?」
思わず変な悲鳴が出て、隣の人に助けを求める。
「な、何ですかあなた!?」
「フリージア様! 寝ぼけていらっしゃるのかしら…」
急に拒絶された女性は怯んだように見えたが、なおもわたしの足を掴んで(このときわたしはなぜか裸足であった)、真っ白なヒールをあてがった。
「なに……なんなの…」
パニック気味のわたしは、咄嗟に目をギュッと閉じた。すう、はあ、と一定のリズムで呼吸を繰り返す。隣の人が「大丈夫ですか」と言い、背中をさすってくれた。
目を閉じたまま、わたしはいま見えた情報を整理することにした。
まず、どう見てもこの中はあの見慣れた電車の風景ではなかった。こう考えている間もお尻は痛い。
次に、目の前の女性だ。真っ先に目に入った彼女の服装は、黒いワンピースに白のエプロン、いわゆるメイド服と呼ばれるものだった。
そして私がもたれかかっていた男性。軽装ではあったけれど、奥の方に剣っぽい何かが見えた。
極め付けは、淡いグリーンのドレスに身を包んだ自分だ。一瞬見えた自分の髪の毛は思いもよらない長さで、しかも淡い金色に輝いていた。
なんだ。夢か……。
それなら合点がいく。疲労感+乗り過ごせない緊張感できっと変な夢を見ているんだ。そう考えると少し楽になった。ゆっくり目を開けると、心配そうに目の前の女性が私を見上げている。無理して口角を上げると、ほっとしたような表情を見せた。
「お嬢様。御気分が優れないなら少し休憩しますか。近くに湖があります」
「レオナルド、駄目よ。ノワール様を待たせることになるわ」
「このぐらいなら文句は言われないさ」
「ありがとうございます。そうしてもらえると……」
レオナルドさんはすぐさま御者にそのことを伝え、馬車は通りがけにある湖で停まった。エミリーさんにあらためて靴を履かせてもらいお礼を言う。ニコッと彼女が微笑んだから、きっとかねてからの関係も良好なんだろう。先に降りたレオナルドさんが手を差し伸べて、軽く頭を下げてその手を取った。日頃スニーカーばかり履いていたせいか、少し歩くのがぎこちない。
馬が2頭繋がれていて、やはり自分が乗っていたのは電車じゃないんだなと思う。側に寄ろうとすると危ないから、と止められた。
あきらめて湖のそばに寄り、水面を覗き込む。正直、怖かった。金髪になんて染めたことがない。よくて茶色だが、日本人顔の自分に似合うのか不安だった。
「わっ…!」
グロテスクな画を覚悟したが、それは杞憂だった。どこからどう見ても別人だ。終電で疲れた顔の20代OLじゃない。それに、なんだか……アニメっぽさを感じる。金髪だからそう見えるだけなのかもしれないけど。
「外の空気を吸ったら少し楽になりました」
「そうですか。…」
もしかして敬語はダメだったかしらと「ありがとう」と付け加える。ほっとしたような顔になったから、おそらくこれが正解だ。
「ノワール様にお会いするとき、なんて言ったらいいのかな…」
「フリージア様ったら。昨日も一晩中それで悩んでおられましたよ。ほら、こちらを」
そう言って本を取り出す。また試練が訪れた。この洋風な雰囲気、あきらかに日本ではない。果たして本が読めるのか……!? なんかいいところのお嬢様っぽいし、今更字が読めないとなったらまずいのでは……と思ったが。
「日本語…!?」
「?」
その問題はなんなくクリアされた。読める読める。なんだ、それなら大丈夫そうだ! そういえばこの人たちとも日本語で話せているし、さすが夢といったところだろうか。
本の自己紹介によると、私の名前はフリージア・ダルトワ。本当はすごく長い名前らしいけれど、これだけ記されていたからそう名乗ることにする。
公爵家の一人娘で、家のために王族であるノワールのもとへ嫁ぐことが決まったらしい。彼は現国王の弟の子どもらしいが、かなり……美形とのこと。
「フリージア様。そろそろ馬車に」
「あ、はい」
受け入れているわけではない。ただ、ワクワクが止まらないのだ。
「帰ったら変な体験したって夢占いの記事も書けるし、夢日記も、そして体験をもとにした小説だって…」
どうあがいても「ネタ」になる。
私の書く記事はまだまだ未熟だし、こんなのデスクに訊くまでもなく「ブログにでも書いとけ」案件だ。それでもワクワクしている自分がいる。こんなに面白い機会逃せるはずがないのだ。
「フリージア様~」
「今行きます!」
その日も確か、ほとんど眠れないまま取材を終え、終電ギリギリまで会社で記事を書いていた。かけてあった「これ逃したら泊まり!終電用デッドアラーム」で会社を飛び出し、人気のない車両でなんとか間に合った安心感とともに意識を手放したのだ。
「……」
その割に、お尻が痛かった。かなり。
「フリージア様、もうすぐ王宮へ到着します」
なんて可愛らしい名前なんだろう。こんな名前の子、きっと顔も可愛いに違いない。いや、むしろ違ったらそれはそれでネタになるかも……。
と思いながら、まだ目を開けずにいたら、トントン、と肩を叩かれた。
「…?」
そして私は、言葉を失ったのだ。
第0話 目が覚めたら、お城に向かう途中でした
「あの…」
やけに近い距離の男の人だ。しかもその人にもたれかかっていたらしく、すみませんと小声で呟いて身体を起こした。クスッ、と向かいの席の女性が笑う。
「フリージア様ったら、昨日は緊張して眠れなかったんですって。お可愛らしい」
「エミリー。お嬢様に失礼だろう」
「だって、ようやくこの日が来たんですもの。私も楽しみにしておりました。……ノワール王子との婚約の儀を!」
そう言ってエミリーと呼ばれた女性は手を胸の前で組んで、心底嬉しそうな顔をした。可愛らしい人。私は今までもたれていたほうとは反対側に頭を傾けて、目を閉じる。
ゴン!
と、鈍い音がして、頭を手すりか何かにぶつけたのがわかった。ズキズキと痛むそこをさすると、エミリーさんは大袈裟に反応する。
「お嬢様!」
「もう。そそっかしいんですから、寝るならこちら側にと言っているでしょう」
「そうじゃないわよ。もう起きる時間ですから。ね、フリージア様」
そう言って、女性が私の服のすそを捲り上げた。
「ひい!?」
思わず変な悲鳴が出て、隣の人に助けを求める。
「な、何ですかあなた!?」
「フリージア様! 寝ぼけていらっしゃるのかしら…」
急に拒絶された女性は怯んだように見えたが、なおもわたしの足を掴んで(このときわたしはなぜか裸足であった)、真っ白なヒールをあてがった。
「なに……なんなの…」
パニック気味のわたしは、咄嗟に目をギュッと閉じた。すう、はあ、と一定のリズムで呼吸を繰り返す。隣の人が「大丈夫ですか」と言い、背中をさすってくれた。
目を閉じたまま、わたしはいま見えた情報を整理することにした。
まず、どう見てもこの中はあの見慣れた電車の風景ではなかった。こう考えている間もお尻は痛い。
次に、目の前の女性だ。真っ先に目に入った彼女の服装は、黒いワンピースに白のエプロン、いわゆるメイド服と呼ばれるものだった。
そして私がもたれかかっていた男性。軽装ではあったけれど、奥の方に剣っぽい何かが見えた。
極め付けは、淡いグリーンのドレスに身を包んだ自分だ。一瞬見えた自分の髪の毛は思いもよらない長さで、しかも淡い金色に輝いていた。
なんだ。夢か……。
それなら合点がいく。疲労感+乗り過ごせない緊張感できっと変な夢を見ているんだ。そう考えると少し楽になった。ゆっくり目を開けると、心配そうに目の前の女性が私を見上げている。無理して口角を上げると、ほっとしたような表情を見せた。
「お嬢様。御気分が優れないなら少し休憩しますか。近くに湖があります」
「レオナルド、駄目よ。ノワール様を待たせることになるわ」
「このぐらいなら文句は言われないさ」
「ありがとうございます。そうしてもらえると……」
レオナルドさんはすぐさま御者にそのことを伝え、馬車は通りがけにある湖で停まった。エミリーさんにあらためて靴を履かせてもらいお礼を言う。ニコッと彼女が微笑んだから、きっとかねてからの関係も良好なんだろう。先に降りたレオナルドさんが手を差し伸べて、軽く頭を下げてその手を取った。日頃スニーカーばかり履いていたせいか、少し歩くのがぎこちない。
馬が2頭繋がれていて、やはり自分が乗っていたのは電車じゃないんだなと思う。側に寄ろうとすると危ないから、と止められた。
あきらめて湖のそばに寄り、水面を覗き込む。正直、怖かった。金髪になんて染めたことがない。よくて茶色だが、日本人顔の自分に似合うのか不安だった。
「わっ…!」
グロテスクな画を覚悟したが、それは杞憂だった。どこからどう見ても別人だ。終電で疲れた顔の20代OLじゃない。それに、なんだか……アニメっぽさを感じる。金髪だからそう見えるだけなのかもしれないけど。
「外の空気を吸ったら少し楽になりました」
「そうですか。…」
もしかして敬語はダメだったかしらと「ありがとう」と付け加える。ほっとしたような顔になったから、おそらくこれが正解だ。
「ノワール様にお会いするとき、なんて言ったらいいのかな…」
「フリージア様ったら。昨日も一晩中それで悩んでおられましたよ。ほら、こちらを」
そう言って本を取り出す。また試練が訪れた。この洋風な雰囲気、あきらかに日本ではない。果たして本が読めるのか……!? なんかいいところのお嬢様っぽいし、今更字が読めないとなったらまずいのでは……と思ったが。
「日本語…!?」
「?」
その問題はなんなくクリアされた。読める読める。なんだ、それなら大丈夫そうだ! そういえばこの人たちとも日本語で話せているし、さすが夢といったところだろうか。
本の自己紹介によると、私の名前はフリージア・ダルトワ。本当はすごく長い名前らしいけれど、これだけ記されていたからそう名乗ることにする。
公爵家の一人娘で、家のために王族であるノワールのもとへ嫁ぐことが決まったらしい。彼は現国王の弟の子どもらしいが、かなり……美形とのこと。
「フリージア様。そろそろ馬車に」
「あ、はい」
受け入れているわけではない。ただ、ワクワクが止まらないのだ。
「帰ったら変な体験したって夢占いの記事も書けるし、夢日記も、そして体験をもとにした小説だって…」
どうあがいても「ネタ」になる。
私の書く記事はまだまだ未熟だし、こんなのデスクに訊くまでもなく「ブログにでも書いとけ」案件だ。それでもワクワクしている自分がいる。こんなに面白い機会逃せるはずがないのだ。
「フリージア様~」
「今行きます!」
0
あなたにおすすめの小説
花嫁召喚 〜異世界で始まる一妻多夫の婚活記〜
文月・F・アキオ
恋愛
婚活に行き詰まっていた桜井美琴(23)は、ある日突然異世界へ召喚される。そこは女性が複数の夫を迎える“一妻多夫制”の国。
花嫁として召喚された美琴は、生きるために結婚しなければならなかった。
堅実な兵士、まとめ上手な書記官、温和な医師、おしゃべりな商人、寡黙な狩人、心優しい吟遊詩人、几帳面な官僚――多彩な男性たちとの出会いが、美琴の未来を大きく動かしていく。
帰れない現実と新たな絆の狭間で、彼女が選ぶ道とは?
異世界婚活ファンタジー、開幕。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
甘い匂いの人間は、極上獰猛な獣たちに奪われる 〜居場所を求めた少女の転移譚〜
具なっしー
恋愛
「誰かを、全力で愛してみたい」
居場所のない、17歳の少女・鳴宮 桃(なるみや もも)。
幼い頃に両親を亡くし、叔父の家で家政婦のような日々を送る彼女は、誰にも言えない孤独を抱えていた。そんな桃が、願いをかけた神社の光に包まれ目覚めたのは、獣人たちが支配する異世界。
そこは、男女比50:1という極端な世界。女性は複数の夫に囲われて贅沢を享受するのが常識だった。
しかし、桃は異世界の女性が持つ傲慢さとは無縁で、控えめなまま。
そして彼女の身体から放たれる**"甘いフェロモン"は、野生の獣人たちにとって極上の獲物**でしかない。
盗賊に囚われかけたところを、美形で無口なホワイトタイガー獣人・ベンに救われた桃。孤独だった少女は、その純粋さゆえに、強く、一途で、そして獰猛な獣人たちに囲われていく――。
※表紙はAIです
騎士団寮のシングルマザー
古森きり
恋愛
夫と離婚し、実家へ帰る駅への道。
突然突っ込んできた車に死を覚悟した歩美。
しかし、目を覚ますとそこは森の中。
異世界に聖女として召喚された幼い娘、真美の為に、歩美の奮闘が今、始まる!
……と、意気込んだものの全く家事が出来ない歩美の明日はどっちだ!?
※ノベルアップ+様(読み直し改稿ナッシング先行公開)にも掲載しましたが、カクヨムさん(は改稿・完結済みです)、小説家になろうさん、アルファポリスさんは改稿したものを掲載しています。
※割と鬱展開多いのでご注意ください。作者はあんまり鬱展開だと思ってませんけども。
追放された悪役令嬢はシングルマザー
ララ
恋愛
神様の手違いで死んでしまった主人公。第二の人生を幸せに生きてほしいと言われ転生するも何と転生先は悪役令嬢。
断罪回避に奮闘するも失敗。
国外追放先で国王の子を孕んでいることに気がつく。
この子は私の子よ!守ってみせるわ。
1人、子を育てる決心をする。
そんな彼女を暖かく見守る人たち。彼女を愛するもの。
さまざまな思惑が蠢く中彼女の掴み取る未来はいかに‥‥
ーーーー
完結確約 9話完結です。
短編のくくりですが10000字ちょっとで少し短いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる